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インヒビン

索引 インヒビン

インヒビン(inhibin)とは、雌では顆粒膜細胞、雄ではセルトリ細胞から分泌される糖タンパク質ホルモンである。インヒビンは卵胞刺激ホルモン(FSH)によって合成、放出が促進され、血中に放出されたインヒビンはフィードバック作用によって下垂体前葉に直接作用してのFSHの分泌を特異的に抑制する。通常雌ではインヒビンの作用により下垂体からのFSHの放出は抑制されているが、排卵によりインヒビン分泌が抑制されることにより、FSHが急激に放出される。インヒビンの血中濃度はFSHの濃度 変化と逆相関し、主席卵胞の発育とともに増加し、発情期に最高値を示し、排卵後に急激に低下する。.

9 関係: 卵胞刺激ホルモンホルモンアクチビンセルトリ細胞糖タンパク質顆粒膜細胞脳下垂体排卵性的興奮

卵胞刺激ホルモン

卵胞刺激ホルモン(らんほうしげきホルモン,, FSH)または濾胞(ろほう)刺激ホルモンは脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞で合成・分泌されるホルモンである。卵巣内で未成熟の卵胞の成長を刺激し成熟させる。卵胞は成長するとインヒビンを分泌しFSH産生を遮断する。男性において、FSHは精巣のセルトリ細胞のアンドロゲン結合タンパク質の産生を増幅し、これは精子形成に重要である。.

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ホルモン

ホルモン(Hormon、hormone)は、狭義には生体の外部や内部に起こった情報に対応し、体内において特定の器官で合成・分泌され、血液など体液を通して体内を循環し、別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質を指す生化学辞典第2版、p.1285 【ホルモン】。ホルモンが伝える情報は生体中の機能を発現させ、恒常性を維持するなど、生物の正常な状態を支え、都合よい状態にする生化学辞典第2版、p.1285 【ホルモン作用】重要な役割を果たす。ただし、ホルモンの作用については未だわかっていない事が多い。.

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アクチビン

アクチビン (activin) は卵胞刺激ホルモン (FSH) の合成と分泌を促進し、月経周期を調節する役割を持ったペプチドである。インヒビンとは逆の作用を持つ。性腺、下垂体、胎盤や他の臓器で産生される。.

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セルトリ細胞

ルトリ細胞(せるとりさいぼう、Sertoli cell)は、精上皮の基底側から管腔側に向かって伸びる柱状の細胞。Sertoli細胞とも表記される。1865年にパヴィア大学のにより精巣から発見され、彼にちなんで命名された。 セルトリ細胞は形態的に基底部とセルトリ細胞幹より構成される。滑面小胞体に富む。セルトリ細胞は精細胞の支持、栄養供給、種々のタンパク質の分泌、精子離脱の補助、貪食作用、免疫学的障壁などの機能を有する。セルトリ細胞はインヒビン、トランスフェリン、セルロプラスミンなどを分泌する。血液精巣関門は形態学的にはセルトリ細胞間に形成される密着結合帯である。.

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糖タンパク質

糖タンパク質(とうたんぱくしつ、glycoprotein)とは、タンパク質を構成するアミノ酸の一部に糖鎖が結合したものである。動物においては、細胞表面や細胞外に分泌されているタンパク質のほとんどが糖タンパク質であるといわれている。 タンパク質のアミノ酸の修飾では、アスパラギンに結合したもの(N結合型)とセリンやスレオニンに結合したもの(O結合型、ムチン型)の2種類が頻繁に観察される。 糖タンパク質に結合している糖鎖を成す糖の種類はそれほど多くなく、よく見られるものはグルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、N-アセチルノイラミン酸、キシロースなど7~8種程度である。構造様式もある程度限られており、その中のわずかな構造の違いが識別され、精密に認識されて様々な生命現象が制御されている。.

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顆粒膜細胞

顆粒膜細胞(かりゅうまくさいぼう)とは、卵子の周囲を取り巻く細胞。.

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脳下垂体

脳下垂体(のうかすいたい)または下垂体(かすいたい)は、脊椎動物の体に存在する内分泌器官の1つである。脳に接して、脳の直下(腹側)に存在し、脳の一部がぶら下がっているように見えることからこの名がある。.

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排卵

排卵(はいらん)とは、成熟した卵胞が裂けて卵子(正確には卵母細胞)を放出する月経周期の過程であり、生殖に関与している。排卵は発情周期を持つ動物でも起こり、月経周期を持つ動物とは基礎的な部分に多くの違いがある。 注:この記事では主にヒトの排卵について言及する。ヒト以外の排卵については結論で手短に述べる。.

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性的興奮

性的興奮(せいてきこうふん)とは、生殖活動に伴う興奮状態であり、動物の多くが発情中の異性の臭気や特異な行動によって引き起こされる生理学的ないしは心理学的な現象である。人間を含む霊長類に至っては、様々なシンボルによっても興奮することが確認されている。.

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