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インスタレーション

索引 インスタレーション

インスタレーション とは、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。ビデオ映像を上映して空間を構成することもあれば(ビデオ・インスタレーション)、音響などを用いて空間を構成する(サウンド・インスタレーション)こともある。 空間全体が作品であるため、鑑賞者は一点一点の作品を「鑑賞」するというより、作品に全身を囲まれて空間全体を「体験」することになる。鑑賞者がその空間を体験(見たり、聞いたり、感じたり、考えたり)する方法をどのように変化させるかを要点とする芸術手法である。最初はおもに彫刻作品の展示方法の工夫や、ランドアート・環境芸術の制作、パフォーマンスアートの演出に対する試行錯誤から誕生したが、次第に彫刻などの枠組みから離れ、独自の傾向を見せるようになったため独立した表現手法として扱われるようになった。.

69 関係: 吉岡徳仁塩田千春大韓民国宮島達男山本圭吾 (芸術家)川俣正中国広場住宅彫刻ミン・ウォンマルセル・デュシャンハプニングメルツバウランド・アートレディ・メイドヴァネッサ・ビークロフトトーマス・ヒルシュホルンブライアン・イーノパフォーマンスアートビルディングビデオ・インスタレーションダダイスムアネット・メサジェアラン・カプローアルテ・ポーヴェラアンディ・ウォーホルアンディー・ゴールズワージーアニッシュ・カプーアイリヤ・カバコフインストールイ・ブルオーギュスト・ロダンオブジェギャラリー (美術)クリストクルト・シュヴィッタースコマーシャルメッセージコンピュータコンセプチュアル・アートジャンク・アートジェームズ・タレルスペンサー・チュニックスライドショーサイトスペシフィック・アート写真具体美術協会勅使河原宏素描美術...美術商美術館絵画環境アート荒木経惟草間彌生資生堂近代美術と現代美術舞台美術柿崎順一横尾忠則水谷勇夫映像1950年代1954年1960年代1970年代2005年20世紀美術 インデックスを展開 (19 もっと) »

吉岡徳仁

吉岡 徳仁(よしおか とくじん、1967年1月20日)は、日本のデザイナーである。 デザイン、建築、現代美術の領域において活動し、詩的かつ実験的な作品は、国際的に高く評価されている。 国際的なアワードを多数受賞し、作品はニューヨーク近代美術館(アメリカ)やポンピドゥー・センター (フランス)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)など、世界の主要美術館に永久所蔵されている。 アメリカNewsweek誌による「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれている。.

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塩田千春

塩田 千春(しおた ちはる、1972年-)は、ベルリン在住の現代美術家。大阪府岸和田市出身。2010年度より京都精華大学客員教授 。 大阪府立港南造形高等学校卒業。京都精華大学洋画科卒業。1993年からオーストラリア国立大学(ANU)キャンベラスクールオブアートに交換留学生として留学。1996年、ハンブルク美術大学(HfbK)に入学。1997年から99年まで、ブラウンシュバイク美術大学(HBK)にてマリーナ・アブラモヴィッチに師事。1999年から2003年までベルリン芸術大学(UDK)にてに師事する。 2008年には、平成19年度 芸術選奨新人賞、平成19年度 咲くやこの花賞 美術部門受賞。 2015年には第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で日本代表に選出され「掌の鍵」を日本館で展示した。 金沢21世紀美術館には『記憶の部屋』という旧ベルリンの窓を集めて作った作品がある。.

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大韓民国

大韓民国(だいかんみんこく、대한민국、漢字: 大韓民國)、通称韓国(かんこく)は、朝鮮半島(韓半島)南部を実効支配する東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家。 憲法上は鴨緑江、豆満江以南の「朝鮮半島及び付属島嶼」全域を領土とするが、現在、北緯38度付近の軍事境界線以北は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の統治下にあり施政権は及んでいない。朝鮮戦争で争った北朝鮮とは1953年に休戦したが、その後も断続的に軍事的対立や小規模な衝突が発生している。 政治面は1980年代半ばまで独裁体制が取られていたが、1987年の民主化宣言によって成立し、現在まで続いている第六共和国憲法に基づく体制は民主主義政体と評価される。 経済面は1960年代前半まで世界最貧国グループにあったため朝鮮戦争で荒廃した韓国は、当時1人あたりの国民所得が日本の5分の1に満たず世界の最貧国に数えられていた。一方、北朝鮮は経済の5カ年計画(*)に成功し、1人あたりの国民所得が韓国の2倍を超えていた。NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像 -世界の中で- 第1回「信頼回復への道」2015年6月19日放送。(*)北朝鮮はソ連型の計画経済を導入した。当時の韓国の一人あたりの国民所得は、日本の五分の一に満たない82ドルで、朝鮮戦争の荒廃から立ち直っておらず、世界の最貧国のひとつだった。NHK さかのぼり日本史「戦後“経済外交”の軌跡」第三回 経済援助 積み残された課題 2012年4月17日放送、キャスター 石澤典夫、解説 学習院大学教授 井上寿一。、独自に資金や技術を調達できなかった岩田勝雄,, 立命館大学コラム「あすへの話題」2006年7月(第44回).

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宮島達男

宮島 達男(みやじま たつお、1957年1月16日 - )は、東京都江戸川区出身、日本の現代美術家シンヴィング 679号(2011年1月22日発行).

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山本圭吾 (芸術家)

山本 圭吾(やまもと けいご、Keigo Yamamoto、1936年2月4日 - )は、ナム・ジュン・パイクとともにビデオ・アートを代表する日本のアーティスト(現代美術家)である。福井県足羽郡出身。.

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川俣正

川俣 正(かわまた ただし、1953年7月24日 - )は、北海道三笠市出身の芸術家、造形作家。作品は日本のみならず、世界各国で展開されている。 作品制作スタイルについては、ワーク・イン・プログレスと呼ばれるプロジェクトを組み、現地で制作されることが特徴。国内でのワーク・イン・プログレス例としてはコールマイン田川(福岡県田川市)、ワーク・イン・プログレス豊田(愛知県豊田市美術館)、直島スタンダード2や越後妻有トリエンナーレ等がある。東京藝術大学教授などを経て、現在、フランス国立高等美術学校教授。 クリエイティブオフィスキュー所属のパーソナリティ・北川久仁子は従妹。.

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中国

中国(ちゅうごく)は、ユーラシア大陸の東部を占める地域、および、そこに成立した国家や社会。中華と同義。 、中国大陸を支配する中華人民共和国の略称として使用されている。ではその地域に成立した中華民国、中華人民共和国に対する略称としても用いられる。 本記事では、「中国」という用語の「意味」の変遷と「呼称」の変遷について記述する。中国に存在した歴史上の国家群については、当該記事および「中国の歴史」を参照。.

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広場

ミラノのドゥオモ広場 広場(ひろば)は、都市において主として多くの人が集まるために設けられた、広く平らな場所・歩行者空間のことである。.

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住宅

住宅(じゅうたく)は、人の居住を用途とする建築物。「住居」とも言う。生活範囲となる環境を含める場合もある。 ひとつの敷地に一世帯が居住する「一戸建(て)」(戸建(て)、個人住宅とも言う。建築基準法においては専用住宅)と、複数世帯が居住する「集合住宅」(建築基準法においては共同住宅)とに大別される。また、自己が所有し居住する持ち家と、他人が所有する住宅を借りて居住する貸家(貸間)・賃貸住宅に分けることもできる。 その形には、社会の変化に応じて流行もあり、和風住宅、洋風、欧風住宅といった呼び名があり、また、高齢者の在宅ケアなどのための同居する人が増えるようになり、二世帯、三世帯住宅や、高齢者住宅、バリアフリー住宅といった呼称も出てきた。.

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彫刻

彫刻(ちょうこく)とは、木、石、土、金属などを彫り刻んで、物の像を立体的に表すこと。または、それらの表面に書画や図版などを掘り込むこと。あるいは美術的な鑑賞を目的として、様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。また、その表現領域を指す。以下では西洋美術の概念における、芸術作品としての彫刻(スカルプチャー、英語:sculpture)について述べる。 硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、carving)と呼び、それに対して、可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑(モデリング、modeling)という。彫塑で作られた作品を特に塑像と呼び分けることもある。 使われる素材は、石、木、土、フェルト、石膏、紙、繊維、金属(鉄、銅など)、樹脂、ガラス、蝋など、多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。 彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など具体物であった(具象彫刻)が、20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。 現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の概念では収まらないケースもあり、それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ拡散したものは、特に「空間表現」や「インスタレーション」と呼び分けられる。.

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ミン・ウォン

ミン・ウォン(Ming Wong、1971年 - )は、シンガポール共和国とドイツ共和国のベルリンを拠点として居住、活動している。男性。 主に1970年代や1980年代の映画を模倣した映像を制作し、複数のスクリーンや鏡を使用した展示をする。また、ミン・ウォン自身が映像作品に出演し、男女ともに複数の役を演じることもある。 2009年の第53回ベネチア・ビエンナーレでは、シンガポール出身の作家としては初めて、審査員特別賞 (Special mention) を受けた。 2011年には東京都品川区の原美術館にて、日本で最初の個展「ミン・ウォン ライフ オブ イミテーション」が開催された。その際に展示されたのは、第53回ベネチア・ビエンナーレで審査員特別賞を受賞したシンガポールパビリオンを原美術館に合わせて再構成したものであった。.

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マルセル・デュシャン

デュシャン マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887年7月28日 - 1968年10月2日)は、フランス生まれの美術家。20世紀美術に決定的な影響を残した。画家として出発したが、油彩画の制作は1910年代前半に放棄した。チェスの名手としても知られた。ローズ・セラヴィ(Rrose Sélavy)という名義を使ったこともある。2人の兄、ジャック・ヴィヨン(Jacques Villon, 1875年 - 1963年)とレイモン・デュシャン=ヴィヨン(Raymond Duchamp-Villon, 1876年 - 1919年)も美術家。1955年、アメリカに帰化した。.

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ハプニング

ハプニングは、1950年代から1970年代前半を中心に、北米・西ヨーロッパ・日本などで展開された、ギャラリーや市街地で行われる非再現的で一回性の強いパフォーマンスアートや作品展示などを総称するのに用いられる美術用語。ハプニングの創始者と言われているアラン・カプローによると「きまった時間と空間の中で演じられる点では演劇に関連をもった芸術形式」。.

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メルツバウ

メルツバウ(Merzbau)とはドイツ人美術家クルト・シュヴィッタース(Kurt Schwitters, 1887-1948)によって起こされた、ダダに付随する芸術運動。1920年代にドイツのハノーファーより発生した。彼が手がけた立体建築的な作品は日本語では「メルツ建築」とも言う。 第一次大戦以後、ダダイスムの影響は世界的に伝播し、発祥地のニューヨークとチューリッヒから、ヨーロッパ全土へと広がっていった。ドイツにおける主要な人物がクルト・シュビッタースであり、彼は自らの芸術作品を「メルツ(Merz)」という意味のない言葉で呼んだ。メルツの語源は「コメルツバンク」(Kommerzbank)という銀行の名から。 1920年代を通じ、彼は造形した建築的に規模の大きな構成作品を「メルツバウ」(Merzbau)と名付けた。ナチス・ドイツにより破壊を受け、作品は現存しないが、残された写真では巨大な立体構成が見える。一部の作品は1980年代に再現されたが大聖堂を思わせる列柱は空間からキュビズム的にせり出し、根本的に新しい空間を示している。 クルト・シュビッタースはナチスの圧力から逃れ、ノルウェーに移り次のメルツバウを制作したが、程なくドイツ軍がノルウェーへ侵攻し、その構成作品をやむなく放棄せねばならなくなった。メルツバウ作品を制作し続ける為、彼は更にイギリスへ渡るが、最後の大作は未完に終わる。.

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ランド・アート

ランド・アート (land art)とは、岩、土、木、鉄などの「自然の素材」を用いて砂漠や平原などに作品を構築する美術のジャンル、またはその作品のこと。 規模の大きなものは、アース・アート (earth art)、アースワーク (earthworks)などとも呼ばれるが、その区別は厳密ではない。.

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レディ・メイド

レディ・メイド(Ready-made)とは、既製品のこと。反対語はオーダーメイド。.

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ヴァネッサ・ビークロフト

ヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft )(1969年4月25日生まれ)は、イタリア人の現代パフォーマンスアーティストである。ビークロフトはアメリカ合衆国で活動している。ビークロフトの作品の多くは、活人画のようなもので、プロのモデルによるものであるが、時には大人数によるものもあり、時には裸か、ほぼ裸でなされる。.

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トーマス・ヒルシュホルン

トーマス・ヒルシュホルン(Thomas Hirschhorn、1957年5月16日 - ベルン)は、フランス・パリを中心に活動するスイス出身のインスタレーション作家である。.

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ブライアン・イーノ

ブライアン・イーノ(Brian Eno、本名:Brian Peter George St., 1948年5月15日 - )は、イギリス・サフォーク州のウッドブリッジ出身の、男性音楽家である(イーノ本人は自らを「ノン・ミュージシャン」と呼んでいる)。作曲家、プロデューサー、音楽理論家である。ソロの音楽家としてはおそらく、「アンビエント・ミュージック(環境音楽)」の先駆者として知られている。ちなみに、同じく音楽家として活動しているロジャー・イーノはブライアンの実弟である。.

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パフォーマンスアート

ヨゼフ・ボイスによるパフォーマンス(1978年) パフォーマンスアート(performance art)は、芸術家自身の身体が作品を構成し、作品のテーマになる芸術である。また、特定の場所や時間における、ある個人や集団の「動き」が作品を構成する芸術の一分野である。パフォーマンスアートは美術・視覚芸術の一分野であるが、絵画や彫刻等のような、物体が作品を構成する芸術とは異なったものである。.

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ビルディング

ビルディング(w:building).

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ビデオ・インスタレーション

ビデオ・インスタレーション(Video installation)は現代美術における表現手法・ジャンルの一つで、ビデオによる映像を用いて、観客のいる周囲の環境を変容させ、観客に影響を与えるというもの。ビデオを使った芸術であるビデオアートと、場所や空間全体を作品化して体験させる芸術であるインスタレーションを組み合わせたものである。 その起源はビデオアートの誕生した1960年代に遡るが、デジタルビデオやプロジェクタなどの普及により、空間全体に映像を投影する映像機器の入手が簡単となり、ビデオ・アートやインスタレーションの大きな割合を占めるようになっていった。ビデオ・インスタレーションは、ギャラリーや美術館などの美術展示用スペースだけでなく、ビルや廃墟など建物の内外、都市空間に至るまであらゆる場所で展示されている。展示に必要なものは映像機器のほか、電源と暗さが必要とされる。映像だけでなく、立体作品、音響、パフォーマンスアートを組み合わせる方法もある。 ビデオ・インスタレーションに用いられる手法の一つとして、複数のプロジェクタを使って複数の映像を同時に上映し、映画のような直線的な叙述だけではなく映像相互が絡み合って物語を作るというものがある。また物語構造の中に、鍵となる要素として上映に使われる特定の空間を取り込むこともできる。この場合、空間全体に映像の世界が広がり、強い没入感のある環境を作り出すことができる。さらに、映像の上映の中に観客の関与を求めてゆくと、観客の行動が映像や空間に変化を与えるインタラクティブアートにも重なってゆく。 ビデオ・インスタレーションの先駆者としては、テレビを彫刻のように組み合わせて映像を上映するナム・ジュン・パイクがいる。パイクはテレビの数を増やしてゆき、壁状や塔状に組み合わせて没入感のある環境を構成していった。 1970年代に入ると、ビル・ヴィオラが展示室の中央に置いた大きなスクリーンや展示室の壁面全体に映像を投影し、セリフなどをそぎ落として人生、生死、宗教体験などをテーマにした物語を作り、ビデオ・インスタレーションの分野における巨匠となった。同じ頃に登場したゲイリー・ヒルは、映像機器をさまざまに使用して、言葉やテキストも用い、インタラクティブ性の強い映像を作り上げた。 1990年代以後は、彫刻に目や口などの小さな映像を投影するという手法を用いるようになったアメリカのトニー・アウスラー、マルチスクリーンを用いたインスタレーションを行うイギリスのサム・テイラー=ウッド、イラン社会の女性などをテーマにした映画のような映像を上映するイラン出身のシリン・ネシャットらが出ており、世界中の作家がビデオ・インスタレーションの制作・展示を行っている。 Category:コンテンポラリーアート Category:メディアアート Category:美術の技法 Category:ビデオアート Category:インスタレーション・アート.

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ダダイスム

ダダイスム(Dadaïsme)は、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。ダダイズム、あるいは単にダダとも呼ばれる。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。ダダイスムに属する芸術家たちをダダイストとよぶ。.

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アネット・メサジェ

アネット・メサジェ(Annette Messager、1943年11月30日-)は、フランスの美術家。雑誌や刺繍、ぬいぐるみといった身近な小物を使った作品から機械仕掛けの大規模なインスタレーションまで手がけている。.

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アラン・カプロー

アラン・カプロー(Allan Kaprow 1927年8月23日 - 2006年4月5日)は、アメリカ合衆国の芸術家。カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。 1950年代から1960年代にかけ、ギャラリーや市街地で、観客や一般人を不意に巻き込む身体パフォーマンスやゲリラ的作品展示「ハプニング」を仕掛け、その創始者及び命名者となった。同時に、ハプニングと「環境芸術」の発展と理論化に貢献し、フルクサスなど後に続くパフォーマンスアートの芸術運動に大きな影響を与えた。また、日本の芸術集団、具体美術協会による初期のパフォーマンスを、彼の活動に先立つ「ハプニングの先駆例」として大きく評価している。彼の200以上に及ぶハプニングの数々は年々進化し、近年のよりユーモラスで日常生活とほぼ見分けが付かないほどの形式に至っている。 ニュージャージー州生まれ。コロンビア大学でメイヤー・シャピロから美術史を学び、その後ジョン・ケージのもとで作曲を学んだ。特にケージの「チャンス・オペレーション」など偶然性を利用した作曲理論や、彼がブラック・マウンテン・カレッジで実践していた音楽、美術、ダンスなどを合わせた即興的な総合芸術が彼に与えた影響は大きかった。1959年10月、ニューヨーク・ルーベン画廊で行った展覧会『6つのパートからなる18のハプニングス』(18 Happenings in 6 Parts)ではじめてパフォーマンスを行ったが、これがハプニングという表現方法と「ハプニング」という用語の登場の起源とされる。後に彼はジム・ダインやクレス・オルデンバーグ、ジョージ・シーガルらとハプニングを各所で仕掛けることとなる。 カプローの活動の目的は「生活と芸術の統合」であり、日常性や即興性、演劇性を取り入れた表現活動の模索であった。彼は一般人や観客を巻き込み、街中に突如大量のゴミや異物を出現させる「ハプニング」を通して、芸術と日常生活の分離状態を破り、芸術家と観客の間の境界線や、演じる者と見る者の間の区別をあいまいにしてしまうことを狙った。またハプニングを続けるうちに、演者と観客の関係のみならず、演者の身体を取り巻く場所や空間などの「環境」、街に置く物体や演者がハプニングにおいて使う道具である「装置」を意識し始めたことで、環境芸術やインスタレーションの先駆者ともなり、後のパフォーマンスアートのあり方に影響を及ぼしている。 彼はエッセイ『芸術になれない芸術』の中で提唱した「un-art」(非=芸術)のアイデアでも知られる。.

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アルテ・ポーヴェラ

アルテ・ポーヴェラ(イタリア語:Arte Povera、和訳『貧しい芸術』)は、イタリア人の美術評論家、キュレーターであるジェルマーノ・チェラントが1967年に企画した「アルテ・ポーヴェラ、Im空間」展において命名された、1960年代後半のイタリアの先端的な美術運動。.

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アンディ・ウォーホル

ピッツバーグにあるウォーホルの子供時代の家 アンディ・ウォーホル(Andy Warhol、1928年8月6日 - 1987年2月22日)はアメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手。銀髪のカツラをトレードマークとし、ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けたマルチ・アーティスト。本名はアンドリュー・ウォーホラ(Andrew Warhola)。.

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アンディー・ゴールズワージー

アンディー・ゴールズワージー(Andy Goldsworthy, 1956年7月26日 - )は、スコットランド在住の芸術家で写真家。イギリス・チェシャー生まれ。 石、枝、棘、土、雪、氷柱、植物など、周囲の自然環境の中で見つけた自然物を素材として使用し、自然環境(エンバイロンメンタル)のなかで、場の特異性(サイトスペシフィック)を活かした、彫刻やランドアートを制作する。それらの作品は著しく壊れやすく、その変化自体も作品と呼べる。また“Moonlit Path” や “Chalk Stones” (2002年)のような最近の大型作品においては、重機を利用して制作をしたが、基本的に彼は素材を準備したり制作をするのに、自らの手や自然の中で見つけた自然物の道具を使い制作monotone。 1993年、ブラッドフォード大学から名誉学位を授与。2000年には、英国OBEに任命される。.

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アニッシュ・カプーア

アニッシュ・カプーア (Anish Kapoor、1954年3月12日 - )は、インド、ボンベイ(現ムンバイ)出身の現代彫刻家。同世代の彫刻家の中で非常に注目されているうちの1人である。ロンドンに在住している。作品はシンプルな形状の立体であるが、表面に光を反射する金属や光を吸収する染料などを用いており、見る者の視覚に強い影響を与えている。.

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イリヤ・カバコフ

イリヤ・カバコフ(Илья Иосифович Кабаков、1933年9月30日ー )は、現在はアメリカ合衆国の市民権を有している、ソビエト時代を代表する画家である。1960-70年代のモスクワ・コンセプチュアリズムの代表者の1人で、代表作品に『словаль』、『номер люкс』、『жук』などがある。絵本作家としても知られている。2008年、高松宮殿下記念世界文化賞を妻エミリヤ・カバコフとともに授与された。 Category:ロシアの画家 Category:1993年生.

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インストール

インストールとは、.

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イ・ブル

イ・ブル(1964年-)は大韓民国の女性設置美術家である。.

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オーギュスト・ロダン

フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(、1840年11月12日 - 1917年11月17日)は、フランスの彫刻家。19世紀を代表する彫刻家とされ、『近代彫刻の父』と称される。代表作に『地獄の門』、その一部を抜き出した『考える人』など。.

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オブジェ

ブジェ (仏:Objet)は、事物、物体、対象などの意味を持つ、英語ではobjectにあたる言葉。 主に美術用語として用いられ、その場合には自然物、工業製品、廃品、日用品など、またはそれを使用して作られた作品をさす。ダダイスムとシュルレアリスムでの使用が顕著。.

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ギャラリー (美術)

ャラリー(Gallery, Art gallery)は、美術作品を陳列・展示したり販売したりする施設や組織。 公共機関か美術商が建造物等を管理しているのが普通である。美術館と比べると敷地面積や屋内体積は小さく、入場料を取らない場合が多いものの、例外もある。画廊(がろう)とも呼ばれるが、扱う製作物が絵画に限られないこともあり、近年ではギャラリーという語が選ばれる場合が多い。.

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クリスト

リスト(Christo, 1935年6月13日 - )は、ブルガリア、ガブロヴォ生まれの美術家。本名はフリスト・ヴラディミロフ・ヤヴァシェフ(Христо Явашев, Christo Vladimirov Javašev (Javacheff) )。 妻のフランス人美術家、ジャンヌ=クロード(Jeanne-Claude Denat de Guillebon、1935年6月13日モロッコ生まれ - 2009年11月18日)とともに「クリスト&ジャンヌ=クロード」(Christo and Jeanne-Claude)の名で活動している。 20世紀の美術は芸術概念の拡張からさまざまな流派や傾向を生み、「アースワーク」「ハプニング」のような、従来の「美術」の枠組みからはずれたものも多い。ランド・アートの作家とされることもあるが、クリスト自身は自らの作品をランド・アートとみなしていない。こうした活動の美術史的評価はまだ定まっているとは言い難いが、クリストの活動はそれを肯定的に評価するかどうかは別問題として、「芸術とは何か」という問いをあらためて投げかけた点で、後世に記憶されるであろう。 その「作品」は一言で言えば「梱包」である。彼の「梱包」は1958年、日用品の梱包から始まったが、もともとそのころから巨大な建物(後述のライヒスタークなど)や自然や公園の風景全体を梱包するアイデアはあった。1960年代以降、梱包は次第にその規模を巨大化させていく。美術館の建物を丸ごと梱包することにはじまり、オーストラリアの高さ約15メートル、長さ2キロメートルにおよぶ海岸を丸ごと梱包した「海岸の梱包」(1969)など、途方もない作品もある。「梱包」ではない作品には、コロラド州にあるロッキー山脈の幅400メートルもある谷に巨大なカーテンを吊るした「ヴァレー・カーテン」(1970-72)がある。 これらの「作品」はその性格上(布の性質、天候による破損のおそれ、自然に対する影響、担当役所による設置許可期間など)永続することは不可能で、もとよりクリストには恒久展示して永続させる意図はまったくなく(作品は夢のように現れ、夢のように消えて観客の中にしか残らない)、今は記録写真によってしか見ることはできない。見た者は、人工的な色の布で自然の風景が変わることや、見慣れた都会の風景が梱包で一変することに新鮮なショックをうける。もっとも巨大化する一方の梱包や、産業化したクリスト夫妻の作品制作に対する疑問もある。 1973年よりアメリカ国籍を持つ。それぞれのプロジェクトにかかる巨額の費用は、美術館や政府や企業などから一切の援助を受けることなく、プロジェクトの完成を予想したドローイングやコラージュ作品など、クリストの手によるオリジナル・アート作品の販売でまかなっている。また、プロジェクトは毎回、その梱包や作品設置の舞台となる場所の住民・政府官僚などとの許可が必要であり、しばしば反対運動や「これは芸術か否か」といった論争に巻き込まれており、1960年代の構想からそれぞれの実現まで数年から数十年がかかっている。.

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クルト・シュヴィッタース

ルト・シュヴィッタース(Kurt Schwitters, 1887年6月20日 ハノーファー - 1948年1月8日 ケンダル (en))は、ドイツの芸術家・画家。全名はクルト・ヘルマン・エドゥアルト・カール・ユリウス・シュヴィッタース(Kurt Hermann Eduard Karl Julius Schwitters)。 シュヴィッタースはダダイスム、構成主義、シュルレアリスムなど近代美術の様々な芸術運動で活躍した。また絵画以外にも詩、音響、彫刻、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、パフォーマンスなど様々な手法を用いている。 最も有名な作品群は、廃物などを利用したコラージュ「メルツ絵画」であるが、その他にもインスタレーションの先駆けと言える「メルツ建築」(メルツバウ、Merzbau)、サウンドアートの先駆けと言える音響詩「ウルソナタ」(ウアソナタ、Ursonate)などを手がけた。.

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コマーシャルメッセージ

CMの日(8月28日)のCMをする電通本社ビル コマーシャルメッセージ (commercial message) は、本来は「商業用の伝言」全般を指す。.

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コンピュータ

ンピュータ(Computer)とは、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。実際の対象は文字の置き換えなど数値計算に限らず、情報処理やコンピューティングと呼ばれる幅広い分野で応用される。現代ではプログラム内蔵方式のディジタルコンピュータを指す場合が多く、特にパーソナルコンピュータやメインフレーム、スーパーコンピュータなどを含めた汎用的なシステムを指すことが多いが、ディジタルコンピュータは特定の機能を実現するために機械や装置等に組み込まれる組み込みシステムとしても広く用いられる。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照。.

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コンセプチュアル・アート

ンセプチュアル・アート (Conceptual art) は、1960年代から1970年代にかけて世界的に行われた前衛芸術運動。イデア・アート (Idea art) とも呼ばれる。日本では概念芸術や観念芸術と訳されることも多い。1966年から1972年にかけてが最盛期。この項では、当時もっとも先鋭的だった欧米の動きについて概観する。.

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ジャンク・アート

ャンク・アート(junk art)とはジャンク(廃棄物、がらくた)を寄せ集めるなどして制作した芸術作品を指す。廃物美術、廃品美術ともよぶ。1950年代以降急速に脚光を浴びた手法で、21世紀の現在にまで続いている。.

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ジェームズ・タレル

ェームズ・タレル(James Turrell、1943年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)は、主として光と空間を題材とした作品を制作している現代美術家である。光を知覚する人間の作用に着目し、普段意識しない光の存在を改めて認識させようとするインスタレーションを多数制作している。.

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スペンサー・チュニック

ペンサー・チュニック(Spencer Tunick, 1967年1月1日 - )は、アメリカの写真家。彼は、大人数の裸の人々が芸術的な編成で姿勢を整える姿が特徴の写真で有名である。それらの写真では、あまりにも多くの人間が身を寄せ合って写真に収まるため、個々の裸体は抽象的なものとなる。インスタレーションという技法を用いて、世界中の都市で撮影が行われることも少なくない。また郊外の森林や海岸でのインスタレーションも行われており、さらには個人撮影や少人数の撮影もたびたび行われている。.

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スライドショー

ライドショー(slideshow)は、選択した一連の画像を順次表示するもので、芸術的目的や実用的目的に利用される。スライドとショーを結合した造語であり、スライドを使ったことからこのように呼ばれた。"Slideshow" という言葉は1973年の辞書にはないが、Office 2000 や Office XP の Microsoft Word ではスペルチェックにパスする単語として認知されている。.

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サイトスペシフィック・アート

イトスペシフィック・アート(Site-specific Art)とは、特定の場所に存在するために制作された美術作品および経過のことをさす。一般に、美術作品を設計し制作する間、制作者は場所を考慮する。 屋外のサイトスペシフィック・アートにおいては、時には、恒久的に設置された彫刻(環境アート)などとも結びつきが深く、造園またはガーデンデザイン的な仕事(ランドスケープ・アーキテクチャー)を含む。また、屋内のサイトスペシフィック・アートの作品においては、建物の設計者と連携して制作されることもある。 また、特定の場所の為に特別に制作されたダンスやパフォーマンスアート、ポエトリーリーディングなどもサイトスペシフィック・アートと呼ばれ、その場合振付家や演出家は衣装のためのインスピレーションと動きのレパートリーとして特定された場所を使い、音楽においては、特にローカルな作曲者によって作曲された楽曲に委任することを重視することが多い。.

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写真

写真(しゃしん、古くは寫眞)とは、.

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具体美術協会

具体美術協会(ぐたいびじゅつきょうかい、具体美術、具体、GUTAIとも)は、戦前から活躍していた前衛画家・吉原治良を中心に1954年に兵庫県芦屋市で結成された団体。.

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勅使河原宏

勅使河原 宏 (てしがはら ひろし、1927年1月28日 - 2001年4月14日) は、日本の芸術家。草月流三代目家元。映画、いけばな、陶芸、舞台美術、オペラなど様々な分野で活躍した。妻は女優の小林トシ子。 ATG初の日本映画の監督であり、安部公房原作の作品群ではドキュメンタリータッチを基本にしたシュールレアリズム溢れる映像美で世界的にも評価された。.

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素描

素描(そびょう、すがき)、デッサン()、ドローイング()とは、物体の形体、明暗などを平面に描画する美術の制作技法、過程、あるいは作品のこと。これに準ずるものを指す場合もある。これについては後述する。.

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美術

美術(びじゅつ)は、視覚によってとらえることを目的として表現された造形芸術(視覚芸術)の総称。英語ではファインアート、ビジュアルアート、あるいは アート。.

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美術商

美術商(びじゅつしょう)、またはアートディーラー(Art Dealer)とは、美術家から美術品を仕入れ、それをコレクターなどの顧客に販売する業者である。また、他の業者やコレクター、オークションなどから美術品を買い取って、さらに他業者への転売も行う者もある。規模は百貨店の美術部や商社系ギャラリーなど大きなものから、先祖代々続く古美術商、美術愛好家やビルオーナーなど個人が営業するギャラリーまで、大小さまざまである。 絵画を扱う美術商は画商ともいう。また、美術商が自前の作品展示・販売スペース(ギャラリー)を持っている場合は画廊やギャラリー、あるいはギャラリスト(Gallerist)などと呼ばれることもある(かつて日本では、自前の店を持つ美術商のことを、画廊を持たない美術商である「旗師」に対し、「箱師」という俗称で呼んだ)。ギャラリスト(画廊主)は、自前のスペースを持ち、自ら見出した契約作家を育成しギャラリーで最高の状態で展示するというリスクを抱えながら、美術家をプロモートし美術家と共に歩んで美術を育成する存在であり、単に作品を安く買い高く転売することを目的とするブローカーやディーラーとは区別すべき存在である。ギャラリストは、いい美術品を求める顧客と美術品を売りたい作家を仲立ちし、結果、社会と美術界をともに発展させる仕事といえる。 それぞれの美術商には分野や時代、地域などの専門分野があり、たとえば古美術を扱う美術商や、現存作家や物故作家など比較的最近の作品を扱う美術商などがいる。茶道具と現代美術といった異なる分野を同時に扱う美術商はめったにいない。質や専門性、信頼性を保つためには、画廊としての専門分野や取り扱い作家や見識を決め、それに沿った企画展示をすることで顧客に訴えることも重要である。 美術商は、価値を見抜くために、すぐれた美術を数多く見て「見る眼」を鍛えておくこと、また、見る眼と資金を持つ顧客といった良質の販売ルートを抑えることが望ましい。.

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美術館

美術館(びじゅつかん、Art museum)とは、博物館の一種 であり、美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示し、またそれらの文化に関する教育・普及・研究を行なう施設である。.

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絵画

絵画(かいが)は、物体の形象を平面に描き出したもの広辞苑。 日本語では類語の絵が幅広く用いられ、絵画という語は、特に芸術作品としての絵を指す場合がある。ただし、絵と絵画を区別して用いるとは限らない。また画を後ろにつけて描写の技法や対象を示す用語もある(水墨画、静物画など)。 フランス語の peinture(パンチュール)、英語の painting(ペインティング)、日本語の雅言的表現で絵と呼ぶこともある。 文字などを「書く」ことより早く、絵画を「描く」行動は幼少期から見られる行動である。発達心理学などの分野では、14歳から18歳程度で完成期と呼ばれる時期を迎え、多くの人はその頃から、ほとんど描かなくなる。子どもの絵に関する社会科学的研究は豊富だが、大人の絵に関する同様の研究は少ない。その一方で、多くの人が描かなくなる年齢を過ぎても活動的に絵を描く人々が居る。歴史的に代表的なのは画家であると言えるが、現代ではより多くの業種に見出される傾向である。なお、人間の発達には個人差があり、柔軟な姿勢が必要である。.

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環境アート

境アート(かんきょうアート)、環境芸術(かんきょうげいじゅつ)、エンバイロンメンタル・アート(Environmental art)とは、室内外を問わず、人間と観客を取り巻く環境そのものを作品と見立てる芸術の総称である。 自然環境を制作素材とする作品はアースワークと呼ばれる。また、自然環境を生かした制作活動のみにとどまらず、様々な出来事の組み合わせ(ハプニング)や、そこから考えられる相互関係など、インスタレーション全般を環境アートとして考えることもできる。 また、エコロジーの機運が台頭してきた近年では、公園 広場、道路など、都市環境において、周辺環境との関係性を考慮して設計されるランドスケープ・デザインや、彫刻、モニュメント、噴水、遊具などのようなオブジェ自体を環境アートの作品と捉えることもある。.

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荒木経惟

荒木 経惟(あらき のぶよし、1940年(昭和15年)5月25日 - )は、日本の写真家であり、現代美術家である。「アラーキー」の愛称で知られ、丸い縁の黒めがねをトレードマークとする。.

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草間彌生

草間 彌生(くさま やよい、1929年(昭和4年)3月22日 - )は、日本の芸術家。長野県松本市生まれ。 幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた。1957年(昭和32年)に渡米すると絵画や立体作品の制作だけではなくハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。 草間彌生のいくつかの作品は、水玉模様などの同一のモチーフの反復によって絵画の画面や彫刻の表面を覆うことが特徴の一つである。合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。カボチャをモチーフにした作品もしばしば見られる。 また、ファッションデザインや小説執筆などの活動も行う。.

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資生堂

株式会社資生堂(しせいどう、英語:Shiseido Company, Limited)は、化粧品の製造・販売を主な事業とする日本の企業である。化粧品の国内シェア第1位であり、世界シェアでは第5位となっている。 世界の約120カ国・地域で事業展開しており、海外売上比率は5割を超える。2018年秋からは本社の公用語を英語化する予定である。.

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近代美術と現代美術

近代美術(きんだいびじゅつ)と現代美術(げんだいびじゅつ)はそれぞれ英語では、modern art、contemporary art。翻訳語であるが例外もあり、その意味は事例によって様々である。同様の語に近現代美術がある。 一般に、時代区分の近代と現代には不変の境界が設けられることはなく、その時々の現代が時間の経過とともに近代に変化するという傾向が不可避であり、近代美術と現代美術の定義の曖昧さの大きな原因ともなっていると言える。.

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舞台美術

舞台美術(ぶたいびじゅつ)とは、演劇やダンスなどの舞台芸術において、舞台空間のデザインを行う部署、またはデザインの結果組み上げられた作品そのものを指す。 舞台美術は空間芸術の一種だが、演劇やダンスなどの総合芸術の一部門として製作される点に特徴がある。即ち、俳優やダンサーが、その空間内で演技することで、最終的な完成形態に至ると言える。 舞台美術に携わる者を舞台美術家と呼ぶ。舞台美術家は戯曲を読み、演出家や他のスタッフと打ち合わせをしつつ、デザインを組み立てていく。.

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柿崎順一

柿崎 順一(かきざき じゅんいち、Junichi Kakizaki, 1971年1月4日 - )は、日本の芸術家。現代美術家、ビジュアルアーティスト、フラワーアーティスト。長野県千曲市生まれed.Gilles Kennedy "The Japan Times" - Butoh flowers of life and decay.

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横尾忠則

横尾 忠則(よこお ただのり、1936年6月27日 - )は、日本の美術家、グラフィックデザイナー。兵庫県西脇市生まれ。西脇市名誉市民。 実弟の成瀬政博も画家でイラストレーターで、1997年より「週刊新潮」の表紙絵を担当。長女の横尾美美も美術家。 幼少期に西脇でさまざまな超常現象を経験。死の世界に憧れを抱く横尾忠則『死の向こうへ』光文社 2008年11月20日初版。神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。以来、美術家としてさまざまな作品制作に携わる。三島由紀夫に出会い三島の「聖俗一体」的言動に触発される。三島の死をきっかけにその後の15年間をオカルティズムや神秘主義まで包括した精神世界に傾斜してゆくが、それらが大いなる錯覚だったと気づき「私」の探求の延長線上で絵画に出会う。精神世界と絵画は全く別の存在だと考えていたが、後にこの両者が自分すら知らない深いところで結びついていると感じるに至る。向田邦子脚本によるテレビドラマ『寺内貫太郎一家』(1974年・TBS)では、倉田という謎の多い人物を演じた。.

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水谷勇夫

水谷 勇夫(みずたに いさお、1922年 - 2005年6月5日)は、愛知県名古屋市生まれの現代美術家。 膠絵(にかわえ)と称する和紙と日本画の顔料を使った現代絵画で1960年頃から国内外の注目を浴びる。本人は「日本画」という言葉を嫌って使わなかった。自らの戦争体験をもとに人間存在の不条理、矛盾を暴きだすような気迫のある作品を生み出した。1963年には角川書店が刊行した『世界美術全集 戦後日本美術』に掲載された。 舞台美術も手がけ、舞踏の土方巽や大野一雄、麿赤兒などの舞台美術を担当する。またコンセプチュアル・アート(概念芸術)の松澤宥とも親交が深く、行動芸術「玄界遍路」などコンセプチュアル(概念的)な仕事も行った。社会の底辺で迫害される側の人間に目を向け、公害や差別など社会的なテーマを扱った作品も多い。表現活動は絵画にとどまらず、陶器を使ったインスタレーション(本人は窯造形と呼んだ)や書作品も手がけた。書ではNHK大河ドラマ「琉球の風」の題字を担当した。また、杉浦明平の小説、『小説渡辺崋山』の挿絵も担当する。 2005年6月5日、腹部大動脈りゅう破裂のため愛知県半田市の病院で死去。83歳没。.

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映像

映像(えいぞう).

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1950年代

1950年代(せんきゅうひゃくごじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1950年から1959年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた1950年代について記載する。.

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1954年

記載なし。

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1960年代

1960年代(せんきゅうひゃくろくじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1960年から1969年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた1960年代について記載する。.

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1970年代

1970年代(せんきゅうひゃくななじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1970年から1979年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた1970年代について記載する。.

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2005年

この項目では、国際的な視点に基づいた2005年について記載する。.

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20世紀美術

20世紀美術(にじっせいきびじゅつ)とは、20世紀の西洋美術のことである。.

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