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インジェクタ

索引 インジェクタ

ティーム・ボイラー・インジェクタとは、ボイラーへの給水にポンプを用いず、自分自身の圧力を用いて給水する装置である。 管内に噴射された蒸気はその内部に霧吹きの原理で低圧を作り出し、水を吸い込む。その水は噴出する蒸気により加速されて、ボイラーに取り付けられた逆止弁に接続された管に激突する。この過程では、蒸気は常温の水と混じりあうことにより凝縮し、結果としてある程度高温の液体の水になる。運動エネルギが大きい液体が急停止するとその力積は大きく、ボイラーの圧力に打ち克つことになる。このような現象が起こるように、絞り弁、吸い込み管、逆止弁などを含めた装置をインジェクタと呼ぶ。 給水ポンプに比べ小型で故障が少ないことと、蒸気との混合で給水温度が上昇し、給水暖め器が不要になるのが利点である。ポンプを作動させる動力も不要である。.

8 関係: 力積一括補水システムポンプボイラーベルヌーイの定理ベンチュリアンリ・ジファールアスピレーター

力積

力積(りきせき、impulse)は、力の大きさと力が働く時間を掛けあわせたもので、他の物体の運動量をどれだけ変化させるかをあらわす。 質量mの質点を考えると、時刻tA, tB(時間はtA → tBと進む)における、その質点の運動量の変化と質点に働く力の関係は、 となる。ここで、Iを力積と言う。vAは時刻tAでの質点の速度、vBは時刻tBでの質点の速度、Fは質点に働く力である。したがって速度vに対する質点の運動量はmvとなる。 これは運動方程式、 において、左右両辺を時間(t_A \to t_B)について定積分すると最初の式が導かれる。 力積は、例えば衝突や打撃などの現象を扱う時に重要である。経験的には、釘を打つときの衝突や打撃における力の増大作用を利用している。その衝突や打撃における力Fを特に撃力(Impulsive force)と言う。つまり、釘を打つ例では、質量mの小さな物体(金槌の頭部)でも、衝突や打撃の前後での速度差を大きくすること、および作用する時間を金槌の頭部と釘の頭部との接触時間という短時間に限定することにより、力を増大させうることがわかる。これは表式上も、作用する力Fを大きくするためには、速度差vA- vBを高める事で力積I自体を大きくすること、および、力積Iが等しい場合でも時刻tAとtBの間隔を非常に短くすること、のいずれも有効となることとして理解される。撃力を利用しないなら、釘を刺すために万力等の大きな力を作用させる機械等が必須となる。 力積による説明が重要となる別の例は、速度ばかりか質量が変化する場合である。例えばロケットの打ち上げでは、燃料および酸化剤が消費されるだけでなく、複数段のエンジンが順次に燃焼されて、不要となった段(エンジンおよびそれを動作させる燃料タンク等)が順次に放棄される。これにより、必要な質量体のみに各段の推進力が活かされて必要な速度が得られる。.

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一括補水システム

一括補水システム(いっかつほすいシステム、single point watering system, water filling system)とは、蓄電池の補水を目的に、蓄電池の液栓にバルブ機能を組み込んだキャップと、予め精製水が効率良く供給できるようにした配管をシステム化し装着したものである。 鉛蓄電池は、充電時の過充電により電解液の電気分解が進みガス化が起こるため、液量が減り液面が低下する。液面が低下しすぎて電極が露出すると電極は酸化し、化学反応が可能な表面積が減少してしまうため、鉛蓄電池の電気容量を減少させるため、液枯れ対策が必要とされる。 また、万が一ショートした場合などは、ガスに引火し、爆発・燃焼する重大な事故が発生するため、各セルに均等に適量を補水する必要がある。 一括補水システムは蓄電池の寿命を左右する補水管理の面倒さ、煩わしさを改善し、作業時間を短縮するために導入される。一般には、蓄電池を購入する際にオプションとして装着されるケースが多い。.

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ポンプ

井戸ポンプ(手押しポンプ) ポンプ(pomp)は圧力の作用によって液体や気体を吸い上げたり送ったりするための機械 特許庁。機械的なエネルギーで圧力差を発生させ液体や気体の運動エネルギーに変換させる流体機械である。喞筒(そくとう)ともいう。 動物の心臓も一種のポンプである。また、機械的なポンプのようにエネルギーの蓄積や移送を行う目的の仕組みに「ポンプ」の語を当てることがある(ヒートポンプなど)。 動作原理により、非容積型、容積型、特殊型に分類される。.

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ボイラー

ボイラー(boiler)は、燃料を燃焼させる燃焼室(火室)と、その燃焼で得た熱を水に伝えて水蒸気や温水(=湯)に換える熱交換装置を持つ、水蒸気や湯、及びそれらの形で熱を、発生する機器である。 日本工業規格(JIS)や学術用語集ではボイラと表記されるほか、汽缶(きかん、汽罐)、あるいは単に缶やカマともいう。主に工場、建築物等で利用される熱や水蒸気をつくることや、蒸気機関車等の動力源として、古くから利用されており、現在でも火力発電所などの発電設備ならびに大型船舶では、蒸気タービンと並んで主要な設備である。 原子力発電所は加熱源としてボイラを原子炉に置き換えたもの。一般にボイラとは燃料の燃焼熱を加熱源とするものを指す。原子炉はボイラと比べて特異な点が多く、別の専門分野として扱われている。 給湯や温水暖房などでの利用のみを目的とし、高圧蒸気を発生させない物を、特に無圧ボイラーと呼んで区別する場合がある。.

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ベルヌーイの定理

ベルヌーイの定理(ベルヌーイのていり、Bernoulli's principle)またはベルヌーイの法則とは、非粘性流体(完全流体)のいくつかの特別な場合において、ベルヌーイの式と呼ばれる運動方程式の第一積分が存在することを述べた定理である。ベルヌーイの式は流体の速さと圧力と外力のポテンシャルの関係を記述する式で、力学的エネルギー保存則に相当する。この定理により流体の挙動を平易に表すことができる。ダニエル・ベルヌーイ(Daniel Bernoulli 1700-1782)によって1738年に発表された。なお、運動方程式からのベルヌーイの定理の完全な誘導はその後の1752年にレオンハルト・オイラーにより行われた 。 ベルヌーイの定理は適用する非粘性流体の分類に応じて様々なタイプに分かれるが、大きく二つのタイプに分類できる。外力が保存力であること、バロトロピック性(密度が圧力のみの関数となる)という条件に加えて、 である。(I)の法則は流線上(正確にはベルヌーイ面上)でのみベルヌーイの式が成り立つという制限があるが、(II)の法則は全空間で式が成立する。 最も典型的な例である 外力のない非粘性・非圧縮性流体の定常な流れに対して \fracv^2 + \frac.

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ベンチュリ

ベンチュリ(Venturi effect)は、流体の流れを絞ることによって、流速を増加させて、低速部にくらべて低い圧力を発生させる機構である。イタリアの物理学者にちなむ。ベンチュリ効果を応用した管をベンチュリ管()、計測器をベンチュリ計()という。 連続の式から、流量が一定のとき流れの断面積を狭くすると流速は増加する。流体が非圧縮性であるとき、すなわち密度が一定であるとき、右の図で となる。 ベルヌーイの定理から流速が高くなると圧力は低くなる。液体を扱う場合として、ガソリンを吸入するエンジンのキャブレター、霧吹き、エアブラシ等に使われている。.

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アンリ・ジファール

アンリ・ジファール 1852年の飛行船 ジファールのインジェクター バティスト・ジャック・アンリ・ジファール(Baptiste Jacques Henri Giffard、1825年2月8日 - 1882年4月14日)はフランスの技術者である。蒸気機関で駆動するプロペラをつけた有人飛行船の飛行に成功した。.

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アスピレーター

アスピレーター(英語:aspirator)、流体を利用してベンチュリ効果によって減圧状態を作り出すための器具。 流体として水を利用し、化学や生物学の実験などで手軽に減圧状態を得るために使われるものを指すことが多い。同様の原理で流体に水蒸気や空気を利用するものは一般にエジェクター (ejector) と呼ばれ、主に工業用途に使われる。.

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