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イリ地方

索引 イリ地方

イリ地方は、中央アジアの中央部、イリ川畔の地域。イリ渓谷、イリ河谷、イリ盆地などとも称される。現在は中華人民共和国新疆ウイグル自治区北部のイリ・カザフ自治州の中にある。.

34 関係: 天山山脈中央アジア中華人民共和国北アジアチャプチャル・シベ自治県チャガタイ・ハン国チュイ川モンゴルキュレ県トックズタラ県テケス県ニルカ県アルマリクイリ将軍イリ川イリ・カザフ自治州イリ条約イシク・クルオイラトカザフスタンキュネス県キプチャク草原グルジャ市グルジャ県ジュンガルジュンガル盆地セミレチエ地方タラス川タリム盆地烏孫遊牧国家遊牧民霍城県新疆ウイグル自治区

天山山脈

天山山脈(てんざんさんみゃく、テンシャンさんみゃく、中国語簡体字:天山山脉、)は中央アジア、タクラマカン砂漠の北および西のカザフスタン、キルギス、中国の国境地帯にある山脈。 ウイグル語名は天の山を意味するテンリ・タグ(تەڭرىتاغ Tengri tagh)といい、漢名はこれに由来する。 南はパミール高原に繋がる。最高峰はポベーダ山(7,439 m)で、中国とキルギスの国境にあり、キルギスの最高峰でもある。2番目に高いのはハン・テングリ(7,010 m)でカザフスタンとキルギスの国境にある。トルガルト峠(3,752 m)がキルギスと新疆ウイグル自治区の境界に位置している。天山山脈を源流とする主な河川はシルダリヤ川とタリム川。.

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中央アジア

東南アジア 中央アジアのいくつかの定義。狭い順に濃茶: ソ連の定義+茶: 現代的な定義+淡茶: UNESCOの定義 中央アジアの位置 中央アジア(ちゅうおうアジア)は、ユーラシア大陸またアジア中央部の内陸地域である。18世紀から19世紀にかけては一般にトルキスタンを指したが、現在でも使用される。トルキスタンとは「テュルクの土地」を意味し、テュルク(突厥他)系民族が居住しており、西トルキスタンと東トルキスタンの東西に分割している。 西トルキスタンには、旧ソ連諸国のうちカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5か国が含まれる(以下、中央アジア5か国と記す)。 東トルキスタンは中華民国に併合されて以降、新疆省と成り、中華人民共和国に併合されて以降は新疆ウイグル自治区と成った。中国領トルキスタン、ウイグルスタンともいう。 広義には、「アジアの中央部」を意味し、東西トルキスタンのほか、カザフステップ、ジュンガル盆地、チベット、モンゴル高原、アフガニスタン北部、イラン東部、南ロシア草原を含む。UNESCOはトルキスタン以外にも、モンゴル地域、チベット地域、アフガニスタン、イラン北東部、パキスタン北部、インド北部、ロシアのシベリア南部などを中央アジア概念の中に含めている。.

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中華人民共和国

中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく、中华人民共和国、中華人民共和國、People's Republic of China, PRC)、通称中国(ちゅうごく、China)は、東アジアに位置する主権国家である。 中華人民共和国は、13億8千万人以上の人口で世界一人口が多い国である。中華人民共和国は、首都北京市を政庁所在地とする中国共産党により統治されるヘゲモニー政党制である。.

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北アジア

北アジア(きたアジア)は、ユーラシア大陸のアルタイ山脈以北を指し、シベリアを主とする地域をいう。 モンゴルおよびロシア(ウラル連邦管区、シベリア連邦管区、極東連邦管区の各連邦管区)の領土が含まれるが、モンゴルおよびロシア極東部は東アジアの一部とされることや、東アジアと併せて北東アジアとされることもある。中華人民共和国東北部(旧満州)の一部や内蒙古、カザフスタン北部を北アジアに含むこともある。 Phillips "Illustrated Atlas of the World"による北アジアの定義は旧ソ連とされる。.

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チャプチャル・シベ自治県

チャプチャル・シベ自治県(‐じちけん、シベ語 、転写:Cabcal sibe beye dasangga siyan)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する中国で唯一のシベ族の自治区。「チャプチャル」とはシベ語で穀倉地帯を表す。.

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チャガタイ・ハン国

チャガタイ・ハン国は、13世紀から17世紀にかけて中央アジアに存在した遊牧国家(ウルス)である。 モンゴル帝国の建国者であるチンギス・ハーンの次男チャガタイを祖とし、その子孫が国家の君主として君臨した。14世紀半ばにチャガタイ・ハン国は東西に分裂し、東部のチャガタイ・ハン国はモグーリスタン・ハン国とも呼ばれる。内乱、外部の遊牧勢力の攻撃、スーフィー教団の台頭の末、18世紀末にモグーリスタン王家を君主とする政権は滅亡した。西部のチャガタイ・ハン国ではハンに代わって貴族が実権を握るようになり、地方勢力間の抗争とモグーリスタン・ハン国の侵入を経てティムール朝が形成された。西チャガタイ・ハン国の貴族やティムール朝の創始者ティムールは傀儡のハンを置き、ティムールはチャガタイの弟オゴデイの子孫をハンとしたが、1403年以降はハンを擁立しなかった。 チャガタイ・ハン国の軍事力の基盤となった遊牧民たちは王朝の創始者であるチャガタイの名前から「チャガタイ人」と呼ばれ、「チャガタイ」は中央アジアに存在するモンゴル国家を指す言葉として使われるようになるバルトリド『トルキスタン文化史』1巻、216頁。中央アジアで成立したトルコ系の文語は「チャガタイ語(チャガタイ・トルコ語)」と呼ばれ、ティムール朝の時代に確立される。.

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チュイ川

チュイ川(チュ川、チュー川、Чу, Чүй, Шу, Chu/Chui)は、キルギス北部およびカザフスタン南部を流れる河川。長さはおよそ1067kmである。 チュイ川は天山山脈西部のキルギス山脈北部に発し、イシククル湖の数km近くまで近づいた後北西に流れを変える。狭いボーム峡谷を抜けると、チュイ川は比較的平坦なチュイバレーに入る。ここにはキルギスの首都ビシュケクとカザフスタンの都市シュがある。チュ川の水の大半は、キルギスとカザフスタンの両方でチュバレーでの農業用の水路網へと送られている。 チュバレー内のチュ川は百キロメートル以上にわたりキルギスとカザフスタンとの国境になっている。カザフスタン領内へ入ると、チュ川はステップ内で消滅する。 キルギスタン政府はチュ川およびその支流に多くの水質監視所を設置している。.

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モンゴルキュレ県

モンゴルキュレ県(-けん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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トックズタラ県

トックズタラ県(―けん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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テケス県

テケス県(-けん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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ニルカ県

ニルカ県(-けん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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アルマリク

アルマリク(Almalik)は中央アジア、イリ川渓谷(イリ地方)の歴史的都市。モンゴル帝国時代の13世紀から14世紀頃にイリ川渓谷を経て天山山脈北麓を通る交易路の拠点として栄え、またイリ地方の周辺に広がる草原地帯の遊牧民たちが拠点として利用した。正確な位置は明らかではないが、現在の中国新疆ウイグル自治区北西部、サリム湖の南バットゥータ『大旅行記』4巻、229頁、カザフスタンとの国境に近いイーニン(クルジャ)の近辺に存在していたと考えられている松田「アルマリク」『アジア歴史事典』1巻、120頁。 アルマリクの前身は、唐の史書に表れる「弓月城」と推定されている。アルマリクの名は13世紀にはじめて歴史にあらわれ、耶律楚材や長春真人の旅行記には「阿里馬里城」、アルメニア国王の旅行記には「ハルアリク(Halualekh)」と記される。この名はテュルク語で「リンゴのなる町」を意味している。 13世紀初頭、カルルク族の首長オザルがアルマリクを中心に勢力を形成すし、西遼(カラキタイ)に臣従していたドーソン『モンゴル帝国史』1巻、97頁。モンゴル帝国が勢力を拡大すると、1211年頃にオザルは西遼から離反してチンギス・ハーンに帰順するが、オザルは西遼の帝位を簒奪したナイマンのクチュルクに殺害される。オザルの死後、チンギスの命によってオザルの子スクナーク・テギンがアルマリクの指導者の地位を継ぎ、チンギスの長子ジョチの娘を娶った。 チンギスの死後、アルマリクはイリ地方一帯の遊牧地を所領(ウルス)とするチンギスの次男チャガタイに与えられる。チャガタイは春夏の期間をアルマリクの周辺とイリ川南のクヤスで過ごし、アルマリクはスクナーク・テギンとその一族によって統治されていた。14世紀初頭にいわゆるチャガタイ・ハン国が形成されるとその中心都市となった。アルマリクはチャガタイ・ハン国の中心地とされてから重要性を帯び、14世紀には東方におけるキリスト教の拠点の一つとして機能した。 14世紀中頃には東チャガタイ・ハン国の再建者でモグーリスタンの遊牧民たちをイスラム教に改宗させたトゥグルク・ティムールがこの地を本拠地とし、1362年に亡くなるとアルマリクに葬られた。その後もモグーリスタン・ハン国と呼ばれるトゥグルク・ティムールの後裔たちはこの地方を拠点としたが、15世紀に入るとカザフスタンの草原地帯にウズベクやカザフが興って圧迫を受け、モグーリスタンのハンたちは草原地帯を捨ててタリム盆地のオアシス都市に移っていった。ウズベクによる破壊を受けたアルマリクも衰亡し、イリ地方の中心都市としての機能はクルジャに移って歴史から姿を消した。 現在は、トゥグルク・ティムールの霊廟もクルジャにある。.

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イリ将軍

イリ将軍(ᡞᠯᡞᠵᡞᠶᠠᠩᡤᡞᠶᡡᠨ 転写:ili jiyanggiyūn、総統伊犁等処将軍、そうとういりとうしょしょうぐん、簡体字中国語:总统伊犁等处将军、ピンイン:Zŏngtŏng Yīlí dĕngchù Jiāngjūn)は、清朝期に設置された新疆の最高軍政長官。天山山脈北部の恵遠城(現在の新疆ウイグル自治区霍城県)に駐箚した。.

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イリ川

イリ川(Ile, Ili,ئىلى دەرياسى, Іле, İle, Или, Ил,シベ語: 転写:Ili bira)は、中華人民共和国の新疆ウイグル自治区の北部のイリ・カザフ自治州からカザフスタン南西部のアルマトイ州にかけて流れる川である。長さ1,439kmのうち815kmがカザフスタン部分を流れる。 天山山脈に源を発し、西に流れバルハシ湖に注ぐ。河口には巨大な三角州がある。中流にはカプシャガイ水力発電所がある。 流域のイリ地方では烏孫、チャガタイ・ハン国、ジュンガルといった遊牧国家が興亡した。 現在、イリ河の上流部(東部)は中国領(新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州)、下流部(西部)はカザフスタン領(アルマトイ州)となっている。 Category:中国の河川 Category:カザフスタンの河川 Category:アジアの河川 Category:アジアの複数の国を流れる河川 Category:カザフスタンのラムサール条約登録地.

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イリ・カザフ自治州

イリ・カザフ自治州(-じちしゅう)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区北部に位置するカザフ族の副省級自治州。グルジャ市(伊寧市)を州都とし、全国で唯一、タルバガタイ(塔城)、アルタイ(阿勒泰)の2地区を管轄する地区級行政単位である。 民族構成はカザフ族が25.5%、漢族が45.2%、ウイグル族が15.9%を占める。自治区の中心部は天山山脈と(天山山脈の支脈)に挟まれたイリ盆地(イリ川上流部)である。.

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イリ条約

イリ条約(イリじょうやく、伊犁條約, Договор об Илийском крае)は、1881年2月24日にロシア帝国と清朝の間で結ばれた条約。サンクトペテルブルク条約(Treaty of Saint Petersburg)とも。.

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イシク・クル

イシク・クルの浜 イシク・クル(ウイグル語:Ysyk-Köl、キルギス語:Ысык-Көл、Иссык-Куль)は、天山山脈の北、キルギスの北西に在る内陸湖。イシク湖、イシククル湖、イスィククリ湖などとも表記される。同国最大の面積をもつ。イシク・クル州に位置しており、この湖の北岸はイシク・クル地区と呼ばれている。 古称は熱海(呉音:ねつかい、漢音:ぜつかい)。唐代の詩人岑参は、「側聞陰山胡児語、西頭熱海水如煮。海上衆鳥不敢飛、中有鯉魚長且肥。」と詠んでいる。.

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オイラト

イラト(Oirad、Oyirad、瓦剌、衛拉特)は、モンゴル高原の西部から新疆の北部にかけて居住する民族。.

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カザフスタン

フスタン共和国(カザフスタンきょうわこく、)、通称カザフスタンは、中央アジアの共和制国家である。北をロシア連邦、東に中華人民共和国、南にキルギス、ウズベキスタン、西南をトルクメニスタンとそれぞれ国境を接する内陸国。カスピ海、アラル海に面している。首都はアスタナ、最大都市はアルマトイ。.

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キュネス県

ュネス県(-けん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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キプチャク草原

プチャク(欽察)草原の範囲(カザフ語) キプチャク草原(キプチャクそうげん)は、中央ユーラシア西北部から東ヨーロッパ南部までの歴史的呼称。ペルシア語のダシュティ・キプチャーク(دشت قپچاق、Dasht-i Qipchāq)の訳語で、この地域に11世紀から13世紀にかけてテュルク系遊牧民キプチャク(別名クマン、コマン、ポロヴェツ)が活動したことからこのように呼ばれるようになった。ラテン語の記録では「クマニア」(Cumania)・「コマニア」、古東スラヴ語・ルーシ語の記録では「ポロヴェツ草原」(Половецкая степь)と呼ばれる。中国語の記録では欽察草原(きんさつそうげん)と呼ばれる。.

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グルジャ市

ルジャ市(グルジャし)は、中央アジアの中央部のイリ地方の中心にある市。現在中華人民共和国が統治しており、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に所属する県級市である。中国語での名称は伊寧市(イーニンし)、ウイグル語での名称はグルジャ、カザフ語での名称はクルジャ。また、イリ地方の中心でもあるため、話し言葉でイリと呼称されることも多い。 新疆西北部、イリ川河谷内の重要な物資収集散地にして行政や工業の中心。清代にはイリ将軍の駐屯地の一つであり、現在はイリ・カザフ自治州の首府にして新疆生産建設兵団農四師の師部所在地でもある。.

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グルジャ県

ルジャ県(グルジャけん)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県。.

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ジュンガル

ュンガル(、 転写:jegün γar、、準噶爾)は、17世紀から18世紀にかけて現在のジュンガル盆地を中心とする地域に遊牧民オイラトが築き上げた遊牧帝国、およびその中心となったオイラトの一部族。オイラト部族連合に属し、一時期はオイラトの盟主となって一大遊牧帝国を築き上げた。ジュンガル帝国の滅亡後、このような遊牧帝国が2度と生まれなかったため、最後の遊牧帝国とも呼ばれる。.

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ジュンガル盆地

ュンガル盆地の範囲。 ジュンガル盆地、ジュンガリア(Зүүнгар / Züüngar, جۇڭغار_ئويمانلىقى, 准噶尔盆地)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区の北西部にある盆地を中心とした土地である。面積はおおよそ77万7000平方キロメートル。.

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セミレチエ地方

ミレチエ地方(Семиречье)とは、中央アジアの歴史的地域の呼称である。カザフスタン南東部とキルギス(クルグズスタン)北部にまたがる地域を指し、カザフスタンの都市アルマトゥとキルギスの首都ビシュケクはこの地域に含まれる宇山「セミレチエ」『中央ユーラシアを知る事典』、285頁。.

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タラス川

タラス川(タラスがわ、英:Talas River、露:Талас река、中:塔拉斯河)は、中央アジアのイリ地方を流れる国際河川である。流域の主要都市としてはキルギス共和国のタラス(Talas)とカザフスタン共和国のタラズ(Taraz)があり、ともにオアシス都市である。おもな支流を20ほどもつが、いずれも小河川である。.

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タリム盆地

タリム盆地(英語:Tarim Basin,ウイグル語:تارىم ئويمانلىقى,中国語:塔里木盆地)は、中央アジアにある内陸盆地である。東西1,400km、南北550kmにわたって広がり、総面積は560,000km2。現在は中国・新疆ウイグル自治区となっている。.

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烏孫

紀元前1世紀の西域諸国。 烏孫(うそん、)は、紀元前161年から5世紀にかけて、イシク湖周辺(現在のキルギス)に存在した遊牧国家。.

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遊牧国家

遊牧国家(ゆうぼくこっか)とは、遊牧民が支配階層を形成して組織された国家のこと。面的に広がる集約農耕の展開が困難ではあるが、遊牧による牧畜に適した乾燥地帯が広がる中央アジア、イラン高原などに多く存在した。 有史以来、遊牧国家を築いたのは、紀元前9世紀、中央ユーラシアのキンメリアとスキタイである。ただし彼らはその地に安住することはなかったので、国家と呼べるかは謎である。一方イラン高原では、ペルシア系の民族が団結して遊牧国家を築いていく。紀元前6世紀にアケメネス朝が成立し、遊牧国家の基礎が造られた。しかし本格的な遊牧国家としては、8世紀の回鶻可汗国の誕生を待たなくてはならない。回鶻可汗国は遊牧国家としてはじめて都城を建設し、国家体制を整えた。そして、その後に現われたモンゴル帝国の成立によって遊牧国家は完成された。 モンゴル帝国が北ユーラシアを征服し空前の大国家を築いたことは、分裂していた東洋と西洋を結びつけ、世界史と言う言葉が誕生した要因となった。その体制は、パクス・モンゴリカといわれるモンゴル人による覇権と平和の時代を生み出した。しかし広大な国家は、領土が分割相続されたことや、政権を構成する諸部族が分裂抗争するなどにより、緩やかな連合政権の形状を保ちつつも次第に統一政権の形を弱めていき、わずか1世紀あまりで後継諸政権に分裂した。.

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遊牧民

遊牧民族のサーミ人 遊牧民(ゆうぼくみん)あるいは遊牧民族(ゆうぼくみんぞく)は、人類の生活類型の二大区分である移動型と定住型のうちの移動型の牧畜(遊牧)を生業とする人々や民族を指す。.

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霍城県

霍城県(かくじょうけん)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州に位置する県の1つ。ウイグル語名コルガス(Qorghas)を漢字転写して霍爾果斯(簡体字:霍尔果斯)、それを略して霍城と呼ぶ。ホルゴス、ホルガスと仮名表記されることもある。 グルジャ市の西45kmに位置しており、北は天山地方に、南はイリ川に面している。また、西はカザフスタンとの国境である。 漢族、ウイグル族など29民族が暮らす。.

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清(しん)は、清朝、大清、清国、大清帝国、清王朝ともいい、1616年に満洲において建国され、1644年から1912年まで中国とモンゴルを支配した最後の統一王朝である。首都は盛京(瀋陽)、後に北京に置かれた。満洲族の愛新覚羅氏(アイシンギョロ氏)が建てた征服王朝で、満洲語で(ラテン文字転写:daicing gurun、カタカナ転写:ダイチン・グルン、漢語訳:大清国)といい、中国語では大清(、カタカナ転写:ダァチン)と号した。.

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新疆ウイグル自治区

新疆ウイグル自治区(新疆維吾爾自治区)(しんきょうウイグルじちく)(شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونی / Shinjang Uyghur Aptonom Rayoni)は、中華人民共和国の西端にある自治区である。1955年に設立され、首府はウルムチである。 民族構成はウイグル族のほか、漢族、カザフ族、キルギス族、モンゴル族(本来はオイラト族である)などさまざまな民族が居住する多民族地域であり、自治州、自治県など、様々なレベルの民族自治区画が置かれている。中華民国時代には、1912年から新疆省という行政区分が置かれていた。 本来中国には時差が設定されていないが、新疆では非公式に北京時間(UTC+8)より2時間遅れの新疆時間(UTC+6)が使われている。.

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