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イッテルビー

索引 イッテルビー

イッテルビーの採石場 イッテルビー鉱山の入り口にある、ASMインターナショナルによる銘板 イッテルビー (Ytterby) はスウェーデンのスウェーデン群島、ヴァクスホルム近郊に位置する村である。人口は詳しい調査が行われていないため不明だが、過疎化などで廃村にはなっておらず、居住者は存在する。ガドリン石が発見された採石場があることで知られる。この鉱物からはエルビウム (Erbium, Er)、テルビウム (Terbium, Tb)、イッテルビウム (Ytterbium, Yb)、イットリウム (Yttrium, Y) といった元素が分離された。 イッテルビー村は、希土類元素の歴史において重要な役割を果たしてきた。ガドリニウム(ヨハン・ガドリンにちなむ)、ホルミウム(ストックホルムのラテン語名から)、ツリウム(北欧諸国を意味する古いラテン語トゥーレから)、上記のエルビウム、テルビウム、イッテルビウム、イットリウム(これらは全てイッテルビーから名づけられた)など、多くの希土類元素がここで発見されたためである。.

21 関係: 希土類元素北欧ペール・テオドール・クレーベマルク・ドラフォンテーヌヨハン・ガドリンラテン語トゥーレツリウムテルビウムホルミウムイットリウムイッテルビウムエルビウムカール・グスタフ・モサンデルガドリン石ガドリニウムジャン・マリニャックストックホルムスウェーデン元素

希土類元素

希土類元素(きどるいげんそ、)又はレアアースは、31鉱種あるレアメタルの中の1鉱種で、スカンジウム Sc、イットリウム Yの2元素と、ランタン La からルテチウム Lu までの15元素(ランタノイド)の計17元素の総称である(元素記号の左下は原子番号)。周期表の位置では、第3族のうちアクチノイドを除く第4周期から第6周期までの元素を包含する。なお、希土類・希土と略しており、かつて稀土類・稀土とも書き、それらは英語名の直訳であり、比較的希な鉱物から得られた酸化物から分離されたことに由来している。.

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北欧

中東 南ヨーロッパ 北欧(ほくおう、Nordic countries, Nordic region、北欧語: Norden)は、北ヨーロッパのなかで、文化・歴史的な共通点でくくられた地域である。.

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ペール・テオドール・クレーベ

ペール・テオドール・クレーベ(Per Teodor Cleve、1840年2月10日 - 1905年6月18日)はスウェーデンの化学者、地質学者である。ホルミウム、ツリウムを発見した。 ストックホルムに生まれた。ウプサラ大学で学び、1863年に博士号を得た。ウプサラ大学で働いた後、各国に留学し、1874年にウプサラ大学の一般化学、農芸化学の教授となった。 1879年に、ホルミウムとツリウムを発見した。またカール・グスタフ・モサンデル (Carl Gustaf Mosander) が1841年に発見したヂディミウム (didymium) が、2つの希土類元素の混合物であること1874年に示した。1885年にカール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハが、ネオジム、プラセオジムとして分離した。 1884年にイギリス王立協会から、希土類の研究の業績に対してデービーメダルを受賞した。 探検家で鉱物学者のアドルフ・エリク・ノルデンショルドによって、鉱物の希土閃ウラン鉱(クレーベ石、cleveite、閃ウラン鉱の変種)に命名された。 1970年度のノーベル生理学・医学賞を受賞したウルフ・スファンテ・フォン・オイラーは孫である。.

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マルク・ドラフォンテーヌ

マルク・ドラフォンテーヌ(Marc Delafontaine、1837年 - 1911年)はスイスの化学者である。ジャック・ソレと共に1878年にホルミウムを発見した。 ジャン・マリニャックの元で研究し、ジュネーヴ大学で一時教えたこともある。1870年アメリカに渡りシカゴ大学で研究した。また、シカゴ警察のために働いたこともある。 ホルミウムは、一連の希土類元素が発見された鉱石のなかから発見された。ドラフォンテーヌはスイスの化学者Philippe PlantamourにちなんでPhilippiumと名づけた。ジュネーブ大学の物理学者ジャック・ソレが分光学的に確認した。1879年にクレーベによって分離されたホルニウムが、彼らによって発見された元素と同じものであったために、ホルミウムの発見者とされる。.

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ヨハン・ガドリン

ヨハン・ガドリン(Johan Gadolin、1760年6月5日-1852年8月15日)は、フィンランドの化学者、鉱物学者である。元素イットリウムの発見者である。フィンランドの化学の基礎を築いた。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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トゥーレ

トゥーレ(ギリシャ語: Θούλη, ラテン文字表記は様々ある: Thile, Tile, Tilla, Toolee, Tylen, Thula, Thyle, Thylee, Thila, Tila など)は、古典文学の中で語られる伝説の地で、通常は島である。古代ヨーロッパの説明や地図によれば、トゥーレは遥か北、しばしばアイスランドの、恐らくはオークニー諸島、シェトランド諸島、スカンジナビアにあると、また中世後期やルネサンス期にはアイスランドやグリーンランドにあると考えられていた。 またそれとは別に、バルト海のサーレマー島のことだという考え方もある。 中世地誌におけるウルティマ・トゥーレは、「既知の世界の境界線」を越えた、世界の最果てを意味することもある。「ウルティマ・トゥーレ」をグリーンランドの、「トゥーレ」をアイスランドのラテン名として使用する人もある。.

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ツリウム

ツリウム (thulium) は原子番号69の元素。元素記号は Tm。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。銀白色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は9.32、融点は1545 、沸点は1947 。 空気中で表面がくもり、高温で燃えて Tm2O3 となる。加熱下でハロゲンと反応。水にゆっくりと溶け、熱水と反応。酸に易溶。安定な原子価は3価。存在量は少ない。 38 K(ケルビン)以下で強磁性を示す。.

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テルビウム

テルビウム (terbium) は原子番号65の元素。元素記号は Tb。スウェーデンの小さな町イッテルビー (Ytterby) にちなんで名づけられた。イッテルビーからは、テルビウムの他、イットリウム、イッテルビウム、エルビウムと合計四つの新元素が発見されている。これらの元素はいずれも、イッテルビー から名称の一部をとって命名された。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。.

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ホルミウム

ホルミウム (holmium) は原子番号67の元素。元素記号は Ho。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。銀白色の金属で、常温、常圧での安定構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は8.80、融点は1461 、沸点は2600 (融点、沸点とも異なる実験値あり)。 空気中で表面が酸化され、高温下で全体が燃えて酸化物になる。水にゆっくりと溶ける。酸に易溶。ハロゲンと反応する。安定な原子価は3価。希土類金属で最大の磁気モーメントを持つ。.

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イットリウム

イットリウム(yttrium )は原子番号39の元素である。元素記号はYである。単体は軟らかく銀光沢をもつ金属である。遷移金属に属すがランタノイドと化学的性質が似ているので希土類元素に分類される。唯一の安定同位体89Yのみ希土類鉱物中に存在する。単体は天然には存在しない。 1787年にがスウェーデンのイッテルビーの近くで未知の鉱物を発見し、町名にちなんで「イッテルバイト」と名づけた。ヨハン・ガドリンはアレニウスの見つけた鉱物からイットリウムの酸化物を発見し、アンデルス・エーケベリはそれをイットリアと名づけた。1828年にフリードリヒ・ヴェーラーは鉱物からイットリウムの単体を取り出した。イットリウムは蛍光体に使われ、赤色蛍光体はテレビのブラウン管ディスプレイやLEDに使われている。ほかには電極、電解質、電気フィルタ、レーザー、超伝導体などに使われ、医療技術にも応用されている。イットリウムは生理活性物質ではないが、その化合物は人間の肺に害をおよぼす。.

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イッテルビウム

イッテルビウム (ytterbium) は原子番号70の元素。元素記号は Yb。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。.

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エルビウム

ルビウム (erbium) は原子番号68の元素。元素記号は Er。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。灰色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は9.05、融点は1497 ℃ (1529 ℃という実験値もあり)、沸点は2863 ℃ (2900 という実験値もあり)。空気中で表面が酸化され、高温で燃えて Er2O3 となる。水にゆっくりと溶ける。酸に易溶。ハロゲンと反応する。常温で常磁性を示す。安定な原子価は3価。.

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カール・グスタフ・モサンデル

ール・グスタフ・モサンデル(Carl Gustaf Mosander、1797年9月10日-1858年10月15日)は、スウェーデンの化学者である。ランタン、エルビウム、テルビウムの各元素を発見した。カルマル市で生まれ、ローベン島で死去した。 モサンデルは、12歳の時に母親と一緒にストックホルムに引っ越すまで、カルマル市で学校に通った。そこで、彼はウグランの薬局の実習生となった。1817年に薬剤師の試験に合格したが、医学に興味を持ち、1820年にカロリンスカ研究所に入学し、1827年に外科学の修士号を取得した。彼は、研究所の化学の教員、また自然歴史博物館で鉱物標本収集の 助手として働いた。医学生時代の化学の教師はイェンス・ベルセリウスであり、1836年にモサンデルはベルセリウスの後を継いだ。ランタンは、1839年に彼が硝酸セリウムを加熱して部分分解し、生成した塩を硝酸で処理していた時に発見した。 モサンデルは、1833年にスウェーデン王立科学アカデミーの会員に選ばれた。.

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ガドリン石

ドリン石(Gadolinite)は、セリウム、ランタン、ネオジム、イットリウム、ベリリウム、鉄のケイ酸塩で構成されるケイ酸塩鉱物であり、組成は(Ce,La,Nd,Y)2FeBe2Si2O10である。組成によって、セリウムが多ければ-(Ce)、イットリウムが多ければ-(Y)を付けて呼ばれる。35.48%のイットリウム族希土類元素、2.7%のセリウム族希土類元素、最大11.6%の酸化ベリリウム、痕跡量のトリウムを含む。スウェーデン、ノルウェー、アメリカ合衆国(テキサス州とコロラド州)で見られる。.

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ガドリニウム

ドリニウム (gadolinium) は原子番号64の元素。元素記号は Gd。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。.

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ジャン・マリニャック

ャン・シャルル・ガリサール・ド・マリニャック(Jean Charles Galissard de Marignacもしくは、Jean Charles Galinard de Marignac、 1817年4月24日 - 1894年4月15日)はスイスの化学者である。希土類元素の発見や、多数の元素の原子量の精密な決定に業績を残した。.

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ストックホルム

トックホルム(Stockholm )はスウェーデンの首都で、スウェーデン最大の都市である。北欧を代表する世界都市であり、2014年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第33位の都市と評価された (2014年4月公表)。ストックホルム県(Stockholms län)に属す。人口は約75万人。「水の都」、「北欧のヴェネツィア」ともいわれ、水の上に浮いているような都市景観をもつ。北欧で最大の人口を誇り、バルト海沿岸では、サンクトペテルブルクに次いで第2位。1912年に第5回夏季オリンピックが開催された。.

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スウェーデン

ウェーデン王国(スウェーデンおうこく、スウェーデン語: )、通称スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家。首都はストックホルム。西にノルウェー、北東にフィンランドと国境を接し、南西にカテガット海峡を挟んでデンマークと近接する。東から南にはバルト海が存在し、対岸のロシアやドイツとの関わりが深い。法定最低賃金は存在しておらず、スウェーデン国外の大企業や機関投資家に経済を左右されている。.

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元素

元素(げんそ、elementum、element)は、古代から中世においては、万物(物質)の根源をなす不可欠な究極的要素広辞苑 第五版 岩波書店を指しており、現代では、「原子」が《物質を構成する具体的要素》を指すのに対し「元素」は《性質を包括する抽象的概念》を示す用語となった。化学の分野では、化学物質を構成する基礎的な成分(要素)を指す概念を指し、これは特に「化学元素」と呼ばれる。 化学物質を構成する基礎的な要素と「万物の根源をなす究極的要素」としての元素とは異なるが、自然科学における元素に言及している文献では、混同や説明不足も見られる。.

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村(むら、そん)とは、日本における普通地方公共団体の一つ。.

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