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イオラーオス

索引 イオラーオス

ヘーラクレースとイオラーオス。紀元前1世紀頃のモザイク。イタリア、アンツィオ。 イオラーオス(Ἰόλαος, 、Iolaus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイオラオスとも表記される。 ヘーラクレースの異父兄弟イーピクレースとアウトメドゥーサの子。クレオーンの娘メガラーとの間にレイペピレーをもうけた。レイペピレーはヘーラクレイダイのピューラースと結婚し、ヒッポテースとテーローの母となった。 イオラーオスはエウリュステウスに仕えた父イーピクレースとは異なり、ヘーラクレースの戦車の御者として冒険に同行し、ヘーラクレースの多くの冒険を助けた。.

42 関係: ちくま文庫古代オリンピック変身物語岩波文庫岩波書店中務哲郎京都大学学術出版会ペリアースマラトンメガラーボイオーティアヘラクレスの子供たちヘーラクレースヘーラクレイダイヘーベーヘーシオドスパウサニアスヒュロスヒュドラーテーバイテーセウスデーモポーンアポロドーロスアルゴナウタイアンツィオアッティカアウトメドゥーサイーピクレースイタリアエウリュステウスエウリピデスオウィディウスカリュドーンの猪ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌスギリシア神話クレオーンスケイローンゼウスサルデーニャ高津春繁長母音戦車競走

ちくま文庫

ちくま文庫(ちくまぶんこ)は、株式会社筑摩書房が発行している文庫レーベル。1985年12月より刊行開始した。基本的な装幀(フォーマットならびに安野光雅がデザインした。 ちくま文庫を立ち上げた松田哲夫は安野の教え子である。それが縁で依頼したという。 なお、同音の「チクマ文庫」とは別。.

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古代オリンピック

古代オリンピック(こだいオリンピック、)は、古代ギリシアのエーリス地方、オリュンピアで4年に1回行われた当時最大級の競技会であり、祭典である。ギリシア語ではオリュンピア大祭、オリュンピア祭典競技とも呼ぶ。オリュンピアにはエーリスの祭神・ゼウスの神殿があった。本競技会・祭典は紀元前9世紀から紀元後4世紀にかけて行われたもので、ギリシア四大大会(後述)のひとつである。 最盛期にはギリシア世界各地から選手が参加した。ギリシア人はこれを格別に神聖視し、大会の期間およびそれに先立つ移動の期間、合計3ヶ月ほどをオリュンピア祭のための休戦期間に挙げた。またギリシア語資料では広くオリュンピア祭の回数、すなわちオリンピアードをもって年を数えることが行われる。ギリシア人の血筋を持つ者しか参加が許されず、罪を犯した者も参加できなかった。.

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変身物語

『変身物語』(へんしんものがたり、)は、古代ローマの詩人オウィディウスによるラテン文学の名作。神話原典のひとつである。『転身物語』(てんしんものがたり)や、原題のまま『メタモルポーセース』などとも呼ばれる。.

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岩波文庫

岩波文庫(いわなみぶんこ)は、株式会社岩波書店が発行する文庫本レーベル。1927年(昭和2年)7月10日に、ドイツのレクラム文庫を模範とし、書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的として創刊された日本初の文庫本のシリーズ。最初の刊行作品は『新訓万葉集』などであった。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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中務哲郎

中務 哲郎(なかつかさ てつお、1947年2月24日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.332 - )は西洋古典学者、古代ギリシア文学研究者、京都大学名誉教授。 大阪府大阪市生まれ。大阪府立天王寺高等学校卒、1969年京都大学文学部西洋古典学卒、1975年同大学院西洋古典学博士課程満期退学。松平千秋門下生、岡道男や藤縄謙三の指導も受けた。1975-1979年京大文学部助手、1980年京都産業大学専任講師、1984年助教授、1987年京大文学部助教授、1994年「古代説話研究」で京大文学博士、同年教授となった。2010年定年により名誉教授。同年6月より、日本西洋古典学会委員長(第10代、前任は内山勝利)に就いた。〈西洋古典叢書〉(京都大学学術出版会)編集委員でもある。 2014年、『ヘシオドス 全作品』の訳により第65回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞。.

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京都大学学術出版会

一般社団法人京都大学学術出版会(きょうとだいがくがくじゅつしゅっぱんかい、英称:Kyoto University Press)は、京都大学の出版部に当たる一般社団法人で、大学出版部協会の会員。主として京都大学における学術的成果を出版活動を通じて公表・普及することを目的とする。現会長は山極寿一、理事長は末原達郎。同会の出版活動に対して、梓会出版文化賞第20回記念特別賞、2011年度地中海学会賞が授与されている。.

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ペリアース

ペリアース(Πελίας, Peliās)は、ギリシア神話に登場するイオールコスの王である。長母音を省略してペリアスとも表記される。 コルキスの黄金の羊の皮の探索をイアーソーンに命じ、アルゴナウタイの冒険の原因を作った。ポセイドーンとテューローの子。テッサリアでビアースの娘アナクシビアーを妻として、アカストス、ペイシディケー、ペロペイア、ヒッポトエー、アルケースティスを得た。一説には、妻としたのはアムピーオーンの娘ピューロマケーだともいう。.

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マラトン

マラトーン(Μαραθών / Marathṓn)は、ギリシャ・アッティカ地方のアテネ北東にある村。長音を省略し、マラトンとも表記される。マラトンの戦い(紀元前490年)の舞台として知られており、このときの故事にちなむ陸上競技マラソンの名の由来となった。 現代ギリシャ語のディモティキ(口語標準語)ではマラトナス(Μαραθώνας / Marathonas)、カサレヴサ(共通文語)ではマラトン(Μαραθών / Marathon)と表記される。マラトナス市は東アッティカ県に属し、その周辺地域も含む基礎自治体(ディモス)である。.

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メガラー

メガラー(Μεγάρα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してメガラとも表記される。テーバイの王クレオーンの娘。一説にリュコスの娘とも高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.278b。。ヘーラクレースの最初の妻で、3人の息子テーリマコス、クレオンティアデース、デーイコオーンを生んだアポロドーロス、2巻4・11。アポロドーロス、2巻7・8。。 また後にイオラーオスと結婚しアポロドーロス、2巻6・1。、娘レイペピレーを生んだ。レイペピレーはヘーラクレイダイの1人ピューラースと結婚し、ヒッポテース、テーローを生んだ。 メガラーについては異説が多い。メガラーとヘーラクレースの子共の数は2人、8人とも言われている。彼女の子供たちは気が狂ったヘーラクレースによって殺されるが、その死はヘーラクレースの12の難行以前とも、難行後であると言われ、特に前者の場合は12の難行および、ヘーラクレースがオイカリアー王エウリュトスを滅ぼすきっかけとなっている。一方、後者の説ではメガラーも子供たちと一緒に殺されたことになっている。.

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ボイオーティア

ボイオーティア(Βοιωτία / Boeotia, Beotia, Bœotia)は、古代ギリシアの一地方で、アッティカの西北に位置した。中心都市はテーバイ。 「ボイオティア」「ヴィオティア」などとも表記される。ギリシャ語で「牛の国」という意味もある。.

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ヘラクレスの子供たち

『ヘラクレスの子供たち』(ヘラクレスのこどもたち、ヘーラクレイダイ、Ἡρακλεῖδαι, Hērakleidai、Heracleidae)は、古代ギリシアのエウリピデスによるギリシア悲劇。 ヘーラクレースの死後、彼の子供たちとその保護者イオラーオスが、ミュケーナイ王エウリュステウスの迫害を逃れ、アテナイ王デーモポーンに保護を求め、アテナイとミュケーナイが戦争、敗れたエウリュステウスが処刑される様が描かれる。 その作風・内容から、上演は紀元前430年頃と推定される。.

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ヘーラクレース

ヘーラクレース (Ηρακλής, Hēraklēs) は、ギリシア神話の英雄。ギリシア神話に登場する多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在である。のちにオリュンポスの神に連なったとされる。ペルセウスの子孫であり、ミュケーナイ王家の血を引く。幼名をアルケイデース(Ἀλκείδης, Alkeidēs)といい、祖父の名のままアルカイオス(Ἀλκαῖος, Alkaios)とも呼ばれていた。後述する12の功業を行う際、ティーリュンスに居住するようになった彼をデルポイの巫女が 「ヘーラーの栄光」を意味するヘーラクレースと呼んでからそう名乗るようになった。キュノサルゲス等、古代ギリシア各地で神として祀られ、古代ローマに於いても盛んに信仰された。その象徴は弓矢、棍棒、鎌、獅子の毛皮である。 ローマ神話(ラテン語)名は Hercules (ヘルクーレス)で、星座名のヘルクレス座はここから来ている。 英語名はギリシア神話ではHeracles(ヘラクリーズ)、ローマ神話ではHercules(ハーキュリーズ)。イタリア語名はギリシア神話ではEracle(エーラクレ)、ローマ神話では Ercole(エールコレ)。フランス語名はギリシア神話では Héraclès (エラクレス)、ローマ神話では Hercule (エルキュール)という。なお、欧米ではローマ神話名の方が一般的に用いられている。 日本語では長母音を省略してヘラクレスとも表記される。.

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ヘーラクレイダイ

ヘーラクレイダイ(Ἡρακλεῖδαι, )は、ギリシア神話の英雄ヘーラクレースの子孫である。長母音を省略してヘラクレイダイとも表記される。 ヘーラクレイダイは「ヘーラクレースの後裔」の意であり、字義どおりに解釈するならば神話時代のヘーラクレースの子孫とその末裔を称する歴史時代の諸王家全体を指すが、ギリシア神話では通常、ヘーラクレースの嫡流であるデーイアネイラの子供たち(特に長男ヒュロス)の家系をいう。ヘーラクレースの死後、子供たちはミュケーナイの王エウリュステウスから迫害を受け、ペロポネーソス半島を去った。このためヘーラクレイダイにとってペロポネーソス半島に帰還することは、英雄の育ての父アムピトリュオーンがミュケーナイを追放されて以来の長きにわたる悲願となった。 このヘーラクレイダイの帰還の物語はギリシア神話の世界で起きた最後の大事件であり、トロイア戦争をはさんだ長期間にわたって語られ、歴史時代にはヘーラクレイダイの帰還はドーリア人の侵入と結びつけられた。また古代の悲劇作家たちはこの物語をしばしば題材に取り上げた。.

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ヘーベー

1800-1805年にアントニオ・カノーヴァが彫られたヘーベー像 (エルミタージュ美術館蔵) ヘーベー(Ἥβη, Hēbē)は、ギリシア神話の青春の女神である。元々、ヘーベーとは「若さ」、「青春(の美)」の意味で、青春が神格化された女神である。 日本語では、長母音を省略してヘベとも呼ぶ。.

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ヘーシオドス

ヘーシオドス (Ἡσίοδος, Hēsíodos) は、古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定される。『神統記』や『仕事と日』(仕事と日々)の作者として知られる。 1939年からギリシャで発行されていた旧50ドラクマ紙幣に肖像が使用されていた。.

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パウサニアス

パウサニアス(Παυσανίας, Pausanias, 115年頃 - 180年頃)は2世紀ギリシアの旅行家で地理学者。『ギリシア案内記』の著者として知られる。この著作は当時のギリシアの地誌や歴史、神話伝承、モニュメントなどについて知る手がかりとされている。.

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ヒュロス

ヒュロス(Ὕλλος,, Hyllus)は、ギリシア神話の人物である。英雄ヘーラクレースとデーイアネイラの息子で、クテーシッポス、グレーノス、オネイテース、マカリアーと兄妹。イオレーとの間にクレオダイオスをもうけた。 ヘーラクレイダイの一代目であり、ミュケーナイ王エウリュステウスを戦って破るものの、ペロポネーソス半島から追放される憂き目にあった。.

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ヒュドラー

ュスターヴ・モロー画『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(1876年) シカゴ美術館所蔵。 紀元前4世紀ごろのアポロニアの貨幣。表には冥府の女神ペルセポネーの怒った顔が、裏にヒュドラーの姿が描かれている。 紀元前6世紀ごろの黒絵式アンフォラ。ヒュドラーと戦うヘーラクレースとイオラーオスの姿が描かれている。ヘーラクレースは鎌のような武器で戦っており、その足元には彼の脚を攻撃せんとする大蟹カルキノスの姿がある。パリ、ルーブル美術館所蔵。 A Celestial Atlas』(1822年)に描かれたうみへび座(一部)。 ヨハネス・ヨンストン『鳥獣虫魚図譜』(1650年-1653年)に描かれたヒュドラー(下図)。 ヒュドラー(Ὕδρα', )は、ギリシア神話に登場する怪物である。長母音を省略してヒュドラとも表記される。 テューポーンとエキドナの子で、オルトロス、ケルベロス、キマイラ、また一説にネメアーの獅子、不死の百頭竜(ラードーン)アポロドーロス、2巻5・11。、プロメーテウスの肝臓を喰らう不死のワシ、スピンクス、パイア、金羊毛の守護竜と兄弟。 トレミーの48星座のうちの1つであるうみへび座(海蛇座、Hydra)はヒュドラーのことである。.

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テーバイ

テーバイが覇権を握っていた時期(紀元前371年-紀元前362年)の地図。黄色がテーバイとその同盟国。 テーバイ(Θήβαι / Thēbai 発音: )は、古代ギリシアにあった都市国家(ポリス)のひとつ。現在の中央ギリシャ地方ヴィオティア県の県都ティーヴァにあたる。 ボイオーティア同盟の盟主となり、アテナイやスパルタと覇権を争った最有力の都市国家のひとつであった。精強を謳われた「神聖隊」の活躍も知られている。 またギリシャ神話では「7つの門のテーバイ」として名高く、オイディプース伝説などの舞台となっている。 長音を略した「テバイ」や、「テーベ」(Thebes)と表記されることもある。.

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テーセウス

テーセウス(Θησεύς)は、ギリシア神話に登場する伝説的なアテーナイの王、そして国民的英雄である。長母音を省略してテセウスとも表記される。 ミーノータウロス退治などの冒険譚で知られ、ソポクレースの『コローノスのオイディプース』では憐み深い賢知の王として描かれる。ヘーラクレースほどではないが、大岩を持ち上げるほどの怪力を誇る。プルタルコスの『英雄伝』では古代ローマの建国の父ロームルスと共に、アテーナイを建国した偉大な人物として紹介されている。 マラトンの戦いでは、アテーナイ軍の先陣に立ってペルシア軍に突っ込み、アテーナイ軍の士気を大いに高めたという伝説がある。.

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デーモポーン

デーモポーン(Δημοφῶν/Δημοφόων, )は、ギリシア神話の人物である。アテーナイ王。ピンダロスによると、テーセウスとパイドラーの息子で、アカマースと兄弟。 彼はトロイア戦争に参加し、トロイアの木馬に入った戦士の一人。ヘレネーの付き添いとしてトロイアに亡命していた祖母のアイトラーを連れ戻した。この時アカマースと協力した。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アルゴナウタイ

ヘヴェリウス星図』 (1690年)よりアルゴ座の星座図—「物言う木」が船首ではなく船尾に描かれている(この図は天球儀の展開図として描かれているため、実際の星空と左右が逆転している) アルゴナウタイ(古典ギリシア語:Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。 アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテース(Ἀργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。ラテン語では、アルゴナウタエ(Argonautae)、英語ではアルゴノーツ(Argonauts)。.

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アンツィオ

アンツィオ(Anzio)は、イタリア共和国ラツィオ州ローマ県にある都市で、その周辺地域を含む人口約5万4000人の基礎自治体(コムーネ)。ティレニア海に面した港町である。.

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アッティカ

アッティカ(Attica, Attika)は、ギリシャのアテネ周辺を指す地域名であり、現在のギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)の一つである。古典ギリシャ語でアッティケー(Ἀττική / Attikḗ)、現代ギリシャ語でアッティキ(Αττική / Attikí  発音:)とも表記される。.

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アウトメドゥーサ

アウトメドゥーサ(Αὐτομέδουσα, )は、ギリシア神話の女性である。アルカトオスの娘。ヘーラクレースの異父兄弟イーピクレースと結婚してイオラーオスを産んだアポロドーロス、2巻4・11。。アウトメドゥーサはイーピクレースの最初の妻だったと伝えられている。子供のイオラーオスは成長してヘーラクレースの冒険を助けた。.

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イーピクレース

イーピクレース(Ἰφικλῆς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクレスとも表記される。 アムピトリュオーンとアルクメーネーの子で、ゼウスの子ヘーラクレースと異父兄弟。アルカトゥースの娘アウトメドゥーサとの間にイオラーオスを、また新たにクレオーンの娘を妻として2人の子をもうけた。しかしクレオーンの娘との間に生まれた子供は気が狂ったヘーラクレースに殺された。一説によるとイオペーという娘がいて、テーセウスの妻になった。 カリュドーンの猪狩りに参加したが、参加したのは子のイオラーオスのほうだともいわれる。.

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イタリア

イタリア共和国(イタリアきょうわこく, IPA:, Repubblica Italiana)、通称イタリアは南ヨーロッパにおける単一国家、議会制共和国である。総面積は301,338平方キロメートル (km2) で、イタリアではロスティバル(lo Stivale)と称されるブーツ状の国土をしており、国土の大部分は温帯に属する。地中海性気候が農業と歴史に大きく影響している。.

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エウリュステウス

ウリュステウス(Εὐρυσθεύς, )は、ギリシア神話に登場するミュケーナイ及びティーリュンスの王である。カール・ケレーニイによればエウリュステウスとは「あまねく強者」の意である。彼に仕えたヘーラクレースに「12の功業」を課した。 父はペルセウスの息子ステネロス、母はペロプスの娘ニーキッペー、姉妹にメドゥーサ、アルキュオネーがいる。ヘーラクレースの母アルクメーネーはエウリュステウスの従姉妹に当たる。アムピダマースの娘アンティマケーを妻とし、2人の間に娘アドメーテー、息子アレクサンドロス、イーピメドーン、エウリュピオス、メントール、ペリメーデースがある。.

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エウリピデス

ウリピデス(、 紀元前480年頃 - 紀元前406年頃)は、古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。エウリーピデースと長母音で表記されることもある。現代にも大きな影響を及ぼしている。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。.

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オウィディウス

プーブリウス・オウィディウス・ナーソー(Publius Ovidius Naso,; 紀元前43年3月20日 - 紀元後17年又は18年)は、帝政ローマ時代最初期の詩人の一人。共和政末期に生まれ、アウグストゥス帝治下で平和を享受し繁栄するローマにて詩作を行った。エレギーア形式で詠まれた『』や『』などの恋愛詩集や、叙事詩の形式で詠まれた『変身物語』などがよく知られている。『変身物語』は15巻12000行あまりの大作で、韻律としてヘクサメトロスを用い、神話伝説上の数々の変身譚を語る。一般にの集大成と受け取られている。 存命中から絶大な人気を博したオウィディウスであったが、紀元後8年にアウグストゥス帝の命により黒海に面した僻地に追放され、そこで生涯を閉じた。追放の理由はよくわかっておらず、文学史上最も不可解な事件の一つである。オウィディウス自身は追放の原因を「一つの詩歌と一つの過誤(carmen et error)に帰す」とだけ書いた。その言葉の選びようが意味深長であるからかえって、その意図するところをめぐって、後代の学者たちが膨大な議論を積み重ねることになった。 ラテン文学史上は「黄金の時代」の掉尾を飾る詩人とされる。オウィディウスの詩作品は後期古代から中世にかけての時代に多くの詩人に模倣され、西洋美術とに絶大な影響を与えた。ウェルギリウスやホラティウスよりは一世代若い世代に属する。彼らの時代から下ること数十年後の修辞学者クインティリアヌスはオウィディウスを最後のラテン恋愛悲劇作家と評したQuint.

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カリュドーンの猪

リントスの黒絵式壺絵 紀元前580年ごろ ルーヴル美術館 カリュドーンの猪(カリュドーンのいのしし、英語:Calydonian Boar)はギリシア神話に登場する巨大な猪。長母音を省略してカリュドンの猪とも表記する。アイトーリアのカリュドーン王オイネウスが生け贄を忘れたために女神アルテミスの怒りを買い、この猪が放たれたとされる。ギリシア全土から勇士が招集され、猪は退治されたが、このことがオイネウスの息子メレアグロスの死につながった。.

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ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス

イウス・ユリウス・ヒュギーヌス(Gaius Iulius Hyginus) は、ラテン語の著作家。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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クレオーン

レオーン(ギリシア語:Κρέων、ラテン文字表記:Kreon)は、ギリシア神話における人物である。長母音を省略してクレオンとも表記される。 メノイケウスの息子で、テーバイ王妃イオカステーの実弟であり、後のテーバイ王。カドモスの娘アガウエーとスパルトイのエキーオーンの間に生まれたペンテウス王の家系に属する。妻エウリュディケーとの間にハイモーンとメノイケウス(父と同名)の2子をもうけた。ヘーラクレースの妻の一人であるメガラーも彼らの娘とされる場合がある。.

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スケイローン

; スケイローンの関連系図(プルタルコス「テーセウス伝」より) スケイローン(Σκείρων, )、またはスキーローン(Σίρων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してスケイロン、スキロンとも表記される。 コリントス人で、ペロプスあるいはポセイドーンの子アポロドーロス、摘要(E)1・2。。あるいはピッテウスの娘ヘーニオケーとカネートスの子で、テーセウスの従兄弟。サラミース王キュクレウスの娘カリクローとの間にエンデーイスをもうけた。エンデーイスはアイギーナ王アイアコスの妻で、テラモーンとペーレウスの母プルタルコス「テーセウス伝」10。。なお、エンデーイスはケンタウロスのケイローンとニュムペーのカリクローの娘だともいわれる。.

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ゼウス

ウス(ΖΕΥΣ, Ζεύς, )は、ギリシア神話の主神たる全知全能の存在。全宇宙や天候を支配し、人類と神々双方の秩序を守護する天空神であり、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王でもある。全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とし、多神教の中にあっても唯一神的な性格を帯びるほどに絶対的で強大な力を持つ。.

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サルデーニャ

ルデーニャ(Sardegna)は、イタリア半島西方、コルシカ島の南の地中海に位置するイタリア領の島。地中海ではシチリア島に次いで2番目に大きな島である。 周辺の島を含めて、サルデーニャ自治州を構成している。この州は、イタリアに5つある特別自治州のひとつである。州都はカリャリ(カリアリ)。.

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高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

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長母音

長母音(ちょうぼいん)とは、母音の持続時間が長いものをいう。これと対照的に持続時間が短いものは、短母音(たんぼいん)と呼ばれる。.

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戦車競走

戦車競走の再現(2004年) 戦車競走(せんしゃきょうそう、英語:chariot racing)とは、古代ギリシアおよびローマ帝国において人気のあったスポーツの一つである。御者および馬にとって重傷を負ったり死に至ったりすることさえ珍しくない危険な競技であり、現代においてモータースポーツが人々の大きな関心を集めることに類似している。 戦車競走の組織的側面は、ある部分において今日のプロスポーツにも似ている。ローマ時代の戦車競走では、財政支援を行なうグループごとにそれぞれチームがあり、ことに優秀な御者をめぐってはその雇用についての争いもあった。こうしたチームは観客の間に熱烈な支持を集め、異なるチームのファン同士の間で騒動が起こる要因ともなった。 戦車競走が単なるレースにとどまらない、社会全体に影響を与える存在となるにつれ、このようなファン同士のもめごとが政治問題化するようにもなった(例えばニカの乱)。ローマ帝国やのちの東ローマ帝国の皇帝たちがこれらのチームを統制し、彼らを監視する役職をおいたのもそうしたことが理由である。 戦車競走は西欧では西ローマ帝国の滅亡にともなってその重要性を失った一方、東ローマ帝国で存続した。今日の繫駕速歩競走の元となっている。また、ドイツのボードゲーム・アベ・カエサルは、戦車競走を基にして生み出された。.

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