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アイアンブ

索引 アイアンブ

アイアンブ(iamb)またはアイアンバス(iambus)はさまざまなタイプの詩に用いられる韻脚のこと。元々は古代ギリシアの韻律学で使われた用語で(ギリシャ語:ἴαμβος, iambos, イアンボス、イアムボス、短長格)、短い音節の後に長い音節が続く詩格(たとえば、i-amb)を意味した。それが英語詩では、音節の強弱による詩を説明するのに適用され、弱いアクセントの音節の後に強いアクセントの音節が続く脚構成(たとえば、a-bove)に用いられるようになった(弱強格、抑揚格と訳される)。その反対は、トロキー(強弱格、長短格)である。.

15 関係: 古代ギリシアバンジョー・パターソンリチャード三世 (シェイクスピア)ルイス・キャロルトロキーアリストテレスアンケプスウィリアム・ブレイクウィリアム・シェイクスピアエミリー・ディキンソンエウリピデスギリシア語ジャバウォックの詩サミュエル・テイラー・コールリッジ韻脚

古代ギリシア

この項目では、太古から古代ローマに占領される以前までの古代ギリシアを扱う。.

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バンジョー・パターソン

バンジョー・パターソンとその署名 アンドルー・バートン・“バンジョー”・パターソン(Andrew Barton "Banjo" Paterson, 1864年2月17日 - 1941年2月5日) は、オーストラリアの詩人、ジャーナリスト、著作家。オーストラリア奥地(ブッシュ、ないしアウトバックという)での生活に焦点を当て、多くのバラッド、詩を書いた。詩の代表作としては「ワルツィング・マチルダ」、"The Man from Snowy River"(スノーウィー川から来た男)、"Clancy of the Overflow"(オーバーフロウ牧場のクランシー)が挙げられる。.

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リチャード三世 (シェイクスピア)

『リチャード三世』( -さんせい、King Richard III)は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の史劇。正式なタイトルは『リチャード三世の悲劇』(The Tragedy of King Richard the Third)。初演は1591年。 タイトルロールのリチャード三世は狡猾、残忍、豪胆な詭弁家であり、シェイクスピア作品の中ではハムレットと並んで演じ甲斐のある役とされている。 前作にあたる『ヘンリー六世』において、父のヨーク公と兄のエドワード四世を支えたリチャード。醜悪不具の肉体を備えた怪物はヘンリー六世と血みどろの戦いを続ける一方で機知と皮肉に満ちた言葉を吐き、内心は王座に就く野心を持っていた。.

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ルイス・キャロル

ルイス・キャロル(Lewis Carroll, 1832年1月27日 - 1898年1月14日)は、イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人である。 本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン (Charles Lutwidge Dodgson) で、作家として活動する時にルイス・キャロルのペンネームを用いた。このペンネームは "Charles Lutwidge" をこれに対応するラテン語名 "Carolus Ludovicus" に直し、再び英語名に戻して順序を入れ替えたものである。なお、 "Dodgson" の実際の発音は「ドジソン」ではなく「ドッドソン」に近いという説もあるが、この記事では慣例に従い「ドジソン」と表記する。 作家としてのルイス・キャロルは、『不思議の国のアリス』の作者として非常に良く知られている。「かばん語」として知られる複数の語からなる造語など、様々な実験的手法で注目されている。数学者としては、チャールズ・ドジソン名義で著作を出している。 キャロルの作品は出版以来人気を博し続けており、その影響は児童文学の域に止まらず、ジェイムズ・ジョイスやホルヘ・ルイス・ボルヘスのような20世紀の作家らにも及んでいる。.

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トロキー

トロキー(trochee or choree, choreus)は英語詩などに使われる韻脚。アクセントの強い音節の後にアクセントの弱い音節が続く。強弱格、揚抑格と訳される。古典詩(古代ギリシャ語詩や古代ラテン語詩)ではトロカイオス(ギリシャ語:τροχαῖος, trochaíos)と呼ばれ、母音の長い音節の後に母音の短い音節が続き、長短格と訳される。.

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アリストテレス

アリストテレス(アリストテレース、Ἀριστοτέλης - 、Aristotelēs、前384年 - 前322年3月7日)は、古代ギリシアの哲学者である。 プラトンの弟子であり、ソクラテス、プラトンとともに、しばしば「西洋」最大の哲学者の一人とされ、その多岐にわたる自然研究の業績から「万学の祖」とも呼ばれる。特に動物に関する体系的な研究は古代世界では東西に類を見ない。イスラーム哲学や中世スコラ学、さらには近代哲学・論理学に多大な影響を与えた。また、マケドニア王アレクサンドロス3世(通称アレクサンドロス大王)の家庭教師であったことでも知られる。 アリストテレスは、人間の本性が「知を愛する」ことにあると考えた。ギリシャ語ではこれをフィロソフィア()と呼ぶ。フィロは「愛する」、ソフィアは「知」を意味する。この言葉がヨーロッパの各国の言語で「哲学」を意味する言葉の語源となった。著作集は日本語版で17巻に及ぶが、内訳は形而上学、倫理学、論理学といった哲学関係のほか、政治学、宇宙論、天体学、自然学(物理学)、気象学、博物誌学的なものから分析的なもの、その他、生物学、詩学、演劇学、および現在でいう心理学なども含まれており多岐にわたる。アリストテレスはこれらをすべてフィロソフィアと呼んでいた。アリストテレスのいう「哲学」とは知的欲求を満たす知的行為そのものと、その行為の結果全体であり、現在の学問のほとんどが彼の「哲学」の範疇に含まれている立花隆『脳を究める』(2001年3月1日 朝日文庫)。 名前の由来はギリシア語の aristos (最高の)と telos (目的)から 。.

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アンケプス

アンケプス(anceps)は、古代ギリシアやラテン語の古典詩の韻律の中で使われる音節で、母音が長くても短くてもどちらでもいいもの。 アンケプスはさまざまな韻律形式の中に見ることができる。たとえば、サッポー詩体など、アイオリス方言(:en:Aeolic Greek)特有の詩行の中間か冒頭かにアンケプスが使われている。冒頭のアンケプスは、詩行の最後の2、3の音節のみが規則的な初期のインド・ヨーロッパ語族を反映したものかも知れない。また、ギリシア演劇のイアンボス・トリメトロスにも使われている。 特筆すべきは、アンケプスは「Brevis in longo」(行の最後の短い音節を長い音節と見なすこと。:en:Brevis in longo参照)とは別のものだということである。「Brevis in longo」の可能性はすべての韻律にくまなくある一方、アンケプスは特定の詩形の中にしかないのである。さらに「Brevis in longo」は常に長いものと感じられるが、アンケプスは長くても短くても自由なのである。 Category:押韻 Category:古代ギリシア.

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ウィリアム・ブレイク

ウィリアム・ブレイク(William Blake, 1757年11月28日 - 1827年8月12日)は、イギリスの詩人、画家、銅版画職人。預言書『ミルトン』の序詞「古代あの足が(And did those feet in ancient time)」が1918年にヒューバート・パリーによって音楽が付けられたものが聖歌『エルサレム』としてまたは事実上のイングランドの国歌として現在のイギリスではたいへんよく知られている。.

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ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare, 1564年4月26日(洗礼日) - 1616年4月23日(グレゴリオ暦5月3日))は、イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼の残した膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。 出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。 2002年BBCが行った「100名の最も偉大な英国人」投票で第5位となった。 「シェイクスピア」の日本における漢字表記(借字)は「沙吉比亜」だが、これは中国での表記「莎士比亞」(繁体字での表記で、簡体字では「莎士比亚」)の「莎」を「沙」と、「亞」を「亜」と略し、「士」の代わりに「吉」を用いたもの。「沙翁」と呼ばれることもある。.

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エミリー・ディキンソン

ミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickinson、1830年12月10日 - 1886年5月15日)は、アメリカの詩人。生前は無名であったが、1700篇以上残した作品は世界中で高い評価を受けており、19世紀世界文学史上の天才詩人という名声は今や不動のものとなっている。.

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エウリピデス

ウリピデス(、 紀元前480年頃 - 紀元前406年頃)は、古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。エウリーピデースと長母音で表記されることもある。現代にも大きな影響を及ぼしている。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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ジャバウォックの詩

『ジャバウォックの詩』(ジャバウォックのし、Jabberwocky )は、ルイス・キャロルの児童文学『鏡の国のアリス』で記述されたナンセンス詩である。『ジャバウォックの詩』は、英語で書かれた最も秀逸なナンセンス詩であると考えられている。 この詩では、ジャバウォックと呼ばれる正体不明の怪物が名前のない主人公によって打ち倒されるという出来事が、叙事詩のパロディによる形式で描写される。文中に出てくる単語の多くは、キャロルによって創作されたかばん語である。.

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サミュエル・テイラー・コールリッジ

ミュエル・テイラー・コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge, 1772年10月21日 - 1834年7月25日)は、イギリスのロマン派詩人であり、批評家、哲学者でもある。ウィリアム・ワーズワースとの共著『抒情民謡集』を刊行し、ロマン主義運動の先駆けとなる。.

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韻脚

verse(韻文、詩)における脚(pes; foot)は、韻脚(いんきゃく)、詩脚(しきゃく)あるいは音歩と訳され、詩のrhythm(リズム、律動)の基本単位として、多くのmeter(韻律、格調)に用いられる。 例えば「Shall I compare thee to a summer's day?」(ウィリアム・シェイクスピア『Sonnet 18』)は、5つの韻脚から成っている。(「//」は韻脚の区切りで、太字は強いアクセント)。.

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