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合金

索引 合金

合金(ごうきん、alloy)とは、単一の金属元素からなる純金属に対して、複数の金属元素あるいは金属元素と非金属元素から成る金属様のものをいう。純金属に他の元素を添加し組成を調節することで、機械的強度、融点、磁性、耐食性、自己潤滑性といった性質を変化させ材料としての性能を向上させた合金が生産されて様々な用途に利用されている。 一言に合金といっても様々な状態があり、完全に溶け込んでいる固溶体、結晶レベルでは成分の金属がそれぞれ独立している共晶、原子のレベルで一定割合で結合した金属間化合物などがある。合金の作製方法には、単純に数種類の金属を溶かして混ぜ合わせる方法や、原料金属の粉末を混合して融点以下で加熱する焼結法、化学的手法による合金めっき、ボールミル装置を使用して機械的に混合するメカニカルアロイングなどがある。ただし、全ての金属が任意の割合で合金となるわけではなく、合金を得られる組成の範囲については、物理的・化学的に制限(あるいは最適点)が存在する。.

87 関係: はんだ合金鋼安来鋼工具鋼不動態不規則合金丹銅亜鉛ナトリウムカリウム合金ミッシュメタルマルテンサイトノルディック・ゴールドマルエージング鋼マンガンモリブデン鋼マグネシウム合金ハステロイバビットメタルモネルボールミルトムバックパーマロイパーメンジュールヒューム‐ロザリーの法則ピューターフェロマンガンニクロムホワイトゴールド刃物鋼めっきアマルガムアモルファス金属アルミニウム合金インバーインコネルウッドメタルガリンスタンクルップ鋼クロムクロムモリブデン鋼クニフェケイ素鋼コバールコンスタンタンシルミンジュラルミンスピーゲルステライトステンレス鋼スターリングシルバーセンダスト...サンプラチナ共晶固溶体硬鉛磁性経験則炭素焼入れ焼結物性物理学相図白銅融点非金属元素青銅装甲規則合金高張力鋼高速増殖炉超硬合金転位軸受合金黄銅近藤効果赤銅 (合金)金属金属工学金属間化合物KS鋼機械材料活字合金洋白浸炭42アロイ インデックスを展開 (37 もっと) »

はんだ

はんだ(半田、盤陀、)とは、はんだ付けに利用される鉛とスズを主成分とした合金である。金属同士を接合したり、電子回路で、電子部品をプリント基板に固定するために使われる。材質にも依るが、4 - 10 K程度で超伝導状態へと転移する。 2003年のRoHSなど環境保全の取り組みにおいて、鉛を含まない鉛フリーはんだ(無鉛はんだ)が使われることが多い。.

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合金鋼

合金鋼(ごうきんこう)とは、炭素鋼に一つまたは数種の元素(合金元素という)を添加してその性質を改善し、種々の目的に適合するようにした鋼のことである『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、ISBN4-901381-00-8、237頁。一方で、鋼自体に鉄合金という意味があるのでいわゆる自家撞着的用語であり、使用範囲が曖昧なので学術論文ではあまり使用されない。従って同じものを合金鋼ではなく、特殊鋼と呼ぶ場合が多い。 それぞれの合金元素添加量については下限が定められており、FeとC以外の元素いずれもがその下限に満たないものは、合金鋼と呼ばない。このような鋼は炭素鋼と呼ぶ。 ISOでの下限は、次のようになっているが、特に優れた効果をもつものであれば添加元素と認められる。 Al:0.1、B:0.0008、Co:0.1、Cr:0.3、Cu:0.4La:0.05、Mo:0.08、Nb:0.06、Ni:0.3、Pb:0.4Se:0.1、Te:0.1、Ti:0.05、V:0.1、W:0.1、Zr:0.05 これらの合金元素の合計量が5以下ならば低合金鋼、5~10ならば中合金鋼、10以上ならば高合金鋼と呼ぶ。特に特殊鋼において多元系化が進められており、 中でも工具鋼において、最多元系のものが開発されている。.

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安来鋼

安来鋼(ヤスキハガネ)は、旧雲伯国境地域(現・島根県/鳥取県県境)における直接製鋼法で出来た鋼の総称。.

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工具鋼

工具鋼 (こうぐこう、tool steel)とは、金属・非金属材料の切削、塑性加工等を行なう工具ならびに治具に用いられる鋼である。日本工業規格においては、炭素工具鋼、合金工具鋼ならびに高速度工具鋼の3種が定義されている『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、ISBN 4-901381-00-8、254頁。 強度と耐衝撃性・耐摩耗性に優れ、手動工具(ハンドツール)の他、金属加工に用いられる刃物、治具、金型、掘削工具、切削工具等に用いられる鋼である。また過去には転がり軸受、ピストンピン等のエンジン部品・摩擦機械・摺動部品等の境界潤滑状態で使われた材料である。もともと炭素鋼から発展した工具向けの用途を意図した特殊鋼ゆえ、工具・金型以外への適用はそれよりも用途に適した合金鋼への移行が進んだ。.

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不動態

不動態(ふどうたい、不働態とも)とは、金属表面に腐食作用に抵抗する酸化被膜が生じた状態のこと。この被膜は溶液や酸にさらされても溶け去ることが無いため、内部の金属を腐食から保護するために用いられる。なお、本来「不働態」が正字であるが、現在は「不動態」と表記する。 酸化力のある酸にさらされた場合や、陽極酸化処理によって生じる。不動態の典型的な被膜の厚みは、例えばステンレスに生じる不動態の場合、数nmである。 すべての金属が不動態となるわけではない。不動態になりやすいのは、アルミニウム、クロム、チタンなどやその合金である。また、これらの金属は弁金属(バルブメタル)と呼ばれる。.

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不規則合金

不規則合金(ふきそくごうきん、Random alloy):合金において、各構成金属元素の原子配置が不規則(ランダム)なもの。配置が乱れているので、周期的境界条件はなく、単位胞も定義できない。但し、各原子の位置までは乱れていないので、各原子の位置に関しての周期性は失っていない。このため、配置の乱れを無視し、原子位置のみに関しての単位胞は定義できる(この意味では、金属結晶としての性質を失ってはいない)。 特に、成分金属の種類が2である不規則合金のことを不規則二元合金 (Random binary alloy) という。.

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丹銅

丹銅(たんどう)は、銅と亜鉛の合金だが、同じく銅と亜鉛からなる黄銅よりも亜鉛が少ない。 JISではC 2100 – C 2400がこれに相当する。Cu:Zn.

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亜鉛

亜鉛(あえん、zinc、zincum)は原子番号30の金属元素。元素記号は Zn。亜鉛族元素の一つ。安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP) の金属。必須ミネラル(無機質)16種の一つ。.

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ナトリウムカリウム合金

ナトリウムカリウム合金(ナトリウムカリウムごうきん、通称NaK、ナック)はナトリウムとカリウムの合金である。常温では水銀状液体である。熱媒体などに用いられるが化学的反応性が極めて高く、空気や水との接触によって発熱・発火・炎上・爆発に到る。CAS登録番号は11135-81-2。毒劇物取締法により劇物に指定されている。カリウムの混合比が高い場合にはカリウムナトリウム合金とも呼ばれる。.

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ミッシュメタル

ミッシュメタルは複数の希土類元素(レア・アース)が含まれた合金である。ドイツ語の Mischmetall - "mixed metals" から付けられた名前である。 多くの希土類元素同士は性質が似ているため分離が難しく、鉱石中の希土類金属を一括して還元した合金状態で使用された。酸化物状態での希土類の混合物を混合希土と呼び、混合希土を還元・精製したものがミッシュメタルである。各希土類元素ごとの分離コストが省けるため比較的安価で製造できる。ミッシュメタルとしてはセリウム、ランタン、ネオジムなどの合金がある。また、還元蒸留法によって希土類元素を単体分離する時の還元剤として使用される。 Category:合金.

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マルテンサイト

マルテンサイト(martensite)は、Fe-C系合金(鋼や鋳鉄)を安定なオーステナイトから急冷する事によって得られる組織である。体心正方格子の鉄の結晶中に炭素が侵入した固溶体で、鉄鋼材料の組織の中で最も硬く脆い組織である。 1891年にドイツの冶金学者(Adolf Martens)により発見され、マルテンサイトという名称も、彼の名前に由来している。現在ではあまり使用されないが、組織形状が麻の葉に似ていることから、日本の冶金学者本多光太郎による麻留田(マルテン)という漢字の当て字がある。.

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ノルディック・ゴールド

ノルディック・ゴールドは、銅合金の一種。EUのユーロ硬貨(50,20,10セント)や、スウェーデンの硬貨(10クローナ・5クローナ)に用いられている合金である。 アレルギーをおこすとされるニッケルを含まないので採用された。 金属比率 銅 (Cu)89% アルミニウム (Al)5% 亜鉛 (Zn)5% 錫 (Sn)1% Category:銅合金 Category:アルミニウム Category:亜鉛 Category:スズ Category:ユーロ硬貨.

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マルエージング鋼

マルエージング鋼またはマレージング鋼は、航空・宇宙分野の構造材として開発された特殊鋼である。日本ではゴルフクラブヘッドの素材として使われている。炭素の含有量を減らした鋼(0.03 % 以下)で、Ni と Co などをあわせて 30 % 含む特殊鋼である。マルテンサイト化した後、時効処理 (aging) によって強度を向上して使われる。 強度、靭性に優れている。可鍛性(塑性加工時の加工硬化が小さい)。時効処理によるひずみの発生が少ない。窒化処理が容易である。熱膨張率が少ない。耐低温脆性に優れている、などの優れた特徴をもっているが、高価な合金成分を多く含むために高価であるのが最大の欠点である。 ウラン濃縮用の遠心分離機やミサイルの部品にも使用されることから各国で輸出規制の対象となっており、日本でも輸出貿易管理令で規制されている。 また、初期のAPFSDS弾ではタングステン合金のみで強度を確保できなかったため、靭性の高いマルエージング鋼製の保持筒に入れられていた。 Category:鋼 Category:ニッケル Category:コバルト.

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マンガンモリブデン鋼

マンガンモリブデン鋼()は、合金鋼の種類の一つである。 引っ張り強度はクロームモリブデン鋼と並ぶ。 溶接などの加工が容易である。 その特性を生かし、自転車のフレームなどさまざまな面で用いられる。 丈夫でしなやかで薄い肉厚でも十分な強度を得られる。 そのため軽量化と同時に引っ張り強度などが求められる用途に用いられる。 また、自転車のフレーム材料として古くから使われており、とくに長期旅行用自転車のキャンピングなど高積載荷重が求められる用途においてはクロームモリブデン鋼よりもしなやかなで安定した乗り心地が得られると評してマンガンモリブデン鋼のフレームを好むサイクリストもいる。 (アルミ等を用いた軽合金はハイテンション鋼よりも引っ張り強度が小さく、自転車フレームは繰り返し荷重等の関係から太く重くならざるを得ず、高積載荷重に耐えうる丈夫さと軽量を求められるフレームの用途には向かない。またカーボン等樹脂系は経年劣化が激しいほかスチールに見られる溶接のような柔軟で強固な加工が困難であるが、)マンガンモリブデン鋼を用いる場合において部品をロウ付けして仕様を容易に変更できることから、愛好家も多い。 自転車用途に特化したパイプを英国レイノルズ・テクノロジー等のメーカーが出しており、クロームモリブデン鋼等ほかの材質に勝るとも劣らない性能を実現している。 Category:鋼.

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マグネシウム合金

マグネシウム合金(マグネシウムごうきん)は、マグネシウムを主成分とする合金である。エレクトロン、ダウメタルとも呼ばれる。 鉄などの「重い」金属が利用されていた多くの分野で、部品をマグネシウムに置き換えて軽量化することにより、省エネルギーや事故防止、使用感や安全性の向上などが可能となった。プラスチックと比べてリサイクルしやすいのも利点である。これはアルミニウム合金とも共通する事柄であるため、コストや研究の面である種の競合が起こっている。 マグネシウムの結晶は異方性があり、室温付近では(0001)面と(0012)面にしか滑らない。このため、再結晶温度以下での成形となる冷間加工はほとんど不可能であり、圧入鋳造成形(ダイカスト)、半溶解状態での射出成形(チクソモールディング)、鍛造とプレス加工を合わせた成形(プレスフォージング法)などが用いられている。2005年の資料によると、これらのシェアは60%、35%、5%程度となっている。 旋盤加工時等のマグネシウム合金の切屑は引火すると高温で燃え、燃焼時に水をかけると爆発する危険性があるために、一般的な消火器では消火できない。切粉はまめに清掃し不燃質の蓋のできる容器に収め、消火用の乾燥砂(簡易消火用具参照)を準備する等、細心の注意を払う必要がある。ただし近年になって不燃性のマグネシウム合金が開発されたため、この欠点が大きく解決する可能性がある。.

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ハステロイ

ハステロイ(HASTELLOY)はおもにニッケル基にモリブデンやクロムを多く加えることで耐食性や耐熱性を高めた合金であり、米ヘインズ社(Haynes International, Inc)の商標である。 広く使用されている合金群であるため日本でも一般名化している。 ニッケルを主成分とする合金でモリブデンやクロム、鉄などの成分量の違いで、ハステロイB、ハステロイCなどがある。析出硬化型のニッケル基合金に属し、耐酸化性の高いものや耐熱性が高い金属であるため、腐食性環境や高温環境での使用に向くが、物理的強度やクリープ強度、疲労強さは特段の強さを持たないため、構造材には向かない。 一般に、圧力計のダイヤフラムなどの耐食性が求められる場合やジェットエンジンの燃焼室などの耐熱性が求められるもの日本航空技術協会編、『航空機材料』、社団法人日本航空技術協会、2008年3月31日第1版第5刷発行、ISBN 9784902151244に使用される。国内では(旧三菱マテリアル桶川製作所)、大同特殊鋼株式会社などで相当材の製造が行われている。.

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バビットメタル

バビットメタルは、すべり軸受用の合金(軸受合金)である。ホワイトメタルとも呼ばれる(ただし、単にホワイトメタルといった場合は、ハンダなどのスズ基の低融点合金一般をさす場合がある)。1839年にアイザック・バビット(''Isaac Babbitt'')が発明した。すべり軸受けに必要とされる機能は、軸とのなじみのいいこと(軟質の低融点合金が有利)、焼付きを起こしにくいこと、長時間使うことのできる耐摩耗性を有すること(硬質の金属が有利)、耐疲労性を有することであり、低融点のスズ・鉛を母材として硬質の微細組織を分散させることで、相反する機能のバランスをとっている。この合金を使用した軸受の進歩により面圧が高くてもころ軸受を使用せずにすべり軸受で足りるようになった。 一般的なバビット・メタルの組成は以下のとおりである。.

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モネル

モネル()は、主にニッケル (Ni) と銅 (Cu) からなる合金である。 他に鉄、マンガン、 硫黄 などを含有する。 アメリカの技術者モネル()によって、1906年に開発された。 非磁性か、非磁性に近く、耐熱成に優れ、硫酸、塩酸、有機酸のいずれに対しても高い耐性を持つ。 モネル400(Ni65-Cu33-Fe2) 、Rモネル (Monel R-405,硫黄を 0.04%添加 快削モネル)、Kモネル(Ni66-Cu29-Al3 航空機用非磁性部品)、 Sモネル (Ni63-Cu30-Si4、鋳物用途)、Hモネル(Ni63-Cu30-Si3-鋳物)などが良く利用される。 引っ張り強さ(120 kg/mm2 ,HB 300以上に達する)から、航空宇宙用途の部品として、 耐食性から、海水中、高温、蒸気中などの腐食環境の部品(ポンプのベーン、プロペラ、ばね材料、 弁、復水器)などに用いられる。 同様の理由から、眼鏡フレーム、楽器部材(トランペットのピストン内筒など)などにも利用される。 ニッケルの量が多いこと、難切削材なため、どうしても高価になりがちである。 ISO 9723: 1992, Nickel and nickel alloy bars JIS H 4553: 1999 耐腐食性ニッケル合金.

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ボールミル

ボールミルは、粉砕機の1種で、セラミックなどの硬質のボールと、材料の粉を円筒形の容器にいれて回転させることによって、材料をすりつぶして微細な粉末を作る装置である。 ボールミルには、缶体・胴体(シェル)として鋼、ステンレス、ナイロンなどのものがあり、内張り(ライナー)としてミル用アルミナ煉瓦、磁気質、天然ケイ石、ゴム、ウレタンを用いる。球石(メディア)は、高アルミナを主成分とするアルミナ球石(Corundit素地で高温焼結した緻密なコランダム結晶質であり、被粉砕物への摩耗した球石の成分の混入が少ない)、天然ケイ石、鉄芯入りナイロンボール、ジルコニアボールなどがある。湿式と乾式の粉砕方法があり、セラミックス、研磨材、顔料、ガラス、フリットなどの微粉砕に用いられる。 金属に機械的な力を加えての合金製作(メカニカルアロイング)にも用いられる。 セメント工場等で用いられる大型ボールミル(チューブミル、Cement mill)は媒体として鉄球が用いられており、鉄球の衝撃と摩擦により微粉砕が行われる。中仕切により胴体が2室に区切られ、第1室では大径ボールによる衝撃粉砕が、第2室では小径ボールによる摩砕が行われている。 Category:工作機械 Category:実験器具 Category:粉砕.

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トムバック

トムバック(Tombac)は亜鉛15%程度を含む銅合金である。日本では黄銅、または丹銅がこれにあたる。装飾品などに用いられる。 Category:合金 Category:銅 Category:亜鉛 de:Messing#Messingsorten.

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パーマロイ

パーマロイ (permalloy) はNi-Feの合金で初透磁率の大きいことを目的に作られた。名前の由来はpermeability(透磁率)+alloy(合金)による。 たとえば磁気ヘッド、継電器(リレー)の磁芯、零相変流器などの用途において必要な性能は、微少な磁場の変化に対して容易に応答することである。この用途にいろいろな合金が開発されている。 微量の他元素を添加することで様々な性質を与える事が出来、Ni、Feの他にMoを加えたスーパーマロイ(supermalloy)やCu、Crを加えたミューメタルなど別の名称をつけた合金もある。Nb、Ta等を添加して耐磨耗性を高めたハードパーマロイは磁気ヘッドに用いられる。.

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パーメンジュール

パーメンジュール (permendur) は、鉄とコバルトを1対1の割合で混ぜた合金である。 実用化された軟磁性材料の中で最大の飽和磁束密度を持つことから、電磁石の鉄芯や励磁型のスピーカー、電子顕微鏡の磁界レンズ、ドットプリンターヘッド、人工心臓用平板状リニアパルスモータ等に用いられる。 730 ℃付近からの冷却速度が遅いと,規則化によって著しく脆くなる。 組成例(重量%)は、Fe-49Co-2V, Fe-20Co-V.

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ヒューム‐ロザリーの法則

ヒューム‐ロザリーの法則とは、ウィリアム・ヒューム=ロザリーが発表した2元合金の溶解度や金属間化合物に関するさまざまな法則のことである。ヒューム‐ロザリーの法則は初めは経験則だったが、その後、物理学者ネヴィル・モット、ジョーンズによって理論的に解明された。 主に、原子容積効果、電子濃度による固溶限、相対原子価効果、化学的親和力効果などがある。これらの法則を満たしていない場合は、合金は固溶しにくいということを示している。特に、1934年に発表された「原子容積効果」と「電子濃度による固溶限」に関する法則は学会に衝撃を与え、影響力が大きかった。.

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ピューター

ピューター(Pewter)、またはしろめ(白目、白鑞)とは、スズを主成分とする古くからある低融点合金である。成分の一例はスズ93%、アンチモン7%で、融点は約250℃である。青灰色。しばしば、アンチモンの代わりに鉛、または銅やビスマスを含むこともある。 元々はスズに鉛を加えていたが、18世紀のイギリスにて鉛の代わりにアンチモンを加える改良がなされた。それらの改良されたピューターはブリタニアメタル、またはチューダー・ピューターと称された。今では、ピューターと言えばブリタニアメタルの事を指す。 主に工芸品や装飾品、メタルフィギュアなどに用いられる。全米フィギュアスケート選手権では、4位までがメダル授与対象であるため、金・銀・銅のメダルに加えて4位選手にピューターメダルが授与される。 マレーシアのスランゴール州はスズの産地であり、ピューターの工芸品が名産となっている。装飾品やマグカップ、ウイスキーを入れるスキットルなどが製作され、「Royal Selangor(ロイヤル・スランゴール)」のブランドで販売されている。.

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フェロマンガン

フェロマンガンはマンガンと鉄の合金である。主として製鋼の副原料として脱酸剤・脱硫剤として使用される。マンガンの主要な用途の一つである。 様々な種類があるが、一例として マンガン 70~80%、炭素 2%未満、珪素 2%未満、リン 0.4%未満、硫黄 0.02%未満 残りが 鉄。炭素の含まれる%によって、高炭素、中炭素、低炭素品がある。また超低リン品が存在する。珪素が多いものは、シリコマンガンと呼ばれる。マンガン鉱石、くず鉄、コークス、石灰を電気炉で強熱して製造される。シリコマンガンから電炉で脱珪素をして製造される場合もある。.

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ニクロム

ニクロム(Nichrome)はニッケルとクロムを中心とした合金。電気抵抗が大きいため、発熱素子として、電気ストーブなどによく使われる。 「ニクロム線」は、電熱線の代名詞ともなっている。後発で、多くの特性でより優れた 鉄・クロム・アルミニウム合金のカンタル(登録商標、:en:Kanthal)に電熱線の主役が移ったが、「カンタル」が一般に知られていないため、カンタル線もニクロム線と呼ばれることがある。 ※数値については誤記の可能性があります。 ニクロムは米国ドライバーハリス社の登録商標であった。Nichromeと表記される。 1905年、技師のアルバート・マーシュによって開発された。 ニッケルを80 %含んだものをニクロム80と言い、NCH-1相当である。また、ニッケルを60 %含んだものをニクロム60と言い、NCH-2相当である。その他に40 %、20 %等が有る。 鉄クロム合金に比べ勝る主な特性として耐酸化雰囲気特性、耐クリープ性が挙げられる。 なお、「ニクロム」の1文字目がカタカナの「ニ」であるのに対して、「二クロム酸カリウム」などの場合は、1文字目が漢字の「二」となっている。.

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ホワイトゴールド

ホワイトゴールド (White Gold、白色金) とは、主に宝飾品として利用される、金を主体とする白い合金である。宝飾品の分野では、頭文字をとってWGという略号が用いられる場合がある。金属体に刻まれる表記は(18金のもので)K18WG、もしくはK18のように省略される場合がある。.

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刃物鋼

刃物鋼(はものこう、英語:cutlery steel)とは、ナイフや包丁に使用される鋼で、工具鋼の一種である。 例を挙げれば、炭素鋼では日立金属の白紙鋼、青紙鋼、黄紙鋼、ステンレス鋼系では、同じく日立金属の銀紙やATS-34、愛知製鋼のAUS-8、武生特殊鋼材のV10材などが代表例。「〇紙」とは、鋼材の識別用に貼っていたラベルの色からきている。 その他にも各社それぞれ、粉末冶金法などを駆使し、特徴を持った刃物鋼を開発している。刃金が現代的に再定義されたものであり、微細均一な金属組織となるような成分、製造条件のもとに作成されている。 木材や食材の加工には未だに人が直接刃物を扱う場合が多く、その手ごたえには様々な要求があるため刃物の形態、製造方法はもちろんのこと刃物鋼の材種も多様化している。 はものこう.

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めっき

めっき(鍍、英語:Plating)は、表面処理の一種で、材料の表面に金属の薄膜を被覆すること、あるいはその方法を指す。狭義には液中でおこなう方法のみを言う。なお、各メディアや書籍において「メッキ」と片仮名で表記されることも少なくないため、外来語のように受け取られることもあるが、和製漢語とされる「滅金(めっきん)」に由来する語である。鍍金(ときん)ともいう。.

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アマルガム

アマルガム(amalgam)は、水銀と他の金属との合金の総称である。 広義では、混合物一般を指す。水銀は他の金属との合金をつくりやすい性質があり、常温で液体になる合金も多い。.

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アモルファス金属

アモルファス金属 (- きんぞく)、非晶質金属とは、ガラスのように、元素の配列に規則性がなく全く無秩序な金属である。.

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アルミニウム合金

アルミニウム合金(アルミニウムごうきん、)は、アルミニウムを主成分とする合金である。アルミニウムには軽いという特徴がある一方、純アルミニウムは軟らかい金属であるため、銅(Cu)、マンガン(Mn)、ケイ素(Si)、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)などと合金にすることで強度など金属材料としての特性の向上が図られる。アルミニウム合金を加工する場合、大きく分けて展伸法と鋳造法が採用される。 アルミニウム合金の軽さと強度を応用した例として、航空機材料としてのジュラルミンの利用が挙げられる。ジュラルミンはAl-Zn-Mg-Cu系のアルミニウム合金である。 アルミニウム合金は高い強度を持つ反面、溶接・溶断は特に難しく、用途変更に応じた改造や、破損の際の修繕は鋼などに比べて困難である。.

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インバー

インバー (invar) とは合金の一種であり、常温付近で熱膨張率が小さいことが特徴である。鉄に36 %のニッケルを加え、微量成分として0.7 %ほどのマンガンおよび0.2 %未満の炭素が含まれる。Invarという名称はInvariable Steel(変形しない鋼)から名づけられた。日本語では不変鋼とよばれる。フランス語読みでアンバーともいう。インバーの線形膨張係数は鉄やニッケルのおよそである。 1897年にスイス人物理学者シャルル・エドゥアール・ギヨームがFe-36Ni合金でインバー特性を発見した。ギョームはこの功績によって1920年にノーベル物理学賞を受賞した。磁気歪みによる体積変化と通常の格子振動による熱膨張が相殺しあって、ある温度範囲での熱膨張が小さくなるものである。 インバーの用語は1907年以降登録商標となっており、現在ではAperam Imphy Alloysの資産である。公的な名前はFe-Ni36%という。 温度によって寸法が変化しないので、時計や実験装置、LNGタンカーのタンク、ブラウン管のシャドーマスク等に用いられる。また、バイメタルの低熱膨張率側の材料としても用いられる。.

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インコネル

インコネル(Inconel®)はニッケル基の超合金の商標である。 スペシャルメタルズ社(Special Metals Corporation)(旧インコ社・International Nickel Company)の商品名であり、ニッケルをベースとし、鉄、クロム、ニオブ、モリブデン等の合金元素量の差異によってインコネル600、インコネル625、インコネル718、インコネルX750等様々なものに分けられる。 インコネルは耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などの高温特性に優れている。このため、スペースシャトル、原子力産業、産業用タービンの各種部品、航空機のジェットエンジン、鋳物、身近なものでは自動車用の高級マフラーなど、様々な分野で使用されている。 一方でこうした高温強度の強みから熱伝導率が悪いため、難削性が高く加工が困難である事で知られる。コスト低減のためにも以前まで主体であった鍛造品から鋳造品へ移行しようとの動きもみられる。 日本では、大同特殊鋼がスペシャルメタルズ社からライセンスの供与を受け、インコネルの商標を使用し製造を行っている、MMCスーパーアロイ株式会社(旧三菱マテリアル桶川製作所)などでは相当材の製造が行われている。.

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ウッドメタル

ウッドメタル(ウッズメタル、ウッド合金)は低融点を特徴とする合金である。組成はビスマス50%、鉛26.7%、錫13.3%、カドミウム10%である。共晶材料で融点は70℃である。 マサチューセッツ工科大学(MIT)のウッド博士が発明した。コーヒーの温度で溶けるスプーンというデモンストレーションが行われたが、成分元素は有毒である。低融点ハンダ材料や、消防用スプリンクラーヘッドの感温材料として用いられる。 低融点であるという特徴から、ミステリー小説や漫画などにも登場するが、現実には条件を揃えるのが難しい。 その他の低融点合金にはローズ合金、ガリンスタン、ナトリウムカリウム合金 (NaK) 他、インジウムやビスマスの合金がある。 Category:合金 Category:鉛 Category:スズ Category:カドミウム.

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ガリンスタン

リンスタン (Galinstan) はガリウム、インジウム、スズの共晶合金で、常温で液体の金属である。ドイツの株式会社 (Geratherm. Medical AG) が開発し、Galinstanは同社の登録商標である。名前は各元素のラテン名、ガリウム (Gallium) - インジウム (Indium) - スズ (stannum) に由来する。 組成は、ガリウム68.5%、インジウム21.5%、錫10%である。.

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クルップ鋼

ルップ鋼(クルップこう)は、ドイツの製鋼・武器メーカーのクルップ社が開発した、装甲用鋼板。 ニッケルとクロムを配合した合金鋼の表面に浸炭焼き入れをして強度を増した装甲板(表面硬化装甲)のことである。KC装甲鋼板ともいう。極表面の浸炭部数ミリメートルは非常に硬く、その奥に硬いマルテンサイト組織、靭性の高いトルースタイト組織をもつ。 イタリアでは当時、クルップ鋼のライセンス版であるテルニ鋼が生産されている。 日露戦争の日本海海戦で知られる三笠 (戦艦)の装甲にも採用されている。.

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クロム

ム(chromium 、Chrom 、chromium、鉻)は原子番号24の元素。元素記号は Cr。クロム族元素の1つ。.

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クロムモリブデン鋼

ムモリブデン鋼(クロムモリブデンこう: chromium molybdenum steel、CRMO)は、鉄に極僅かのクロム、モリブデン等を添加した低合金鋼の一種である。略してクロモリ(chromoly)とも呼ばれる。 クロムモリブデン鋼は非常に優れた強度重量比を有しており、溶接が容易で、標準の機械構造用炭素鋼 (ASTM 1020、JIS S20C) と比較してかなりの強度と硬度を有している。クロムモリブデン鋼はクロムを含んではいるが、ステンレス鋼に見られる腐食耐性を持つには十分な量ではない。 クロムモリブデン鋼 (SAE 4130) の応用例としては、構造管、自転車フレーム、銃のレシーバー、クラッチ及びフライホイールの部品、ロールケージなどである。.

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クニフェ

クニフェ(Cunife)は、銅(Cu)とニッケル(Ni)と鉄(Fe)の合金で、化学式から命名された合金の商標である。(このような名前の合金は、ニクロム、アルニコなどがある。) 線膨張係数が、ある種のガラスとほぼ同じなので、電球・真空管のリード線の材料として用いられる。 60%Cu-20%Ni-20%Fe(mass%)の組成の合金は773K(500℃)でスピノーダル分解を示す。 Category:合金 Category:銅 Category:ニッケル Category:鉄.

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ケイ素鋼

イ素鋼(ケイそこう、silicon steel)は、鉄に少量のケイ素を加えた合金である。炭素を含まないため狭義の鋼の範疇には含まれないとしてケイ素鉄(ケイそてつ)と呼ばれる場合もある。透磁率が比較的高く、安価であることから変圧器やモーターの鉄心用磁性材料として最も多く用いられる。.

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コバール

バール(Kovar)は鉄にニッケル、コバルトを配合した合金である。常温付近での熱膨張率が金属のなかで低く、硬質ガラスに近いので、硬質ガラス封着用にもちいられたり、ICリードフレームに用いられる。成分の例は重量%で Ni 29% 、Co 17%、Si 0.2%、Mn 0.3%、Fe 53.5%である。.

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コンスタンタン

ンスタンタンは銅55%ニッケル45%の組成からなる合金である。 銅の中のニッケルの成分比を変化させると、ニッケルが約50%付近で電気抵抗値が最高値を示し、抵抗の温度係数が最低になり、熱起電力が最低になる。 電気抵抗の温度係数が小さいことから、ひずみゲージ・精密抵抗に使われる。熱起電力が低いことから、たとえば熱電対に使われる。熱電対の相手の金属はたとえば銅とか、鉄などである。.

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シルミン

ルミン(Silumin)はアルミ鋳造用の合金である。シリコンが4%から22%の範囲で配合する。共晶組成であるので、凝固温度が低く、流動性が高く、鋳造性にすぐれる。凝固収縮も少ない。JISの規格ではAC-3Aが相当する。 他のアルミ鋳物用規格合金に比べて機械的性質、耐力などは劣るが流動性をいかした薄肉のケース類、カバー類、複雑な形状の部品などで広い分野で利用されている。.

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ジュラルミン

ュラルミン(Duralumin)とは、アルミニウムと銅、マグネシウムなどによるアルミニウム合金の一種である。 ツェッペリン飛行船の廃ジュラルミン材で造ったオーナメント.

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スピーゲル

スピーゲル(Spiegeleisen、スピーゲルアイゼン、ドイツ語の「鏡」+「鉄」)はマンガンと鉄の合金である。主として製鋼の副原料として脱酸剤・脱硫剤として使用された。 成分の例は鉄に15%のマンガンと少量の炭素・シリコンからなる。製鋼技術の初期に用いられた。現在ではマンガンの量の多いフェロマンガンが用いられる。 Category:合金 Category:鉄 Category:マンガン.

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ステライト

テライト®(Stellite®)はコバルトを主成分とし30%程度のクロム、4~15%のタングステンなどからなる合金に使用されるデロロステライトグループ(Deloro Stellite Group)の商標である。.

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ステンレス鋼

テンレス鋼(ステンレスこう、stainless steel)とは、クロム、またはクロムとニッケルを含む、さびにくい合金鋼である。ISO規格では、炭素含有量 1.2 %(質量パーセント濃度)以下、クロム含有量 10.5 % 以上の鋼と定義される。名称は、省略してステンレスという名称でもよく呼ばれる。かつては不銹鋼(ふしゅうこう)と呼ばれていた。.

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スターリングシルバー

ターリングシルバー (sterling silver)は、銀の含有率925パーミル(92.5パーセント)、割り金(製品強度を上げるための金属)75パーミル(主に銅。他アルミニウム少々)の銀合金である。 12世紀頃、東ドイツの、Easterling と呼ばれる貨幣鋳造家がイギリスで銀貨鋳造を教えて以後、この品位をスターリングと呼ぶようになり、1300年代にイギリスの法定品位となった。それ以来1920年まで、イギリスの銀貨は925スターリング材で鋳造されてきた。その後は品位を500に落とし、1947年以降はプルーフ貨幣以外に銀貨は鋳造されなくなったが、イギリスの通貨ポンドの正式名称は現在も pound sterling である。 イギリス以外の他のヨーロッパ諸国の本位銀貨は、オランダが945パーミル、ポルトガルが917パーミルの高品位材で鋳造されたが、一般的には900パーミル材を用いる場合が多く、これを「コインシルバー」と呼ぶ。 sterling という単語は、「本物」や「信頼できる」というような意味があり、イギリスの銀貨が法定の純度を保っている意義から転用されたものである。 一般的に925が一番硫化しにくい。2012年のロンドン五輪のメダルもスターリングシルバーであるが、銀の含有率が965パーミル、残りの割り金は銅とより純度を上げたものになっている。 スターリングは、適切な熱処理を行うと時効硬化性(時間とともに硬さを増す効果)が銀合金中最も顕著であるために、貴族の富の象徴のテーブルウェアや家具調度品に利用されてきた。最近は宝飾品に多く利用されている。 装身具用貴金属の品位区分を決めている、ISO9202とJIS H6309 は、925を銀の品位区分の一つにあげている。また、造幣局の品位証明区分の中にも入っている。.

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センダスト

ンダスト(Sendust)は、鉄・ケイ素・アルミニウムからなる合金(Fe-Si-Al合金)である。.

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サンプラチナ

ンプラチナ (Sun Platinum Metal、略号SPM) は、1930年に加藤信太郎により開発されたニッケル85%、クロム11%、銀3%、その他1%を含む白金色合金であり、身体との親和性に優れ、耐食性にも優れ、長時間大気中に放置してもほとんど変色せず、研磨後の表面は軟らかい白金色に似た光沢を呈する事より、眼鏡材料、歯科材料(一般的に「サンプラ」と略されることが多い)、装身具・時計バンド、整形外科用等として、幅広く使用されてきた。特に、サンプラチナの丸い眼鏡フレームは、昭和天皇も愛用し、一般にも普及した。.

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共晶

重量パーセント)による相の関係。 共晶(きょうしょう、eutectic)は合金などが凝固するときの凝固形態、結晶組織の一つで、液相Lが分解して固相αと固相βを形成したときにできる結晶である。 共晶ができるような反応を共晶反応(eutectic reaction)という。 (固相γが分解する共析反応とよく似ている。) たとえば2種類の金属AとBを溶解して合金をつくる場合、AとBの比率が金属Aに対するBの固溶限(固溶体をつくる限界)までの範囲や、Bに対するAの固溶限までの範囲にないと、合金は、それぞれ違った成分比の固溶体の結晶がまじりあったものになる。これを共晶組織という。混晶という用語と区別されないで使われるときもある。 例:Fe-C系においては1130℃、Fe-4.25 wt.%の共晶点がありここでは という反応になっている。.

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固溶体

固溶体(こようたい、solid solution)とは、2種類以上の元素(金属の場合も非金属の場合もある)が互いに溶け合い、全体が均一の固相となっているものをいう。非金属元素同士が互いに溶け合った場合は、混晶(こんしょう)ともいう(固溶体とほぼ同じ意味で使われる)。合金や鉱物に多く見られる。固溶体を作ることによって材料を強化することを固溶強化という。.

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硬鉛

鉛(こうえん)とは鉛合金の一種。鉛に1-12%のアンチモンを加えることで、鉛の耐食性を保ちつつ硬度を高めた合金。補助的な役割としてスズや銅も使われる。.

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磁性

物理学において、磁性(じせい、magnetism)とは、物質が原子あるいは原子よりも小さいレベルで磁場に反応する性質であり、他の物質に対して引力や斥力を及ぼす性質の一つである。磁気(じき)とも言う。.

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経験則

経験則 (けいけんそく、独 Erfahrungssatzブリタニカ百科事典【経験則】, 英 rule of thumb ) とは、実際に経験された事柄から見いだされる法則のことであるデジタル大辞泉.

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炭素

炭素(たんそ、、carbon)は、原子番号 6、原子量 12.01 の元素で、元素記号は C である。 非金属元素であり、周期表では第14族元素(炭素族元素)および第2周期元素に属する。単体・化合物両方において極めて多様な形状をとることができる。 炭素-炭素結合で有機物の基本骨格をつくり、全ての生物の構成材料となる。人体の乾燥重量の2/3は炭素である​​。これは蛋白質、脂質、炭水化物に含まれる原子の過半数が炭素であることによる。光合成や呼吸など生命活動全般で重要な役割を担う。また、石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー・原料として、あるいは二酸化炭素やメタンによる地球温暖化問題など、人間の活動と密接に関わる元素である。 英語の carbon は、1787年にフランスの化学者ギトン・ド・モルボーが「木炭」を指すラテン語 carbo から名づけたフランス語の carbone が転じた。ドイツ語の Kohlenstoff も「炭の物質」を意味する。日本語の「炭素」という語は宇田川榕菴が著作『舎密開宗』にて用いたのがはじめとされる。.

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焼入れ

入れ(やきいれ、)とは、金属を所定の高温状態から急冷させる熱処理である。焼き入れとも表記する。 広義には、金属全般を所定の高温状態から急冷させる操作を行う処理を指し、狭義には、鉄鋼材料(特に鋼)を金属組織がオーステナイト組織になるまで加熱した後、急冷してマルテンサイト組織を得る熱処理を指す。本記事では、狭義の方の鋼の焼入れについて主に説明する。 焼入れを行うことにより、鉄鋼材を硬くして、耐摩耗性や引張強さ、疲労強度などの強度を向上させることができる。焼入れ性がよい材料ほど、材料内部深くまで焼きを入れる(マルテンサイト化させる)ことができる。焼入れしたままでは硬いが脆くなるため、靭性を回復されて粘り強い材料にするために焼戻しを焼入れ後に行うのが一般的である。焼入れ処理にともなって割れやひずみなどの欠陥が起きる可能性があり、冷却方法などに工夫が行われる。.

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焼結

結(しょうけつ、英語:Sintering)は、固体粉末の集合体を融点よりも低い温度で加熱すると、粉末が固まって焼結体と呼ばれる緻密な物体になる現象。出来上がった物は焼結品などと言われる。類似用語として焼成がある。.

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物性物理学

物性物理学(ぶっせいぶつりがく)は、物質のさまざまな巨視的性質を微視的な観点から研究する物理学の分野。量子力学や統計力学を理論的基盤とし、その理論部門を物性論(ぶっせいろん)と呼ぶことも多い。これらは日本の物理学界独特の名称であるが、しばしば凝縮系物理学に比定される。狭義には固体物理学を指し、広義には固体物理学(結晶・アモルファス・合金)およびソフトマター物理学・表面物理学・物理化学、プラズマ・流体力学などの周辺分野を含む。.

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相図

図(そうず、phase diagram)は物質や系(モデルなどの仮想的なものも含む)の相と熱力学的な状態量との関係を表したもの。状態図ともいう。 例として、合金や化合物の温度や圧力に関しての相図、モデル計算によって得られた系の磁気構造と温度との関係(これ以外の関係の場合もある)を示す相図などがある。.

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白銅

円硬貨。銅75%、ニッケル25%の白銅製。 白銅(はくどう、cupronickel)は、銅を主体としニッケルを10%から30%含む合金である。.

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銅(どう)は原子番号29の元素。元素記号は Cu。 周期表では金、銀と同じく11族に属する遷移金属である。英語でcopper、ラテン語でcuprumと言う。.

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融点

融点(ゆうてん、Schmelzpunkt、point de fusion、melting point)とは、固体が融解し液体になる時の温度のことをいう。ヒステリシスが無い場合には凝固点(液体が固体になる時の温度)と一致する。また、三重点すなわち平衡蒸気圧下の融点は物質固有の値を取り、不純物が含まれている場合は凝固点降下により融点が低下することから物質を同定したり、純度を確認したりする手段として用いられる。 熱的に不安定な物質は溶融と共に分解反応が生じる場合もある。その場合の温度は分解点と呼ばれる場合があり、融点に(分解)と併記されることがある。.

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非金属元素

非金属元素(ひきんぞくげんそ、nonmetal)とは、金属元素以外の元素のこと。 元素のうち特定の性質(単体が光沢、導電性、延性・展性に富む、いわゆる金属結晶をつくる)を持つものを「金属(元素)」と呼んでおり、非金属元素とはそれ以外の元素である。 金属以外という定義上、非金属そのものを特徴づける性質は一概には言えないが、非金属元素は金属元素に比べて電子親和力が高い。このため、自由電子を放出して金属結晶を形作ることができない。.

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青銅

十円硬貨。銅95%、スズ1-2%、亜鉛4-3%の青銅製at%。 青銅(せいどう、英、仏、独、葡: bronze ブロンズ)とは、銅Cu を主成分としてスズSn を含む合金である。「砲金」ともいう。.

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装甲

装甲(そうこう)とは、兵器のような機械や生物等を、過酷な環境で他の物体との衝突や熱などから護るために取り付ける板状の部品、または、それらを取り付ける事を指す。 兵器に限らず、苛酷な環境下で運用される建築機械や探査装置のような機械類でも内部を保護する装甲を備え、甲羅や貝殻といった生き物でも同様である。本項目では、特に断らない限り兵器に使用される装甲について記述する。 、、と表記される。は、現代では完全に戦車を意味する単語となっている。 兵器は常に相手の兵器によって破壊される危険があり、破壊されずに機能する事が要求される。相手の攻撃から防護するために多くの兵器が装甲を備えており、兵器の歴史は「矛と盾」で象徴されるように盾となる装甲の歴史である。.

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規則合金

規則合金(きそくごうきん)は合金において、各構成金属元素の配置が規則的なもの。つまり、周期的境界条件があり、単位胞が定義できる。.

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高張力鋼

張力鋼(こうちょうりょくこう、)は合金成分の添加、組織の制御などを行って、一般構造用鋼材よりも強度を向上させた鋼材。日本ではハイテン『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、235頁、高抗張力鋼とも呼ばれる。 一般構造用圧延鋼材(JISのSS材 (SS: Steel Structure))は引張強度のみが規定され、最も一般的なSS400材の引張り強度の保証値が400 MPaである。どれだけ強いものを高張力鋼と定義するのかは国や鉄鋼メーカーによって異なっているが、おおむね490 MPa程度以上のものからが高張力鋼と呼ばれる。引張強度が590 MPa、780 MPa程度のものが主流だが、近年は1,000 MPa(1 GPa)以上のものもあり、これは超高張力鋼とも呼ばれる(日立金属安来工場が材料開発上1962年に達成)。一般的には、引張強さが約1,000 MPa以下のものを高張力鋼、約1,300 MPa以下のものを強靱鋼、それ以上のものを超強力鋼とよぶ『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、247頁。 自動車の部材などを設計する際、同じ強度を確保するに当たって、一般鋼材を用いる場合に比べて薄肉化できるため、シャシやモノコックなどの主要構造部材の軽量化に貢献している。また、1950年代以降の鉄道車両にも多用され、車体の軽量化が図られた。鉄鋼メーカーのシミュレーションの結果では、比強度が一般鋼材よりも大きいため、アルミニウム合金を用いた場合よりも軽量化が可能であり、さらにコストも低いことから、近年の車体のハイテン化率は急速に伸びている。一方で、一般的に強度が高いものほど延性が低下する傾向にあり、板材などをプレス加工した際には「割れ」などの成形不良が発生しやすくなる。このため、各メーカーが成形性と強度を両立させた高張力鋼の開発に尽力している。また、ヤング率は一般鋼と大差無いため、弾性変形によるひずみの発生(剛性低下)が嫌われる部位には、安易に高張力鋼による薄肉化を適用出来ないのが実状である。 炭素をはじめ、シリコン、マンガン、チタンなど、10数種類の元素の配分を0.0001 %単位で管理する技術は門外不出である。日系自動車メーカーの生産工場が多く、高級鋼板の需要が増えている東南アジアや中国の場合も、現地での生産は行われておらず、日本国内の転炉を持つ工場で工程半ばまで受け持ち、半製品の状態で出荷された後、シートメタル化までの下工程のみを現地で行う方法がとられている。.

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高速増殖炉

速増殖炉(こうそくぞうしょくろ、Fast Breeder Reactor、FBR)とは、高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう。簡単に言うと、「増殖炉」とは消費する核燃料よりも新たに生成する核燃料の方が多くなる原子炉のことであり、「高速」の中性子を利用してプルトニウムを増殖するので高速増殖炉という。高速中性子を利用しながら核燃料の増殖を行わない原子炉の形式は、単に高速炉 (Fast Reactor: FR) と呼ばれる。.

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超硬合金

超硬合金(ちょうこうごうきん、正式名;超硬質合金、英名;Cemented Carbide)とは、硬質の金属炭化物の粉末を焼結して作られる合金である。単に超硬とも呼ばれる。.

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転位

転位(てんい、Dislocation)は、材料科学の用語で、結晶中に含まれる、線状の結晶欠陥のことである。外力等によって、転位近傍の原子が再配置されることによって転位の位置が移動し、材料が変形するため、変形に要する力は原子間の結合力から理論的に計算される力よりも小さく、金属の硬さ(変形のしにくさ)は、転位の動きやすさが決めている。転位が動くことによって、金属等は外力に対して、破壊せずに変形する塑性変形を起こす。このようなメカニズムをらが解明することによって結晶力学は飛躍的に進歩し塑性変形強度の基本原理となった。.

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軸受合金

軸受合金(じくうけごうきん)とは軸受に使われるために開発された合金である。 主にエンジンのクランクシャフト、コンロッドの軸受(プレーンメタルベアリング)としていろいろな合金が開発された。.

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黄銅

五円硬貨。銅60-70%、亜鉛40-30%の黄銅製。 黄銅(こうどう、おうどう、)は、銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいう。真鍮(しんちゅう)と呼ばれることも多い。.

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近藤効果

近藤効果(こんどうこうか、Kondo effect)とは、磁性を持った極微量な不純物(普通磁性のある鉄原子など)がある金属では、温度を下げていくとある温度以下で電気抵抗が上昇に転じる現象である。これは通常の金属の、温度を下げていくとその電気抵抗も減少していくという一般的な性質とは異なっている。現象そのものは電気抵抗極小現象とよばれ、1930年頃から知られていたが、その物理的機構は1964年に日本の近藤淳が初めて理論的に解明した。近藤はこの仕事により1973年に日本学士院恩賜賞を受章した。.

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赤銅 (合金)

色上げ前の赤銅の板。 赤銅(しゃくどう、せきどう)は、銅に3 - 5%の金を加えた合金である。象嵌細工などの日本の工芸品に用いられる。発色処理を加えると、青紫がかった黒色を呈する。「赤銅色の肌」などと使われる色は、黒に近いという意味である。 発色処理のことを煮色仕上げ(にいろしあげ)・色上げ・煮色などと呼び、緑青(炭酸銅や酢酸銅)と丹礬(硫酸銅(II)5水和物)・明礬(硫酸カリウムアルミニウム12水和物)などを混ぜた液で煮る(煮色・煮色上げ)ことで、表面に酸化被膜(錆)を人工的に付けることにより発色している。 赤銅が黒く見えるのは、煮色上げした銅の表面に数μmの亜酸化銅の被膜ができるためで、この亜酸化銅の被膜の中に5 - 10nmの金の微粒子が分散しており、この金の微粒子が入射光を多重反射させつつ吸収し減光させ、明度を低下させることで黒っぽく感じるようになる。また、金を通った光は青くなる(青以外の波長の光を通さない)。 亜酸化銅本来の反射光は小豆色であり、これらが合わさることで赤銅色と言われるやや青みがかった黒色となる。 ちなみに、この錆(亜酸化銅)はほぼ大気中では安定し、その他の錆や緑青(炭酸銅や酢酸銅)の発生を防ぐ役割もしている。鉄鐔に赤錆(三酸化二鉄)が出ないように、表面に黒錆(四酸化三鉄)を付けるのと同じ役割も果たしている。.

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金属

リウム の結晶。 リチウム。原子番号が一番小さな金属 金属(きんぞく、metal)とは、展性、塑性(延性)に富み機械工作が可能な、電気および熱の良導体であり、金属光沢という特有の光沢を持つ物質の総称である。水銀を例外として常温・常圧状態では透明ではない固体となり、液化状態でも良導体性と光沢性は維持される。 単体で金属の性質を持つ元素を「金属元素」と呼び、金属内部の原子同士は金属結合という陽イオンが自由電子を媒介とする金属結晶状態にある。周期表において、ホウ素、ケイ素、ヒ素、テルル、アスタチン(これらは半金属と呼ばれる)を結ぶ斜めの線より左に位置する元素が金属元素に当たる。異なる金属同士の混合物である合金、ある種の非金属を含む相でも金属様性質を示すものは金属に含まれる。.

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金属工学

金属工学、冶金学(きんぞくこうがく、やきんがく、英語:metallurgy)とは、材料工学の一分野であるが量的には人工物の大部分を担う分野であり、金属の物理的・化学的な性質についての評価や新しい金属の研究開発を行う学問である。本来は鉱石から有用な金属を採取・精製・加工して、種々の目的に応じた実用可能な金属材料・合金を製造する、いわゆる冶金を範囲とする学問であり、冶金学の名もこれにちなんだものである。.

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金属間化合物

金属間化合物(きんぞくかんかごうぶつ、intermetallic compound)は、2種類以上の金属によって構成される化合物。構成元素の原子比は整数である。成分元素と異なる特有の物理的・化学的性質を示す。構成元素が非金属である場合もあり、例として二ホウ化マグネシウム(MgB2, B: ホウ素は非金属)がある。MgB2 は2001年に転移温度 39 ケルビンの超伝導物質であることが分かり、一躍注目を浴びた。 金属間化合物の種類には、下記のようなものがある。.

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鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.

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鋼(はがね、こう、釼は異体字、steel)とは、炭素を0.04~2パーセント程度含む鉄の合金。鋼鉄(こうてつ)とも呼ばれる。強靭で加工性に優れ、ニッケル・クロムなどを加えた特殊鋼や鋳鋼等とあわせて鉄鋼(てっこう)とも呼ばれ、産業上重要な位置を占める。.

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KS鋼

KS鋼(KSこう、KS steel)は、コバルト・タングステン・クロム・炭素を含む鉄の合金、磁石鋼(工具鋼)。 1916年、東北帝国大学の本多光太郎と高木弘によって発明され、それまでの3倍の保磁力を有する世界最強の永久磁石鋼として脚光を浴びる。KSとは、本多らに研究費を給した住友吉左衛門(住友グループの前身・住友総本店店主)のイニシャルである。 1931年に東京帝国大学の三島徳七がKS鋼の2倍の保磁力を有するMK鋼を開発し、15年間守り続けた世界最強磁石の座を譲り渡した。 1934年に本多らは再び世界最強となる新KS鋼を発明した。また2010年現在、世界最強の保磁力をもつ日立金属のNEOMAX(ネオジ鉄ボロン磁石)の開発者も東北大学の出身者であるなど、東北大学との関係が深い。 Category:鋼 Category:磁石.

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機械材料

機械材料(きかいざいりょう)とは、機械を構成する部品に必要とされる要件を備えた材料の総称であり、機械に必要とされる機能、強度、使用環境などに照らして、各材料の持つ特性を加味して選定される。.

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活字合金

活字合金(かつじごうきん)は、印刷用活字にもちいるための、錫、鉛、アンチモンの合金でグーテンベルクが発明した。 組成の例は一般の活字で鉛80%、アンチモン17%、錫3%である。この組成の場合、融点は240℃(凝固完了温度)である。 活字を鋳造で製作するための合金に必要な性質は、微細な型の中に入っていける流動性と、凝固時の収縮度合の小ささ(出来れば若干膨張するほうが良い)である。アンチモンは凝固の際0.95%体積の膨張があり鉛は3.44%収縮する。鉛にアンチモンを加えて行くと収縮の割合が直線的に減少してアンチモン75%で0になる。紙型用等、堅さの要求されるものには錫の割合を多くする。青銅も凝固収縮率は小さいが、融点が高いので低融点の活字合金に用いられる。また、耐久性の問題から和文タイプライターの活字は亜鉛ダイキャスト製の物が用いられる場合があった。 Category:印刷 Category:合金 Category:スズ Category:鉛 Category:ヨハネス・グーテンベルク.

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洋白

洋白(ようはく)とは、銅と亜鉛とニッケルから構成される合金である。その割合は用途の合わせて様々に調整されるものの、これらの元素のうち銅の含有率は50 %を超えている。洋銀(ようぎん)、ニッケルシルバー()、ジャーマンシルバー()などの別名を持つ。また、スペイン語ではアルパカ()と称される。.

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浸炭

浸炭(しんたん、滲炭とも、英語:carburizing)とは、金属(特に低炭素鋼)の加工において、表面層の硬化を目的として炭素を添加する処理のことである。主に耐摩耗性を向上させるために行われる。 浸炭は素材を硬化させるための準備であり、硬化そのものは焼入れ・焼戻しにより行う。浸炭された金属は表層の炭素量のみが多い状態となる。焼入れに伴う硬化の程度は炭素量に強く依存するため、この状態で焼入れを行うと、内部は柔軟な構造を保ったまま、表面のみを硬化させることができる。従って耐摩耗性と靭性を両立させることが可能である。また浸炭後の後処理によって表面層と内部の間に応力が生じ、これが割れ(き裂や破壊)に対する抵抗性を与える。主に重機や機械部品などに行われる。.

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42アロイ

42アロイ(42Alloy)は鉄にニッケル、を配合した合金である。常温付近での熱膨張率が金属のなかで低く、硬質ガラスやセラミックスに近い事から、ガラス封着される電子部品の電極材(リード)に用いられたり、ICリードフレームに用いられる。成分の例は重量%でニッケル42%、鉄57%で、微量の銅、マンガンが添加されることもある。 封着作業においては、硼珪酸ガラスが使用される。酸化膜剥離のおそれがあるので予備酸化は行われない。 高周波や電気炉等による加熱で温度を1000〜1200℃にして封着する。この際、還元炎による加熱は行ってはいけない。また、過剰焼鈍すると結晶粒の粗大化により、メッキ作業の際にトラブルの原因となる。 一方でガラスエポキシ基板との間では熱膨張率の差が比較的大きいため、はんだ接合部に応力が集中してクラックや剥離が生じる場合があるため注意が必要である。.

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