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アレナウイルス科

索引 アレナウイルス科

アレナウイルス科(Family Arenaviridae)とはウイルスの分類における一科。一本鎖のアンビセンスRNA2分子をゲノムとするRNAウイルス。ビリオンは直径50~300nmであり、エンベロープを有する。ビリオン内に宿主由来のリボソームとRNAをもつ。宿主細胞の細胞質内で増殖し、細胞質内封入体を形成する。ビリオンを電子顕微鏡で観察すると、とりこまれリボソーム粒子が砂状に見えるのでラテン語の砂を意味する"arena"にちなんで命名された。.

13 関係: 南米出血熱封入体マチュポウイルスラッサ熱ラテン語リンパ球性脈絡髄膜炎リボソームビリオンアレナウイルス科ウイルスの分類エンベロープ (ウイルス)D型肝炎ウイルスRNAウイルス

南米出血熱

南米ウイルス出血熱(なんべいウイルスしゅっけつねつ)とは、南米大陸で見られるアレナウイルス科に属するウイルスによって引き起こされる出血性熱性疾患の総称。.

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封入体

封入体(ふうにゅうたい、英:inclusion body)とは異常な物質の集積により形成される細胞内の異染色領域であり、能動的機能を有しない小体。ウイルスやクラミジア感染あるいは重金属中毒において形成されることがある。細胞質内に形成される封入体を細胞質内封入体、核内に形成される封入体を核内封入体、両者に形成される封入体を混合型封入体と呼ぶ。核内封入体には両染性の封入体が核内を満たすfull型と両染性から好酸性の封入体の周囲にhaloが伴うCowdry A型が存在する。例えば、狂犬病では海馬や小脳の細胞質内に好酸性のネグリ小体と呼ばれる封入体を形成することがある。封入体は糖質、脂肪、タンパク質、分泌顆粒、色素、結晶質、異物、細菌、ウイルスなどで構成される。 あるいは遺伝子組み換え等で合成されたタンパク質等が、本来の生体内での状態とは異なる立体構造を構成することによって、不溶性の凝集体として蓄積したもの。そのため、組み換え蛋白等は、尿素等によって溶解後再構成させたりして使用する必要が生じることがある。.

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マチュポウイルス

マチュポウイルス(Machupo virus) はアレナウイルス科に属するウイルスで、ボリビア出血熱の病原体。 日本ではJunin virus、Machupo virus、Guanarito virus、Sabia virusによって引き起こされる、アルゼンチン出血熱、ボリビア出血熱、ベネズエラ出血熱、ブラジル出血熱を総称して南米出血熱と呼ばれている。自然宿主のCalomys callosusはボリビア北部からパラグアイまで分布しているが、患者はボリビア北部に限局している。1959年から1964年のアウトブレイク以後はほぼ患者は報告されていなかったが、2006年より患者数が増加している。致死率は25%-35%と報告されている。マチュポウイルスは、1959年に分離された。米国ではBSL4でのみの使用に限られているカテゴリーA病原体で、研究はほとんどなされていない。.

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ラッサ熱

ラッサ熱(らっさねつ、Lassa fever)は病名。出血熱のひとつ。アレナウイルス科ラッサウイルスによる。マストミス(Mastomys natalensis,en:Natal Multimammate Mouse)とよばれる齧歯類が自然宿主である。感染者のおよそ80%が軽症であるが、約20%が重症となり致死率は感染者の1~2%程度。毎年10万人以上が感染し、5000人程度が死亡している。妊婦は重症化し易く、胎内死亡、流早産を起こしやすい。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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リンパ球性脈絡髄膜炎

リンパ球性脈絡髄膜炎(リンパきゅうせいみゃくらくずいまくえん、lymphocytic choriomeningitis)とはアレナウイルス科アレナウイルス属のウイルスによる疾病。.

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リボソーム

典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) '''リボソーム'''、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体 リボソームまたはリボゾーム(; ライボソーム)は、あらゆる生物の細胞内に存在する構造であり、粗面小胞体 (rER) に付着している膜結合リボソームと細胞質中に存在する遊離リボソームがある。mRNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質へと変換する機構である翻訳が行われる場である。大小2つのサブユニットから成り、これらはタンパク質(リボソームタンパク、ribosomal protein)とRNA(リボソームRNA、rRNA; ribosomal RNA)の複合体である。細胞小器官に分類される場合もある。2000年、X線構造解析により立体構造が決定された。.

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ビリオン

ビリオンの基本構造(上)エンベロープを持たないビリオン(下)エンベロープを持つビリオン ビリオン (virion) は、細胞外におけるウイルスの状態であり、完全な粒子構造を持ち、感染性を有するウイルス粒子のことをいう。ビリオンはその種によって様々な大きさと形があり、その大きさは20~300nm程度である。ビリオンにはその種により、核酸(DNAあるいはRNAの一方)とカプシドからなるものと、その外側がさらにエンベロープと呼ばれる外被に覆われるものとがある。エンベロープを持たないビリオンは、裸のウイルスと呼ばれる場合もあり、ヌクレオカプシドと同義である。エンベロープを持つビリオンはエンベロープ保有粒子あるいは被膜粒子と呼ばれる場合もある。一般にエンベロープを持つビリオンは持たないビリオンに比べて消毒薬に対する抵抗力が弱い。ウイルスの分類にはビリオンの性状が用いられることが多い。.

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アレナウイルス科

アレナウイルス科(Family Arenaviridae)とはウイルスの分類における一科。一本鎖のアンビセンスRNA2分子をゲノムとするRNAウイルス。ビリオンは直径50~300nmであり、エンベロープを有する。ビリオン内に宿主由来のリボソームとRNAをもつ。宿主細胞の細胞質内で増殖し、細胞質内封入体を形成する。ビリオンを電子顕微鏡で観察すると、とりこまれリボソーム粒子が砂状に見えるのでラテン語の砂を意味する"arena"にちなんで命名された。.

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ウイルスの分類

ウイルスの分類(ウイルスのぶんるい)は、生物の分類と同様に常に議論が続けられていくものである。これまでに宿主や症状、伝染方法、ウイルス粒子の形状などを基準に分類されてきたが、今日ではウイルスに含まれる核酸の型と、その発現形式に重点を置く分類が広く用いられるようになっている。これはウイルスによる逆転写を発見した功績でノーベル賞を受賞したデビッド・ボルティモア(1938 -) によって提案され、現在ではの定める分類体系の基本骨格となっている。.

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エンベロープ (ウイルス)

ウイルスの構造とエンベロープ エンベロープ (envelope) は、単純ヘルペスウイルスやインフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルスなど一部のウイルス粒子に見られる膜状の構造のこと。これらのウイルスにおいて、エンベロープはウイルス粒子(ビリオン)の最も外側に位置しており、ウイルスの基本構造となるウイルスゲノムおよびカプシドタンパク質を覆っている。エンベロープの有無はウイルスの種類によって決まっており、分離されたウイルスがどの種類のものであるかを鑑別する際の指標の一つである。.

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D型肝炎ウイルス

D型肝炎ウイルス(Hepatitis D virus、ディーがたかんえんウイルス)とは、エンベロープを持ったRNAウイルスの1種であり、B型肝炎ウイルスが共在することでヒトにD型肝炎を引き起こし得る病原体である。δ肝炎ウイルス(でるたかんえんウイルス)、デルタウイルスなどと呼ばれる場合もあり、また、HDVと英語の頭文字を取った略記がなされることもある。なお、HDVという略記は、他の分野では全く別な意味で用いられることもあるため映像の分野には、HDVと言う規格名が存在する。なお、詳細はHDVの記事を参照のこと。、本稿では以降、この略記を用いない。この他、本稿ではD型肝炎(書籍によっては稀にδ肝炎と記述されていることもある)についても記述し、また、B型肝炎ウイルスとの関連についても述べる。ただし、それぞれに関する詳細な解説は、当該記事を参照のこと。.

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RNAウイルス

RNAウイルスとは、ゲノムとしてRNAをもつウイルスのこと。 ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAをいったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出すタイプのものとがある。後者をとくにレトロウイルスと呼ぶ。 また、二本鎖RNAウイルスと一本鎖RNAウイルス、さらに一本鎖RNAウイルスを+鎖型と−鎖型に分けることもある。一本鎖の+鎖RNAウイルスはゲノム自体がmRNAとして機能し得る。SARSの原因であるコロナウイルスはこれに含まれる。レトロウイルスもここに含まれるが、上記のようにいったんDNAに遺伝情報を移す。−鎖RNAウイルスゲノムはmRNAと相補的な塩基配列のためそのままではmRNAとして機能できない。これをRNA依存性RNAポリメラーゼによって+鎖に転写して機能する。.

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