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アルグン川

索引 アルグン川

内モンゴルの室韋付近より撮影 アルグン川(Argun、, ᠡᠷᠬᠥᠨ᠎ᠠᠭᠣᠣᠯ, Эргүнэ мөрөн, Ergüne mörön, 、、満州語: ergune bira)は、ユーラシア大陸の北東部を流れる川で、シルカ川とならぶアムール川の大きな源流の一つである。アルグン川というロシア語名は、ブリヤート語の「ウルゲン・ゴル」(Urgengol, 「広い川」)に由来する。 上流はハイラル川と呼ばれる。長さは708km。内モンゴル自治区の大興安嶺山脈の西麓から発し、内モンゴル北端のフルンボイルを西へ流れる。ハイラル区で伊敏河を合わせ、牙克石市より下流では流れは緩やかになり川幅も広くなり、フルンボイル草原を蛇行する。 満州里市付近で、中国領のフルン湖からの流れを合わせてアルグン川となる。北東へ向きを変え、900km以上にわたりロシアと中国の国境を流れ、黒竜江省漠河県付近でシルカ川と合流し、アムール川となる。 満州里の下流にあり航路の中国側にある中州・ボリショイ島(中国名:阿巴該図島、アバガイト島)は1929年にソ連軍が占領して以来長年中ソ・中露の国境紛争の焦点の一つであったが、2004年の国境協定で中国・ロシア間で二等分することになった。.

27 関係: 大興安嶺山脈室韋中ソ国境紛争ハルハ川ハイラル川ハイラル区モンゴル (曖昧さ回避)ユーラシアヘルレン川ヘンティー山脈ブリヤート語ブイル湖フルンボイル市フルン湖アムール川シルカ川内モンゴル自治区牙克石市黒竜江省水源満州語満州里市漠河市流路形状1929年2004年

大興安嶺山脈

大興安嶺山脈(だいこうあんれいさんみゃく、中国語簡体字:大兴安岭 、満州語:、転写:amba hinggan dabagan、モンゴル語:、キリル文字表記:、大ヒンガンとも)は満洲・内モンゴルの火山山脈である。南北約1,200kmの長さに延びており、南に行くに従い狭くなっていく。東の満洲と西のモンゴル高原を分かつ。 深い森に被われ、1200~1300mの標高を持つ山脈の最高峰は2,035mになる。 満洲とシベリアの移行地帯にあるダウール族が住まう地域である。その斜面の比較的豊かな牧草地は10世紀に遼を打ち立てた契丹人の発祥地である。.

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室韋

室韋(しつい、)は、6世紀から10世紀まで中国東北部のチチハル周辺にある嫩江、アルグン川、黒竜江流域に存在していた民族。初めは失韋国と書かれた。また、モンゴル系民族の源流と考えられており、『オルホン碑文』にある三十姓タタル(オトゥズ・タタル、)にも比定されている。.

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世界最長の川であるナイル川 世界最大の流域面積を有する川であるアマゾン川 日本最長の川である信濃川 日本最大の流域面積を有する川である利根川 川(かわ)は、絶えず水が流れる細長い地形である。雨として落ちたり地下から湧いたりして地表に存在する水は、重力によってより低い場所へとたどって下っていく。それがつながって細い線状になったものが川である。河川(かせん)ともいう。時期により水の流れない場合があるものもあるが、それも含めて川と呼ばれる。.

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中ソ国境紛争

中ソ国境紛争(ちゅうそこっきょうふんそう、Пограничный конфликт на острове Даманский)は、中華人民共和国とソビエト連邦の国境問題により生じた紛争である。 1969年3月2日、15日にアムール川(中国語名は黒竜江)の支流ウスリー川の中州であるダマンスキー島(中国語名は珍宝島)の領有権を巡って大規模な軍事衝突が発生した(珍宝島事件、ちんぽうとうじけん、ダマンスキー島事件)。同年8月にも新疆ウイグル自治区で軍事衝突が起こり、中ソの全面戦争や核戦争にエスカレートする重大な危機に発展した。同じ共産党独裁国家でありながら、かつて蜜月を誇った中国とソ連の対立が表面化した事件でもあった。.

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ハルハ川

ハルハ川( ハルフ・ゴル、、)は、モンゴル高原の北東部を流れる川で、モンゴル国東部と中華人民共和国内蒙古自治区北東部の国境附近を流れる川。ハルヒーン・ゴル()ともいう。ハルフとはモンゴル語で隔てるもの(屏障)を意味し、西岸が東岸より高いため、東岸から見ると対岸が長い障壁のように立ちはだかることからきている 。 源流は大興安嶺にあり、森林地帯を出て内蒙古自治区北東部フルンボイル市の草原を流れたあとモンゴル国のドルノド県に入り、やがて両国の境界線を湿地帯を形成し蛇行しながら流れる。 途中でハイラースティーン河(楡の河、日本側の記録では「ホルステン河」)が合流する。 下流は二つに分かれており、一つはボイル湖(貝爾湖)の北西に流入し、そのすぐ北から烏爾遜河(Орчун гол、Orchun Gol)が流出してフルン湖(フルン・ノール、呼倫湖)へ続く。もう一つはシャリルジーン・ゴル(Шарилжийн гол)といい、ボイル湖に入らず直接烏爾遜河に合流している。 ハルハ川周辺は南モンゴルと北モンゴルの境界であるが、モンゴル人民共和国と満洲国の間では国境の正確な位置を巡って争いがあり、1939年8月には大日本帝国陸軍(関東軍)・満洲国軍とモンゴル人民共和国軍・ソビエト労農赤軍の間で戦闘が起こった(ノモンハン事件、ハルハ河戦争)。.

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ハイラル川

ハイラル川( ハイラール・ムレン、)は、中華人民共和国内モンゴルフルンボイル市を流れる河川。ヒンガン山脈西麓より流れ出て、牙克石市・ハイラル区などを通り、伊敏河などの支流を併せ、満州里市でアルグン川(エルグネ川)に合流する。.

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ハイラル区

ハイラル区(ハイラルく、Хайлаар дүүрэг、 転写:Qayilar toɣoriɣ )は中華人民共和国内モンゴル自治区フルンボイル市に位置する市轄区。 大興安嶺西麓の低山丘陵とフルンボイル高原の間、東経119度42分~120度35分、北緯49度06分~32分、ハイラル河(zh)の346km上流に位置する。 ハイラル区はフルンボイル市の人民政府所在地で、フルンボイル市の政治、経済、文化、交通、通信の中心で、自然観光が発展中の都市である。モンゴル族が主で、漢族が多数住み、回、満、ダウール、エヴェンキ、オロチョン等26の民族が共存しており、北方民族特有な文化と風情を伝える。.

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モンゴル (曖昧さ回避)

モンゴル (Монгол) 民族.

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ユーラシア

ユーラシア (Eurasia) は、ヨーロッパとアジアを合わせた領域を示す造語である。Eurasia は Europe(あるいはEuropa) と Asia からのかばん語である。.

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ヘルレン川

ヘルレン川(ケルレン川、Kherlen、Kerülen、, Kherlen gol; 、)は、ユーラシア大陸の北東部を流れる川で、モンゴル東部のヘンティー県から中華人民共和国北部(内モンゴル自治区)にかけて流れている。.

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ヘンティー山脈

ヘンティー山脈(ヘンティーさんみゃく、モンゴル語:Хэнтий нуруу ヘンティー・ノロー)はモンゴル国北東部からロシア連邦ザバイカリエ地方にまたがる山脈。モンゴル国においては、西から順にトゥブ県、ヘンティー県、ドルノド県にわたる。チンギス・ハーンの生誕地および墓所があるとされる聖なる山ブルカン岳が含まれる。最高点は標高2,800mのである。 トール川は山脈の西麓を流れ、オルホン川、セレンゲ川と合流し、北に向かいバイカル湖へ注ぐ。オノン川は北東の山間谷を北東に向け流れ、北のインゴダ川と合流してシルカ川となり、次にアムール川に合流する。ヘルレン川は南麓を東に向けて流れ、フルンボイル平原のフルン湖に注ぐ。ヘンティー山脈はこれらの川の水源である。 漢名での古称を狼居胥山といい、匈奴の本拠であった。これを元狩四年(紀元前119年)に前漢の武将である霍去病が追い詰め大破し、祭壇を築いて戦勝を祝った。 Category:モンゴル国の地形.

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ブリヤート語

ブリヤート語はロシア連邦のブリヤート共和国などで話されているモンゴル語。ブリヤートモンゴル語などとも言われる。 モンゴル国などのハルハ方言(標準モンゴル語)、中国の内モンゴル自治区などのチャハル方言、中国新疆ウイグル自治区などのオイラート方言(オイラト語)などとともにモンゴル語(広義)の方言の一つとされている。キリル文字を使用するが、ハルハ方言の表記と若干異なる。 またハルハ方言と異なり、人称代名詞が接尾辞化して動詞につき、人称変化が起こる。.

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ブイル湖

ブイル湖(ブイル-こ、ボイル湖、Lake Buir)は、モンゴル国東部ドルノド県 と中華人民共和国内モンゴル自治区北東部フルンボイル市(ホロンバイル市)の国境にある大きな淡水湖。 モンゴル語でブイル・ノール(Буйр нуур、Buir Nuur、ブイル・ヌール、ボイル・ノール)、中国語で貝爾湖(、、)ともいう。『元朝秘史』には「ブユル・ナウル」捕魚児納浯児 Buyur Na'ur と書かれ、『集史』においても بوير ناؤور Būyir Nā'uūr と表れており、明代には「捕魚兒海」、清代には「貝雨爾湖」とも呼ばれた。ブイル・ノールの「ブイル」は「オスのカワウソ」を意味し、カワウソが多く棲んでいたことからきている。 面積は615平方キロメートル。大部分はモンゴル国に属するが、北西部の40平方キロメートルほどが中国に属している。 平均水深は8メートル前後。南東から中国・モンゴル国境を流れてきたハルハ川(哈拉哈河)が湖の北西角へ流入し、その少し北からは烏爾遜河(Орчун гол)が流出してフルン湖(フルン・ノール、呼倫湖)に入っている。ブイル湖はブイル・ノール窪地に位置し近くのフルン湖とともにフルンボイル(ホロンバイル)草原の一部となっている。 『元朝秘史』においても「ブユル湖とコレン(フルン)湖」と隣接するフルン湖とともに両湖が並んで述べられており、12世紀末頃にはフルンボイル地方はモンゴル高原東部で勢力を誇ったタタル部族の根拠地としても言及されている。12世紀末から13世紀初頭において、後のチンギス・カンことテムジンがモンゴル高原東部の諸部族に勢力を拡大していた時期には、大興安嶺西麓を根拠地としていたカタキン、サウジウト、コンギラトなどの諸部族を平定する拠点としてもしばしば言及されている。モンゴル高原統一後、大興安嶺西麓にはチンギス・カンの諸弟たちのウルスが分封されているが、フルンボイル地方はこのうちテムゲ・オッチギンとその一族が領有していたとする説が現在有力視されている。明の初期、藍玉率いる明軍が北元のトグス・テムルの軍を潰走させ、多くの捕虜を得ている。.

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フルンボイル市

フルンボイル市(呼倫貝爾市,-し、慣用読み: ホロンバイル、Hūlúnbèi'ĕr、モンゴル語: Kölön Buyir qota)は中華人民共和国内モンゴル自治区北東部に位置する地級市。市名はモンゴル語で、地区に含まれる湖であるフルン湖(呼倫湖)とボイル湖(貝爾湖)に因む。東西 630 キロメートル、南北 700 キロメートル、総面積 253,000 平方キロメートルで、山東省、江蘇省の面積の総和より大きい。人口約 2,650,000 人。.

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フルン湖

フルン湖(フルン-こ、呼倫湖、、、)は、中華人民共和国内蒙古自治区北東部フルンボイル市にある大きな淡水湖。モンゴル語でフルン・ノール(Хөлөн нуур)、あるいはダライ・ノール(Далай нуур、、)ともいう。 湖の長さは約90キロメートル、幅は約30キロメートルで、面積は2,339平方キロメートル。内蒙古では最大、中国でも五本の指に入る大きな淡水湖である。.

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アムール川

アムール川(アムールがわ、、ラテン文字転写: Amur)、あるいは黒竜江(こくりゅうこう、、、満州語:或いは、転写:sahaliyan ula或いはhelung giyang)は、ユーラシア大陸の北東部を流れる川である。中国では別に黒河、黒水などとも呼ばれる。上流部の支流を含めた全長4,368kmは世界8位、流域面積は185万5500km2で世界10位である。.

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シルカ川

ルカ川(ロシア語:Шилкаシールカ、漢語:石勒喀河)は、ロシアを流れる河川で、アムール川の左岸を流れる支流である。漢語では、モンゴル系の名称に準じて「石勒喀」と当て字される。 オノン川とインゴダ川の合流により発生しチタ州を流れる。北はシルカ山脈とアマザル山脈との間の渓谷を、南はボルシチョフ山脈を流れる。アルグン川と合流し、アムール川を形成する。.

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内モンゴル自治区

内モンゴル自治区(うちモンゴルじちく、モンゴル語: 転写:Öbür Moŋɣol-un öbertegen jasaqu orun、中国語:内蒙古自治区、拼音:Nèi Měnggǔ Zìzhìqū、英語:Inner Mongolia)は、中華人民共和国が1947年にモンゴルの南部に設置した省級の自治体。中国領土の北沿に位置する自治区。内蒙古自治区(うちもうこじちく)とも。モンゴル語での名称は日本語に直訳すると「南モンゴル自治区」となる。.

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牙克石市

牙克石市(ヤクシし、 転写:Yakshi hot)は中華人民共和国内モンゴル自治区フルンボイル市に位置する県級市。ハイラル川の河畔にあり、ハイラル区から東へ80kmに位置する。市名は満州語で「川の崩れた入り江」を意味するヤクサ(yaksa)に由来する。.

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黒竜江省

黒竜江省(こくりゅうこうしょう、中国語:黑龙江省、拼音:Hēilóngjiāng Shěng、英語:Heilongjiang)は、中華人民共和国の行政区分の一つ。省都はハルビン市。吉林省の北、内モンゴル自治区の東に位置する。中国の最北東部に位置し、北部はアムール川(黒竜江)をはさんでロシアと国境を接している。.

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水源

水源(すいげん)とは、川などの流れ出るもと。または用水(農業用水、工業用水)や水道(上水道、簡易水道)として利用する水の供給源。後者の場合は、井戸はもとより海水淡水化施設が該当することもある。 山間における水源からの湧水は、冷水が最も清潔で良いとされる。温い涌き水は地表近くで時間が経ちすぎて不潔な為、加熱後に飲料として使うとされる。.

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満州語

満州語(滿洲語、まんしゅうご、ᠮᠠᠨᠵᡠᡤᡳᠰᡠᠨ、転写:manju gisun)は、満州族が話すツングース諸語に属する言語。.

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満州里市

満州里市(まんしゅうりし)は中華人民共和国内モンゴル自治区フルンボイル市に位置する県級市。中国最大の陸運交易都市。.

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漠河市

漠河市(ばくが-し)は中華人民共和国黒竜江省大興安嶺地区に位置する県級市。中国の最北端に位置する。市人民政府駐地は西林吉鎮。中国最北端の村「北極村」があることで有名。2008年には漠河空港が開港している。また中国最北端の駅の月牙湖駅がある。.

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流路形状

流路形状(りゅうろけいじょう)は、河川の部分的な流路(川筋)の地形の総称である。これに対し水系は流路を同じくする河川全体を一体的にとらえて体系化する概念・分類法である。主要流路(本川、本流)、分岐する流路(派川、分流)合流する流路(支川・支流)などに加え、湖沼なども含めた、流路を部分的に共有する河川全体の体系を水系と呼び、これらの水系が水を集める範囲(分水界の内側)を流域と呼ぶ。.

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1929年

記載なし。

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2004年

この項目では、国際的な視点に基づいた2004年について記載する。.

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