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みすず書房

索引 みすず書房

株式会社みすず書房(みすずしょぼう)は、哲学、科学、心理学、現代史、西洋史、社会学などの専門書を中心にした出版活動を行う学術出版社である。旧社名は美篶書房。.

72 関係: 坂田徳男大佛次郎賞夜と霧 (文学)小尾俊人小島信夫山本義隆中井久夫中村草田男丸山眞男平成幻戯書房人文会人文科学庄野潤三心理学ハロルド・ラスキハンナ・アーレントモーリス・メルロー=ポンティヨーロッパ史リチャード・ホフスタッターロマン・ロランロラン・バルトヴィクトール・フランクルトマ・ピケティフロム・ヘルアラン・ムーアイエルサレムのアイヒマンガヤトリ・C・スピヴァククロード・レヴィ=ストロースグラフィックノベルシュテファン・ツヴァイク哲学内田庶出版社全体主義の起源国語国字問題現代思潮新社社会学神谷美恵子科学生きがいについて片山敏彦芥川龍之介賞菊池寛賞霜山徳爾赤瀬川原平藤田省三野生の思考長田弘...東京都株式会社毎日出版文化賞池田香代子漫画朝永振一郎本郷 (文京区)昭和文京区日本書籍出版協会1945年1947年1951年1988年1996年1998年2001年2009年2017年21世紀の資本7月9月1日 インデックスを展開 (22 もっと) »

坂田徳男

坂田徳男(さかた とくお、1898年12月7日―1984年7月19日)は、日本の哲学研究者、大阪市立大学名誉教授。.

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大佛次郎賞

大佛次郎賞(おさらぎじろうしょう)は朝日新聞社主催の文学賞である。『鞍馬天狗』、『赤穂浪士』、『パリ燃ゆ』、『天皇の世紀』などの小説・ノンフィクション・歴史書で知られる大佛次郎の幅広い業績を記念し、没年の1973年に「作品集」を出していた朝日新聞社が創設。.

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夜と霧 (文学)

『夜と霧』(よるときり)は、1946年に出版されたヴィクトール・フランクルのナチスの強制収容所経験に基づいた書籍作品である。 日本語訳はみすず書房が出版している。.

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小尾俊人

小尾俊人(おび としと、1922年3月2日 - 2011年8月15日)は、日本の書籍編集者。 長野県茅野市出身。羽田武嗣郎の出版社「羽田書店」の社員であったが、1945年に独立し、山崎六郎、清水文男らとみすず書房を創業、編集長として「現代史資料」「荻生徂徠全集」などを出版、1990年定年退職。.

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小島信夫

小島 信夫(こじま のぶお、1915年(大正4年)2月28日 - 2006年(平成18年)10月26日)は、日本の小説家・評論家。.

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山本義隆

山本 義隆(やまもと よしたか、1941年(昭和16年)12月12日 - )は、日本の科学史家、自然哲学者、教育者、元学生運動家。駿台予備学校物理科講師。元・東大闘争全学共闘会議代表。妻は装幀家の山本美智代。.

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中井久夫

中井 久夫(なかい ひさお、1934年1月16日 - )は、日本の医学者、精神科医。専門は精神病理学、病跡学。神戸大学名誉教授。医学博士。文化功労者右そで 著者紹介。.

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中村草田男

中村 草田男(なかむら くさたお、1901年(明治34年)7月24日 - 1983年(昭和58年)8月5日)は、中国アモイ出身の俳人。本名清一郎(せいいちろう)。東京大学国文科卒。高浜虚子に師事、「ホトトギス」で客観写生を学びつつ、ニーチェなどの西洋思想から影響を受け、生活や人間性に根ざした句を模索。石田波郷、加藤楸邨らとともに人間探求派と呼ばれた。「萬緑」を創刊・主宰。戦後は第二芸術論争をはじめとして様々な俳句論争で主導的な役割をもった。忌日は「草田男忌」として季語。.

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丸山眞男

丸山 眞男(まるやま まさお、1914年(大正3年)3月22日 - 1996年(平成8年)8月15日)は、日本の政治学者、思想史家。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻は日本政治思想史。新字体で丸山真男とも表記される。 丸山の学問は「丸山政治学」「丸山思想史学」と呼ばれ、経済史学者・大塚久雄の「大塚史学」と並び称された。.

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平成

平成(へいせい)は日本の元号の一つ。昭和の後。今上天皇在位中の1989年(平成元年)1月8日から現在に至る。2001年(平成13年)の始まりには西暦における20世紀から21世紀への世紀の転換もあった。2019年(平成31年)4月30日に今上天皇退位により終了する予定であり、予定通り終了した場合、30年113日間(=11,070日間)にわたることとなる。なお、日本の元号では昭和(64年)、明治(45年)、応永(35年)に次いで4番目の長さである(5番目は延暦の25年)。 西暦2018年(本年)は平成30年に当たる。本項では平成が使われた時代(平成時代)についても記述する。.

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幻戯書房

幻戯書房(げんきしょぼう)は、文芸書を中心とした日本の出版社である。.

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人文会

人文会(じんぶんかい)とは、日本の人文書を得意とする20の出版社(内、休会1社)による業界団体である。1968年に設立された。設立趣旨は人文書の振興で、書店との協力の関係の元、人文書の棚のあり方を模索している。 設立当初の1960年代、書店での人文書の扱いは、棚に文芸書と一緒くたに、著者ごとに置かれてしまう程度の認識でしかなかった。その後の人文会の活動の成果もあって、書店には人文書コーナーが設けられるのが当たり前になり、そのなかでも学問分野ごとに棚が分類されるなど、人文書の地位の向上がなされた。.

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人文科学

人文科学(じんぶんかがく)あるいは人文学(じんぶんがく、)とは、学問の分類の一つ。広義には自然学が学問的対象とする自然に対して、人間・人為の所産 を研究の対象とする学問であり、またそれを可能にする人間本性を研究する学問である。これは学問を人文科学と自然科学に二分する分類法で、この場合、社会科学は人文科学に含まれる。一方、社会を人間と対比された形で一個の研究対象と見るとき、学問は人文科学・社会科学・自然科学に三分される。こちらの方が、今日では一般的である。.

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庄野潤三

庄野 潤三(しょうの じゅんぞう、1921年(大正10年)2月9日 - 2009年(平成21年)9月21日)は、日本の小説家。.

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心理学

心理学(しんりがく、psychology)とは、心と行動の学問であり、科学的な手法によって研究される。そのアプローチとしては、行動主義のように行動や認知を客観的に観察しようとするものと、一方で、主観的な内面的な経験を理論的な基礎におくものとがある。研究法を質的研究と量的研究とに大別した場合、後者を主に学ぶ大学では、理数系として心理学を位置付けている例がある。 起源は哲学をルーツに置かれるが、近代の心理学としては、ドイツのヴィルヘルム・ヴントが「実験心理学の父」と呼ばれ、アメリカのウィリアム・ジェームズも「心理学の父」と呼ばれることもある。心理学の主な流れは、実験心理学の創設、精神分析学、行動主義心理学、人間性心理学、認知心理学、社会心理学、発達心理学である。また差異心理学は人格や知能、性などを統計的に研究する。 20世紀初頭には、無意識と幼児期の発達に関心を向けた精神分析学、学習理論をもとに行動へと関心を向けた行動主義心理学とが大きな勢力であったが、1950年代には行動主義は批判され認知革命がおこり、21世紀初頭において、認知的な心的過程に関心を向けた認知心理学が支配的な位置を占める。.

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ハロルド・ラスキ

ハロルド・ラスキ ハロルド・ジョセフ・ラスキ(Harold Joseph Laski、1893年6月30日 - 1950年3月24日)は、多元的国家論を唱えた英国の政治学者。労働党の幹部でもあった。.

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ハンナ・アーレント

ハンナ・アーレント(Hannah Arendt、1906年10月14日 - 1975年12月4日)は、ドイツ出身の哲学者、思想家である。ユダヤ人であり、ナチズムが台頭したドイツから、アメリカ合衆国に亡命した。のちに教鞭をふるい、主に政治哲学の分野で活躍し、全体主義を生みだす大衆社会の分析で知られる。「アーレント」は「アレント」とも表記する。 小惑星100027「Hannaharendt」は彼女に敬意を表して命名された。.

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モーリス・メルロー=ポンティ

モーリス・メルロー=ポンティ(Maurice Merleau-Ponty、1908年3月14日 - 1961年5月3日)は、フランスのロシュフォール生まれの哲学者。主に現象学の発展に尽くした。パリの自宅で執筆中、心臓麻痺のため死去。著書の日本語訳等においては、「モーリス・メルロ=ポンティ」、「モーリス・メルロ・ポンティ」など、Merleauに長音記号を付けない表記が多く用いられている。.

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ヨーロッパ史

西暦814年頃のヨーロッパ ヨーロッパ史(ヨーロッパし)とは、ヨーロッパにおける歴史である。欧州史(おうしゅうし)とも呼ばれる。.

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リチャード・ホフスタッター

リチャード・ホフスタッター(Richard Hofstadter、1916年8月6日 - 1970年10月24日)はアメリカ合衆国の政治史家。.

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ロマン・ロラン

マン・ロラン(Romain Rolland, 1866年1月29日 - 1944年12月30日)は、フランスの作家。 理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を持った。.

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ロラン・バルト

ラン・バルト(Roland Barthes、1915年11月12日 - 1980年3月26日)は、フランスの哲学者、批評家。高等研究実習院(École pratique des hautes études)教授、コレージュ・ド・フランス教授。.

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ヴィクトール・フランクル

ヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl、1905年3月26日 - 1997年9月2日)は、オーストリアの精神科医、心理学者。著作は多数あり日本語訳も多く重版されており、特に『夜と霧』で知られる。.

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トマ・ピケティ

トマ・ピケティ(Thomas Piketty、1971年5月7日 - )は、フランスの経済学者。クリシー出身。経済学博士。パリの高等師範学校の出身で、経済的不平等の専門家であり、特に歴史比較の観点からの研究を行っている。2002年にフランス最優秀若手経済学者賞 (Prix du meilleur jeune économiste de France) を受賞。パリ経済学校 (École d'économie de Paris, EEP) 設立の中心人物であり、現在はその教授である。また、社会科学高等研究院 (EHESS)の研究代表者でもある。.

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フロム・ヘル

『フロム・ヘル』(From Hell)は、アラン・ムーア原作、エディ・キャンベル作画のグラフィックノベル。及びそれを原作とした2001年製作の映画。切り裂きジャックを作品の題材に使用している。.

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アラン・ムーア

アラン・ムーア(Alan Moore、1953年11月18日- )はイギリス、ノーサンプトン出身の漫画原作者であり、『ウォッチメン』『Vフォー・ヴェンデッタ』『フロム・ヘル』等のアメリカン・コミックやグラフィックノベルの原作で有名。ムーアはまた、小説『Voice of the Fire』の執筆や、舞台でのパフォーマンス活動も行っている。.

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イエルサレムのアイヒマン

『イェルサレムのアイヒマン──悪の陳腐さについての報告』(Eichmann in Jerusalem: A Report on the Banality of Evil)は、ハンナ・アーレントが1963年に雑誌『ザ・ニューヨーカー』に連載したアドルフ・アイヒマンの裁判記録。 日本語版は『エルサレムのアイヒマン』大久保和郎訳(みすず書房、新版2017年)。.

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ガヤトリ・C・スピヴァク

ヤトリ・C・スピヴァク ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク(Gayatri Chakravorty Spivak, ガヤトリ・チャクラヴォーティ・スピヴァクとも、1942年2月24日 - )は、インド東部ベンガル出身のアメリカ合衆国の文芸評論家、理論家、比較文学者。コロンビア大学の教員としては、最高位のUniversity Professorの地位にある。 インドのカルカッタに生まれ、カルカッタ大学(University of Calcutta)で英文学を学び、首席で卒業後に渡米して、1960年初コーネル大学大学院に留学。そこでポール・ド・マンの指導を受け、イェーツに関する博士論文を書き英文学の修士号を取得。 1976年にはジャック・デリダの『グラマトロジーについて』を英訳し、長大な序文をつけたことで、注目された。この序文については賛否両論ある。 アメリカ人タルボット・スピヴァク(Talbot Spivak)と結婚し、すぐ離婚。ただし、今でもスピヴァク姓を使い続ける。 その後、マルクス主義やフェミニズム、ポストコロニアル批評の脱構築的読解などをすすめる。 2012年第28回京都賞思想・芸術部門を受賞。.

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クロード・レヴィ=ストロース

ード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss、1908年11月28日 - 2009年10月30日)は、フランスの社会人類学者、民族学者。出身はベルギーの首都ブリュッセル。コレージュ・ド・フランスの社会人類学講座を1984年まで担当し、アメリカ先住民の神話研究を中心に研究を行った。アカデミー・フランセーズ会員。 専門分野である人類学、神話学における評価もさることながら、一般的な意味における構造主義の祖とされ、彼の影響を受けた人類学以外の一連の研究者たち、ジャック・ラカン、ミシェル・フーコー、ロラン・バルト、ルイ・アルチュセールらとともに、1960年代から1980年代にかけて、現代思想としての構造主義を担った中心人物のひとり。.

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グラフィックノベル

ラフィックノベル (Graphic novel) は、通常は長く複雑なストーリーを備えた、しばしば大人の読者が対象とされる、厚い形式のアメリカン・コミックを指す用語である。グラフィックノベルは、オリジナル長編の場合や、オリジナル短編集の場合、過去に発行されたアメリカン・コミックの一連の物語を再収録した一冊の本の場合がある。フランスでは、版型がやや小さくてページ数が多く、シリーズものでない単独作品で、文学的であることを目指すようなものを指す。 コミックナタリーでは、「アメリカでマンガ単行本を指す用語」と説明されている。.

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シュテファン・ツヴァイク

ュテファン・ツヴァイク(ツワイク岩波書店や河出書房は著者名を「ツワイク」と表記している。とも。Stefan Zweig,,, 1881年11月28日 ウィーン - 1942年2月22日 ブラジル・ペトロポリス)は、オーストリアのユダヤ系作家・評論家である。1930年代から40年代にかけて大変高名であった。ただし、その死後は当時ほど読まれなくなっている。 ツヴァイクは長編小説と短編、多数の伝記文学を著した。歴史小説の評価が高く、『マリー・アントワネット』や『メアリー・スチュアート』が有名である。英国で対独感情の悪化している一時期には、その小説が「"Stephen Branch"(ツヴァイクの本名の英訳)」という仮名で刊行された事もある。.

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哲学

哲学(てつがく、Φιλοσοφία、philosophia、philosophy、philosophie、Philosophie)は、語義的には「愛智」を意味する学問的活動である。日本語辞典の広辞苑では、次のように説明している。 観念論的な形而上学に対して、唯物論的な形而上学もある。諸科学が分化独立した現在では、哲学は学問とされることが多いが、科学とされる場合哲学は「自然および社会,人間の思考,その知識獲得の過程にかんする一般的法則を研究する科学」である。出典は、青木書店『哲学事典』。もある。.

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内田庶

内田 庶(うちだ ちかし、1928年11月6日 - )は、日本の児童文学作家、翻訳家、著作権コンサルタント、実業家。日本ユニ著作権センター代表理事理事兼顧問著作権相談員。本名は宮田 昇(みやた のぼる)。1953年、明治大学文学部文学科中退。.

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出版社

出版社(しゅっぱんしゃ)とは、書籍や雑誌などを発行し、広く読まれるために書店などの販売者に働きかけたり、広告宣伝を行い、国会図書館などの図書館に書誌的なデータを送り、知識などをパッケージ化して社会に届ける会社。.

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全体主義の起源

『全体主義の起源』(The Origins of Totalitarianism)とはハンナ・アーレントによる政治学の著作である。 アーレントは1906年にドイツのハノーファーで生まれた政治学者である。1933年にナチ党が政権を掌握してからフランスへ亡命して政治活動に関わるが、1941年にフランス進攻があるとアメリカへ亡命して大学での教育に従事する。この著作では19世紀から20世紀にかけてイタリアやドイツで出現した全体主義についての論考が行われている。この著作は1951年に発表された研究であり、第1部の『反ユダヤ主義』、第2部の『帝国主義』、そして第3部の『全体主義』の三部から構成されている。 19世紀のヨーロッパの政治秩序を構成していたのは絶対主義の王政に基づいた国民国家であった。国民国家は文化的同一性に立脚して統一的集団として確立された。この国民の枠組みとは別に成り立っていたのが階級社会である。つまり富裕層や貧困層などの諸階級から成り立っている階級社会であり、これは国民を文化的に同一だとした国民国家と本質的には矛盾するものである。当時のヨーロッパの政治秩序においてはこの国民国家と階級社会の衝突は見られることはなかったが、その中でユダヤ人は階級社会から隔絶されており、また平等な国民の一員として国家に保護されていた集団であった。そのために国家に対する不平不満が生じるとその矛先がユダヤ人に向けられるようになる。これが全体主義に向かう前段階であった。アーレントは『反ユダヤ主義』が表面化した事例としてドレフュス事件に言及している。 国民国家の体制に次第に大きな影響力を及ぼすようになったのが資本主義であり、資本家は政治への介入を積極的に行うようになる。資本主義、人種主義、そして官僚制の混合として帝国主義が出現する。帝国主義は資本主義の原理によって資本の輸出を推進しながら行政によって権力の輸出をも推進する。この帝国主義の膨張活動にとって国民国家は支障となり、階級社会から脱落した人々であるモッブが移民となって植民地化に乗り出していった。加えて人種主義は国民とは異なる外見的な差異を持つ集団を自覚させることで植民地の支配を正当化し、また官僚制は植民地の支配に適当な政令を発令することで、帝国主義の特徴である半永久的な膨張政策を進展させた。イギリスやフランスは植民地を海外に求める海外帝国主義が可能であったが、ドイツやロシアはその海外展開に遅れたために欧州大陸内方面に植民地を求める大陸帝国主義を余儀なくされた。海外への膨張を遮られた大陸帝国主義は、次第に国民国家により構成された政治秩序を超えた汎民族運動と連携しながら、人種主義(種族的ナショナリズム)の性格を強めることになる。 20世紀においては国民国家とそれに伴う階級社会が転換することになり、少数民族や人権問題の出現、大衆社会の成立が認められる。国内政治において政党が代表していた階級社会が消失したために、政党によっても代表されない孤立化した大衆が表面化したのである。ソ連について言えば、スターリンが集団農業化と有産階級の撲滅により個々を孤立無援にすることで、大衆社会を成立させたとする。この大衆は自らの政治的発言を階級政党とは別の政治勢力として集約しようと試み、プロパガンダを活用する全体主義運動を支持することになった。全体主義は大衆の支持を維持するために、また全体主義が体制として機能するためにはテロルとイデオロギーが重要である。テロルは法の支配によって確立されていた自由の領域を排除し、イデオロギーは一定の運動へと強制することで全体主義を制度化した。全体主義体制が問題であるのは、「個人性をまったく殲滅するようなシステムをつくること」にある。.

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国語国字問題

国語国字問題(こくごこくじもんだい)は、国語の表記をめぐって議論となる事柄をいう。本項では、国語としての日本語の表記法である漢字仮名交じり文とそれを構成する漢字、仮名遣いの在り方、改変に関わる近現代の言語政策(公的決定)と議論について、第二次世界大戦後の「国語改革」以降のものを中心に取り上げる。.

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現代思潮新社

代思潮新社(げんだいしちょうしんしゃ)は、日本の出版社。.

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社会学

会学(しゃかいがく、sociology)は、社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を解明するための学問である。その研究対象は、行為、行動、相互作用といったミクロレベルのものから、家族、コミュニティなどの集団、組織、さらには、社会構造やその変動(社会変動)などマクロレベルに及ぶものまでさまざまである。思想史的に言えば、「同時代(史)を把握する認識・概念(コンセプト)」を作り出そうとする学問である。.

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神谷美恵子

谷 美恵子(かみや みえこ、1914年(大正3年)1月12日 - 1979年(昭和54年)10月22日)は、日本の精神科医。哲学書・文学書の翻訳やエッセイの著者としても知られる。 「戦時中の東大病院精神科を支えた3人の医師の内の一人」、「戦後にGHQと文部省の折衝を一手に引き受けていた」、「美智子皇后の相談役」などの逸話でも知られる。.

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科学

科学(かがく、scientia、 仏:英:science、Wissenschaft)という語は文脈に応じて多様な意味をもつが、おおむね以下のような意味で用いられている。.

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生きがいについて

『生きがいについて』(いきがいについて)とは、神谷美恵子が執筆し編纂した著書である。.

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片山敏彦

片山 敏彦(かたやま としひこ、1898年(明治31年)11月5日 - 1961年(昭和36年)10月11日)は、詩人、文学研究者、ドイツ文学者、フランス文学者。ロマン・ロラン、ヘッセ、リルケ、ハイネ、ゲーテらの翻訳も多く、『著作集』全10巻がある。.

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白(しろ)は、全ての色の可視光線が乱反射されたときに、その物体の表面を見た人間が知覚する色である。無彩色で、膨張色である。白色(ハクショク、しろいろ)は同義語。「無色」の意味に含まれることもある。.

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芥川龍之介賞

芥川龍之介賞(あくたがわりゅうのすけしょう)、通称芥川賞は、純文学の新人に与えられる文学賞である。文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与される。.

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菊池寛賞

菊池寛賞(きくちかんしょう)は、日本文学振興会が主催する、文芸・映画など様々な文化分野において業績をあげた個人や団体を表彰する賞。 もとは菊池寛の提唱で、先輩作家の業績をたたえ、敬意を表すために1938年に制定されたもので、文学賞であった。46歳以上の作家が表彰対象となり、数え45歳未満の作家が選考委員を務めた。これは6回で中止となったが、菊池が没したのを機に1952年に復活。そのとき受賞対象が文芸以外の分野に広げられた。 正賞として時計、副賞として100万円が授与される。.

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霜山徳爾

山 徳爾(しもやま とくじ、1919年7月5日 -2009年10月7日)は日本の臨床心理学者。 東京生まれ。東京大学文学部心理学科卒。ボン大学留学 (Ph.D.を取得)。上智大学文学部教授。上智大学名誉教授。ヴィクトール・フランクル『夜と霧』(みすず書房、1956年)の訳者として著名。自身もフランクルの友人であった。.

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赤瀬川原平

赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい、1937年3月27日 - 2014年10月26日)は、日本の前衛美術家、随筆家、作家。本名、赤瀬川克彦。純文学作家としては尾辻 克彦(おつじ かつひこ)というペンネームがある。神奈川県横浜市中区本牧町生まれ。愛知県立旭丘高等学校美術科卒業。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)油絵学科中退。 兄は直木賞作家の赤瀬川隼。姉の赤瀬川晴子は帽子作家。また、外交官の西春彦は父のいとこにあたる。姪(隼の長女)は『人麻呂の暗号』の著者である藤村由加の一人。 2006年4月より、武蔵野美術大学日本画学科の客員教授を務めていた。.

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藤田省三

藤田 省三(ふじた しょうぞう).

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野生の思考

『野生の思考』(やせいのしこう、仏: La Pensée sauvage)は、1962年にフランスの人類学者・クロード・レヴィ=ストロースによって発表された著作をさす。表紙には「思考(pensée)」と「パンジー(pensée)」を掛けて野生種のパンジーである三色スミレが描かれる。 本書は、レヴィ・ストロースが本書を発表する以前の著作『親族の基本構造』(1949年刊)と後に発表する著作『神話論理』(1964 - 71年)のあいだに位置づけられる。同年に『今日のトーテミスム』も発表されているが、該書は本書の「歴史的批判的序説」に当たるとされ、相互に緊密な関係にある。 この著作は、パリで出版された当初から、1960年代にわたって、人類学の研究にとどまらず構造主義思想の勃興を促した。レヴィ・ストロースは、自然環境において具体的な事物を一定の記号として扱う思考、すなわち野生の思考を本書の主題に据えて、それを文明社会において発達した科学的思考と対比しながら、考察を進めた。 野生の思考とは、ありあわせの素材を用いて入り用の物を作る場合(ブリコラージュ)に例えられ、器用人の思考様式と特徴づけられる。それは、眼前の事象を考える際に、その事象と別の事象との間にある関係に注目し、それと類似する関係性を持つ別の事象群を連想しつつ、それらを再構成することである。そして、それらの事象に異なる意味を与え、新しい「構造」を生み出せる。それは、理論と仮説を通じて考える科学的思考と基本的に同質なものである。両者の相違については、科学的思考が用いるものが「概念」であるのに対して、野生の思考が用いるものは「記号」である。 たとえば、オーストラリアのニューサウスウェールズのある部族は、トーテムとしてコウモリを持つ部族と、キバシリを持つ部族に分けられる。その場合、トーテムとなる動物と部族との間には、実際的直接的な関係はない。その代り、それらの動物は、一方が狩り、もう片方が盗むという特徴がある。野生の思考によって、その特徴と部族間の社会的な関係が関連づけられ、それら部族のトーテムにされる。つまり、野生の思考は、比喩に基づく類推法の論理で成り立っているのである。.

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長田弘

長田 弘(おさだ ひろし、1939年11月10日 - 2015年5月3日)は、日本の詩人、児童文学作家、文芸評論家、翻訳家、随筆家。.

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東京都

東京都シンボルマーク。1989年(平成元年)に旧東京市の成立100周年を記念して同年6月1日に制定。「東京都の頭文字の「T」を中央に秘めている『都政 2012』東京都生活文化局広報広聴部広報課 編集・発行、2012年3月発行。東京都が作成した、240ページほどの冊子。」と解説されている。(都の木はイチョウではあるが)イチョウの葉の形を象ったわけではない、という。 東京都(とうきょうと)は、日本の首都事実上の首都。詳細後述であり、関東地方に位置する東京都区部(東京23区)、多摩地域(市部、西多摩郡)、島嶼部(大島支庁・三宅支庁・八丈支庁・小笠原支庁)を管轄する広域地方公共団体(都道府県)の一つである。都庁所在地は新宿区(東京と表記する場合もある)。 都公認の英語の表記はTokyo Metropolis (Tokyo Met.) 。他にはTokyo PrefectureとTokyo Metropolitan Prefectureがある。.

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株式会社

株式会社(かぶしきがいしゃ)とは、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して株主から委任を受けた経営者が事業を行い、利益を株主に配当する、『法人格』を有する企業形態である。.

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毎日出版文化賞

毎日出版文化賞(まいにちしゅっぱんぶんかしょう)は、毎日新聞社が主催(特別協力大日本印刷株式会社)する、優秀な出版物を対象とした文学・文化賞である。1947年に創設。毎年11月に受賞者が発表され、授賞式が東京で行われる。.

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池田香代子

池田 香代子(いけだ かよこ、1948年12月21日 - )は日本のドイツ語翻訳家、社会運動家。.

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漫画

漫画(まんが、(コミック)、cartoon、manga)とは、狭い定義では笑いを企図した絵をいい、「戯画(カリカチュア)」の概念と近い。広い定義では、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「落書き」「アニメ」なども含み、幅広い意味を持つ。 日本では明治時代に輸入された"comic"、"cartoon"日本漫画家協会の英称はTHE JAPAN CARTOONISTS ASSOCIATIONであり、マンガ大賞の英称もCartoon grand prizeである。の日本語訳として「漫画」という言葉を北澤楽天や今泉一瓢が使用したことに始まって以後、漫画はcomicと同義として扱われる様になり、その意味での「漫画」が昭和初期に普及し、現代における漫画という語へ定着するようになった。本項では、日本の漫画のみではなく、漫画全般について説明する。.

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朝永振一郎

朝永 振一郎(ともなが しんいちろう、1906年(明治39年)3月31日 - 1979年(昭和54年)7月8日)は、日本の物理学者。相対論的に共変でなかった場の量子論を超多時間論で共変な形にして場の演算子を形成し、場の量子論を一新した。超多時間論を基に繰り込み理論の手法を生み出し、量子電磁力学の発展に寄与した功績によってノーベル物理学賞を受賞した。また、非摂動論の一般理論である中間結合理論は、物性や素粒子の状態を調べる基本手法となった。東京生まれで京都育ち。なお、朝永家自体は長崎県の出身。武蔵野市名誉市民。.

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本郷 (文京区)

本郷(ほんごう)は、東京都文京区の町名。または旧東京市本郷区の範囲を指す地域名である。.

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昭和

昭和(しょうわ)は日本の元号の一つ。大正の後、平成の前。昭和天皇の在位期間である1926年(昭和元年)12月25日から1989年(昭和64年)1月7日まで。20世紀の大半を占める。 昭和は、日本の歴代元号の中で最も長く続いた元号であり、元年と64年は使用期間が共に7日間であるため実際の時間としては62年と14日となる。なお、外国の元号を含めても最も長く続いた元号であり、歴史上60年以上続いた元号は日本の昭和(64年)、清の康熙(61年)および乾隆(60年)しかない。 第二次世界大戦が終結した1945年(昭和20年)を境にして近代と現代に区切ることがある。.

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文京区

文京区(ぶんきょうく)は、東京都の特別区のひとつ。郵便番号(上3桁)は112・113。.

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日本書籍出版協会

一般社団法人日本書籍出版協会(にほんしょせきしゅっぱんきょうかい、Japan Book Publishers Association)は、書籍を刊行する出版社による業界団体。略称は「書協」、「JBPA」。会員出版社462社。 会員出版社のみならず、非会員出版社に対しても、データベース「日本書籍総目録」の出版物の登録や「東京国際ブックフェア」への共同出展を受け入れるなど日本の出版文化に貢献する公益的な事業を展開している。 2017年12月現在の理事長は小学館の代表取締役である相賀昌宏で、役員も講談社社長の野間省伸など出版関係者が名を連ねている。 加盟している出版社は423社。.

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1945年

この年に第二次世界大戦が終結したため、世界史の大きな転換点となった年である。.

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1947年

記載なし。

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1951年

記載なし。

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1988年

この項目では、国際的な視点に基づいた1988年について記載する。.

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1996年

この項目では、国際的な視点に基づいた1996年について記載する。.

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1998年

この項目では、国際的な視点に基づいた1998年について記載する。.

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2001年

また、21世紀および3千年紀における最初の年でもある。この項目では、国際的な視点に基づいた2001年について記載する。.

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2009年

この項目では、国際的な視点に基づいた2009年について記載する。.

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2017年

この項目では国際的な視点に基づいた2017年について記載する。.

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21世紀の資本

『21世紀の資本』(21せいきのしほん、Le Capital au XXIe siècle 、Capital in the Twenty-First Century)とは、フランスの経済学者であるトマ・ピケティの著書。2013年にフランス語で公刊され、2014年4月には英語訳版が発売されるやAmazon.comの売上総合1位に輝くなど大ヒットした。アメリカ合衆国では2014年春の発売以降、半年で50万部のベストセラーとなっており、多くの言語で翻訳されている。2015年1月現在、世界10数カ国で累計100万部を突破した東洋経済オンライン 2015年1月26日。 長期的にみると、資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きい。資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど、それだけ富は資本家へ蓄積される。そして、富が公平に再分配されないことによって、貧困が社会や経済の不安定を引き起こすということを主題としている。この格差を是正するために、累進課税の富裕税を、それも世界的に導入することを提案している。 日本での版権を持つみすず書房は、日本語版 (ISBN 978-4-622-07876-0) を2014年(平成26年)12月8日に出版した。それ以前の紹介では『21世紀の資本論』(21せいきのしほんろん)と表記したものが多い。2015年1月現在、日本語版は定価5,500円(税別)にも関わらず、売上部数が13万部に迫っている。.

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7月

7月(しちがつ)はグレゴリオ暦で年の第7の月に当たり、31日ある。 日本では、旧暦7月を文月(ふづき、ふみづき)と呼び、現在では新暦7月の別名としても用いる。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となっている。しかし、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないものである。そこで、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もある。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もある。 英語での月名 July は、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)からとられた。カエサルは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「5番目の月」を意味する "Quintilis" から自分の家門名に変更した。なお、8月の英名 August はアウグストゥスにちなんでいる(ギリシャ語で Αύγουστος は8月を表す)。詳細は8月を参照。.

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9月1日

9月1日(くがつついたち)は、グレゴリオ暦で年始から244日目(閏年では245日目)にあたり、年末まではあと121日ある。.

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