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さいだん座ミュー星c

索引 さいだん座ミュー星c

さいだん座μ星c(さいだんざミューせいc、Mu Arae c)またはHD 160691 cは、さいだん座μ星の周囲を公転している太陽系外惑星である。2004年8月25日に発見が公表された。当初、最低質量は地球のちょうど14倍と報じられたが、後に10.5地球質量とされた。軌道は主星にとても近く、軌道周期は9.6日である。チリのラ・シヤ天文台にある高精度視線速度系外惑星探査装置の分光器を用いて発見された。この惑星の発見に用いられたデータは、2004年6月の8夜に集められた。 真の質量は、地球型惑星の理論上の上限である14地球質量程度の海王星やグリーゼ436b程度と考えられている。また、系の雪線である3.2天文単位よりも内側で形成されたと考えられている。 さいだん座μ星cは、コロナ質量放出の影響を受ける程には主星に近くない。当初から海王星程度の質量だったのか(Lammer)、それとも木星型惑星として形成されたのが質量を失って今の姿になったのか (Baraffe) については、結論が得られていない。 さいだん座μ星の4つの惑星は、どれも光学的に直接観測されたものではなく、いずれも視線速度法によって発見された。.

20 関係: さいだん座さいだん座ミュー星かに座55番星e天文単位太陽系外惑星下限質量地球型惑星地球質量チリラ・シヤ天文台ドップラー分光法ホット・ネプチューン分光器グリーゼ436bコロナ質量放出真の質量高精度視線速度系外惑星探査装置雪線木星型惑星海王星

さいだん座

さいだん座(祭壇座、Ara)は、南天の星座でトレミーの48星座の1つ。 さそり座の南にあり、日本での観測は困難である。.

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さいだん座ミュー星

さいだん座μ星(さいだんざミューせい、μ Arae)はさいだん座にあり、太陽系からおよそ50光年離れた位置にある恒星。この星には4つの惑星が発見されていて、そのうちの3つは木星に匹敵する質量を持つ。最も内側の惑星は最初に発見された「ホット・ネプチューン」(Hot Neptune)もしくは「スーパーアース」(super-earth)である。.

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かに座55番星e

かに座55番星e(55 Cancri e、略号:55 Cnc e)は、地球から40.25光年離れた、太陽と似た恒星かに座55番星Aの周りを公転する太陽系外惑星である。かに座55番星A系の第1惑星である。.

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天文単位

天文単位(てんもんたんい、astronomical unit、記号: au)は長さの単位で、正確に である。2014年3月に「国際単位系 (SI) 単位と併用される非 SI 単位」(SI併用単位)に位置づけられた。それ以前は、SIとの併用が認められている単位(SI単位で表される、数値が実験的に得られるもの)であった。主として天文学で用いられる。.

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太陽系外惑星

太陽系外惑星(たいようけいがいわくせい、Extrasolar planet, Exoplanet)とは、太陽系にとっての系外惑星、つまり、太陽系の外にある惑星である。 多くは(太陽以外の)恒星の周りを公転するが、白色矮星や中性子星(パルサー)、褐色矮星などを回るものも見つかっており、他にもさまざまな星を回るものが想定される。自由浮遊惑星(いかなる天体も回らない惑星大の天体)を惑星に含めるかどうかは議論があるが、発見法が異なることなどから、系外惑星についての話題の中では自由浮遊惑星は別扱いすることが多い。 観測能力の限界から実際に発見されずにきたが、1990年代以降、多くの系外惑星が実際に発見されている。 ドップラー法.

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下限質量

下限質量とは、天文学において、惑星、恒星、連星系、星雲、ブラックホール等の観測天体について計算された質量の下限を表す値である。太陽系外惑星の統計では、下限質量が広く用いられる。 太陽系外惑星の多くは視線速度法で発見されており、この方法では惑星の真の軌道傾斜角や真の質量は、一般的には得られない。 ただし、別の方法で真の軌道傾斜角 (i) が決定されると、真の質量 (M) は、下限質量 (M) から以下の式で計算できる。.

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地球型惑星

地球型惑星(ちきゅうがたわくせい、英語: terrestrial planet, telluric planet)とは、主に岩石や金属などの難揮発性物質から構成される惑星である。岩石惑星(英語: rocky planet)、固体惑星ともいい、太陽系では水星・金星・地球・火星の4惑星がこれにあたる。太陽系のうち、これらの惑星が位置する領域を内太陽系と呼称する場合がある。木星型惑星・天王星型惑星と比べ、質量が小さく密度が大きい。 惑星科学の観点からは月も性質上「地球型惑星」の一種として考えられることが多いという。しかし惑星の定義としては衛星が明確に除外されており、「惑星」の分類としての「地球型惑星」を言う場合、月については触れないのが普通である。.

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地球質量

地球質量(ちきゅうしつりょう、Earth mass)は、地球1つ分の質量を単位としたものである。 という記号で表され、 であるParticle Data Group。地球質量は、主に岩石惑星の質量を表現するのに使われる。 衛星、人工衛星および探査機の軌道より、地心重力定数 など惑星の質量と万有引力定数の積 は精度良く算出することが可能であるが、万有引力定数の値自体の測定精度が低いため質量の精度も低くなる。しかし惑星間の相対的な質量の比率は を比較すればよく、精度は高い。 3⋅s であり(理科年表2012年版p77)、CODATA2014による万有引力定数の推奨値は であるから、地球の質量は約 と算出しうる。 --> 太陽系の4つの地球型惑星は、以下の地球質量に相当する。 L).

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チリ

チリ共和国(チリきょうわこく、República de Chile)、通称チリは、南アメリカ南部に位置する共和制国家である。東にアルゼンチン、北東にボリビア、北にペルーと隣接しており、西と南は太平洋に面している。首都はサンティアゴ・デ・チレ。 1818年にスペインより独立した。アルゼンチンと共に南アメリカ最南端に位置し、国土の大部分がコーノ・スールの域内に収まる。太平洋上に浮かぶフアン・フェルナンデス諸島や、サン・フェリクス島、サン・アンブロシオ島及びポリネシアのサラ・イ・ゴメス島、パスクア島(イースター島)などの離島も領有しており、さらにアルゼンチンやイギリスと同様に「チリ領南極」として125万平方キロメートルにも及ぶ南極の領有権を主張している。.

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ラ・シヤ天文台

ラ・シヤ天文台(ラ・シヤてんもんだい、ラ・シリャ-とも、La Silla Observatory)は、チリにある天文台。18基の望遠鏡を擁する。9基はヨーロッパ南天天文台 (ESO) が建造、その他も部分的にESOが関わっている。.

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ドップラー分光法

ドップラー分光法 (Doppler spectroscopy) は視線速度法とも呼ばれ、系外惑星を探索する方法の一つである。ドップラー効果と、惑星を持つであろう恒星のスペクトルを観測、解析する。 系外惑星は、自ら発光しない上に地球からの距離が遠いため非常に暗く、望遠鏡による直接観測で発見するのは極めて困難である(直接観測による発見は2004年までなされなかった)。そのため系外惑星は間接的な手法、つまり惑星が恒星 (主星) などのより観測しやすい対象におよぼす影響を観測することで発見されてきた。手法としては位置天文学による方法、パルサー観測による方法、トランジット法、重力マイクロレンズ法があるが、現在知られている系外惑星のほとんどはドップラー分光法で発見されている 。.

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ホット・ネプチューン

ホット・ネプチューン (Hot Neptune)は、太陽系外惑星の分類の1つ。軌道長半径0.1天文単位以下と恒星に非常に近い軌道を持ち、20地球質量以下の質量の天王星や海王星程度の太陽系外惑星の呼び名として使われる。近年の観測によって、以前考えられていたよりも多くのホット・ネプチューンが存在することが明らかになった。最初に発見されたホット・ネプチューンは、さいだん座μ星c(HD 160691 c)である。.

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分光器

分光器(ぶんこうき、Spectrometer)は、一般には光の電磁波スペクトルを測定する光学機器の総称である。分光器によって得られるスペクトルは、横軸に電磁波の波長又は光のエネルギーに比例した物理量(例えば波数、周波数、電子ボルト)を用い、縦軸には光の強度や強度から導かれる物理量(偏光度)が用いられる。例えば、分光学において、原子や分子の線スペクトルを測定し、その波長と強度を測定するのに用いられる。 分光器という用語は遠赤外からガンマ線・エックス線といった広範囲に渡って、このような目的で用いられる光学機器一般に用いられる。それぞれのエネルギー領域(X線・紫外・可視・近赤外・赤外・遠赤外)においては異なった技術が用いられるので、一つ一つの分光器には、用いることができる特定の領域がある。 光の領域より長波長(マイクロ波、などの電波領域)においてはスペクトラムアナライザが同様の働きをする。.

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グリーゼ436b

リーゼ436b(Gliese 436bまたはGJ 436b)は、赤色矮星グリーゼ436の周りを公転する、海王星程度の大きさの太陽系外惑星である。2009年2月時点で、CoRoT-7bに次ぎ、主星の前面を通過する惑星としては2番目に小さい。.

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コロナ質量放出

ナ質量放出(コロナしつりょうほうしゅつ、Coronal mass ejection、CME)とは、太陽活動に伴い、太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される現象。宇宙飛行士や飛行機パイロットの人体に与える影響も大きい。.

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真の質量

真の質量(True mass)という用語は、質量という用語のシノニムであるが、惑星の測定質量を、視線速度法で求めた下限質量と区別するために天文学の分野で用いられる。惑星の真の質量を求める方法には、衛星の距離と周期を求める方法、同じ恒星系の別の惑星の動きを位置天文学的に観測する方法、視線速度法をトランジット法や恒星の視差と組み合わせる方法等がある。.

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高精度視線速度系外惑星探査装置

3.6m望遠鏡とHARPSの写真 高精度視線速度系外惑星探査装置 (High Accuracy Radial Velocity Planet Searcher, HARPS) とは、ヨーロッパ南天天文台 (ESO) が2003年から運用している太陽系外惑星の観測装置である。 HARPSはチリのラ・シヤ天文台にある3.6m望遠鏡に設置された分光器で、視線速度法と呼ばれる方法で太陽系外惑星の観測を行っている。視線速度法とは、恒星のスペクトルに現れる光のドップラー効果を測定し、惑星の公転が引き起こす恒星の動きを明らかにする技法である。HARPSは恒星の視線方向の動きを時速3.5kmの精度で測定できる。 HARPSの観測チームは2009年10月に32個の太陽系外惑星を報告し、HARPSが発見した惑星は75個に達した。その中にはスーパーアースなどの小型の惑星が数多く含まれる。ESOの発表によると、2009年時点で知られていた28個の低質量(地球の20倍以下)惑星のうち、24個がHARPSによって発見されたものとされている。.

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雪線

マッキンリーの雪線 雪線(せっせん)とは、一年間の降雪量と雪の溶解量が一致する点を結んだ線。万年雪が積もっている部分と、そうでない部分の境界をいう。 基本的には、赤道付近では高度が高く極地にむけて低くなっていくが、降水量と気温が大きな要因を占めるため気候区分によって変化が見られる。.

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木星型惑星

木星型惑星(もくせいがたわくせい、英語: jovian planet)とは、惑星を分類する場合の、木星と類似の惑星の総称。大惑星(英語: giant planet)ともいう。.

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海王星

海王星(かいおうせい、Neptunus、Neptune)は、太陽系の太陽に近い方から8番目の惑星である。太陽系惑星の中では最も太陽から遠い位置を公転している。名称のNeptuneは、ローマ神話における海神ネプトゥーヌスにちなむ。.

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