丁得恩
鄭得恩あるいは丁得恩(チョン・ドゥクン、정득은)は、韓国の女性宗教家。李龍道、黄国柱の影響を受けた、混淫派の先駆者の一人。韓国におけるキリスト教系新宗教の先駆けとなった。 平壌の心霊集団にいたが啓示を受けて南に渡り、1953年ソウルの三角山(北漢山)に「聖心祈祷院」を開いた。自身を「大聖母 (대성모)」と呼び、神の血統を持つとした。聖なる血を分けるとして三人の弟子と性交を行い、さらにその弟子が女性と性交することで「血分け」がされていった。丁得恩から血分けを受けた人物に朴泰善や文鮮明がいる。丁得恩の『生の原理 (생의 원리)』は『原理講論』への影響が指摘されている。世界基督教統一神霊協会の公式文書では「朴雲女」(パク・ウンニョ)の偽名で知られる。.
韓国のキリスト教
韓国のキリスト教(かんこくのキリストきょう)は大韓民国におけるキリスト教の歴史と現状について述べる。2005年統計庁の発表によると人口の約3割がキリスト教徒で、キリスト教が最大勢力の宗教である。内訳は、プロテスタントの信者が2に対して、カトリック信者が1になっている。.
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血分け
血分け(ちわけ、韓国語: 피가름(ピガルム))とは、朝鮮半島で、主流派キリスト教が異端と見なした宗派を批判する際に使った用語である。異端キリスト教が行う、教祖との性的通過儀礼を含む人の血統を浄化するための宗教儀式であるとされている。 韓国・朝鮮の宗教を研究する渕上恭子は1993年に、1930年代のキリスト教神秘主義に始まりイエス教会の系譜に連なる聖主教や統一教(統一教会)などの教団や、黄国柱などの周辺にみられた神秘主義者を「血分け教」と呼び、李龍道を「血分け教の開祖」と位置付けているが、帝塚山学院大学の古田富建は、渕上の論にはその中身に関する具体的な考察がないことを指摘している。ポリテクニック・サウスウェストの哲学科助教授・バーミンガム市のセリーオーク・カレッジ新宗教運動センター理事のは、「血分け」というハングルが存在するのだから、その言葉が指す宗教儀式(乱交パーティーではない)は朝鮮半島にあっただろうと推測することはできるが、正確にどの新キリスト教集団が血分けを実践していたかはわからず、統一教会が行っていたという批判もしばしば見られるが推測の域を出ておらず、裏付けるだけの証拠はないと述べてる。.
李龍道
李 龍道(イ・ヨンド、이용도, 1901年4月6日 - 1933年10月2日)は、朝鮮黄海道金川郡出身のメソジスト牧師で、著名な復興師(リバイバリスト)であった。キリスト教神秘主義者。 韓国・朝鮮の宗教を研究する渕上恭子は1993年に、1930年代のキリスト教神秘主義に始まりイエス教会の系譜に連なる聖主教や統一教(統一教会)などの教団や、黄国柱などの周辺にみられた神秘主義者を「血分け教」()と呼び、李龍道を「血分け教の開祖」と位置付けているが、帝塚山学院大学の古田富建は、渕上の論にはその中身に関する具体的な考察がないことを指摘している。.