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鶏伝染性気管支炎

索引 鶏伝染性気管支炎

鶏伝染性気管支炎(にわとりでんせんせいきかんしえん、英:avian infectious broncchitis)とは鶏伝染性気管支炎ウイルス感染を原因とするニワトリの感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ。鶏伝染性気管支炎ウイルスはコロナウイルス科ガンマコロナウイルス属に属するRNAウイルス。本ウイルスは致死率は低いが、伝播力が強く、潜伏期が1〜3日間と短い。品種、性、日齢に関係なく発生し、呼吸器症状を特徴とし、極期には猫の鳴き声様の奇声が認められる。気管、鼻道、副鼻腔に滲出液が認められる。病理学的には呼吸器におけるカタル性炎症、腎臓の腫大、産卵鶏では輸卵管の萎縮が認められる。診断には発育鶏卵や鶏腎培養細胞によるウイルス分離が最も確実な方法であるが、中和試験、寒天ゲル内沈降反応、蛍光抗体法、ELISAも用いられる。予防には生ワクチンおよび不活化ワクチンが使用されるが、抗原性が異なる場合には十分な予防効果が見込めない。肺脳炎型ニューカッスル病、伝染性喉頭気管炎、伝染性コリーザとの鑑別が必要である。.

8 関係: 家畜伝染病予防法伝染性コリーザニューカッスル病コロナウイルス牛コロナウイルス病鶏伝染性喉頭気管炎鶏伝染性気管支炎ウイルス鶏痘

家畜伝染病予防法

家畜伝染病予防法(かちくでんせんびょうよぼうほう、昭和26年法律第166号)は、家畜の伝染性疾病(伝染病)の発生の予防、及びまん延の防止について定めた日本の法律である。略称は家伝法(かでんほう)。最終改正は平成17年10月21日法律第102号。 農林水産省職員執筆の同法の解説として、平成25年に「逐条解説 家畜伝染病予防法」(大成出版)が出版されている。.

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伝染性コリーザ

伝染性コリーザ(でんせんせいコリーザ、)とはAvibacterium(Haemophilus) paragallinarum感染を原因とするニワトリの伝染性呼吸器病。本病の予防にはワクチンがきわめて有効であり、日本ではワクチンの普及に伴い、発症例はきわめて稀となった。伝播経路として、病鶏との直接接触、鼻汁で汚染された飲水や飼料が挙げられる。臨床症状として鼻水の漏出、顔面の浮腫性腫脹、くしゃみ、奇声、開口呼吸などを示す。鑑別疾患としては伝染性気管支炎、マイコプラズマ感染症、緑膿菌感染症、頭部腫脹症候群などがある。.

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ニューカッスル病

ニューカッスル病(ニューカッスルびょう)は鳥類のウイルス性感染症で、ニワトリをはじめ多くの家禽や野生鳥類に感染する。日本も含めた多くの国に在来する病気で、伝染性が高く、経済的にも重大な影響を与える。日本ではニワトリ、アヒル、ウズラ、七面鳥に関して家畜伝染病予防法の法定伝染病に指定されている。家禽における法定伝染病はほかに高病原性鳥インフルエンザ、家禽コレラ、家きん禽サルモネラ感染症がある。 東南アジアで1926年に初めて発見されたが、翌1927年にイギリスのニューカッスル・アポン・タインで再発見されたため命名された。「ニューカッスル」を日本語に訳すと「新しい城」となるが、中国語では「新城病」と表記される。 病原体であるニューカッスル病ウイルス(Newcastle disease virus:NDV)は1本鎖-鎖RNAウイルスで、はしかウイルス、おたふくかぜウイルス、ジステンパーウイルス、センダイウイルスなどとともにパラミクソウイルス科に分類される。.

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コロナウイルス

ナウイルス(Coronavirus)は、一本鎖(+)RNAウイルスのニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス亜科、トロウイルス亜科を含む。 エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。 ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体やゴルジ装置から出芽する。 コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。 SARSコロナウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された。 コロナウイルス属のゲノムはRNAウイルス中最大(約30kb)である。.

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牛コロナウイルス病

牛コロナウイルス病(うしコロナウイルスびょう、bovine coronavirus infection)とは、牛コロナウイルスの感染を原因とするウシの感染症である。牛コロナウイルスはコロナウイルス科コロナウイルス属に属するRNAウイルス。経口感染あるいは経鼻感染を引き起こし、下痢を主徴とする。下痢が長引くと脱水、代謝性アシドーシスにより衰弱、時に死亡する。病変は小腸および大腸に認められる。.

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鶏伝染性喉頭気管炎

鶏伝染性喉頭気管炎(にわとりでんせんせいこうとうきかんえん、英:infectious laryngotracheitis)とは伝染性喉頭気管炎ウイルス感染を原因とする鳥類に感染症。伝染性喉頭気管炎ウイルスはヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科に属するDNAウイルス。日本では家畜伝染病予防法において伝染性喉頭気管炎の名で届出伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ。感染経路は接触感染、飛沫感染であり、呼吸器症状、血痰の喀出、眼症状などを引き起こす。病変は喉頭、気管などの呼吸器系組織、眼結膜に限局し、粘膜上皮細胞の合胞体形成と核内封入体が認められる。診断には中和試験、寒天ゲル内沈降反応、蛍光抗体法、ELISAが用いられる。伝染性喉頭気管炎ウイルスを発育鶏卵の漿尿膜上に接種するとポックを形成する。予防には生ワクチンが使用されるが、治療法はない。鶏伝染性喉頭気管炎の生ワクチンとニューカッスル病の生ワクチンの間では干渉現象が認められるため、両者は混合使用されない。ニューカッスル病、伝染性気管支炎、粘膜型鶏痘、鶏マイコプラズマ症、伝染性コリーザとの鑑別が必要である。.

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鶏伝染性気管支炎ウイルス

鶏伝染性気管支炎ウイルス(にわとりでんせんせいきかんしえんウイルス、)とは、鳥類に感染するウイルス。鶏伝染性気管支炎を引き起こし、通常は伝染性気管支炎ウイルス(IBV)と表記される。.

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鶏痘

鶏痘(けいとう、英:fowlpox)とは鶏痘ウイルス感染を原因とする鳥類の感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ、ウズラ。鶏痘ウイルスはポックスウイルス科コルドポックスウイルス亜科アビポックスウイルス属に属するDNAウイルス。感染経路は接触感染、蚊、ダニによる機械的伝播。感染部位に発痘を形成し、病変部が皮膚の場合は皮膚型、粘膜の場合を粘膜型と区別する。粘膜型は皮膚型より致死率が高い。病変部の細胞内に細胞質内封入体であるボリンゲル小体が形成される。予防には生ワクチンが使用される。伝染性気管支炎、伝染性喉頭気管炎との鑑別が必要である。.

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