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流音

索引 流音

流音(りゅうおん)は側面音、ふるえ音、はじき音などの内、ラテン文字で l や r で表される子音を総称して言う。国際音声記号で扱われる術語ではないが、伝統的によく使われる。多くは持続音である。広義では鼻音も含まれることがある。 日本語は流音音素としてら行のみが存在するため、日本語話者の耳には流音の調音方法の違いの区別が困難であり、いずれもら行の音に聞こえる。英語の l と r がその代表的なものである。日本語や中国語、朝鮮語など、主に東・東南アジア系言語を母語とする者たちが用いる流音の表記・発音を間違えた英語を Engrish と呼び、さらに流音に限らず文法や発音などを間違えた奇妙な英語全般を揶揄する言葉となった。 日本語のように流音音素の区別が存在しない言語は世界的に見ると、太平洋沿岸からアメリカ大陸に分布している。ユーラシア大陸では大半の言語が二種あるいはそれ以上の流音を持ち、とりわけ印欧系言語はその全てが l と r とを区別している。ただし、流音の区別自体はあるものの、発音の都合上、一部の l が r に変わったポルトガル語なども存在する。また、アルタイ諸語(説によっては日本語と朝鮮語を含める)のように、語頭に流音もしくは r 音が立たない言語もある。.

77 関係: 古ブルトン語同化 (音声学)大野晋子音子音連結弁別的素性在日朝鮮語ペルシア語マヤ語族マリシート=パサマコディ語マドゥラ語マサイ語メンタワイ語ラレーションリュディア語ルウィ語ルシ語ロツマ語パラー語ヒッタイト語テルグ文字フランス語の動詞フランス語の音韻ドラヴィダ語族ベンガル語ベタウィ語アーヴ語アイルランド語イバン語インド・ヨーロッパ祖語ウェード式ウサルファ語カリブ・スペイン語カリア語カンナダ文字カシ語キチェ語キュプロス文字グリーンランド語グルジア語グジャラーティー文字ケヌズ語ゲルマン祖語コプト語シュスワプ語シッキム語ソッド語タミル語タイー語サウラーシュトラ文字...ら行冷麺入声熟語 (漢字)Engrish非口腔音化黒田成幸長音節と短音節 (ラテン語)連音R音梵字母音清音清濁漢語濁音朝鮮語朝鮮語の南北差朝鮮語の音韻有声音日本語日本語の起源日本語話者による英語の/r/と/l/の知覚 インデックスを展開 (27 もっと) »

古ブルトン語

古ブルトン語 (仏:vieux breton; 現代ブルトン語:henvrezhoneg) とは,11 世紀以前にアルモリカで話されていたブリソン語の現在の名称である.これに中期ブルトン語および現代ブルトン語が続く. 古ブルトン語とみなされる最古の文献は通常,8 世紀末ないし 9 世紀に比定されるライデン写本である..

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同化 (音声学)

同化(どうか、assimilation)とは、ある音素Xが、近接する音素Yの影響により、Yの特徴を共有した異音Y'として実現するという音韻過程を指す。.

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大野晋

大野 晋(おおの すすむ、1919年(大正8年)8月23日 - 2008年(平成20年)7月14日)は、日本の国語学者。文学博士。学習院大学名誉教授。.

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子音

子音(しいん、consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。 母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。 この記事では、音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。ただし、音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。 なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は、「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。.

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子音連結

子音連結子音連結という項目名は、に準拠。などでは子音結合とされている。(しいんれんけつ、英:consonant cluster または consonant blend)は、言語学において、母音を間に挟まない子音の集まり(群)を指す。子音結合(しいんけつごう)、子音群(しいんぐん)、子音クラスター、子音クラスタとも。 例えば、英語の「splits」という単語における や が子音クラスタにあたる。 言語学者によって、「この用語の適用範囲は同一音節内に限定するのが正しい」とする立場と、「複数の音節にまたがって連なる子音も含める方が実用的である」という立場がある。例えば、英語の「extra」の場合、前者の定義によれば と という、各2子音の子音クラスタが2つあることになるが、後者の考え方では という4子音から成る子音クラスタが許容される。同様に、ドイツ語の「Angstschweiß」( 、「冷や汗」)には という5子音の子音クラスタが含まれていることになる。.

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弁別的素性

言語学において、弁別的素性(べんべつてきそせい)は音韻論的構造のもっとも基本的な単位である。弁別素性ともいう。.

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在日朝鮮語

在日朝鮮語(ざいにちちょうせんご、재일조선어)または在日韓国語(ざいにちかんこくご、재일한국어)とは、在日韓国・朝鮮人によって話される、朝鮮語の変種のことを指す。後述するように話者による変異がある。.

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ペルシア語

ペルシア語のファールシー ペルシア語(ペルシアご、فارسی‌, پارسی‌; Fārsī, Pārsī)は、イランを中心とする中東地域で話される言語。ペルシャ語、ファールシー語、パールシー語ともいう。 言語学的にはインド・ヨーロッパ語族-インド・イラン語派-イラン語群に分類される。ペルシア語は高度な文明を持っていた古代ペルシア帝国から現在に至るまでイラン高原を中心に使われ続けてきた言語であり、文献によって非常に古くまで系統をさかのぼることができる。ただし、現在のペルシア語にはアラビア語からの借用語が非常に多く、その形態は古代ペルシア語とはかなりの断絶がある。.

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マヤ語族

マヤ語族(マヤごぞく)またはマヤ諸語は、アメリカ・インディアン諸語のうち、マヤ人によって過去(マヤ文明など)および現在使われている一群の言語である。ペヌート大語族に分類されることもある。ユカタン半島を中心に、メキシコ南東部から、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルなどに広がる。現代ではこの地域はスペイン語が公用語(ベリーズは英語)になっているが、今もマヤ諸語の話者は約300万人いる。1996年にはグアテマラは21のマヤ系言語を認めている。メキシコの国立先住民言語研究所(INALI)は11の語族に及ぶ68の言語を認めているが、うち20言語がマヤ語族に属する。.

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マリシート=パサマコディ語

マリシート=パサマコディ語(Malecite-Passamaquoddy)はアルゴンキン語族の一つで、危機に瀕する言語である。この言語は2つの大方言に分かれる。すなわちカナダのニューブランズウィック州で話される方言とアメリカ合衆国メーン州で話されるパサマクォディ方言である。カナダ・アメリカ合衆国両方で、殆どの話者は老人となってしまっている。両方言を合わせても話者は1500人程しか生き残っていない。若い世代はこの言語を話すことができず、特にパサマクォディ方言ではそれが深刻である。.

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マドゥラ語

マドゥラ語はアウストロネシア語族インドネシア語派に属する言語である。マドゥラ族をはじめマドゥラ島、バウェアン島、サプディ島、ジャワ島東部などで話される。使用者数は約700万人から1000万人。文法的にはジャワ語に近く、敬語法や語彙の使い分けなどが相似している。.

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マサイ語

マサイ語(マサイご、、原語名: olMaa)はに属する言語の一つである。話者はケニア南部やタンザニア北部に居住するマサイ族の人々である。マー語(マーご、Maa)とも呼ばれる。.

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メンタワイ語

メンタワイ語(メンタワイご、メンタワイ語: Behase Mentawei、)はオーストロネシア語族に属する言語である。話者はインドネシア西スマトラ州のムンタワイ諸島に居住するの人々である。.

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ラレーション

ラレーション (lallation) は、ラテンアメリカ諸国においては「文字を変えるもの」を意味するスペイン語の「カンビアレトラス (cambia-letras)」とか「トロカレトラ (troca-letra)」とも呼ばれる現象であり、しばしば幼児の発声に見受けられるように、「L」の文字を「R」に近く(あるいは逆に「R」の文字を「L」に近く)、不正確に発声することを意味する。 英語の医学用語としての「lallation」は、乳児が、特に意味のない喃語を発することを意味するラテン語の動詞「lallare」に由来しており、広義では乳幼児のほか、統合失調症、アルコール依存症の患者や、精神遅滞などの障がい者などが発する喃語に準じた無意味な発声を指す。 狭義のラレーションは、流音の中で /l/ と /r/ を使い分ける言語を、その言語の母語話者ではない者が発声しようとする際に、音を取り違える現象を指す。このような発声のパターンは、特にポルトガル語、スペイン語、英語を話す中国人、朝鮮人、日本人と結びつけられている。このため、ラレーションは、西洋人がもつ東アジア人のステレオタイプにおいて広く共有された特徴となっている。この現象は、東アフリカにおける英語話者の間でも広く見受けられる。.

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リュディア語

リュディア語(リュディアご、Lydian language)は、かつてアナトリア半島西部のリュディア(今のトルコ)で使用されていたインド・ヨーロッパ語族の言語。インド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する。 アナトリア語派内部でリュディア語の占める位置は独特で、かつ問題がある。第1に、言語を理解するための物証がいまだに限定的であること、第2に、ほかのアナトリア諸語と異なる多くの特徴をこの言語が持っていることである。これらの特徴が前リュディア語だけに起きた二次的な発達なのか、ほかのアナトリア語派の言語が失った特徴をリュディア語が維持しているのかは、今のところ不明である。より充分な知識が得られないかぎり、アナトリア語派におけるリュディア語の位置づけは「特殊」とせざるを得ない。 リュディア語は、紀元前8世紀末から紀元前7世紀にかけての落書きや硬貨の刻文にはじまり、紀元前3世紀までの資料が残るが、よく保存された、ある程度長い碑文となると、紀元前5-4世紀のアケメネス朝ペルシア支配下のものに限られている。したがって、リュディア語の資料は実質的にリュキア語と同時代に属する。 現存するリュディア語の資料は100あまりがあり、いくつかを除いてリュディアの首都であるサルディスおよびその近郊で発見された。しかし、碑文のうち、数語を越える長さをもち、かつ比較的完全な形で残っているものは30未満に過ぎない。碑文の大半は石に刻まれており、内容的には墓碑であるが、いくつかは勅令であり、6つはおそらく韻文であって、強勢による韻律を持ち、詩行の末で母音韻を踏む。墓碑銘は典型的には eś wãnaś(この墓)という語ではじまる。ほかに短い落書きがある。 ストラボンによると、彼の時代(紀元前1世紀)にリュディア語はリュディア本土から失われていたが、アナトリア西南部のキビュラ(今のギョルヒサル)のリュディア植民地で、町を作った人々の末裔によってまだ話されていたという。.

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ルウィ語

ルウィ語(ルウィご)はインド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する言語で、紀元前16世紀から紀元前7世紀までの資料がアナトリア半島南部からシリアにかけての広い範囲に残っている。同じ語派に属するヒッタイト語と共通する点も多いが、はっきりと異なった言語である。.

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ルシ語

ルシ語(ルシご、Lusi)あるいはカリアイ・コヴェ語(カリアイ・コヴェご、Kaliai-Kove、)とはニューブリテン島西部で話されている言語である。系統的に近い言語にはやがある。またルシ語話者と非オーストロネシア系言語であるアネム語話者の居住区域は非常に近く、両者の比較研究がなされている。.

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ロツマ語

ツマ語(ロツマご、ロツマ語: 、)は大洋州諸語に属する言語である。話者はフィジーのロツマ島に居住する先住民の人々である。.

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パラー語

パラー語(パラーご)は、アナトリア半島北部で紀元前2千年紀に使われていた言語。インド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する。.

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ヒッタイト語

ヒッタイト語(ヒッタイトご)はインド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する言語。アナトリア半島中央部のハットゥシャ(現在のトルコ北部ボアズキョイ)を中心とするヒッタイト帝国で使われた言語で、楔形文字によって粘土板に書かれた紀元前16世紀から紀元前13世紀頃までの文書が残っている。第一次世界大戦中に解読された。インド・ヨーロッパ語族の言語のうちもっとも古い文献の残る言語である。 ヒッタイト語は他の印欧語と異なる点が多く、早い時期に印欧語から分離したと推測されてきた。印欧語族の「姉妹言語」と考える研究者もいる。.

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テルグ文字

テルグ文字(-もじ)は、主にインドのアーンドラ・プラデーシュ州で話されているテルグ語を表記するための文字。テルグー文字とも呼ばれる。書字システムの性質によりアブギダに分類される。古代インドのブラーフミー文字から派生した文字の1つであり、書字方向は他の派生文字(デーヴァナーガリーなど)と同じく左から右への横書きである。単語と単語の間は欧米諸言語のように分かち書きする。.

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フランス語の動詞

フランス語の動詞では、現代標準フランス語における動詞について記述する。.

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フランス語の音韻

この記事では、を基にした標準フランス語の音韻体系を主に解説する。 フランス語の発音の大きな特徴として、、鼻母音、および、「リエゾン」・「エリジオン」という連音現象などが挙げられる。.

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ドラヴィダ語族

ドラヴィダ語族(ドラヴィダごぞく、Dravidian)は、主にドラヴィダ人と総称される人々が使用する言語の語族 (ごぞく) であり、およそ26の言語が含まれる。ドラヴィダ語は、主として南インドとスリランカで話されているが、また、パキスタン、アフガニスタン、ネパール、そして東部及び中央インドの特定の地域、バングラデシュ、ブータンでも話されている。 ドラヴィダ語族の話者人口は 2億人を越える。.

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ベンガル語

ベンガル語(ベンガルご、বাংলা、バングラ)はベンガル人の言語。話者数は2億人を数え、日常会話の言語人口としては、世界で7番目に多い言語。主にバングラデシュおよびインドの西ベンガル州とその周辺で話されている。バングラデシュの国語であり、またインドでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつとして、西ベンガル州とトリプラ州の公用語になっている。アッサム州にも話者がいる。ほか西アジアなどで移民によって話される。 インド・アーリア語派に属する。表記にはブラーフミー文字から発展したベンガル文字を用いる。構文は SOV型。ヒンディー語と異なり、名詞は性をもたない。なお、言語名の呼称に関しては、バングラ語と表記するほうが原語の音に忠実ではあるが、日本語では「ベンガル語」の表記が慣例である。.

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ベタウィ語

ベタウィ語 (Bahasa Betawi) は、オランダの植民地となったバタヴィア(ジャカルタの植民地時代の名称)に、17世紀ごろから東南アジア各地から労働力として集められた人々の末裔によって話されている言語。 集められた人々(バタヴィアの発展により、自主的に集まって来た人もいた)はインドやビルマ、スラウェシ島やバリ、あるいは周辺のジャワ人やスンダ人など様々であり、混血が進み現在に至っている。当時のこの地域の共通語であったマレー語に、それぞれの民族の言語、西洋語、中国語、周辺のジャワ語やスンダ語などが加えられ、今のベタウィ語になったと考えられる。 彼らの言語及び文化はスンダ人やジャワ人のものとは明確に異なっており、独自の民族としてのアイデンティティを持つ。宗教はイスラム教徒が多い。.

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アーヴ語

アーヴ語(アーヴご、アーヴ語:ファイル:TRON 9-985B.gifファイル:TRON 9-9840.gifファイル:TRON 9-9855.gifファイル:TRON 9-9847.gifファイル:TRON 9-984C.gifファイル:TRON 9-984D.gif、Baronh)は、森岡浩之のSF小説『星界の紋章』シリーズに登場する架空の言語。架空の文字アースによって表記される。 アーヴ語は設定上、宇宙空間を生活圏とするアーヴ種族が母語とする言語であると共に、アーヴによる人類帝国(フリューバル・グレール・ゴル・バーリFrybarec Gloer Gor Bari)、通称アーヴ帝国(バール・フリューバルBar Frybarec)の公用語ということになっている。 アース(アーヴ文字)。.

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アイルランド語

各カウンティにおけるアイルランド語話者の割合 アイルランド語(アイルランドご、Gaeilge 、Irish)は、インド・ヨーロッパ語族ケルト語派に属する言語である。現存するゲール語の一つであり、しばしばアイルランド・ゲール語やアイリッシュ・ゲール、あるいは西ゲール語とも呼ばれる。アイルランド共和国の第一公用語であり、2007年以降欧州連合の公用語の一つである。 現代のアイルランド人の多くは英語を母語とするが(2002年の国勢調査によると、41.9%がアイルランド語話者)、アイルランド語と英語は、同じインド・ヨーロッパ語族(ヨーロッパから南アジア、北アジア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オセアニアにかけて話者地域が広がる語族)であり、言語学上、言語系統的には同じ語族に分類されるが、ケルト語派であるアイルランド語とゲルマン語派である英語とは、完全に別言語であり当然意思の疎通はできない。.

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イバン語

イバン語(イバンご、Iban)はダヤク族の支族であるイバン族(海ダヤクとも)によって話されている言語である。イバン族はマレーシアのサラワク州、インドネシアの西カリマンタン州、ブルネイに居住する。イバン語はオーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派に属する。言語学的分類において、マレー語と関係しており、サラワク・マレー語に近い関係にある。.

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インド・ヨーロッパ祖語

インド・ヨーロッパ祖語(インド・ヨーロッパそご、、)とは、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の諸言語に共通の祖先(祖語)として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語(いんおうそご、いんのうそご)ともいう。 この言語の成立から崩壊までの期間は先史時代に当たり、文字が存在せず、全て口伝により子孫へと受け継がれたため、直接の記録が一切残っていない。そのため、派生した言語からの推定により再構が進められている。 クルガン仮説によれば6000年前にロシア南部で、によれば9000年前にアナトリアで話されていた。 ラテン語・ギリシア語・サンスクリットなどの各古典言語をはじめ、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語などヨーロッパで話されている言語の大部分や、トルコ東部からイラン、インド亜大陸、スリランカにわたるクルド語・ペルシア語・ウルドゥー語・ヒンディー語・シンハラ語などの言語は、いずれもこの印欧祖語から派生して成立したとされる。 崩壊期の印欧祖語は豊富な接尾辞をもつ屈折語であったとされる。これは、印欧語族の諸言語同士の比較再構による推定による。印欧語族の言語は、屈折的語形変化の大部分を失ったものも多いが、英語も含めて依然全て屈折語である。しかし近年の内的再構とその形態素解析により、より古い段階の印欧祖語ではセム祖語のように語幹内の母音交替を伴う屈折が起こっていた可能性が極めて高いことが判明した。.

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ウェード式

ウェード式(ウェードしき)は、中国語をラテン文字によって表記する方法の一つ。19世紀後半にイギリスの中国駐在公使を経てケンブリッジ大学教授となったトーマス・ウェードが使ったローマ字表記法で、その著書『語言自邇集』といった中国語教科書で用いられた。その後ハーバート・ジャイルズが『中英辞書』(1892年上海、1912年ロンドン)の発音表記に用いたことで広く普及した。このため「ウェード・ジャイルズ式 (Wade-Giles)」と称することもある。 ウェードの教科書はもともとイギリスの外交官の通訳教育のためのものであったが、かつては日本を含む世界中で広く用いられ、ウェード式のローマ字は中国国外で広く普及した。1906年の制定から1958年に漢語拼音方案が制定されるまで中国で地名表記に使われた郵政式は、ウェード・ジャイルズ式を元に有気音の記号や声調表記・ダイアクリティカルマークを除くなど簡略化し、一部既に慣用になっていた綴りや方言音に基づいた綴りを採り入れたものであった。 中華人民共和国では1958年以来拼音が用いられ、1980年代からは国外でも拼音が主に使われるようになったが、現在でもウェード式は台湾の主要都市の地名表記や、英語新聞の記事、人名のラテン字での表記に使われている(例:高雄 Kaohsiung、丁光訓 K.H. Tingなど)。 拼音と比べた場合のウェード式の大きな特徴として、有気音と無気音の区別に「ʻ」(シングルクォートの始まりに似た記号、アポストロフィで代用されることが多い)を用いることが挙げられる。.

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ウサルファ語

ウサルファ語(ウサルファご、Usarufa)またはウスルファ語(ウスルファご、Usurufa)とは、パプアニューギニアの内陸部に暮らすウスルファ族により話される言語である。Ahona(別名: Orona、Kagu)、Irafo(別名: Ilafo)、Moife、Ogura(別名: Agura)という4つの村において話されているGajdusek & Alpers (1972:S22).

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カリブ・スペイン語

ペイン語の主な変種。 黄色がカリブ・スペイン語 カリブ・スペイン語(español caribeño)は、大アンティル諸島とカリブ海沿岸で有力なスペイン語の方言である。キューバ、ドミニカ共和国、プエルト・リコといった島の領域と、ベネズエラ、コロンビア、パナマといった大陸の領域で話される。 アンダルシア方言(港間での歴史的な接触による)、カナリア諸島方言、アフリカやタイノ語の影響を強く受けているとされている。また、アメリカのマイアミやニューヨークでもよく聞かれ、サルサ、メレンゲ、レゲトンと言ったスペイン語話者のカリブ音楽の歌い手の大半にも用いられている。.

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カリア語

リア語(カリアご、Carian language)は、鉄器時代のアナトリア半島南西部のカリア(今のトルコの一部)で使われていた古代語。紀元前7世紀から紀元前3世紀にわたる碑文が残っている。カリア本土のほかにエジプトやギリシアにも碑文が残る。 カリアはリュディアの南、リュキアの北西に位置し、ギリシア人の植民地であるイオニア・ドーリアに隣りあっていた。カリア語はリュキア語と同様にインド・ヨーロッパ語族アナトリア語派のルウィ語群に属する。 資料の制約のために充分に解読されていないが、1996年にトルコの調査団によってカリア語とギリシア語の2言語碑文が発見され、状況は劇的に改良された。.

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カンナダ文字

ンナダ文字(カンナダもじ)は、主にインドのカルナータカ州で話されているカンナダ語を表記するための文字。古代インドのブラーフミー文字から派生した文字の1つであり、書字方向は他の派生文字(デーヴァナーガリーなど)と同じく左から右への横書きである。単語と単語の間は欧米諸言語のように分かち書きする。書字システムの性質によりアブギダに分類される。カンナダ語だけでなく、カンナダ語使用地域周辺で話されているトゥル語やコンカニ語などの言語の表記にも使用され、一部にマラーティー語の話者でこの文字を用いる人もいる。.

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カシ語

語(Khasi)はオーストロアジア語族に属する言語である。話者は主にインドのメーガーラヤ州に居住するカシ族の人々である。カシ語はモン・クメール語派に属し、同じ東部インドで使われ、オーストロアジア語族に属するムンダ語派とは言語学分類的に遠縁である。 話者数はメーガーラヤ州で865,000人である。メーガーラヤ州に州境をもつアッサム州やバングラデシュのインドの国境近くにも話者がいる。.

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キチェ語

チェ語 (k'iche') とは、グアテマラ中部の山地に住むマヤ族の一部であるキチェ族が使用する言語で、マヤ諸語に属する。話者はグアテマラの人口の7%にあたる約100万人である。神話の『ポポル・ヴフ』はキチェ語で書かれている。.

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キュプロス文字

ュプロス文字(キュプロスもじ、Cypriot script)は、キプロス島で紀元前8世紀から紀元前3世紀にかけてBennet (1996) p.130使用された、主にギリシア語を表記するための音節文字である。キュプロス音節文字(Cypriot syllabary)とも呼ばれる。 右から左へ書かれる。.

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グリーンランド語

リーンランド語 (Greenlandic, Greenlandic Inuktitut) はエスキモー・アレウト語族の言語のひとつ。デンマーク領グリーンランドのカラーリット(グリーンランド・イヌイット)によって話されておりカナダのイヌクティトゥット語などと同族である。 イヌクティトゥット語のうちグリーンランドで話される諸方言をグリーンランド語と呼ぶことと、イヌクティトゥット語の一方言のカラーリット語 (Kalaallisut) をグリーンランド語と呼ぶこととがある。広義のグリーンランド語は、西方言のカラーリット語 (Kalaallisut)、東方言のトゥヌミート語 (Tunumiutut)、北方言のイヌクトゥン語 (Inuktun) があり、話者数ではカラーリット語が約5万7千人と群を抜いており他のエスキモー・アレウト語族の全言語の話者よりも多い。学校などで学習するのはこの西方言である。.

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グルジア語

ルジア語(グルジアご)あるいは、ジョージア語(ジョージアご)は、南コーカサスにあるジョージア(グルジア)の公用語である。カルトリ語(ქართული ენა, kartuli ena)とも呼ばれる佐川年秀『改訂版 旅のアジア語 45ヶ国55言語会話集』(KADOKAWA、2015年11月19日第1刷発行)511頁「ジョージア語(カルトリ語)」。 20世紀前半の日本では、ジョルジア語とも呼ばれていた前田弘毅「グルジア(人)」『中央ユーラシアを知る事典』(2005)pp.178-179下宮忠雄の1968年の論文に「ジョルジア語の構造」(弘前大学『文経論叢 文学篇』第4集、)がある。。2015年に日本政府が国家の外名を変更(ジョージアの国名も参照)して以降はジョージア語という呼称を積極的に使用することもなされている柘植洋一 、小学館。。 グルジア語(ジョージア語)の総話者数は約410万人で、その内、ジョージア国内の母語話者数は多数派民族のカルトヴェリ人を中心に国民の約83%にあたる約390万人である。残りの話者はトルコ、ロシア、イラン、アゼルバイジャン、アルメニア、アメリカ合衆国、ヨーロッパに存在する。漢字による省略形は「具語」ないし「喬語」。.

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グジャラーティー文字

ャラーティー文字(グジャラーティーもじ、)は、インドのブラーフミー文字から派生した文字の1つ。グジャラート文字ともいう。主にインドのグジャラート州で話されているグジャラート語を表記するのに用いられる。アブギダの一種。書字方向は左から右への横書きである。単語と単語の間は英文のように分かち書きする。.

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ケヌズ語

ヌズ語(ケヌズご、Kenuz)またはクヌーズ・ヌビア語(クヌーズ・ヌビアご、)、ヌビア語ケヌズ方言(ヌビアごケヌズほうげん)、メトキ語(メトキご、Mattokki)とはエジプト南部のコム・オンボ近郊などで話されているヌビア諸語の一つである。.

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ゲルマン祖語

ルマン祖語(ゲルマンそご、Proto-Germanic)は、インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)から分化した言語の一つであり、ゲルマン語派に属する言語、すなわちドイツ語、英語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、アイスランド語などの祖先の言語(祖語)である。文献が全くないので他の言語の知識から復元(再構)して考察されている。.

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コプト語

プト・エジプト語(上)とアラビア語(下)で書かれた碑文 コプト語(Coptic, コプト語: met rem en kīmi)もしくはコプト・エジプト語 (Coptic Egyptian) は、4世紀以降のエジプト語をさす用語である。この時期のエジプト語は当時のエジプトを統治していた東ローマ帝国の公用語であるギリシア語の影響を語彙・文法・表記などの面で強く受けており、この時代以降のエジプト語の言語体系にも基本的にそれが引き継がれているため、この時期を境にそれ以前のエジプト語と区別している。 一般にコプト語と呼ばれているが、コプト語という独立した言語が存在しているわけではなく、あくまでもエジプト語の一段階である。 最古級の聖書翻訳のいくつかを含むコプト語訳聖書、グノーシス思想の重要文献であるナグ・ハマディ写本、『ケファライア』を含むマニ教文献など、古代末期の宗教を知る上で重要な文献がこの言語で書かれている。.

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シュスワプ語

ュスワプ語(シュスワプご)またはシュスワップ語(シュスワップご、; 原語名: SecwepemctsínLewis et al. (2015f).

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シッキム語

ッキム語(シッキムご)は、シッキム・チベット語、ブティヤ語、デンジョンケー( 「稲の谷の言葉」)、デンジョンカなどとも呼ばれ、南チベット諸語に属する。シッキム州とネパール北東部のブティヤ人によって話される。シッキム人は自らの言語をデンジョンケー、その土地をデンジョン( 「稲の谷」)と呼んでいる。.

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ソッド語

ッド語(ソッドご、)とはエチオピアで話されているに属する言語の一つである。〈キリスト教徒〉を意味する話者の自称(kəstane)にちなみクスタネ語(クスタネご、)とも称される。近い系統にある言語としてはが挙げられる。.

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タミル語

タミル語(タミルご、தமிழ் )は、ドラヴィダ語族に属する言語で、南インドのタミル人の言語である。同じドラヴィダ語族に属するマラヤーラム語ときわめて近い類縁関係の言語だが、後者がサンスクリットからの膨大な借用語を持つのに対し、タミル語にはそれが(比較的)少ないため、主に語彙の面で隔離されており意思疎通は容易でない。インドではタミル・ナードゥ州の公用語であり、また連邦レベルでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつであるほか、スリランカとシンガポールでは国の公用語の一つにもなっている。世界で18番目に多い7400万人の話者人口を持つ。1998年に大ヒットした映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』で日本でも一躍注目された言語である。 「タミール語」と呼称・表記されることもあるが、タミル語は母音の長短を区別する言語であり、かつ の i は明白な短母音である。そのため、原語の発音に忠実にという原則からすれば明らかに誤った表記といえる。タミル()という名称は、ドラミラ (ドラヴィダ Dravida)の変化した形という説もある。 という単語自体は sweetness という意味を持つ。 なお、ドラヴィダとは中世にサンスクリットで南方の諸民族を総称した語で、彼らの自称ではなく、ドラヴィダ語族を確立したイギリス人宣教師ロバート・コールドウェルによる再命名である。.

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タイー語

タイー語(Tày、)は、タイ・カダイ語族に属する言語である。話者はベトナム北部に居住するタイー族である。かつてタイーノム(またはチュノムタイー、岱喃字)と呼ばれる漢字に似た文字(チュノムの一種)を使用していた。.

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サウラーシュトラ文字

ウラーシュトラ文字(サウラーシュトラもじ)は、インド南部で話されるサウラーシュトラ語を表記するための文字のひとつ。ただしタミル文字で表記される方が普通である。ブラーフミー系のアブギダで、左から右に書かれる。.

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ら行

ら行(らぎょう)とは、日本語の五十音図における9番目の行である。ら、り、る、れ、ろが含まれる。どの仮名も子音と母音からなる音を表す。 また、「り」を第1字とするりゃ行開拗音は「りゃ」「りゅ」「りょ」である。 ら行・りゃ行の音の頭子音はいずれも有声であり、清音・濁音の区別は存在しない。 ら行音のローマ字表記は日本式・ヘボン式ともに ra ri ru re ro である。 りゃ行のローマ字表記は日本式・ヘボン式ともに rya ryu ryo である。.

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4番目の字母。リウル(리을)という。流音を表す字母であり、音素は初声では/r/, 終声では/l/で表される。.

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冷麺

冷麺(れいめん)とは、朝鮮半島由来の冷製麺料理。朝鮮語では(ネンミョン、韓国標準語)または(レンミョン、北朝鮮標準語)。冷やし中華と区別するため、韓国冷麺や韓国風冷麺などとも呼ばれる。.

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14番目の字母。呼称はヒウッ(히읗)。 字体によってはㅎの上の線が"ㅗ"のような形になる。.

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入声

入声(にっしょう、にゅうせい)は、古代中国語の声調(四声)のうち、音節末子音が内破音,, で構成され、短く詰まって発音される音節を調類としたものをいう。韻尾の分類からは入声韻と呼ばれ、陰声韻(母音)・陽声韻(鼻音,, )と対立する。仄声。中古音では明確にこの音素を持っていたと考えられるが、現代中国語では方言によっては変化・消滅し、普通話では失われている。.

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9番目の字母。ジウッ(지읒)と呼ぶ。.

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6番目の字母。ビウプ(비읍)と呼ばれる。.

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熟語 (漢字)

漢字文化圏において、熟語(じゅくご)と称する語は、2字以上の漢字が結合した言葉のことである『ベネッセ表現・読解国語辞典』ベネッセコーポレーション、2003年5月。『集英社国語辞典』第1版、集英社、1993年。『日本語大辞典』講談社、1989年11月。『学研国語大辞典』、学習研究社、1978年4月。「」小学館、2010年7月30日閲覧。などの記述による。構成要素が漢字であることを強調するために漢熟語あるいは熟字などと呼ぶこともある。日本語においては、複数の漢字で構成される単語として認識される。本項目では、特にことわりのない限り、この意味での「熟語」について解説する。 中国語における「熟語(shúyǔ)」、という語は、常用される俚諺や格言といったニュアンスで用いられることが多く、むしろ「複合詞(fùhécí)」、や「合成詞(héchéngcí)」、あるいは単に「2字の並び」という意味の「駢字(べんじ、piánzì)」、などの語の方が日本語で言うところの「熟語」に近いが『中日大辞典』 愛知大学中日大辞典編纂処、大修館書店、1987年2月、増訂第二版。、いずれも全く同義というわけではない。なお、中国語で「熟字(shúzì)」は、「よく知られている漢字」という意味になる。 なお、朝鮮語、ベトナム語についても、漢字に相当する語彙要素(字音形態素)が結合した言葉が数多く存在している。これについては、漢語系語彙にある各項目を参照のこと。.

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Engrish

Engrish とは、アジア系言語話者の使用する、語表現やスペリングの誤用を伴った英語を揶揄するための俗語である。"Engrish"という造語は"English"の綴り字を変化させたものであり、元々は日本語話者に特徴的な英語の流音"R"と"L"の混同を揶揄されて作られた。このように語源は日本人英語に関連があるものの、近年は語の持つ意味自体が変化しており「日本語話者の英語誤用のみならずアジア系言語を母語とする者に見られる英語誤用」の意を含む語として用いられる。事実上、インターネット上にアップロードされている"Engrish"を含む看板の写真などは、日本のみならず中国や韓国、タイなどが関連したものであることが大半である。.

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非口腔音化

非口腔音化(ひこうこうおんか、ひこうくうおんか、)は、子音が本来の調音位置を失い、声門摩擦音 や声門破裂音 となるである。口腔内での調音が消失した結果、声門における調音だけが残ったもので、子音弱化の一種である。.

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黒田成幸

黒田 成幸(くろだ しげゆき、Sige-Yuki Kuroda、1934年8月 - 2009年2月25日(アメリカ))は、日本の言語学者。米カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授、東北大学名誉教授。Ph.D(MIT)。祖父は高木貞治、父は黒田成勝。 東京生まれ。戸山高校を卒業後、東京大学数学科に進学。1957年卒業、理学士。その後文学科に学士入学し、服部四郎のもとで言語学を学ぶ。その後再び数学の研究に従事し、名古屋大学の助手を経て、1962年から1965年までWhitney Fellowship (American Council of Learned Societies Fellowship) と IBM Fellowship によりMITで言語学を研究。MITで助手を務めた後、カリフォルニア大学サンディエゴ校言語学科で教鞭をとる。1996年から1998年まで東北大学言語学研究室教授。2016年、アメリカ言語学会において、黒田記念奨学金が設立された。 生成文法の枠組みで日本語を研究した博士論文の提出者としては、井上和子につづく二人目で、Generative grammatical studies in the Japanese languageというタイトルで提出された。その後、生成文法だけではなく、言語学、言語哲学、他にも数学(数理言語学)で黒田標準形にその名を残すなど、幅広い領域において重要な業績を残している。.

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長音節と短音節 (ラテン語)

長音節(ちょうおんせつ)と短音節(たんおんせつ)はラテン語で用いられる音節の概念。ラテン語の単語のアクセント、またラテン語詩の韻律にかかわる基礎的な概念である。 ラテン語の母音には長母音と短母音がある。また音節は母音の後ろに子音がつかない開音節(CV)と、子音がつく閉音節(CVC)に分けられる。この長母音/短母音と、開音節/閉音節の組み合わせによって、音節は(1)長母音・開音節 (2)長母音・閉音節 (3)短母音・開音節 (4)短母音・閉音節の4種に分けることができる。この4種の音節のうち、(3)を「短音節」、ほか(1)(2)(4)を「長音節」という。(1)と(2)すなわち長母音をもつ音節を「本質的に長い」、(4)すなわち短母音の後ろに子音をともなう音節を「位置によって長い」ともいう。CVCCVCという音素の配列をもつ単語は、ラテン語では通常はCVC-CVCと区切り、長音節-長音節とみなされるが、-CC-が破裂音(pbftdcg;fは破裂音ではないが例外的に属する)+流音(rl)の場合には、この-CC-はひと固まりとして後ろの音節に属する。たとえばtenebrae(闇)はte-neb-raeではなくte-ne-braeと区切られ、短音節-長音節-長音節ではなく短音節-短音節-長音節としてあつかう(詩ではこの流音の規則を無視することがある)。.

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連音

連音(れんおん、sandhi)とは複数の文字・単語が連続するときにその組み合わせによって発音が元の発音と変化する現象をあらわす音韻論上の用語。.

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R音

R音(アールおん)は、言語音のうち、おもに文字Rで表される音。調音位置も調音方法も多様な音を含み、音声学的に定義された用語ではない。.

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梵字

梵字(ぼんじ)はインドで使用されるブラーフミー系文字の漢訳名である。ブラーフミーは「ブラフマー(梵天)の創造した文字」を意味する。また、単に「梵語(サンスクリット)を表記するための文字」とも解される。日本では歴史的・伝統的に悉曇文字(しったんもじ)を指すことが多く、本項でも主にそちらを説明していく。.

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母音

母音(ぼいん、vowel)は、ことばを発音するときの音声の一種類。声帯のふるえを伴う有声音であり、ある程度の時間、声を保持する持続音である。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にも部分的にも、瞬間的にも閉鎖はせず、また息の通り道を狭くすることによる息の摩擦音を伴うこともない。 子音の対立概念であり、英語の vowel から V と略して表されることもある。.

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清音

清音(せいおん)とは、広義では、日本語の音節のうち、撥音と促音を除き、濁点も半濁点も付けない仮名で表されるものであり、狭義では、濁音と対立する無声子音をもつ音節のみを指す。.

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清濁

清濁(せいだく)とは、伝統的な中国音韻学上、声母(音節頭子音)が無声音・有声音、無気音・有気音・それ以外のいずれであるかを表す用語である。 日本語の仮名や朝鮮語のハングルの分類にも用いられることがあった。現在の日本語の清濁については清音・濁音を参照。.

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漢語

日本語における漢語(かんご)とは、語種の一区分である。比較的古い時代の中国語から借用された形態素、すなわち漢字の字音から構成される語彙体系である。漢字の音読みと対応する語彙体系であるので字音語と称することもある佐藤喜代治(1996)、88頁。。固有語である「和語」、漢語以外の借用語である「外来語(洋語)」と対立する概念である。 漢語の原義は「漢民族の言語」であり、本来は漢民族が母語である中国語を自称する際の用語なのだが、日本においては国語として定着した中国由来の語彙体系を「漢語」と総称することが多い。また、漢字の字音は複合の自由度が高く、日本で独自に造語されたいわゆる「和製漢語」も多い。 日本語以外でも、朝鮮語、ベトナム語などの言語は同様の語彙体系を有している。これら言語が有する中国由来の語彙体系をまとめて「漢語系語彙(Sinoxenic vocabulary)」と呼ぶことがある。.

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濁音

濁音(だくおん)とは、日本語の音節の内、仮名に濁点(゛)を付けた表記を正書法とするものをいう。.

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朝鮮語

朝鮮語(ちょうせんご)または韓国語(かんこくご)は、主に朝鮮民族が使う言語で、朝鮮半島の大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県の公用語。 韓国での政府呼称は「韓国語」、北朝鮮での政府呼称は「朝鮮語」である。日本において「韓国語」は、専ら韓国の言語を指す呼称として用いられ、南北を区別しない呼称としては、言語学・音韻論など学術的にも、標準表記として「朝鮮語」が用いられるので、ここでは言語名を全て朝鮮語に統一して記述する。.

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朝鮮語の南北差

朝鮮語の南北差(ちょうせんごのなんぼくさ)又は南北朝鮮語の違いとは、大韓民国(韓国、以下「南」とも呼ぶ)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮、以下「北」とも呼ぶ)における朝鮮語の言語的差異を指す。南北朝鮮で用いられている言語はいずれも分断国家となる以前の標準朝鮮語を引き継ぐものであり、言語としては同一であるが、国家分断の長期化とともに細かな点でいくつかの差異が見られる。以下に南北の言語規範を中心に言語的な差異を記述する。 漢字使用の問題については「漢字復活論」を参照。また正書法については「朝鮮語の正書法」を参照。.

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朝鮮語の音韻

朝鮮語の音韻(ちょうせんごのおんいん)では、大韓民国の標準語(以下「南の標準語」)の音韻に関して記述する。必要に応じて朝鮮民主主義人民共和国の標準語(「文化語」、以下「北の標準語」)の音韻に関して補う。 標準語の発音は南北ともに条文化された規範によって規定されている。その意味では、標準語の発音とは手本となるべき一種の「理想音」と言うことができる。しかしながら、実質的には南の標準語の発音はソウルの発音に基づき、北の標準語の発音は平壌の発音に基づいていると言わざるをえないであろう。.

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有声音

有声音(ゆうせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気による声帯の周期的な震動(いわゆるこえ)を伴う音をいう。 母音は通常の場合、有声音であり、子音では(破裂音)、(摩擦音)、(鼻音)、(流音)などが有声音である。特に鼻音、流音(あわせて共鳴音)は多くの言語で通常有声であり、対立する無声音が音素として存在しないことが多い。 日本語や英語といった言語は、破裂音・摩擦音における有声音と無声音の差異、例えば有声音であると無声音である、有声音であると無声音であるといった差異で語の意味を区別する。一方、中国語や朝鮮語は、前述の例のような有声音と無声音の違いで意味を弁別せず、代わりに気息音の有無で弁別する言語である。それらの言語の摩擦音の多くは無声である。.

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日本語

日本語(にほんご、にっぽんご「にっぽんご」を見出し語に立てている国語辞典は日本国語大辞典など少数にとどまる。)は、主に日本国内や日本人同士の間で使用されている言語である。 日本は法令によって公用語を規定していないが、法令その他の公用文は全て日本語で記述され、各種法令において日本語を用いることが規定され、学校教育においては「国語」として学習を課されるなど、事実上、唯一の公用語となっている。 使用人口について正確な統計はないが、日本国内の人口、および日本国外に住む日本人や日系人、日本がかつて統治した地域の一部住民など、約1億3千万人以上と考えられている。統計によって前後する場合もあるが、この数は世界の母語話者数で上位10位以内に入る人数である。 日本で生まれ育ったほとんどの人は、日本語を母語とする多くの場合、外国籍であっても日本で生まれ育てば日本語が一番話しやすい。しかし日本語以外を母語として育つ場合もあり、また琉球語を日本語と別の言語とする立場を採る考え方などもあるため、一概に「全て」と言い切れるわけではない。。日本語の文法体系や音韻体系を反映する手話として日本語対応手話がある。 2017年4月現在、インターネット上の言語使用者数は、英語、中国語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語、マレー語に次いで7番目に多い。.

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日本語の起源

日本語の起源(にほんごのきげん)は、現在日本語(日本語族)として同定される言語体系の起源のことで、言語学上の論点のひとつである。言語学では日本語系統論とも言う。.

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日本語話者による英語の/r/と/l/の知覚

日本語話者による英語の/r/と/l/の知覚(にほんごわしゃによるえいごの/r/と/l/のちかく)では、日本語話者、特に日本語母語話者が、英語を学ぶ際に困難に直面することが多い、子音 /r/ と /l/ の聞き分けなど、知覚における区別について述べる。 日本語には流音の音素が一つ()しかなく、通例舌尖歯茎たたき音()として、環境や話者によっては歯茎側面接近音()として発音される。一方、英語には流音の音素が二つあり、歯茎側面接近音()と、主に後部歯茎接近音()として発音されるR音 (rhotic consonant)()とがある。このため、もはや子どもではなくなった段階から、を習うことになる日本語話者は、英語の と を正確に聞き分けたり、発音することに、しばしば困難を抱えることになる。.

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