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リボース-5-リン酸

索引 リボース-5-リン酸

リボース-5-リン酸(リボース-5-リンさん、Ribose 5-phosphate, R5P)は、ペントースリン酸経路で作られる中間体の一つ。リボース-5-リン酸イソメラーゼによってリブロース-5-リン酸から作られ、 トランスケトラーゼによってセドヘプツロース-7-リン酸とグリセルアルデヒド-3-リン酸、フルクトース-6-リン酸に変換される。このうち、グリセルアルデヒド-3-リン酸とフルクトース-6-リン酸は解糖系の中間生成物でもある。また、リボースリン酸ジホスホキナーゼによってホスホリボシル二リン酸に転換される。.

14 関係: AMPヌクレオシダーゼペントースリン酸経路リボースリン酸ジホスホキナーゼリボヌクレオチドリボキナーゼトランスケトラーゼプリン代謝ピリミジン-5'-ヌクレオチドヌクレオシダーゼホスホペントムターゼホスホリボキナーゼホスホリボシル二リン酸アデニンイノシン酸ヌクレオシダーゼカルビン回路

AMPヌクレオシダーゼ

AMPヌクレオシダーゼ(AMP nucleosidase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。.

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ペントースリン酸経路

ペントースリン酸経路 ペントースリン酸経路(ペントースリンさんけいろ、pentose phosphate pathway: PPP)は、解糖系のグルコース-6-リン酸から出発して、同じく解糖系のグリセルアルデヒド-3-リン酸へとつながる経路で、NADPHや、デオキシリボース、リボースといった核酸の生合成に不可欠な糖を含む各種ペントースの産生に関与する。また、NADPHの供給源として脂質の生産にも関与している。ペントースリン酸経路によって、1分子のグルコース-6-リン酸から1分子のCO2と2分子のNADPHが生成される。肝臓、脂肪組織、精巣、副腎皮質、授乳期の乳腺においてペントースリン酸経路の活性は高い。.

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リボースリン酸ジホスホキナーゼ

リボースリン酸ジホスホキナーゼ(ribose-phosphate diphosphokinase)またはホスホリボシルピロリン酸シンターゼ(phosphoribosyl pyrophosphate synthetase, PRPS)は、リボース-5-リン酸をホスホリボシル二リン酸に変換する酵素である。.

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リボヌクレオチド

リボヌクレオチド(Ribonucleotide)またはリボチド(Ribotide)は、ペントース成分としてD-リボースを含むヌクレオチドである。核酸の前駆体であると考えられている。ヌクレオチドは、DNAやRNAを構築する基礎的なブロックである。リボヌクレオチド自体は、RNAの構成単位となるが、リボヌクレオチドレダクターゼによって還元されたデオキシリボヌクレオチドは、DNAの構成単位となる。連続するヌクレオチドの間は、ホスホジエステル結合で連結される。 リボヌクレオチドは、他の細胞機能にも用いられる。例えばAMPは、細胞調整や細胞シグナリングなどに用いられる。さらにリン酸基が2つついたATPは生物のエネルギー通貨となるり、環化した環状AMPはホルモンを調節する。生体で最も一般的なリボヌクレオチドの塩基は、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、ウラシル(U)である。窒素塩基は、プリンとピリミジンの2つの種類に大別される。 リボヌクレオチドの一般的な構造:リン酸基 - D-リボース - 核酸塩基.

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リボキナーゼ

リボキナーゼ(Ribokinase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 ATP + D-リボース \rightleftharpoons ADP + D-リボース-5-リン酸 従って、この酵素の基質はATP、D-リボースの2つ、生成物はADP、D-リボース-5-リン酸の2つである。 この酵素は転移酵素、特にアルコールを受容体とするホスホトランスフェラーゼに分類される。この酵素の系統名は、ATP:D-リボース 5-ホスホトランスフェラーゼ(ATP:D-ribose 5-phosphotransferase)である。この酵素は、ペントースリン酸経路に関与している。.

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トランスケトラーゼ

トランスケトラーゼ(Transketolase)は、全ての生物が持つペントースリン酸経路と、光合成のカルビン回路に関与する酵素である。この酵素は、これら2つの経路で反対方向に進む2つの重要な反応を触媒する。非酸化的なペントースリン酸経路の最初の反応では、補因子のチアミンピロリン酸が5炭素のケトース(D-キシルロース-5-リン酸)から2つの炭素を受け取り、これを5炭素のアルドース(D-リボース-5-リン酸)に転移させ、7炭素のケトース(セドヘプツロース-7-リン酸)を形成する。2つの炭素を取られたD-キシルロース-5-リン酸は、3炭素のアルドースであるグリセルアルデヒド-3-リン酸になる。カルビン回路では、トランスケトラーゼは逆の反応を触媒し、セドヘプツロース-7-リン酸とグリセルアルデヒド-3-リン酸をアルドースのD-グリセルアルデヒド-3-リン酸及びケトースのD-キシルロース-5-リン酸に変換する。 ペントースリン酸経路でトランスケトラーゼによって触媒される2つめの反応でも、同じようにチアミンピロリン酸がD-キシルロース-5-リン酸から2炭素をエリトロース-4-リン酸に転移し、フルクトース-6-リン酸とグリセルアルデヒド-3-リン酸を形成する。カルビン回路でも全く同じ反応が逆向きに起きる。さらに、カルビン回路ではこれがトランスケトラーゼによって触媒される最初の反応となる。 哺乳類では、トランスケトラーゼはペントースリン酸経路と解糖系を繋げ、過剰の糖リン酸を炭水化物代謝経路に供給している。この存在は、特に脂肪酸を合成する肝臓や乳腺、ステロイドの合成を行う肝臓や副腎等の生合成の盛んな組織で、NADPHの生産に不可欠である。チアミンピロリン酸は、カルシウムとともに必須の補因子である。 トランスケトラーゼは、哺乳類の角膜で角膜角質細胞によって大量に発現し、角膜のクリスタリンの1つになっていると言われている。.

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プリン代謝

プリン代謝(プリンたいしゃ)とは、生物に含まれているプリン塩基の合成および分解の代謝経路である。.

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ピリミジン-5'-ヌクレオチドヌクレオシダーゼ

ピリミジン-5'-ヌクレオチドヌクレオシダーゼ(Pyrimidine-5'-nucleotide nucleosidase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 従って、この酵素は、ピリミジン-5'-ヌクレオチドと水の2つの基質、D-リボース-5-リン酸とピリミジン塩基の2つの生成物を持つ。 この酵素は加水分解酵素、特にN-グリコシル化合物を分解するグリコシダーゼに分類される。系統名はピリミジン-5'-ヌクレオチド ホスホリボ(デオイシリボ)ヒドロラーゼ(pyrimidine-5'-nucleotide phosphoribo(deoxyribo)hydrolase)である。ピリミジンヌクレオチド N-リボシダーゼ、Pyr5N等とも呼ばれる。ピリミジンの代謝に関与している。.

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ホスホペントムターゼ

ホスホペントムターゼ(Phosphopentomutase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 従って、この酵素の1つの基質はα-D-リボース-1-リン酸、1つの生成物はD-リボース-5-リン酸である。 この酵素は異性化酵素、特にリン酸基を転移する分子内ホスホトランスフェラーゼに分類される。系統名は、α-D-リボース 1,5-ホスホムターゼである。その他よく用いられる名前に、phosphodeoxyribomutase、deoxyribose phosphomutase、deoxyribomutase、phosphoribomutase、alpha-D-glucose-1,6-bisphosphate:deoxy-D-ribose-1-phosphate、phosphotransferase、D-ribose 1,5-phosphomutase等がある。この酵素は、D-リボース-1,5-ビスリン酸、α-D-グルコース-1,6-ビスリン酸、2-デオキシ-D-リボース-1,5-ビスリン酸の3つの補因子を必要する。.

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ホスホリボキナーゼ

ホスホリボキナーゼ(Phosphoribokinase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 従って、この酵素の基質はATPとD-リボース-5-リン酸の2つ、生成物はADPとD-リボース-1,5-ビスリン酸の2つである。 この酵素は転移酵素、特にアルコールを受容体とするホスホトランスフェラーゼに分類される。この酵素の系統名は、ATP:D-リボース-5-リン酸 1-ホスホトランスフェラーゼ(ATP:D-ribose-5-phosphate 1-phosphotransferase)である。.

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ホスホリボシル二リン酸

ホスホリボシル二リン酸(ホスホリボシルにりんさん、Phosphoribosyl diphosphate)は糖リン酸の一つ。リボース-5-リン酸からリボースリン酸ジホスホキナーゼによって作られる。.

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アデニン

アデニン (adenine) は核酸を構成する5種類の主な塩基のうちのひとつで、生体内に広く分布する有機化合物である。 プリン骨格は糖ともアミノ酸とも異なる独特の形状をしているにもかかわらず、アデニン、グアニンの他、コーヒーや茶に含まれるカフェイン、ココアに含まれるテオブロミン、緑茶に含まれるテオフィリンなどを構成し、また最近ではプリン体をカットしたビールなども販売されるほどありふれた有機物である。アデニンはシアン化水素とアンモニアを混合して加熱するだけで合成されるため、原始の地球でもありふれた有機物であったと考えられる。.

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イノシン酸ヌクレオシダーゼ

イノシン酸ヌクレオシダーゼ(Inosinate nucleosidase、)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 5'-イノシン酸 + 水\rightleftharpoonsD-リボース-5-リン酸 + ヒポキサンチン 従って、この酵素は、5'-イノシン酸と水の2つの基質、D-リボース-5-リン酸とヒポキサンチンの2つの生成物を持つ。 この酵素は加水分解酵素、特にN-グリコシル化合物を分解するグリコシダーゼに分類される。系統名は5'-イノシン酸ホスホリボヒドロラーゼ(5'-inosinate phosphoribohydrolase)である。プリンの代謝に関与している。.

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カルビン回路

ルビン回路(カルビンかいろ)は、光合成反応における代表的な炭酸固定反応である。ほぼすべての緑色植物と光合成細菌がこの回路を所持している。1950年にメルヴィン・カルヴィン、、によって初めて報告された。ベンソンの名を加えてカルビン・ベンソン回路とも呼ばれる。 光化学反応により生じた NADPH および ATP が駆動力となって回路が回転し、最終的にフルクトース-6-リン酸から糖新生経路に入り、多糖(デンプン)となる。この回路の中核である炭酸固定反応を担うリブロースビスリン酸カルボキシラーゼ (RubisCO) は地球上でもっとも存在量の多い酵素であると言われている。 反応自体は光がなくても進行するため、光が不可欠な光化学反応(明反応)と対比して暗反応とも呼ばれる。ただし、反応にかかわる酵素のうち、RubisCO をはじめとする複数の酵素は光によって間接的に活性化されるため、暗所では炭酸固定活性が低下する。C3の化合物で行われているので、C3型光合成ともいう。.

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