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ジアリールエテン

索引 ジアリールエテン

アリールエテン (diarylethene) は、2つの芳香族有機基がエテン(エチレン)の 1, 2 位にそれぞれ結合した化合物を示す呼称。その名称だけからはスチルベンなども含まれるが、近年は特に、効率の高いフォトクロミック反応を示す 1,2-ジチエニルエテンの誘導体群を指す呼称として用いられる。1988年に九州大学の入江正浩らによってはじめて合成・報告された。 ジアリールエテンのエテン部と1,2位の置換基は、適切な波長の光を照射することによって閉環し、六員環状構造を形成する。反対に、環状のジアリールエテンに別の波長の光を照射すると、開環してもとの構造に戻る。構造を適切に修飾することで、開環・閉環構造での色や、変化に必要な光の波長を変化させることができる。 ジアリールエテンは他のフォトクロミック物質(アゾベンゼンなど)に比べて繰り返し特性や両異性体の熱安定性に優れ、また結晶状態でも可逆的にフォトクロミック現象を示すなどの特性を持つ。光によって可逆的読み書きする大容量メディアなどへの応用が考えられている。.

5 関係: 化学に関する記事の一覧フェナントレンクロミズムスチルベン光反応

化学に関する記事の一覧

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フェナントレン

フェナントレン(phenanthrene)とは、分子式 C14H10、分子量 178.23 で、3つのベンゼン環が結合した多環芳香族炭化水素である。常温常圧では無色または淡黄色で無臭の固体で、青い蛍光を放つ。フェナントレンという名前は、フェニル基のついたアントラセンから来ている。 4位と5位の炭素が窒素に置き換わった物質がフェナントロリンである。 水への溶解度は0.00011g/100mlであり、全く溶けないと言ってよい。融点付近で引火の危険性がある。に含まれており刺激性があるほか、皮膚に炎症を引き起こす恐れがある。異性体に直線型をしたアントラセンがある。天然に存在する誘導体としては、モルヒネやコデイン、アリストロキア酸などがある。.

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クロミズム

ミズム (chromism) は物質の光物性(色・蛍光など)が外部からの刺激によって可逆的に変化する現象をさす。クロミズムを示す物質のことをクロミック物質(あるいはクロミック材料、chromic material)という。 多くの場合、クロミズムは分子のπ軌道やd軌道の電子状態が変化するために引き起こされる。クロミズムを示す物質は天然にも存在しており、また目的とする色変化を示すように分子設計された人工物質も多く合成されている。 クロミズムを起こす原因としては、熱・光・電気・溶媒和・圧力などが知られている。 金属錯体などが、環境や外部刺激により可逆的に変色する場合を、クロモトロピズム (chromotropism) と呼ぶこともある。.

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スチルベン

チルベン (stilbene) とは炭化水素の一種で、示性式が C6H5CH.

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光反応

*光により引き起こされる化学反応のこと(photoreaction)。以下に記す。.

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