エピロス王
ピロス エピロス王は、紀元前6世紀頃より紀元前231年頃までエピロスを支配していた王。エピロスを支配したアイアコス王家は伝説上はアキレウスの息子ネオプトレモスに由来しているとされている。しかし、これはより進んだ文明を持っていた南方のギリシア人からバルバロイと言われて蛮族扱いされていたバルカンの現地住民の一つであったエピロス人が(源氏や平氏が天皇の子孫を称したように)自らをギリシアの名だたる英雄の末裔である正真正銘のギリシア人であるとしてアピールし、彼らの勢力と折り合いをつけ、その中に参入するための創作であったと考えられている。.
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タリュパス
タリュパス(希:Θαρύπας、ラテン文字転記:Tarypas、タリュポスとも、? - 紀元前390年)は、テスプロティア、エピロスの王であり、アレクサンドロス大王の祖先である。 タリュパスは次代の王アルケタス1世の父であり、先代の王はアドメトスである。 ペロポネソス戦争中の紀元前429年の夏、アテナイと同盟を結んでいたを攻撃するためにスパルタ側の諸国がアカルナニアに集まった中、エピロスからも軍が送られたが、当時タリュパスは幼少のため後見人のサビュリントスが軍を率いた。しかし、この作戦は失敗し、連合軍はそれぞれの国に解散した。また、タリュパスは子供の頃、教育を受けるために法制度や文化において先進国であったアテナイへと送られており、帰国後はアテナイでの勉強の成果を活かして後進地帯であったエピロスの法制度を整えた。.
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