ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

アドミタンス

索引 アドミタンス

アドミタンス(admittance、アドミッタンス)は、交流回路における電流と電圧の比である。慣習的に記号 Y、単位としてはジーメンス(表記は)が用いられる。計算を簡略化するため複素数表示(フェーザ表示)で表されることが多い。直流回路における電気伝導の代わりに用いられる。 交流回路における電圧と電流の比である インピーダンス Z とは次の関係がある。 以下では、j: 虚数単位、ω: 交流の角周波数とする。.

25 関係: 力率双対巻線交流二端子対回路ミルマンの定理フェーザ表示分流の法則イミタンスインピーダンスインダクタンスエレクトロニクス用語一覧コンデンサジーメンススミスチャートサセプタンス直列回路と並列回路静電容量複素アドミッタンス計量単位一覧電力雑音温度IEC 80000-6RLC回路渡辺寧

力率

力率(りきりつ、Power factor)は、交流電力の効率に関して定義された値であり、皮相電力に対する有効電力の割合である。料金計算などの電力の管理では、パーセントで表される。.

新しい!!: アドミタンスと力率 · 続きを見る »

双対

双対(そうつい、dual, duality)とは、互いに対になっている2つの対象の間の関係である。2つの対象がある意味で互いに「裏返し」の関係にあるというようなニュアンスがある(双対の双対はある意味で "元に戻る")。また、2つのものが互いに双対の関係にあることを「双対性がある」などとよぶ。双対は数学や物理学をはじめとする多くの分野に表れる。 なお読みについて、双対を「そうたい」と読む流儀もあり「相対 (relative)」と紛らわしい。並行して相対を「そうつい」と読む流儀もある。一般には「双対」を「そうつい」、「相対」を「そうたい」と呼び分ける場合が多いようである。 双対の具体的な定義は、双対関係の成立している対象の種類によって様々に与えられる。.

新しい!!: アドミタンスと双対 · 続きを見る »

巻線

巻線(まきせん)は、コイル状のものに使用する針金、特に絶縁電線のことである。.

新しい!!: アドミタンスと巻線 · 続きを見る »

交流

三角波、鋸歯状波 交流(こうりゅう、)とは、時間とともに周期的に向きが変化する電流(交流電流)を示す言葉であり、「交番電流」の略。また、同様に時間とともに周期的に大きさとその正負が変化する電圧を交流電圧というが、電流・電圧の区別をせずに交流または交流信号と呼ぶこともある。 交流の代表的な波形は正弦波であり、狭義の交流は正弦波交流()を指すが、広義には周期的に大きさと向きが変化するものであれば正弦波に限らない波形のものも含む。正弦波以外の交流は非正弦波交流()といい、矩形波交流や三角波交流などがある。.

新しい!!: アドミタンスと交流 · 続きを見る »

二端子対回路

二端子対回路(にたんしついかいろ、two-terminal pair network, two ports、四端子回路とも)は、入力端子対と出力端子対の2組の端子からなる電気回路またはデバイス。 例えばトランジスタ、フィルタ回路などがある。2端子対回路の分析は1920年代にドイツ人の数学者Franz Breisigによって研究が始められた。.

新しい!!: アドミタンスと二端子対回路 · 続きを見る »

ミルマンの定理

ミルマンの定理(みるまんのていり、Millman's theorem)は、全電圧の定理、帆足-ミルマンの定理ともいい、直列アドミタンスをもつ複数の電圧源が並列接続された電気回路の出力電圧(開放電圧)を求める定理である。 各電圧源の電圧をVi 、電源を除いたときの電源部の各アドミタンスをYi とすると、電気回路の出力電圧(開放電圧)V0 は各電圧源電圧を各アドミタンスで重み付けした加重平均で表される:.

新しい!!: アドミタンスとミルマンの定理 · 続きを見る »

フェーザ表示

フェーザ表示(フェーザひょうじ、phasor)とは、電気工学や波動光学などにおいて正弦信号を複素数で表現する表示方法である。主に線型回路の交流解析に使用される。線型な電気回路において、本来は微分方程式の求解問題である定常的な振る舞いの解析を、フェーザ表示を利用することでより簡単な代数方程式(特に連立一次方程式)の求解問題に帰着させることができる。.

新しい!!: アドミタンスとフェーザ表示 · 続きを見る »

分流の法則

2つの抵抗器からなる分流回路と分流の法則 分流の法則(ぶんりゅうのほうそく、英: Current divider rule)とは、あるインピーダンスや電気回路が他のインピーダンスと並列に接続されているときに、それを流れる電流を求める方法である。 2つ以上のインピーダンスが並列に接続されているとき、その回路に入ってくる電流は抵抗値に反比例する(オームの法則)。このとき、各インピーダンスを流れる電流は消費電力が最小となるように分かれる。よって、2つのインピーダンスが同じ値であれば、電流は半分ずつに分割される。.

新しい!!: アドミタンスと分流の法則 · 続きを見る »

イミタンス

イミタンス(Immittance、しばしばイミッタンス)は、圧と流れの比であるインピーダンスと、流れと圧の比であるアドミタンスの双方の総称である。インピーダンスとアドミタンスからなる造語 (impedance + admittance) である。圧と流れの積は仕事率である。 交流電気回路では電圧と電流の比、及びその逆数を表す複素数のことを指す。音響工学でも音圧とフォノン速度 (音速ではない) の比、及びその逆数をイミタンスという。 イミタンスは固定的な定義による物理量ではないために特定の次元あるいは単位を持たない。しかしながら、インピーダンスとアドミタンスを同時に扱う分野などで有用な用語である。例えばスミスチャートではインピーダンスとアドミタンスを同時に扱うことがあり、特にイミタンスチャートという。 電磁気に関する双対性の帰結として、インピーダンス系 (電圧/電流) の合成では直列接続は加法で並列接続は逆数の加法、アドミタンス系 (電流/電圧) の合成では並列接続は加法で直列接続は逆数の加法となる。.

新しい!!: アドミタンスとイミタンス · 続きを見る »

インピーダンス

インピーダンス(impedance)は、圧と流の比を表す単語である。圧と流の積は仕事率である。.

新しい!!: アドミタンスとインピーダンス · 続きを見る »

インダクタンス

インダクタンス(inductance)は、コイルなどにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質である。誘導係数、誘導子とも言う。インダクタンスを目的とするコイルをインダクタといい、それに使用する導線を巻線という。.

新しい!!: アドミタンスとインダクタンス · 続きを見る »

エレクトロニクス用語一覧

レクトロニクス用語一覧(えれくとろにくすようごいちらん)とは、電気工学、電子工学、無線工学、電力、電子部品、半導体、デバイスなどに関する用語を五十音順に列挙した目次である。.

新しい!!: アドミタンスとエレクトロニクス用語一覧 · 続きを見る »

コンデンサ

ンデンサの形状例。この写真の中での分類としては、足のあるものが「リード形」、長方体のものが「チップ形」である 典型的なリード形電解コンデンサ コンデンサ(Kondensator、capacitor)とは、電荷(静電エネルギー)を蓄えたり、放出したりする受動素子である。キャパシタとも呼ばれる。(日本の)漢語では蓄電器(ちくでんき)などとも。 この素子のスペックの値としては、基本的な値は静電容量である。その他の特性としては印加できる電圧(耐圧)、理想的な特性からどの程度外れているかを示す、等価回路における、直列の誘導性を示す値と直列並列それぞれの抵抗値などがある。一般に国際単位系(SI)における静電容量の単位であるファラド(記号: F)で表すが、一般的な程度の容量としてはそのままのファラドは過大であり、マイクロファラド(μF.

新しい!!: アドミタンスとコンデンサ · 続きを見る »

ジーメンス

ーメンス(siemens, 記号: S)は、コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンスの単位で、SI組立単位の一つである。 その名はドイツの物理学者ヴェルナー・フォン・ジーメンスにちなむ。1971年の第14回国際度量衡総会(CGPM)において、ジーメンスをSI組立単位に導入することが採択された。 コンダクタンスは電気抵抗の逆数であり、ジーメンスは電気抵抗の単位オーム (Ω) の逆数として定義される。日本の計量単位令では「1アンペアの直流の電流が流れる導体の二点間の直流の電圧が1ボルトであるときのその二点間の電気のコンダクタンス」と定義している。 ジーメンスを他の単位で表すと以下のようになる。.

新しい!!: アドミタンスとジーメンス · 続きを見る »

スミスチャート

ミスチャート(データは未記入) 実用チャートでは外囲に波数比の目盛りがつく スミスチャート(Smith chart)とは、電子工学において伝送路のインピーダンス整合を設計する際に用いられる、複素インピーダンスを示す円形の図表である。1939年にRCAのエンジニアでアマチュア無線家(コールサイン 1ANB)でもあるフィリップ・スミスにより発明されたとされる。発明の理由をスミス氏は「計算尺が使えるようになった頃から、数学的な関係を図で表現することに興味を持っていた」と説明した。スミスの提案の2年前、日本無線電信株式会社の水橋東作は1937年(昭和12年)に発表した論文中第1図で、「反射係数\gammaのZ_(及Z_)に対する円線図」という正規化インピーダンスに対するスミスチャートと等価の計算図表を提案し、この「便利な図」を用いてグラフィカルにインピーダンスの計算ができることを示した。このため日本国内では、スミスチャートは水橋チャートまたは水橋-スミスチャートと呼称するのが妥当であるとの意見が存在する。 スミスチャートの基本は次の式で示される。 \Gammaは複素反射係数(散乱係数sまたはs_とも呼ばれる)、z_Lは伝送路の負荷の正規化インピーダンスで、Z_L/Z_0に等しい。ここで、 である。 この図自体は複素平面であり、水平軸は複素反射係数の実数部、垂直軸は虚数部を表す。また、各円上はインピーダンスの実数(抵抗)成分が一定、上下に曲がった曲線上(実は円弧)はインピーダンスの虚数(リアクタンス)成分が一定である。図の中心は負荷と伝送線路が整合された場合に対応する。図の周囲は100%の反射に対応し、周囲に書かれた角度は反射係数の位相を0から180度(半波長)で示す。 インピーダンスではなくアドミタンスを表すスミスチャートをアドミタンスチャートと言う。アドミタンスチャートはスミスチャートを180度回転して作成される。スミスチャートにアドミタンスチャートを重ね合わせたものをイミタンスチャートと言う。 コンピュータの時代になり、紙のスミスチャートが問題を解くために使われることは少なくなったが、高周波の複素インピーダンスを直感的にわかるかたちで示す方法として、非常に有用な方法である。また、電磁気学(特に電波工学)を学ぶ学生には、通常はこの図表を用いた演習問題が課されており、依然として重要な教育手段である。 ネットワークアナライザと呼ばれる計測器では、スミスチャートの形で結果を表示する。ネットワークアナライザは、現代の高周波回路の設計に欠かせない計測器である。.

新しい!!: アドミタンスとスミスチャート · 続きを見る »

サセプタンス

プタンス(susceptance)は、交流回路において位相を変化させる要素である。アドミタンスの虚数成分と等しい。単位は国際単位系では、ジーメンス (S) が用いられる。かつては、パーミタンスという言葉が用いられた。アドミタンスとの関係は以下のように表される。 Y.

新しい!!: アドミタンスとサセプタンス · 続きを見る »

直列回路と並列回路

列回路と並列回路(ちょくれつかいろとへいれつかいろ、英語:series and parallel circuits)とは、電子回路や電気回路の回路構成である。 電子部品の回路上の接続方法には直列(series)と並列(parallel)がある。2つの端子を持つ部品を数珠繋ぎに接続した回路を直列回路(series circuit)、2つの端子をそれぞれ互いに接続した回路を並列回路(parallel circuit)と呼ぶ。直列回路では、電流の経路が1つであり、同じ電流が各部品を順に流れる。並列回路では、電流の経路が分岐して各部品に同じ電圧がかかる。 例えば、2つの豆電球と電池を使った簡単な回路を考えてみよう。電池から伸びた導線が1つの豆電球に接続され、そこから次の豆電球に接続され、最終的に電池に戻るという回路構成は直列回路である。電池から2本の導線が伸びて、それぞれ別の豆電球に繋がり、そこからまた別々に電池に戻る場合、回路構成は並列回路である。.

新しい!!: アドミタンスと直列回路と並列回路 · 続きを見る »

静電容量

静電容量(せいでんようりょう、)は、コンデンサなどの絶縁された導体において、どのくらい電荷が蓄えられるかを表す量である。電気容量(でんきようりょう、)、またはキャパシタンスとも呼ばれる。.

新しい!!: アドミタンスと静電容量 · 続きを見る »

複素アドミッタンス

複素アドミッタンス(ふくそアドミッタンス).

新しい!!: アドミタンスと複素アドミッタンス · 続きを見る »

計量単位一覧

計量単位一覧(けいりょうたんいいちらん)では、計量単位(物理学で使われる物理量や化学の単位)を一覧する。直接物理や化学の量とは対応しないが現象や性質の程度を表す量は「尺度・指標」の項に分類するとされる。 物理学・化学以外の分野の単位については単位一覧を参照.

新しい!!: アドミタンスと計量単位一覧 · 続きを見る »

電力

電力(でんりょく、electric power)とは、単位時間に電流がする仕事(量)のことである。なお、「電力系統における電力」とは、単位時間に電気器具によって消費される電気エネルギーを言う。国際単位系(SI)においてはワット が単位として用いられる。 なお、電力を時間ごとに積算したものは電力量(electric energy)と呼び、電力とは区別される。つまり、電力を時間積分したものが電力量である。.

新しい!!: アドミタンスと電力 · 続きを見る »

雑音温度

電子工学において、雑音温度とはコンポーネントやソースにより導入された利用可能な雑音パワーのレベルを表現する1つの方法。雑音のパワースペクトル密度は、そのレベルのジョンソン-ナイキスト雑音を出す温度(単位はケルビン)で表される。よって このとき.

新しい!!: アドミタンスと雑音温度 · 続きを見る »

IEC 80000-6

IEC 80000-6:2008は、電磁気に関する量とその単位について定めた国際規格である。 国際電気標準会議(IEC)によって2008年に発行された。規格の名称は「量及び単位―第6部:電磁気」(Quantities and units -- Part 6: Electromagnetism)である。 この規格は、それまでのISO 31-5およびIEC 60027-1を置き換えたもので、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で発行しているISO/IEC 80000の一部である。日本工業規格(JIS)ではJIS Z 8000-6:2014が相当する。.

新しい!!: アドミタンスとIEC 80000-6 · 続きを見る »

RLC回路

RLC回路(RLC circuit)は、抵抗器 (R)、コイル (L)、コンデンサ (C) を直列または並列に接続した電気回路である。LCR回路、共振回路、同調回路とも呼ぶ。この構成によって調和振動子を形成する。 RLC回路はラジオや通信工学や発振回路で様々な応用がある。周波数の全スペクトルから特定の信号の狭い帯域幅を選択するのに使うこともできる。例えば、アナログ式のAMやFMラジオではRLC回路を選局に使っている。典型的な構成では、可変コンデンサが選局用ダイヤルに繋がっていて、Cの値を変化させることで同調する周波数を変化させる。 RLC回路の任意の箇所の電圧や電流は2階微分方程式で表せる。.

新しい!!: アドミタンスとRLC回路 · 続きを見る »

渡辺寧

渡辺 寧(わたなべ やすし、1896年11月15日 - 1976年11月17日)は、電子工学者。茨城県生まれ。 日本における電子工学の先駆者で、日本でのトランジスタ研究の最初期の研究を統括した。他に長距離電話中継用の独自の増幅機や溶接制御用の放電管等を発明する。文化功労者。.

新しい!!: アドミタンスと渡辺寧 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

アドミッタンス

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »