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るいそう

索引 るいそう

るいそう(羸痩、emaciation, Abmagerung)とは、脂肪組織が病的に減少した症候をいう津田、VI.〔冒頭〕。いわゆるやせ(痩せ、leanness, thinness)の程度が著しい状態であり鈴木、1)、症候であることを強調するためにるいそう症『日本国語大辞典』第二版、13巻、小学館、2002年1月。、あるいは症候性やせ藤枝、7.などと称することもある。脂肪組織が過剰に蓄積した症候である肥満症(obesity)、あるいは症候性肥満(symptomatic obesity)と対極にある概念である出村、2)。 通常、脂肪組織が減少すると、それに伴って筋肉などの非脂肪組織も減少するが、脂肪組織のみが特異的に減少するリポジストロフィーのような例外もある『医学大辞典』第19版、南山堂、2006年3月。『内科診断学』、3章 §14 1. 金芳堂。。 関連する用語に体重減少(weight loss)が挙げられるが、厳密には別概念とみなすべきという意見もある。一方で体重減少が特に急激であったり、あるいは慢性化したりすると、るいそうに至るため、臨床的には体重を基準に診断を行うのが現実的である。また、乳幼児期においては、体重が減少しない場合であっても、単に体重の増加が不良であるだけで、速やかにるいそうをきたす。なお、飢餓による栄養失調(malnutrition)の状態を「るいそう」と総称することもある。 るいそうは、組織各部が萎縮(atrophy)し、体積が小さくなることによって生じると解釈することもできるが、先天的に組織の体積が小さいものは「」(hypoplasia)と呼び、区別される伊藤正男・井村裕夫・高久史麿 編『医学大辞典』第2版、医学書院、2009年2月。。また、小児における身長、体重、発達など全般的な発育の異常は、「成長障害」(failure to thrive)と呼ぶ。なお、るいそうは、成長障害を伴うことが多い。 るいそうや体重減少には、重要な疾患が背後に存在することも決して珍しいことではなく、早期に原因を検索し、適切に治療を行うことが必要となる。.

16 関係: くるねこ右大動脈弓遺残症壺形吸虫症体重減少マンソン裂頭条虫メフメト2世フリークス (映画)オルトレキシアやせすぎ症候学瓜実条虫牛肺虫肥満東野定律摂食障害悪液質

くるねこ

『くるねこ』は、くるねこ大和によるブログを原作とした漫画・書籍・テレビアニメ。単行本は2017年11月現在、既刊第20巻。.

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右大動脈弓遺残症

右大動脈弓遺残症(みぎだいどうみゃくきゅういざんしょう、)とはイヌにおいて最も一般的に認められる血管輪異常を示す先天性疾患。右大動脈弓遺残症は右方の第四動脈弓が発達した結果として発生する。左動脈管索は食道周囲に輪を形成し、心基底部との間で完全な環状となる。食道を狭窄することによる食物の通過障害による削痩や発育不全、食後の吐出(食物が胃に到達する前に排出される症状であり、厳密には嘔吐と異なる)、血管輪近位での食道拡張が認められる。吐出物の誤嚥による誤嚥性肺炎が認められることがある。胸部X線所見として心臓に対して頭側方向に拡張した食道が認められ、陽性造影法を用いると、食道の拡張の程度は変化し、心基底部での食道狭窄が観察できる。外科的処置として食道周囲の動脈管索を切断する。術後の予後は誤嚥性肺炎によって左右される。イヌではジャーマン・シェパードやアイリッシュ・セッターが好発品種である。.

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壺形吸虫症

壺形吸虫症(つぼがたきゅうちゅうしょう、英:pharyngostomosis)とは壺形吸虫(Pharyngostomum cordatum)寄生を原因とする寄生虫病。壺形吸虫の虫卵は黄褐色であり、小蓋を有し、卵殻表面はメロン皮様の模様が認められる。終宿主はネコであり、十二指腸から空腸上部に寄生する。糞便とともに排泄された虫卵は水中で孵化し、ミラシジウムへと発育する。ミラシジウムは第一中間宿主であるヒラマキガイモドキの体表より侵入し、スポロシスト、レジア、セルカリアへと発育する。セルカリアは第一中間宿主より遊出し、第二中間宿主であるカエルあるいはオタマジャクシの体内へ侵入し、その筋肉でメタセルカリアへと発育する。その第二中間宿主を捕食することにより終宿主への寄生が成立する。壺形吸虫症の症状は、下痢、食欲不振、栄養障害、削痩などであり、糞便材料よりMGL法などの沈澱集卵法により虫卵を検出することにより診断する。治療にはプラジカンテルが有効。.

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体重減少

この項目では、生体における体重減少(weight loss)について概説する。生体、殊に人体において体重は、体水分量や体脂肪量、あるいは筋骨格系の重量などによって規定される。したがって体重減少とは、組織を構成するこれら諸成分の量が何らかの原因により減少した結果と理解される。 肥満が社会問題になっている現代社会においては、体重減少という用語が美容や健康増進の文脈で用いられることも多い。しかし、図らずも体重の減少を自覚した場合、その背景に何らかの疾患が関与している可能性もある。.

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マンソン裂頭条虫

マンソン裂頭条虫(マンソンれっとうじょうちゅう、学名:Spirometra erinaceieuropaei)は、擬葉目裂頭条虫科に属する条虫の1種。人獣共通感染症を引き起こす。.

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メフメト2世

メフメト2世(トルコ語: II.

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フリークス (映画)

『フリークス』 (Freaks) は、1932年に制作・公開されたアメリカ映画である。監督はトッド・ブラウニング。.

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オルトレキシア

ルトレキシア(orthorexia、またはOrthorexia nervosa, )は不健康だと考える食品を避けることで生じる極端もしくは過度な先入観によって引き起こされる摂食障害や精神障害として提唱されている。オルトレキシア(orthorexia)の語源はギリシャ語のορθο- (ortho、"正しい")とόρεξις (orexis, "食欲")で文にすると「正しい食欲」となるが、「正しいダイエット」と認識されているのが実情である。1997年にスティーブン・ブラットマン博士が神経性無食欲症といった他の摂食障害と並行する形で使用し始めた。オルトレキシアは幅広く使われている精神障害の診断と統計マニュアルには記載されていないが、ブラットマンが命名した病名であり、まれな症例であるものの重度の栄養失調や死に繋がるほどの極端な病的執着になり得る点を主張している。さらにまれな重症例ではあるが、十分な栄養が摂れないダイエットを行おうとすることはオルトレキシアによって自尊心を損ない、自分自身ではなくコンスタントに節食するダイエットや食べてはいけない食品への欲求が生じることを責めてしまう 。 2009年、会長兼のウルスラ・フィルポットが、ガーディアン紙でオルトレキシア患者についての記事を投稿、「摂取する食品の品質だけにしか関心を示さず、食品への個人的な理解に基づく食生活の改良や制限が本当に純粋である」と延べた。人が食べた量を重視することによって神経性無食欲症や神経性大食症といった他の摂食障害と異なってくる。.

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やせすぎ

医学におけるやせすぎ(痩せ過ぎ)あるいは単にやせ(痩せ)という用語は、以下の用語と同義に用いられる。.

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症候学

症候学(しょうこうがく)とは医学の一分野で、患者の示す様々な訴えや診察所見(あわせて症候)を定義・分類して意味づけを与える方法論である。診察結果は症候学的な枠組みによってカルテに記載され、診断の手がかりとなる。症状が軽い場合を軽症、重篤な場合を重症と称する。 また、これら身体所見を得るための全身的な診察の手法も症候学の範疇である。それは単に診察の手技だけでなく、わかっている情報から診断を絞り込むために必要な診察事項を選択する過程までを含むものである。.

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瓜実条虫

実条虫(うりざねじょうちゅう、学名:Dipylidium caninum)は、ノミにより媒介される、犬や猫でよくみられる消化管内寄生虫の1種であり、条虫(いわゆるサナダムシ)の仲間。人獣共通感染症でもある。世界中に広く分布している。.

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牛肺虫

牛肺虫(うしはいちゅう、学名:Dictyocaulus viviparus)とは、ウシの気管支に寄生する線虫の1種。感染様式は経口感染であり、体長は♂3-4cm、♀4-5cm。重症例では著しい削痩、重度の肺炎、異物の喀出を引き起こす。.

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肥満

肥満(ひまん、obesity)とは、一般的に、正常な状態に比べて体重が多い状況、あるいは体脂肪が過剰に蓄積した状況を言う。体重や体脂肪の増加に伴った症状の有無は問わない。体質性のものと症候性のものに分類できるが、後者を特に肥満症と呼ぶこともある。対義語は、羸痩(るいそう)である。主にヒトを含めた哺乳類で使われることが多い。以下ではヒトにおける肥満について論じる。ヒト以外の肥満については、などを参照のこと。中年太り(ちゅうねんぶとり)は肥満の一種。.

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東野定律

東野 定律(ひがしの さだのり、1974年5月 - )は、日本の厚労官僚、社会福祉学者(介護保険・介護情報・社会福祉学)。学位は博士(社会福祉学)(淑徳大学・2007年)。静岡県立大学経営情報学部准教授・大学院経営情報イノベーション研究科准教授。 国立保健医療科学院福祉サービス部福祉技術開発室研究員、静岡県立大学経営情報学部講師などを歴任した。.

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摂食障害

摂食障害(せっしょくしょうがい、Eating disorder; ED)は、食行動の重篤な障害を呈する精神障害の一種である。近年では嚥下障害等の機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれる。厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されている。患者の極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、それによって患者の健康に様々な問題が引き起こされる。主に拒食症と過食症の総称である。人間関係の問題などの心理的なストレスが原因となる場合が多い。 摂食障害は大きく拒食症、過食症に分類される。拒食と過食は相反するもののように捉えがちだが、拒食症から過食症に移行するケースが約60 - 70%みられたり、「極端なやせ願望」あるいは「肥満恐怖」などが共通し、病気のステージが異なるだけの同一疾患と考えられている。よって拒食症、過食症を区別する指標は、基本的には正常最低限体重を維持しているかどうかのみである。アメリカではBMIによる標準体重の85%以下が拒食症に分類されているが、日本では80%以下とされている。 一定時間に渡り、食べ物を口に入れ咀嚼し、飲み込まずにビニール袋などに吐き捨てるという行動を繰り返すチューイング(噛み吐き・噛み砕き)と呼ばれる行為も存在する。一見、拒食とも過食とも取られる行為で、特定不能の摂食障害の一部にまとめられる。 また、リストカットなどの自傷行為を行う患者では高確率で拒食・過食などの摂食障害の合併がみられ、摂食障害患者の59 - 76%に自傷行為、アルコールや薬物の乱用、重篤な爪噛み、抜け毛といった行為がみられ、摂食障害、自傷行為、薬物依存は密接な関係があるとされる。これらの行為は、衝動性の高いパーソナリティや、自罰・禁欲嗜好のパーソナリティなど、特定のパーソナリティ傾向にのみ限局しない所見である。なお、摂食障害の患者は強迫的な性格傾向が強いとされる。拒食症・過食症ともに、嘔吐を伴う患者は例外なく強迫性性格である。ローゼンバーグは摂食障害を「現代的な強迫神経症」と称している。 また、精神分析医のヒルデ・ブルックは摂食障害を「これは食欲の病気ではありません。人からどう見られるのかということに関連する自尊心の病理です」と指摘している。摂食障害患者は根源的否定感を抱えており、食行動の異常の背景には茫漠たる自己不信が横たわっていると理解される。その不安を振り払うために強迫的に完全を目指すのである。摂食障害は境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害との合併、あるいはそれらパーソナリティ障害の部分症状として顕在化しているケースも多い。 日本では伝統的に1960年代から摂食障害を心療内科で治療してきたが、現在では主に精神科と心療内科で治療が行われている。経管栄養、中心静脈栄養が必要な場合(BMI15.5以下)では精神療法が不可能なため、初期は入院治療が必要である。九州大学病院心療内科では「軽症の摂食障害」、「中核的な摂食障害」、「境界性パーソナリティ障害的な摂食障害」の3つに分類し、境界性パーソナリティ障害的な摂食障害患者に関しては精神科で取り扱っている。.

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悪液質

悪液質(あくえきしつ、cachexia)は、何らかの疾患を原因とする栄養失調により衰弱した状態。同義語としてカヘキシーがある。 悪性腫瘍や白血病でよく発生する。悪性腫瘍の末期における、炭水化物やタンパク質の代謝変化などを原因とする悪液質を癌悪液質と呼ぶ。下垂体性悪液質は下垂体の広範な破壊を原因とする悪液質性疾患であり、体重減少、低タンパク血症、脱毛、粘液水腫、臓器の萎縮などが認められる。 悪液質の顕著な臨床的特徴は、成人の場合は体重減少(体液貯留を補正)、小児の場合は成長障害(内分泌疾患を除く)である (Washington definition)。 がん細胞が増殖するとミトコンドリアの好気的代謝が機能不全となって嫌気的解糖が亢進し(「ワールブルク効果」を参照)、産生された多量の乳酸は肝臓にてコリ回路を通じて多量のATPを消費した後、糖新生によりグルコースが再生される一連の工程を経て大量のグルコースとエネルギーが非効率に消費されることになる。このような機構から、悪液質の諸症状と低栄養が古典的に説明されている。.

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