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奉神礼

索引 奉神礼

在のコンスタンディヌーポリ総主教座聖堂である聖ゲオルギオス大聖堂の内観。奉神礼時の光景。詠隊が歌っている。左側に至聖所のイコノスタシスが写っている。 奉神礼(ほうしんれい、λειτουργία高橋保行『ギリシャ正教』162頁、講談社学術文庫 1980年 ISBN 9784061585003 (4061585002), Богослуже́ние, Liturgy)は、正教会における奉事・祈りの総称。日本ハリストス正教会の訳語。カトリック教会における典礼に相当する。 公祈祷(時と場所を定めて行われる公的な祈祷)と私祈祷(日々の生活の場や私室等において行う祈祷や臨時祈祷等)のいずれも含む。公に行う狭義の奉神礼を指す事を特に示したい場合には「公祈祷」「公奉神礼」といった用語が用いられる。 聖体礼儀などの機密を含む礼儀の他にも、毎日の奉事である時課、さらに成聖式・各種祈願・モレーベン・パニヒダ・埋葬式などの機会に応じた祈祷などが含まれる。 より広義には、奉神礼には日々の生活までが含まれる。正教会では奉神礼(=リトゥルギア)の範囲をどこからどこまでというように明確に区分する事を避け、奉神礼を広義の奉神礼としての生活の雛形として捉えるべきである事を教えている。 本記事では祈り・儀礼の総称としての奉神礼について詳述する。.

113 関係: 埋葬式十字の描き方十字行古儀式派大斎婚配機密宣教川又一英主の祈り主日復活 (キリスト教)復活大祭徹夜祷修道院土曜日ポロキメンモレーベンリティヤ (正教会)ロシア正教会ワインプロテスタントパンパーヴェル・フロレンスキイパニヒダビザンティンニカイア・コンスタンティノポリス信条ニコライ堂告解ろうそくイラリオン (アルフェエフ)イイススの祈りイエス・キリストイコノスタシスイコンオラリカトリック教会カテキズムキリエキリスト教キリスト教徒キリスト教諸教派の一覧ギリシャ正教会ゲオルギイ・フロロフスキイスラヴ人スラヴ語派ステハリソルターサクラメント傅膏機密再建...八調公祈祷典礼光栄讃詞礼典礼拝神品 (正教会の聖職)神品機密祭服祈り祈祷書祈祷書 (正教会)秘跡痛悔機密生神女聖変化聖三祝文聖人聖伝聖体礼儀聖体機密聖別聖ゲオルギオス教会聖傅機密聖公会聖歌聖書領聖詠隊誦経 (正教会)誦経者説教高橋保行讃詞輔祭至聖所長司祭長屋房夫連祷東京書籍東方典礼機密 (正教会)正教会正教会暦正教徒永眠永遠の記憶洗礼機密振り香炉日本ハリストス正教会早課懺悔教会教会暦教理教衆教派別のキリスト教用語一覧晩課時課時課経10世紀12世紀17世紀 インデックスを展開 (63 もっと) »

埋葬式

埋葬式(まいそうしき)は、正教会(ギリシャ正教)における葬儀を指す、日本正教会で用いられる正式名称。正教会の信徒が永眠すると、埋葬式はそれが行われる日の前晩にパニヒダが献じられた上で行われる。永眠者が、神から罪の赦しを得て天国に入り、神からの記憶を得て、永遠の復活の生命を与えられるように祈願するものである。なお、他教派のキリスト教の葬式も埋葬式と呼ばれる事がある。.

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十字の描き方

十字の描き方(じゅうじのかきかた)では、キリスト教の諸教派において行われる、手を使って自分の体前に十字を描く動作とその意義を扱う。「十字を切る(切り方)」とも。描き方には教派によって違いがあるが、イエス・キリストが刑死した十字架を表す信仰表明である点は、教派を越えて共通している。 十字の描き方については古代にも地域によって様々な形態があったことが判っているが、なぜこのような相違が生じたのかはよく判っておらず、現代では東方教会・西方教会間で十字の描き方が左右逆になっているが、なぜこのように東西教会の間で描き方が左右逆に継承されたのか、その原因も不明である。 正教会・カトリック教会においては十字を描く(切る)ことは欠かせないが、聖公会では「欠かせない」とまでは言われず「十字を切るか切らないかは自由」とされる。またプロテスタント諸派には十字を切る習慣を有さないものも多いが、教会によっては十字を切ることを勧める場合がある(特にルター派では十字を切る傾向が強い)。.

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十字行

ノヴォシビルスクでの十字行(2009年5月)。先導する八端十字架とイコン。先頭の少年が持つのは至聖三者のイコン。 十字行(じゅうじこう、Crucession, Крестный ход)とは、正教会における、奉神礼として聖堂外で行われる行列・行進のこと。 神の民の集まりである教会が天国に向かって行進していることを表す。特定の教会における祭に行われる。同様の意義を持つものに聖入(せいにゅう)があるが、聖入は聖堂内で行われるものである。.

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古儀式派

ワシーリー・スリコフ画「貴族夫人モローゾヴァ」。彼女の掲げる2本指で十字を画く姿勢は古儀式派の主要な特徴であり、ニーコン総主教がギリシャに合わせる形で導入した3本指のそれとは明確に異なる。 ロシア正教会における古儀式派 (Старообрядчество) とは、旧儀派・旧教徒・旧儀式派・スタロヴェールとも呼ばれ、総主教による奉神礼改革を嫌って1666年以降に総主教の率いる主流派から分離した諸教派の総称である。有効な聖職位階の存在を認める司祭派(容僧派)及びそれを否定する無司祭派(無僧派)に大別される。 古儀式派は現在もロシア正教会の奉神礼改革以前の古い祈祷様式を保持する。 分離派教徒(ラスコーリニキ、Raskolnik)という呼称は、主流派教会側が使う蔑称であり中立的な立場の者は使用しない。また、近年では主流派教会との関係改善に伴い、主流派教会に属する信徒・関係者も「分離派(ラスコーリニキ)」の名称を用いずに「古儀式派(スタロオブリャージェストヴォ)」を用いる傾向がある。一方で、主流派ロシア正教会が分離派という用語を使うことを止めたわけではなく、また、この用語は古儀式派以外のさまざまなキリスト教教派に対しても使用されている。.

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大斎

大斎はキリスト教用語である。ただし同じ漢字を使っていても教派ごとに読み方と意味・内実が異なっている。.

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婚配機密

ミトラをかぶりフェロンを着用した司祭が、新郎新婦のつながれた手にエピタラヒリを乗せようとしている場面。(プラハ、チェコ共和国) マリア・フョードロヴナの婚配機密中、戴冠礼儀の中でアナロイの周りを回る皇太子・皇太子妃と司祭を描いた絵画。かつての皇族のみならず、現代の一般の新郎新婦も同様に行う。 婚配機密(こんぱいきみつ、Γάμος, Брак (венчание), Cununie, Marriage)とは、婚姻(結婚)、および子を生み養育する事を成聖する恩寵が与えられるように祈願する、正教会における機密の一つマカリイ p.381 - p.382。 儀礼・結婚式としては、聘定式(へいていしき)と呼ばれる結婚指輪の交換を中心とする奉神礼と、新郎新婦が戴冠を行う戴冠礼儀(たいかんれいぎ)と呼ばれる奉神礼で構成される。結婚式としての式典については婚配式(こんぱいしき)とも呼ばれる。 正教徒のみが与ることが出来るため、結婚を機会に洗礼もしくは帰正を経て正教徒になる者もいる。婚配機密に正教徒のみが与るのは、正教において結婚と夫婦は、福音によって一体となって生き、ハリストス(キリスト)における永遠の結合となるものとして理解されることメイエンドルフ p.19 - p.23、婚配において新しい家庭が正教会という共同体に迎え入れられる意義があることなどが理由として挙げられる。.

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宣教

宣教(せんきょう)とは.

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川又一英

川又 一英(かわまた かずひで、1944年12月3日 - 2004年10月16日)は、日本の小説家、美術研究家。東京都出身。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。聖名はシメオン。 熱心な正教会の信者として知られ、西洋美術史に造詣が深く、ロシアを中心とした評論および日本を題材とした場合は人物伝を残した。日本正教会、ギリシャ正教会、ロシア正教会などのイコンを含む教会文化についての著作も多い。2004年10月16日、肺癌のため死去、埋葬式は10月18日、日本ハリストス正教会のニコライ堂(東京復活大聖堂)で執り行われた。(『エチオピアのキリスト教思索の旅』214ページ「川又一英の略歴と主な著書」参照).

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主の祈り

ルサレムにある'''我等の父教会'''に掲げられているギリシャ語の天主經 主の祈り(しゅのいのり、Κυριακή προσευχή、Oratio Dominica または冒頭句を取って Pater Noster、Lord's Prayer)は、キリスト教の最も代表的な祈祷文である。「主祷文」(しゅとうぶん)とも。日本ハリストス正教会では「天主經」(てんしゅけい、天主経)と呼ばれる。 イエス・キリスト自身が弟子たちに教えたと新約聖書に記されている祈祷文であり、キリスト教のほぼすべての教派で唱えられている。.

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主日

主日(しゅじつ、又は「主の日」「聖日」)とは、キリスト教で日曜日を指していう言葉である『キリスト教大事典 改訂新版第9版』教文館、1988年。主イエス・キリストの復活の日であることから、主の日としてこのように呼ぶ。安息日と同一視されることもあるが、教派によって解釈は異なり、正教会やカトリック教会では元々の安息日は土曜日であるとして、主日とは区別している。.

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復活 (キリスト教)

復活(ふっかつ、Ἀνάστασις Anastasis アナスタシス、resurrectio、resurrection、Auferstehung、Воскресение)では、キリスト教における復活を扱う。.

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復活大祭

正教会の復活大祭に、信者が持ち寄った食品の入った籠を、司祭がイソプを使い聖水を撒いて成聖している(リヴィウ、2007年4月7日)。 復活大祭(ふっかつたいさい、パスハ、Πάσχα, Пасха, Pascha)は正教会において最も重要な祭日。イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)「イイスス・ハリストス」は、中世ギリシア語読みに由来する、イエス・キリストの日本正教会における表記。中世ギリシア語(Ίησοῦς Χριστός)での読みが、教会スラヴ語のロシアでの再建音を経て、日本正教会での転写・表記に至っている。ηは既にコイネーにおいて発音は"i"になっていた(イ音化)。ηについての参照:岩隈直『新約ギリシヤ語辞典』526頁、山本書店、2006年5月11日 増訂7版 ISBN 4841400303の復活を記憶する祭りであり、西方教会における復活祭に相当する。西方教会と同様、復活大祭の日付は年によって異なる。 正教会において復活大祭は、旧約聖書における過越の成就であり、新しい約束の時代(新約の時代)の新たな過ぎ越しであると位置づけられるため、「過ぎ越し」を意味するヘブライ語に由来する「パスハ」と呼ばれる。正教会は西方教会と異なり、「イースター」とはあまり呼ばないでも、「復活大祭(聖大パスハ)」と、「パスハ」の記述はあるが「イースター」の記述は無い。。 復活大祭と、復活祭期の間、信徒の間では「ハリストス復活!」「実に復活!」と挨拶が交わされる。.

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徹夜祷

徹夜祷(てつやとう)とは、正教会の奉神礼:晩祷のうち、大晩課と早課と一時課を組み合わせた形式を持つ公祈祷である。現在ではスラヴ系正教会で一般的な形式であるが、ギリシャ系正教会では行われない。これはスラヴ系正教会とギリシャ系正教会がそれぞれの奉神礼伝統の基盤とした修道院が、異なる系統の伝統を保持していたことに由来する(かつて中世にはギリシャ系正教会でも行われた時代があったが、すぐに廃れた)。主日(日曜日)の前晩(土曜日の晩)、祭日の前晩に行われる。日本ハリストス正教会はスラヴ系の伝統を承継しており、徹夜祷を行っている。.

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修道院

イスラエルにあるカトリック教会のトラピスト修道院 シナイ山にある正教会の聖カタリナ修道院 カラー写真。 パドゥーラ修道院(イタリア、カトリック教会) グレゴール・ヨハン・メンデル。修道士であると共に、遺伝学の研究も行った 修道院(しゅうどういん、Abbey)は、キリスト教において修道士がイエス・キリストの精神に倣って祈りと労働のうちに共同生活(修道生活)をするための施設。 男子修道院と女子修道院とがあり、いずれにおいても修道士・修道女は独身を守る。いくつかの修道院の集まった修道院群のことを、大修道院と呼ぶ。修道院を有する教派としては、東方諸教会、正教会、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会がある。ルーテル教会を除き、プロテスタントには極めて僅かな例外を除いて修道院は無い。 カトリック教会には修道会の制度がある。このうち観想修道会の会員は原則的に修道院の敷地内を出ずに生活するため、修道院が修道士たちが自由に行き来することが可能な唯一の場所になる。トラピスト会のような観想修道会に所属する会員(修道士)は、基本的には自分の意思で修道院から出ることは出来ない。 帝国代表者会議主要決議の第35条は、各領主に修道院を自由に処分する権限を与えた。有力なプロイセン王国・バーデン王国・ヴュルテンベルク王国・バイエルン王国において、修道院はどんどん解体されていった。バイエルン選帝侯領の修道院は身分制議会に議席を持ち、また選帝侯領の32%を保有していた。このころの修道院は科学研究機関をかねており、解散により保有していた学術的収集品が資産として処分されてしまった。.

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土曜日

土曜日(どようび)とは、金曜日と日曜日の間にある週の一日。、週の始まりを日曜日と考えると7日目、週の始まりを月曜日と考えると6日目となる。名称は、七曜のひとつである土星の日にちなむ。.

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ポロキメン

ポロキメン(Προκειμενον, 教会スラヴ語: Прокимен, 英語 - prokimen,(単/複)prokeimenon/prokeimena,(単/複)prokimenon/prokimena)は、正教会の公祈祷(奉神礼)中に登場する祈祷の文句の種類。提綱という漢字が日本正教会の訳で当てられているが、日本正教会で「提綱」を「ていこう」と読む事はまずなく、そのまま「ポロキメン」と読まれる。祈祷書中のルビも「ポロキメン」と振られている事が多い。プロキメンと転写されることもある。。.

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モレーベン

モレーベン(ロシア語、ブルガリア語: Молебен、Moleben もしくは Molieben)とは、スラヴ系伝統にある正教会における、感謝や祈願のための短い奉神礼。神の憐みが降るよう、イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)に願ったり、生神女マリヤや聖人に執り成しを願ったりするほか、神への感謝のために執り行われる。 日本正教会には、モレーベンのうち感謝祈祷のみを指す慣習がある。モレーベンの訳語としては他に「祈禱禮儀」の四文字に「モレベン」のルビが振られている用例が日本正教会の祈祷書にあるが、この表記は20世紀後半から2014年現在までの日本正教会では殆ど使われていない。 モレーベンは、単独で執り行われるほか、聖体礼儀と繋いで執り行われることもある。ふつう司祭によって執り行われるが、一般信徒用に編纂された次第を使って一般信徒のみで行うことも可能である(ただし日本正教会では2014年6月現在、一般信徒だけで行う日本語でのモレーベンは、教団によっては編纂されていない)。 モレーベンはスラヴ系伝統にある正教会における奉神礼であり、ギリシャ系伝統にある正教会においてはカノンが含まれる「パラクリシス」(Παράκλησις, Параклис, 英語:Paraklesis)が行われる(パラクリシスはスラヴ系伝統にある正教会にもある)。.

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リティヤ (正教会)

リティヤ(Λιτή, Лития(), Litiy)とは、正教会における奉神礼の一種。リテヤとも表記される。祈祷書には「リティヤ」の表記のほか「熱衷公祷」との漢字表記も記されているが、漢字表記よりも片仮名表記の方が日本正教会で一般的である。 リティヤには、以下二つのものがある。全く別の奉神礼でありながら同名となっている。.

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ロシア正教会

ア正教会(ロシアせいきょうかい、Русская Православная Церковь、Russian Orthodox Church)は、正教会に属するキリスト教の教会であり、数多くある独立正教会の一つである。 正教会は一カ国に一つの教会組織を具えることが原則だが(ロシア正教会以外の例としてはギリシャ正教会、グルジア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、日本正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉している訳ではなく、同じ信仰を有している。 教派名は「正教」「正教会」であり、「ロシア正教」「ロシア正教会」は主にロシア連邦・近隣地域を管轄する一教会組織名である。 本項では日本正教会による訳語を断りなく用いる場合がある。 17世紀の奉神礼改革に反対し古い奉事方法を守ったために主流派ロシア正教会から追放された古儀式派は、自らこそが正統なロシア正教会だとしている。.

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ワイン

ワイン(vin、wine、vino、Wein)とは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料である。葡萄酒、ぶどう酒(ぶどうしゅ)とも。通常、単に「ワイン」と呼ばれる場合には他の果汁を主原料とするものは含まない。日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。.

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プロテスタント

プロテスタント(Protestantism、Protestant)は、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離し、特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)ともいう。.

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パン

ムギとエンバクのパン パン(pão パンウン)とは、小麦粉やライ麦粉などに水、酵母、塩などを加えて作った生地を発酵させた後に焼いた食品。日本語・朝鮮語・中国語での漢字表記は「麵麭」(、)など。 基本的に、小麦粉やライ麦粉などに水・酵母(イースト)を加えてパン生地にし、それを焼いた食品を指す。発酵のための酵母と糖類(砂糖など)をセットで加えることも一般的である。なお、出芽酵母を入れずに生地をつくるパンもあり、これを「無発酵パン」や「種なしパン」などと言う(その場合、出芽酵母で発酵させてから焼いたパンのほうは「発酵パン」と言う)。無発酵パンとしては、生地を薄くのばして焼くパンがあり、アフリカ・中東からインドまでの一帯でさかんに食べられている。なお、生地を発酵させるのは主として気泡を生じさせ膨張させるためであるが、出芽酵母で時間をかけて気泡を生じさせる代わりに、ベーキングパウダーや重曹を加えることで簡便に気泡を生じさせるものもある。また、生地にレーズン、ナッツなどを練り込んだり、別の食材を生地で包んだり、生地に乗せて焼くものもある(変種として、焼く代わりに、蒸したもの、揚げたものもある)。 パンは多くの国で主食となっている。アブラハムの宗教では儀式(ミサ)において用いられる。.

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パーヴェル・フロレンスキイ

パーヴェル・アレクサンドロヴィチ・フロレンスキイ(Па́вел Алекса́ндрович Флоре́нский, Pavel Alexandrovich Florensky、1882年 - 1937年)は、ロシア正教会の司祭、神学者、宗教学者、哲学者、歴史家、文献学者、詩人、数学者、技術者、発明家、音楽家、言語学者 - Amazon.co.jp。モスクワ神学大学の教授を務めた。 上述の、学者・芸術家としての彼に向けられる多くの称が示すように、神学・哲学のほか、理系分野理系分野のおける業績…論文『幾何学における虚偽』『電媒質の理論』、発明品として凍結しないミシン・オイルなど、芸術領域においても才能を発揮したことから、ロシアのレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる事もある。.

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パニヒダ

パニヒダ(Μνημόσυνο, Панихи́да, Memorial service (or panikhída))は正教会において永眠者の為に行われる奉神礼。永眠した人が神の国に安住するために祈り、かつ永眠した人の信仰を受け継いで共に永遠の国に与れるよう祈願するものである『正教要理』170頁 - 171頁、日本ハリストス正教会教団 1980年。 埋葬式もパニヒダも未信徒(正教徒でない者)の為には通常行われないが、未信徒の永眠者の為には「異教人パニヒダ」がある - 日本正教会公式サイト。 通夜の祈りとして行われたり、永眠者の死後一定の時期に適宜行われたり、さらに暦の上で定められた日に行われたりする。 「正教会のレクイエム」と呼ばれるケースが正教会の聖歌を扱う市販のCD等で散見されるが、パニヒダはカトリック教会・聖公会のレクイエムとは形式は全く異なるものであり、適切な表現ではない。.

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ビザンティン

ビザンティン(ビザンチン)は東ローマ帝国の首都であったコンスタンティノポリス(コンスタンディヌーポリ)の旧名ビュザンティオンを語源とする、東ローマ帝国およびその文物を指す名称。正教会の広まった地域を中心に文化的な影響を及ぼし、これらの地域における文物の特定の様式にもビザンティンの名が付される事がある。ビザンティンは英語の形容詞 "Byzantine"に由来するが、ドイツ語の名詞ビザンツ(Byzanz, ただし標準ドイツ語発音ではビュツァンツ)とも表記される。 なお、「ビザンティン」「ビザンツ」のいずれも後代に用いられるようになった用語であり、東ローマ帝国時代から用いられていた呼称ではない。.

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ニカイア・コンスタンティノポリス信条

ニカイア・コンスタンチノポリス信条(ニケア・コンスタンティノープル信条)は、キリスト教会の宗教的会議(公会議)である第1回コンスタンティノポリス公会議(381年)で定められた信条(信仰告白)である。第1回ニカイア公会議(325年)で定められたニカイア信条(原ニケア信条)と区別するため、この語を用いる。ただし教会によってはニケア信条の名をもってニカイア・コンスタンティノポリス信条を指すことがある(日本基督教団改革長老教会協議会など)。 日本ハリストス正教会では、これを単に「信経」あるいは「ニケア・コンスタンティノープル信経」と呼ぶ。 今日、この信条を認め礼拝に用いる教派は、カトリック教会・正教会(東西のキリスト教会が1054年に分裂、西が「カトリック教会」、東が「正教会」となる)、カルケドン公会議などでそれ以前に分離した東方諸教会や、聖公会を含む大半のプロテスタント教会である。ただし、東方教会と西方教会は聖霊(聖神)が御父なる神のみから出るか、御子なるキリストからも出るかの解釈が異なる(フィリオクェ問題)ため、すべての教派で同一のものを用いるわけではない。また、教義上問題とされることはないが、ラテン語のもの、さらにこれに準拠して西方教会系の教派で使われる版には、ギリシア語の原文にはない句「神よりの神」が挿入されている。 またカトリックでもほとんどの教会では現地語の翻訳を用いるため、翻訳に教派独自の解釈が反映される場合もある。.

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ニコライ堂

ニコライ堂(東京都千代田区)。現在の姿は1929年に修復されたもの。 ニコライ堂 1891 ニコライ堂(ニコライどう、)は東京都千代田区神田駿河台にある正教会の大聖堂。「ニコライ堂」は通称であり、日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭(のち大主教)聖ニコライに由来する[タイムトラベル]ニコライ堂 祈り続く丘の尖塔屋根 2012年12月20日 読売新聞 東京夕刊 3頁 写有 (全560字)。 正式名称は「東京復活大聖堂」()であり、イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の復活を記憶する大聖堂である。 日本正教会の首座主教座大聖堂(ロシア正教会の聖堂ではない。後述)。 建築面積は約800平方メートル、緑青を纏った高さ35メートルのドーム屋根が特徴であり日本で初めてにして最大級の本格的なビザンティン様式の教会建築といわれる。1891年に竣工し、駿河台の高台に位置したため御茶ノ水界隈の景観に重要な位置を占めた。関東大震災で大きな被害を受けた後、一部構成の変更と修復を経て現在に至る。1962年6月21日、国の重要文化財に指定された。.

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告解

告解(こっかい・こくかい、Confessio (atque poenitentia), Penance (or Confession), Исповедь)とは、キリスト教の幾つかの教派において、罪の赦しを得るのに必要な儀礼や、告白といった行為をいう。教派ごとに概念や用語が異なっている。カトリック教会および正教会では、教義上サクラメントと捉えられているが、聖公会では聖奠的諸式とされる。プロテスタントではサクラメントとは看做されていない。 「告解」は明治時代から多くの教派で使われてきた表記であるが、2011年現在ではいずれの教派においても日常的な語彙ではなく、ほとんどの場合で異なる語彙の方が、正式な呼称、もしくは通用性の高い呼称としての扱いを受けている。.

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ろうそく

ろうそく (漢字表記:蝋燭あるいは蠟燭、 キャンドル)とは、綿糸などを縒り合わせたもの(ねじりあわせたもの)を芯にして、芯の周囲に蝋(ろう)やパラフィンを成型したもののこと。芯に火を点して灯りなどとして用いる。ロウソク、ローソクとも。 芯の先に点った炎によって周囲の蝋が融けて芯に染み込み、さらにそれが気化して燃焼することで燃え続けるしくみである。炎はほぼ一定の明るさを保つ。粗悪なものを除く。 芯として用いられるのは三つ編みにした綿糸(めんし)やイグサ(灯心草)で、芯を据えた型に蝋(ろう、パラフィン)を流し込んだり、融けた蝋を芯に繰り返し絡ませたりして作られる。 光源の明るさの単位「カンデラ(燭光)」は、もともと特定の規格のろうそくの明るさを基準として決められた単位である。 ろうそくに関する著作では、マイケル・ファラデーの『ロウソクの科学』が有名。.

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イラリオン (アルフェエフ)

イラリオン(修道誓願前の姓:アルフェエフ、Иларион (Алфе́ев), Hilarion (Alfeyev)、1966年7月24日 - )は、ロシア正教会の府主教。渉外局長・モスクワ教区副主教・ヴォロコラムスクの府主教。聖職者であり、神学者であり、歴史学者であり、作曲家である。 出版された著作はロシア語のみならず、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・フィンランド語・セルビア語など多言語にわたった版が存在し、日本正教会の信徒(ニコライ高松光一)によって日本語にも翻訳されている。 名前について英語表記から「ヒラリオン」と転写されるケースがあるが、ロシア語でこのように表記・発音する事は無い("Иларион"をラテン文字転写すると"Ilarion")。.

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イイススの祈り

イイススの祈り(イイススのいのり)とは、正教会で用いられる祈り・祈祷文。「イイスス」とは「イエス」の中世以降のギリシャ語、および教会スラヴ語からの日本正教会による転写である。「イエスの祈り」とも表記される。 イイススの祈りは、4世紀のエジプトの修道士の祈りにもルーツがあるとされる。 正教会以外では「イエスの御名の祈り」、「心の祈り」、「イエスへの祈り」、「イエススの祈り」とも呼ばれる。 イイススの祈りは、繰り返し唱えて用いられる。修道生活の中心にあるともされるが、一般の正教徒にも唱える事が奨められている。イイススの祈りの短縮版である「主、憐れめよ」(ギリシャ語ではキリエ・エレイソン)は、連祷をはじめとして公祈祷・私祈祷の別無く最も用いられる祈りとなっている。イエススの祈りを唱える際に、ある種の呼吸法や体位法といった心身技法が行われるようになり、14世紀のアトスの修道者たちの中で発生した心身技法を伴うイエススの祈りと、それを通して神の光を見ることができるという主張と普及、これを基礎づけるグレゴリオス・パラマスらの文献は(静寂主義)と呼ばれる。心身技法は、徹底的内的静寂の実現のために行われた。.

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イエス・キリスト

イエス・キリスト(紀元前6年から紀元前4年頃 - 紀元後30年頃、Ίησοῦς Χριστός、יְהוֹשֻׁעַ/יֵשׁוּעַ הַמָּשִׁיחַ, )は、ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という意味である。すなわち、キリスト教においてはナザレのイエスをイエス・キリストと呼んでいるが、この呼称自体にイエスがキリストであるとの信仰内容が示されているX.

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イコノスタシス

イコノスタシス(iconostasis、「聖障(せいしょう)」と訳される)とは聖所(せいじょ・内陣)と至聖所(しせいじょ)を区切る、イコンで覆われた壁である。正教会と東方諸教会の聖堂で用いられる。日本正教会ではロシア語の""(イコノスタス)に準拠し「イコノスタス」と呼ばれる事が多いが、ギリシャ語()・英語(Iconostasis)に由来する「イコノスタシス」の表記も用いられる。.

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イコン

イコン(εικών, Икона, Icon, Ikon)とは、イエス・キリスト(イイスス・ハリストス)、聖人、天使、聖書における重要出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた画像(多くは平面)である。"εικών"をイコンと読むのは中世から現代までのギリシャ語による(ειは中世・現代ギリシャ語では「イ」と読む)。古典ギリシャ語再建音ではエイコーン。正教会では聖像とも呼ぶ。.

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オラリ

ラリ(οράριο, орарь, orarion)は、奉神礼の際、輔祭・副輔祭がステハリの上に着用する帯であり、正教会の祭服 。 輔祭が着用する時と、副輔祭が着用する時とで、着用の仕方が異なる。漢字表記では「大帯」「聖帯」がある。エピタラヒリはオラリの変形とされる。.

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カトリック教会

トリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。.

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カテキズム

テキズム (Catechism)は、キリスト教の教理をわかりやすく説明した要約ないし解説の事で、伝統的には洗礼や堅信礼といったサクラメントの前に行われる入門教育(catechesis)で用いられる。文体は問答形式をとることが多い。 カテキズムは歴史的にはもともとギリシャ・ローマの秘教会(英語版)、とくにミトラ教において秘密の教えを授ける為に用いられていたが、キリスト教においても類似の体裁のものを用いるようになった。 κατηχισμός カテーキズモス は、動詞 κατηχέω カテーケオー に由来する。κατηχέω は κατά カタ(下へ)と ηχέω エーケオー(音がする・響く)から構成される語で、文字通りには「下へ向かって鳴る」だが、 「(口頭で)教える・知らせる」という意味になる。 問答形式をとる事が多いため「教理問答」「信仰問答」などが日本語の定訳となっているが、語義的には問答体である必要はなく、実際に問答体ではない例も存在する。今日の問答体によるカテキズムは西方教会(カトリック教会のカテキズム)で成立し、近代以降おもにロシア正教会を中心として東方教会でも用いられた。 なお、日本のカトリック教会では、第2バチカン公会議以前は「公教要理」の訳語が用いられていた。一方、日本正教会では「正教要理」と呼ばれる。.

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キリエ

リエ(Kyrie)はギリシア語の κύριος(kyrios - 主)の呼格κύριεをラテン文字で表わしたもので「主よ」を意味する。また、「キリエ」(もしくは「キリエ・エレイソン」)はキリスト教の礼拝における重要な祈りの一つ。日本のカトリック教会では第2バチカン公会議以降典礼の日本語化に伴い、憐れみの賛歌と呼ばれる。日本正教会では「主、憐れめよ」と訳される。.

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キリスト教

リスト教で最も頻繁に用いられるラテン十字 アギア・ソフィア大聖堂にある『全能者ハリストス』と呼ばれるタイプのモザイクイコン。 キリスト教(キリストきょう、基督教、Χριστιανισμός、Religio Christiana、Christianity)は、ナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教「キリスト教」『宗教学辞典』東京大学出版会、1973年、146頁。「キリスト教」『大辞泉』増補・新装版、小学館、1998年11月20日、第一版、714頁。 小学館、コトバンク。。イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。その多く(正教会正教会からの出典:・東方諸教会東方諸教会からの出典:・カトリック教会カトリック教会からの出典:・聖公会聖公会からの出典:・プロテスタントルーテル教会からの出典:改革派教会からの出典:バプテストからの出典:メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p103 - p105, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353など)は「父なる神」「御父」(おんちち、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)。と「その子キリスト」「御子」(みこ、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)・「子なる神」。と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。 世界における信者数は20億人を超えており、すべての宗教の中で最も多い。.

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キリスト教徒

リスト教徒(キリストきょうと、Christianus; クリスティアーヌス)あるいはクリスチャン(Christian)とは、キリスト教の信徒のことである。 キリスト教はいくつかの教派に分かれているが、ナザレのイエスを救世主キリスト(メシア)と信じ、旧約聖書に加えて、新約聖書に記されたイエスや使徒たちの言行を信じ従い、その教えを守る者がキリスト教徒であると言える。 日本では、明治時代以前、キリスト教徒のことを「キリシタン」と呼んだ。近現代の日本のキリスト教徒はキリスト者(きりすとしゃ)と自称することがある。日本正教会ではロシア語から「ハリスティアニン(Христианин)」との転写も用いられる。.

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キリスト教諸教派の一覧

リスト教諸教派の一覧(キリストきょうしょきょうはのいちらん)は、キリスト教の諸教派(宗派)を歴史的教義的に関係するものをまとめて一覧する。また、各教派に所属する個々の教会組織・教団についても掲載する。.

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ギリシャ正教会

リシャ正教会(ギリシャせいきょうかい)は、以下の三通りの意義に使われる、キリスト教の教派・教会組織を指す言葉。本項では下記1番の用例による、ギリシャ共和国に存在するギリシャ正教会について詳述する。.

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ゲオルギイ・フロロフスキイ

ルギイ・ヴァシリエヴィチ・フロロフスキイ(Георгий Васильевич Флоровский, Georges Vasilievich Florovsky, 1893年9月9日(ユリウス暦8月28日) ロシア帝国 - 1979年8月11日 アメリカ合衆国)は、正教会の神学者、歴史学者、エキュメニズムのパイオニア。セルゲイ・ブルガーコフ、ウラジーミル・ロースキイ、ユスティン・ポポヴィチ、ドゥミトル・スタニロアエらとともに、20世紀の正教会において最も重要な神学者の一人に数えられる。.

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スラヴ人

南スラヴ人 スラヴ人(スラヴじん)は、中欧・東欧に居住し、インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派に属する言語を話す諸民族集団である。ひとつの民族を指すのではなく、本来は言語学的な分類に過ぎない。東スラヴ人(ウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人)・西スラヴ人(スロバキア人、チェコ人、ポーランド人)・南スラヴ人(クロアチア人、セルビア人、ブルガリア人など)に分けられる。言語の共通性は見られ、特に西スラヴと東スラヴは時により北スラヴと分類されることがある。.

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スラヴ語派

ラヴ語派(スラヴごは)とは、インド・ヨーロッパ語族バルト・スラヴ語派の一派で、スラヴ系諸民族が話す言語の総称。かつては同民族の祖先スラヴ人に話される「スラヴ祖語」が存在したと想定されるが、スラヴ人の民族大移動の頃(5 - 6世紀)から分化が進み、次第に各語群が独自の特徴を明確にし始め、12世紀には単一言語としての統一は完全に失われた。.

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ステハリ

テハリ(στιχάριον, стихарь, sticharion, stichar)とは、正教会の奉神礼で教衆(教役者)が着用する祭服の一つ。各種祈祷書等において漢字では祭衣とも表記されるが、この漢字表記は会話では教会内でもあまり使われない。 ステハリは、至聖所に務める教衆が最初に身に着ける祭服である。輔祭、堂役、誦経者といった教衆に着用されるステハリは外部に露出しているため着用の有無が分りやすいが、主教も司祭も、完装する際には諸々の祭服の下に薄地のステハリ(これは祭袍下着ともいう)を着用している。 教衆は、自分で自分を潔めるのみならず、神の恩寵を受けて潔められてはじめて聖務につくことが出来ること、教衆が神の意志に同意し、天使の役目についていることなどを表している。 会衆に対しては、聖神゜(聖霊)の見えない働きの実在を知らしめ、着る人に対しては、奉事に携わるに当たって特別な神恩と守護が与えられていることを自覚させる働きがあり、さらに洗礼着を想起させる働きもある。 ステハリの色は、初期には教衆の潔白を表すために白色・銀色であったが、奉神礼の年間奉事が整備されていくに従って、それぞれの祭(まつり)・斎(ものいみ)に適した色分けが整備されていった。.

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ソルター

ルター()またはサルターと英語で呼ばれ、日本語では詩編集、典礼用詩篇、聖詠経などと呼ばれるのは、キリスト教で『旧約聖書』の「詩編」、教会暦、聖人への祈りなどを内容とする分厚い書物で、中世の終わりごろに『時祷書』(時課経)が正式に現れるまで、おもに教会や修道院や富裕者や初心者がその日およびその時間の礼拝で具体的に何を歌い、祈るかに使われたもので、綺麗に挿絵が施されているのが常であった。.

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サクラメント

ラメント(sacrament、sacramentum)は、キリスト教において神の見えない恩寵を具体的に見える形で表すことである。それはキリスト教における様々な儀式の形で表されている。 ただし現在のキリスト教においては教派によってその指し示す内容、さらには日本語訳として用いられる表現も異なっている。例えば、カトリック教会では秘跡、聖公会では聖奠(せいてん)、プロテスタント教会では礼典、正教会では機密と呼ばれる。 ラテン語に由来する"Sacrament"(サクラメント)は、西方教会では一般的な用語であるが、正教会ではギリシア語の"μυστήριον"(ミスティリオン)や、これを語源とする英語の"Mystery"(ミステリー)などが用いられる。日本の正教会でももっぱらギリシア語からの直訳的な機密との呼称を用い、これを「サクラメント」と呼ぶ事はない。 他方、キリスト友会や救世軍のように、サクラメント自体を否認する教派も存在する。.

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傅膏機密

傅膏機密(ふこうきみつ、Χρίσμα, Миропомазание, Chrismation)は正教会の七つの機密のひとつ。聖洗礼儀と呼ばれる奉神礼において、洗礼機密の直後に、聖膏を塗ることで執行される。 洗礼機密と傅膏機密を含む聖洗礼儀の構成は、4世紀のギリシャ教父であるイェルサリムの聖キリル(エルサレムの聖キュリロス)が著した『啓蒙者の為の機密講話』(Catecheses mystagogicae)に言及されており、洗礼機密と傅膏機密が連続して行われる事は当時から現代の正教会に至るまで変わらない伝統として保持されている。 カトリック教会・聖公会での堅信に相当するが、カトリック教会・聖公会における幼児洗礼の場合には、堅信は信仰の自覚ある者に成長してから洗礼と別に行なわれるのが一般的であるが、正教会の傅膏機密は幼児洗礼の場合にも、洗礼機密に引き続き行なわれる(現代の西方教会では成人洗礼の場合、洗礼と堅信を同時に行うことも珍しくない)。.

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再建

再建(さいけん).

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八調

八調(はっちょう、οκτοηχος, Octoechos)とは、正教会の教会音楽で用いられる八種の音階・音楽パターン・祈祷文をいう。ダマスコの克肖者聖イオアンが体系化したとされている。ギリシャ語・英語の"οκτοηχος", "Octoechos"は、八調によって構成される祈祷書「八調經(はっちょうけい・八調経)」をも指す。 ギリシャ系の正教会の語義では、祈祷書である"οκτοηχος"(オクトイホス)は主日(日曜日)の奉神礼のための、八種の週替りの復活の祈祷文を扱う祈祷書のみを指し、これは"Anastasimatarion"(アナスタシマタリオン)とも呼ばれる。平日にも使われるギリシャ語の祈祷書は"Parakletiki"(パラクレティキ)と呼ばれる。 スラヴ系の正教会の語義では、祈祷書である"Октоих"(オクトイフ)には全ての平日に用いられる祈祷文が含まれており、ギリシャ系正教会のパラクレティキに相当する。 パラクレティキの最終的な形は、9世紀の聖人である聖歌者聖イオシフに拠るところが大きいとされる。.

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公祈祷

公祈祷(こうきとう)は、カトリック教会と正教会において、聖堂等において行われる公的な礼拝を指す言葉。.

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典礼

典礼(てんれい)とは、定まった儀式・儀礼あるいはこれを司る役である。通常はキリスト教(カトリック教会)のそれを指すことが多いが、釈奠典礼とも呼称される儒教の祖孔子を祀る儀礼である釈奠なども一般に典礼と呼ばれる。 本項目ではカトリック教会における典礼、すなわち公的礼拝およびその様式について述べるが、媒体によってはカトリック教会に限定されない術語として「典礼」が用いられる場合もあるため、キリスト教の他教派のものについても部分的に解説する。.

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光栄讃詞

光栄讃詞(こうえいさんし、Краткое славословие)は、光栄が至聖三者(父と子と聖神゜)に帰す事を示す、正教会における祈祷文。日本正教会による訳語。聖詠や讃詞等の各種祈祷文に挿入するなどして頻繁に用いる。 原文はギリシャ語であり、これを日本語訳したものは他教派にも存在する。ただし「光栄讃詞」との名で呼び、かつ以下の訳文を用いるのは日本正教会である。他教派では頌栄等の呼称を用いる。 挿入する際に、以下のように「光榮~歸す」と「今も~アミン。」を分ける場合もある。 (前に続く).

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礼典

典(れいてん)は、Ordinanceあるいはサクラメントの訳語として、キリスト教のプロテスタントで用いられる言葉。.

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礼拝

拝(れいはい、らいはい)は、宗教において神や仏などを拝むこと。仏教においてのみ「らいはい」、それ以外は「れいはい」と読む。.

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神品 (正教会の聖職)

宝冠を被って奉事に当たっているのが主教である。正教会では祭日ごとに祭服の色を統一して用いるのが一般的であり、このように諸神品が別々の色の祭服を用いるケースはそれほど多くはない。また、祭服をこのように完装するのは写真撮影などの特別な場合を除いて公祈祷の場面に限られている。 神品(しんぴん)とは、神品機密に於いて主教から叙聖された正教会の聖職者。日本正教会による用語である。 神品には大きく分けて主教(主教品)、司祭(司祭品)、輔祭(輔祭品)の三種がある。副輔祭、誦経者は神品に含まれない。輔祭になる前に結婚するのであれば、正教会の輔祭・司祭は妻帯が可能である。.

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神品機密

品機密(しんぴんきみつ、Ιερωσύνη, Священство, Holy Orders)とは正教会において神品(主教・司祭・輔祭)を任ずる機密のこと。主教が神品機密を執行して新たに神品に任ずることを叙聖(じょせい)という。聖体礼儀において行われる。 正教会の聖職者・教役者のシステム・位階については神品 (正教会の聖職)・教衆を参照。 カトリック教会における叙階(じょかい)の秘跡に相当する。.

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祭服

祭服(さいふく)とは.

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祈り

りを捧げるマグダラのマリア (19世紀、アリ・シェフェールによる) 祈り(いのり)とは、神などの人間を超える神格化されたものに対して、何かの実現を願うことである。祈祷(きとう)、祈願(きがん)ともいう。儀式を通して行う場合は礼拝(れいはい)ともいう。.

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祈祷書

祷書(きとうしょ)とは、広義には、諸宗教において、信者が行うべき公に認可された祈祷文を集め、編集した書をいう。狭義には、広義の祈祷書のうちそれぞれの教派において「祈祷書」として分類されているものを祈祷書という。.

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祈祷書 (正教会)

本項は正教会における祈祷書を扱う。.

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秘跡

跡(ひせき、μυστηριον、sacramentum、sacrament, サクラメント)は、カトリック教会の用語で、「イエス・キリストによって制定され、教会にゆだねられた、神の恵みを実際にもたらす感覚的しるし」のことカトリック教会のカテキズムより。(『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』137頁、カトリック中央協議会 ISBN 978-4-87750-153-2 )。かつては「秘蹟」とも書かれていた。キリスト教の他の教派にも相当するものがあるが、日本では教派によって訳語が異なる。 秘跡(サクラメント)は、正教会では「機密(きみつ)」、聖公会では「聖奠(せいてん)」、プロテスタントでは「礼典・聖礼典(れいてん、せいれいてん)」などと言い、意味も異なっていることがある。.

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痛悔機密

痛悔機密(つうかいきみつ、Εξομολόγηση, Исповедь, Penance)とは、正教会における機密の一つ。痛悔機密は罪によって正教徒が教会生活から離れた時の、教会における神との和解の正式な儀礼として位置づけられ、神と人に対して謝罪し、神との交わりに復帰する意義をもつ高橋保行『ギリシャ正教』204頁 - 205頁 講談社学術文庫 1980 ISBN 9784061585003。また、信者の生活の主要な活力の源であるともされる。 カトリック教会のゆるしの秘跡、聖公会における個人懺悔に相当する。 「懺悔」の語が日本正教会で用いられる事は無い。礼儀(儀礼)の名称としては告解禮儀(告解礼儀)との名があるが、日常的には殆ど用いられず、専ら「痛悔」「痛悔機密」の語彙が用いられる。 「痛悔」の語は正教会のみならず稀に他教派でも古い文献で用いられたものがあるが、本項では正教会における痛悔と痛悔機密について詳述する。.

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生神女

生神女(しょうしんじょ、Θεοτόκος, 教会スラヴ語・ロシア語・ブルガリア語: Богородица, Theotokos)とは、「神を生みし女」を意味する、正教会におけるイエスの母マリアに対する敬称。一般に言われる聖母マリアの事であるが、日本正教会では聖母という表現は用いられず専ら「生神女」「生神女マリヤ」「生神女マリア」との表現が用いられ、生神女マリアを単に聖母マリアという語に限定してしまうのは誤りであるとされる。正教会では生神女マリヤを神の母・第一の聖人として位置付けている。.

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聖変化

聖変化(せいへんか、、、)は、カトリック教会のミサや正教会の聖体礼儀においてパンとぶどう酒がイエス・キリストの体(聖体・聖体血)に変化すること。.

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聖三祝文

ラフィムが描かれている。(画:ヴィクトル・ヴァスネツォフ、1901年) 至聖三者』(アンドレイ・ルブリョフによるイコン) 聖三祝文(せいさんしゅくぶん、Τρισάγιος ύμνος トリサギオス イムノス, Трисвятое トリスヴャトイェ, Trisagion)とは、至聖三者に対して祈る正教会の祈祷文であり、日本正教会での訳語。「聖三の歌(せいさんのうた)」とも呼ばれる。「トリサギオン」「トリサジオン」は英語等から転写した片仮名表記であるが、日本正教会ではこの表記はほとんど用いられない。 聖体礼儀のほか、他の毎日の奉神礼においても大変頻繁に用いられる。埋葬式でも用いられる。 聖三祝文とは呼ばれないが、同種の祈祷文はカトリック教会にも存在し、聖金曜日に用いられる。ただし使用頻度は正教会に比べると圧倒的に少ない。また、非カルケドン派のコプト正教会でも使用される。.

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聖人

聖人(せいじん[漢音]、しょうにん[呉音])とは、一般的に、徳が高く、人格高潔で、生き方において他の人物の模範となるような人物のことをさす。主に特定の宗教・宗派の中での教祖や高弟、崇拝・崇敬対象となる過去の人物をさすことが多い。一般的な読み方は「聖人」(せいじん)であるが、仏教の場合は「聖人」(しょうにん)と読むことがある。.

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聖伝

聖伝あるいは聖伝承(せいでん、Sacred Tradition, Holy Tradition)は、キリスト教における伝承のこと。正教会、東方諸教会、カトリック教会、聖公会では重要視される。 聖伝の位置づけについては正教会とカトリック教会の間に違いがある。前者は「聖伝の中に聖書が含まれる」と捉えるのに対し、後者は「聖書と聖伝」と並び称す。 他方、プロテスタントでは位置付けが異なり伝統と訳すが、伝統をどこまで認めるかには幅があり、純粋に聖書のみを主張する者も居れば、逆にカトリック教会に近い伝統主義の者などもいる。.

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聖体礼儀

聖体礼儀(聖體禮儀、せいたいれいぎ、,, )は正教会で最も主要な機密である聖体機密を含む、最も重要な奉神礼。 正教会において聖体礼儀は、「教会それ自体の真の本質であるたったひとつの共同の機密」「天上と地上の神の共同体としての教会の本質の一つの機密的現れ」「ハリストスの神秘的な『からだ』」「ハリストスの『花嫁』としての教会のかけがえのない機密的啓示」であるとされる。それゆえ場合によっては、単に「祈りの一つ」「機密の一つ」と捉えることを否定するのみならず、「最大の祈祷」「最高の祈祷」という表現すら(祈祷という枠組みにとどまらないのでそうした表現をさらに越えると捉えられることから)不適当であるとされることすらある。 イイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシャ語読み)自身により、機密制定の晩餐(最後の晩餐)において制定されたとされる。 聖体機密のみならず神品機密も聖体礼儀において行われる。 聖体礼儀をはじめとする奉神礼は教会の聖伝であり、正教会である限り聖体礼儀の構造への恣意的な変更は認められない。 聖体にかかる礼拝という点ではカトリック教会のミサ、聖公会およびプロテスタントにおける聖餐式に相当するが、正教会の聖体礼儀とカトリック教会のミサとは形式は全く異なるものであり、聖体礼儀をミサと呼ぶのは誤りである。.

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聖体機密

聖体機密(Ευχαριστία, Евхаристия (причащение), Holy Communion (Eucharist))とは、ハリストス(キリスト)の体と血となったパンと葡萄酒を食する(領聖する)正教会の機密。正教徒のみが与る。 罪の赦し、永遠の生命、ハリストスとの交わりといった恩寵を得るとされる。.

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聖別

聖別(せいべつ、ἁγιασμός, consecration)は、カトリックや聖公会などで使用される神学用語。正教会では成聖(せいせい)という。.

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聖ゲオルギオス教会

当記事聖ゲオルギオス教会は、聖ゲオルギオスを記念・記憶する教会についての曖昧さ回避記事。 教派・教会により、聖ゲオルギオス大聖堂、聖ゲオルギオス聖堂、聖ゲオルギオス教会といった複数の表記パターンがある。また、各言語において「聖ゲオルギオス」に相当する人名表記が異なる。各言語表記の教会名も列記する(記事名となっているギリシャ語表記を筆頭とし、以下言語別50音順)。.

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聖傅機密

聖傅機密(せいふきみつ、Ευχέλαιο, Елеосвящение (соборование), Unction)は、正教会において、病に際して神による癒しの奇蹟と恩寵を求め、聖油を身体の各所に傅ける(つける)機密『正教要理』93頁 - 94頁、日本ハリストス正教会教団、1980年12月12日初版発行『ギリシャ正教』p205 - p207, 講談社学術文庫 1980年7月10日(初版)、2004年12月20日(第23刷) ISBN 9784061585003。この機密が執行される奉神礼は聖傅礼儀(せいふれいぎ)である。 医学に代わって治療することを目的としていない。正教徒は病気の中にハリストス(キリスト)の道を見出し、病気を克服するように祈ることが求められる。聖傅機密において詠まれるハリストスの病気に対する姿勢を聞く事が、どのように病を制し治めるかについて正教徒が心構えをする機会となる。 信仰の強さと神の意志があれば、病が癒される奇蹟が起き得る事を正教会は肯定し、聖傅機密の目的は癒しと赦しであるとする。しかしながら肉体の癒しだけが神の意志であるとは限らない。聖傅機密の真の目的は、肉体のつらさが聖とされ、病者の苦しみが復活に至る強さを病者が与えられることにあるとされるトマス・ホプコ著・イオアン小野貞治訳『正教入門シリーズ2 奉神礼』p20 - p21, 西日本主教区(日本正教会)。 なお、西方教会と異なり、正教会は聖傅機密を臨終にある者に限定することは無かった。正教会においては、臨終にある者のためには「臨終規程 - 霊魂出離の祝文」がある。 病からの快復を祈る際には、聖傅機密・聖傅礼儀ではなく、病者平癒の祈祷が行われることも多い。.

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聖公会

聖公会(せいこうかい、Anglicanism, Anglican Church)は、イングランド国教会 (Church of England) の系統に属するキリスト教の教派。「聖公会」とは聖なる公同の教会(holy catholic church)という意味であり、1887年から日本で、その後中国でも用いられるようになった名称である。 聖公会は自らを、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間として位置づけ、そのことから「中道(Via Media)」の教会であると自認している(系統概略図も参照)。 世界各地にある聖公会の諸教会の世界的連合を、アングリカン・コミュニオン (Anglican Communion)という。アングリカン・コミュニオンはイングランド国教会を母体とし、カンタベリー大主教の指導的地位を認めるが、裁治権はカンタベリー大主教にはない。聖公会の教会組織は、国家ごとに独立して自治を行う形態をとっている。.

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聖歌

聖歌(せいか)は、キリスト教において用いられる宗教歌を幅広く指す語である。教派ごとにその指す内容は若干異なるが、下記のように「賛美歌」などに比べて広義の意味合いをもつ事が多い。.

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聖書

聖書(せいしょ)とは、キリスト教、ユダヤ教の教典、正典であり、イスラム教でも教典とされている。.

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領聖

聖(りょうせい)とは正教会(ギリシャ正教)において、ハリストス(キリストを中世以降のギリシャ語で読んだ転写)の尊体(そんたい)・尊血(そんけつ)に聖変化したパンと葡萄酒を領食(りょうしょく)すること。日本ハリストス正教会の用語。カトリック教会の聖体拝領、聖公会・プロテスタントの陪餐に相当する。 正教会では、相互間で承認を受けた正教会の信徒以外に領聖することを認めていない。 多くは聖体礼儀において行われるが、病床にある病人が司祭から尊体・尊血を受けるなどの場合もある。.

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詠隊

在のコンスタンディヌーポリ総主教座聖堂である聖ゲオルギオス大聖堂の内観。奉神礼時の光景。右詠隊(正教会の詠隊が左右に分かれる場合の、右側の詠隊を指す語)が歌っている。左側に至聖所のイコノスタシスが写っている。 詠隊(えいたい)とは、正教会の奉神礼(礼拝・典礼)において果たされる定められた役割、および定められた役割を担う人々のことを言う。他教派のキリスト教における聖歌隊とほぼ同義の意味で用いられることもあるが、後述の通り、文脈によっては微妙に異なる意味で使われている場合がある。.

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誦経 (正教会)

誦経(しょうけい)とは、正教会において祈祷文が詠まれる行為を言う日本正教会の用語。 正教会においては、誦経者・誦経奉仕者によって誦経が行われる。誦経には「音読する」というよりも「歌う」姿勢が求められる。一定の音程を保つ事で祈祷全体の流れを損なう事が無いように注意することが求められ、さらに神品(聖職者)および詠隊(聖歌隊)と連携を密に行い奉神礼を滞りなく行うに当たり、技量と知識と精神性を要求される役割である。 なお、誦経者・誦経奉仕者は一つの奉神礼に1人で当たらなければならない規定は存在せず、(日本正教会ではあまり多く見られないが)複数人が祈祷の区切り部分で交代してこの任に当たること、詠隊の任を兼ねることも出来る。.

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誦経者

誦経者(しょうけいしゃ)は、神品機密を経ない正教会の教衆であり、誦経の役割を務める者である。カトリック教会の読師に相当する。.

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説教

説教(せっきょう)とは、宗教の教義・教典を、その信者や民衆に、口頭で説き明かすこと。また、そこで話される内容そのものを指す場合もある。転じて、目下の者に対して、教え導くために言い聞かせることや、堅苦しい教訓をいう場合もある(「親に説教される」など)。 本来の語義における説教の場面では、説教をする者(説教者、説教家)は、一般信徒や民衆よりも高度で専門的な教義・教典についての知識や見識を有する者であること、さらにそれをわかりやすく教え伝える能力に長けていることが期待される。.

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高橋保行

イオアン高橋保行(たかはし やすゆき、イオアンは聖名:1948年 - )は、正教会の長司祭、神学者、歴史家。 東京都生まれ。1972年、聖ウラジミール神学大学院卒業。1974年、東京復活大聖堂司祭に叙聖される。1993年から東京女子大学講師として教鞭をとった。また日本ハリストス正教会の聖職者養成機関である東京正教神学院でも講師を務めた。後にアメリカ合衆国に渡り、2008年6月現在アメリカ正教会で司祭職を務めている。.

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讃詞

讃詞(さんし、τροπάριον、ロシア語: тропа́рь、Tropar、troparion, tropar)とは、正教会における祈祷文の種別。スラヴ語から片仮名転写して「トロパリ」とも呼ぶ。 狭義には発放讃詞(はっぽうさんし、ἀπολυτίκιον)と呼ばれる、祭日における最も重要な要素を表す祈祷文を指す。 広義にはカノンの讃詞、讃頌、小讃詞、坐誦讃詞など)といった様々な祈祷文を指す。.

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輔祭

輔祭(ほさい、Διάκονος、Диакон、Deacon)は正教会における神品(聖職者)の職分のひとつ。主教・司祭の許(もと)で、主教・司祭を奉神礼において補佐する。日本正教会の訳語。男性の正教徒が主教による神品機密によって叙聖されることにより、輔祭職に就く。 他教会との比較では、カトリック教会の助祭、聖公会の執事に相当する。なお、正教会における「執事」は、他教派では一般の信徒が務める「教会役員」等に相当する。 輔祭の中に細分化された位階として、首輔祭・長輔祭がある。稀に「補祭」との表記が見られるがこれは誤りである。.

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至聖所

至聖所(しせいじょ)は、宗教的建築物の最も神聖な場所の呼称として幅広く用いられている。エジプトの神々を奉った神殿や、聖書の幕屋および神殿などにおいて、一番奥の部屋のことを指す。.

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長司祭

長司祭(ちょうしさい)とは正教会における司祭の職位。功労に応じて主教から司祭に与えられる栄誉としての称号。主教から権限を分与されて機密執行に携わるという面で通常の司祭と異ならないが、功労に応じて特別な祭服・帽子(パーリツァ・カミラフカ・稀にミトラなど)が与えられてこれを着用する。通例、妻帯司祭(在俗司祭)に与えられる称号であり、修道司祭には与えられない(掌院・典院も参照)。 司祭から長司祭に挙げられる場合、「叙聖」ではなく「昇叙」(しょうじょ)の語彙が用いられる。.

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長屋房夫

イオアン 長屋 房夫( - ながや ふさお、1950年 - )は、正教会の長司祭。ロシア正教会駐日ポドヴォリエに所属する。「イオアン」は聖名(「イオアンニス」と現代ギリシャ語で表記されることもある)。北海道生まれ。.

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連祷

連祷(れんとう、ἐκτένεια, Ектения, Ektenia)とは、正教会における公祈祷(礼拝)の重要な構成要素の一つ。 輔祭(輔祭がいない場合は司祭)と詠隊(聖歌隊)が歌い交わす形式を採る。.

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東京書籍

東京書籍株式会社(とうきょうしょせき、略称:東書(とうしょ)、英語:TOKYO SHOSEKI CO.,LTD.)とは、教科書をはじめとする出版事業等を営む企業である。.

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東方典礼

東方典礼(とうほうてんれい)は、以下の2つについて言及される。.

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機密 (正教会)

正教会における機密(きみつ、μυστήριον, Таинство)とは、「主(イイスス・ハリストス(イエス・キリスト))がすべての信者に恩寵を与えようとして自ら定める、見える状態でもって信者の霊魂に見えない神の恩寵を授けるものマカリイ p.381 - p.382」とされる。 狭義の機密は七件機密など、目に見える形で神の恩寵が授けられるものを指すが、広義の機密概念は、教会そのものを機密と捉える。 狭義の機密は、聖体礼儀等、定められた各種儀礼・形式に沿って執行される。西方教会でのサクラメント(カトリック教会では秘跡、プロテスタント教会では礼典、聖公会では聖奠と呼ばれる)に相当する。.

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正教会

Σημειώσεις από τις παραδόσεις τού καθηγητού Ι. Δ. Ζηζιούλαより)。 正教会(せいきょうかい、Ορθόδοξη Εκκλησία、Православие、Orthodox Church)は、ギリシャ正教もしくは東方正教会(とうほうせいきょうかい、Eastern Orthodox Church)とも呼ばれる、キリスト教の教会(教派)の一つ。 日本語の「正教」、英語名の"Orthodox"(オーソドックス)は、「正しい讃美」「正しい教え」を意味するギリシャ語のオルソドクシア "ορθοδοξία" に由来する。正教会は使徒継承を自認し、自身の歴史を1世紀の初代教会にさかのぼるとしている『正教会の手引き』8頁 - 11頁。 なお「東方教会」(とうほうきょうかい)が正教会を指している場合もある。 例外はあるものの、正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本である。コンスタンディヌーポリ総主教庁、アレクサンドリア総主教庁、アンティオキア総主教庁、エルサレム総主教庁、ロシア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会、ブルガリア正教会、グルジア正教会、ギリシャ正教会、日本正教会などは個別の組織名であって教会全体の名ではない。いずれの地域別の教会組織も、正教として同じ信仰を有している。教会全体の名はあくまで正教会であり、「ロシア正教に改宗」「ルーマニア正教に改宗」といった表現は誤りである。 なお、アルメニア使徒教会、シリア正教会、コプト正教会、エチオピア正教会なども同じく「正教会」を名乗りその正統性を自覚しているが、上に述べたギリシャ正教とも呼ばれる正教会とは別の系統に属する。英語ではこれらの教会は"Oriental Orthodox Church"とも呼ばれる。詳細は非カルケドン派正教会を参照。.

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正教会暦

正教会暦(せいきょうかいれき、Ορθόδοξο εορτολόγιο, Православный календарь, Eastern Orthodox liturgical calendar)とは、正教会で用いられる暦。正教徒の送る信仰生活における一定の生活様式の習得と保持といった役割や高橋 p210、正教会の生活における「時の成聖」の役割を担うほか、常に起きるかつて起きた出来事の今日的現実化をもたらすアルフェエフ、高松 p95。 正教会暦に従い奉神礼が構成される。聖書の読む箇所、聖人や出来事の記憶日、主要な年間の祭日に関連する祭日・斎日(ものいみび)のルールにも関わっている日本ハリストス正教会教団が毎年発行している『正教会暦』にも、聖書の読む箇所、聖人や出来事の記憶日、主要な年間の祭日に関連する特別な祭日・斎日が記載されている。これは他国の暦も同様である。。正教会暦は9月1日に始まるユリウス暦を使用する正教会における正教会暦上の「9月1日」は、21世紀現在のグレゴリオ暦では9月14日に相当する。。 正教会暦は、復活大祭(パスハ)を中心とする周期を構成する動暦と、日にちで固定されている不動暦とで構成される高橋 p211。そのうち、祭日については、動暦に属するものは移動祭日(Moveable Feasts)、不動暦に属するものは固定祭日(Fixed Feasts)と呼ぶ。移動祭日は全て復活大祭に関わるものであり、復活大祭に応じて年毎に祝われる月日が変わる。他方、固定祭日は毎年同じ月日に祝われるものであるホプコ、小野 p39。 聖人を記憶する祭などは、絶えず増補がなされている。正教会において正教会暦は固定化したものではなく、生きた聖伝を構成している。.

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正教徒

正教会の教会機構の図解。 正教徒(せいきょうと)とは、キリスト教の教派のひとつである正教の信者を意味する用語。正教信徒(せいきょうしんと)とも。日本ハリストス正教会でも頻繁に用いられる。一般には7つの全地公会議を認める諸教会(Eastern Orthodox)の信徒を指し、非カルケドン派(Oriental Orthodox)に所属する教会の信徒にはあまり用いられない。 グルジア正教会、ブルガリア正教会、セルビア正教会、ロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会等、そのいずれもが正教会なのであり、同じ信仰を有している。 教義・教理は全く同じであり、機密(秘蹟)はいずれの教会のものも相互に有効であるとされ、いずれの教会に属する信徒も「正教徒」と呼ばれ、教会間の相互領聖は完全に行われており、フル・コミュニオンの関係にある。.

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永眠

永眠(えいみん)とは、人の死去のこと。本項では特に、キリスト教諸教派における用語・概念について詳述する。 正教会で人の死を指す正式な用語である。プロテスタントでは信者の死を「召天」とも言うが、「永眠」の語も用いられる。これに対し、カトリック教会では帰天と言う。 永眠した人のことは「永眠者」(えいみんしゃ)と言う。正教会で一般的であるが、プロテスタントにも見られる表現である。.

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永遠の記憶

ヴァの手を取り人々を地獄から引き上げる情景。他、小さく左上に、十字架上のハリストス受難の光景、ハリストス埋葬、空の墓が描かれている。 永遠の記憶(Αιωνία η μνήμη, 教会スラヴ語: Вечная память, Memory Eternal)とは、正教会における祈祷文。 埋葬式、パニヒダ、永眠者のためのリティヤなどの末尾に詠隊によって歌われるほか、永眠した者の霊の安息を神に願い祈る際に、「永遠の記憶」と単独で用いられる。その対象は正教徒に限定されず、正教徒では無い永眠者の霊の安息を祈る「異教人のパニヒダ」の末尾でも「永遠の記憶」が歌われる。.

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洗礼機密

洗礼機密(せんれいきみつ、Βάπτισμα, Крещение, Baptism)は正教会の七つの機密のひとつである。洗礼式や聖洗禮儀(せいせんれいぎ)と呼ばれる奉神礼の一部を構成する。 洗礼は、信徒が神の僕である事の印であるとされる。 洗礼機密と傅膏機密を含む式次第は相当に古い起源を有する。4世紀のギリシャ教父であるイェルサリムの聖キリル(エルサレムの聖キュリロス)が著した『啓蒙者の為の機密講話』(Catecheses mystagogicae)の中で語られている事柄の大半が、今もこの洗礼の奉神礼に見出せる。.

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振り香炉

振り香炉を準備する三人の輔祭。ステハリを着用し、オラリと呼ばれる帯を肩から垂らしている。 振り香炉(ふりこうろ)とは、キリスト教の礼拝(奉神礼・典礼)に用いられる香炉。正教会でしばしば使われる。カトリック教会でも使われるが、使用頻度は減っている。聖公会でも時・場所によっては用いられることがある。.

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日本ハリストス正教会

函館ハリストス正教会復活聖堂 聖マトフェイ聖堂 日本ハリストス正教会(にほんハリストスせいきょうかい)は、キリスト教の教会。自治独立が認められている正教会所属教会のひとつである。ハリストスは「キリスト」の意(こうした独自の表記・翻訳については後述する)。英語表記は"Orthodox Church in Japan"である(略号はOCJ)。 通称・略称として日本正教会とも呼ばれる。1970年以前、自治正教会となっていなかったころにも、日本の正教会は日本人正教徒およびロシア人正教徒から「日本正教会」と呼ばれていた。 正教会は一カ国に一つの教会組織を置くことが原則だが(日本正教会以外の例としてはギリシャ正教会、ロシア正教会、ルーマニア正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉しているわけでは無く、同じ信仰を有している。 19世紀後半(明治時代)に、ロシア正教会の修道司祭聖ニコライ(のち初代日本大主教)によって正教の教えがもたらされ、これがその後の日本ハリストス正教会の設立につながった。聖ニコライによって建立されたニコライ堂(東京復活大聖堂)、函館の復活聖堂、豊橋の聖使徒福音記者マトフェイ聖堂は、国の重要文化財。 本項では日本ハリストス正教会で用いられている用語を断りなく用いることがある。.

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早課

早課(そうか、ὄρθρος、Утреня、Matins)とは正教会の奉神礼(昼夜奉事)の一つ。正教会の全昼夜奉事の中で最も複雑かつ長大な構成を持つ。 カトリック教会の朝課に相当するが、祈祷の構成は大きく異なったものとなっている。.

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懺悔

懺悔(さんげ)とは、それぞれの宗教における神、聖なる存在の前にて、罪の告白をし、悔い改めることをいう。.

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教会

教会(きょうかい).

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教会暦

教会暦(きょうかいれき)とは、キリスト教で用いられる暦のこと。典礼暦(てんれいれき)ともいわれる典礼がカトリック教会において頻繁に使われる単語であることから、「典礼暦」という用語もカトリック教会で頻繁に使われるが、出典の通り、プロテスタントにおいても「典礼暦」という用語が使われる事例も若干ある。。太陽暦の1年を周期とし、各日の起算は日没を以ってする。以下では教会暦を、正教会とカトリック教会と聖公会の具体例を挙げて説明する。.

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教理

教理(きょうり、doctrina, doctrine、ドクトリン)は、宗教上の教え。ここではキリスト教における「教理」(doctrine)の語義とその指す内容とを、おもに教派別に扱う。「教義」(dogma)と同義の場合もあれば、異なる意義を持つ場合もある。キリスト教における「教理」の語義は、教派や時代によって異なっている。 近年のキリスト教関連の著作物では、dogmaに「教義」を、doctrineに「教理」を当てているが、日本の和英辞典では特に使い分けをしていないものもある。本項では、訳語「教理」「教義」が、"doctrine" "dogma" に対応して使い分けられている用例を中心に概念整理をした上で、各教派における理解につき詳述する。.

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教衆

教衆(きょうしゅう、κλήρος, Клир)とは、広義には正教会の教役者、すなわち、神品、および正教会の奉神礼において神品を補助する者の総称であるが、狭義には奉神礼において神品を補助する者のみを指す。現代の日本正教会では後者(狭義)の用例が多い。ロシア語から片仮名転写された「クリル」との表記もある。 宝冠を被って奉事に当たっているのが主教である。正教会では祭日ごとに祭服の色を統一して用いるのが一般的であり、このように諸神品が別々の色の祭服を用いるケースはそれほど多くはない。また、祭服をこのように完装するのは写真撮影などの特別な場合を除いて公祈祷の場面に限られている。なおこの画像には堂務者は写っていない。 教衆には、以下の者が含まれる。.

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教派別のキリスト教用語一覧

教派別のキリスト教用語一覧(きょうはべつのキリストきょうようごいちらん)ではキリスト教の日本語における用語を、教派別・分野別に一覧表にして扱う。相当する外国語として英語による語彙も一覧に掲載する。 日本におけるキリスト教は、東西教会の分裂(8世紀頃から13世紀頃にかけて)と、西方教会内の分裂である宗教改革(16世紀頃)が起きた後に宣教されている。すなわち教派の分裂が画定された後に宣教された事を意味する。 カトリック教会・正教会・聖公会・プロテスタント諸派といった教派ごとに翻訳が展開されるという歴史的経緯がある事から、日本語以外の言語では教派ごとに違う言葉を用いていなくとも、日本語では全く違う訳語を教派ごとに使用するケースが今日に至るまで少なくない。また、教派ごとの概念の違いが訳語に反映されているケースも多く、単なる言い換えでは対応出来ない場合もある。詳細はそれぞれのリンク先記事を参照。 本項ではこれら教派ごとに用いられている日本語の用語・語彙の対照整理を行い、一覧対照表を作成、4つの教派(正教会・カトリック教会・聖公会・プロテスタント諸派)の間で相当する語彙を示す。.

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晩課

晩課(ばんか)とは、正教会の晩の奉神礼、およびカトリック教会の晩の典礼をいう。英語の"Vespers"に対応する、両教派に共通する訳語であるが、教派によって構成はかなり異なっている。音楽作品についてはラテン語("Vesperae")からそのまま転写してヴェスペレと呼ばれる事がある。 東西教会の別を問わず、教会暦は日没を一日の区切りとするため、いずれの教派においても、日没後に行われる晩課は、一日の初めの時課となる。 聖公会での夕の礼拝(Evening Prayer)に相当する。.

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時課

時課(じか、ὧραι, Divinum Officium, Часы, Hours)とは、キリスト教(正教会・カトリック教会)における特定の奉神礼・典礼を指す用語。.

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時課経

時課経(じかけい、῾Ωρολόγιον, 教会スラヴ語: Часocлoвъ, Ceaslov, Horologion)は、正教会の奉神礼で用いられる祈祷書のひとつ。平日・主日の通常の祈祷で誦経者により頻繁に誦読される聖詠・讃詞・祝文をまとめてある。 日本正教会訳(日本語訳)の時課経の初版は1884年(明治17年)。1998年(平成10年)に、殆ど初版と同様の形で再版された。.

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10世紀

江南の爛熟。画像は顧閎中が描いた「韓煕載夜宴図(北京故宮博物館蔵)」。五代十国南唐の後主李煜時代の宮廷の優雅な様子がしのばれる。 コルドバ。画像はコルドバにあるメスキータの円柱の森。10世紀末までに歴代の後ウマイヤ朝カリフによって改築が続けられ今ある姿となった。 10世紀(じっせいき)とは、西暦901年から西暦1000年までの100年間を指す世紀。1千年紀における最後の世紀である。.

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12世紀

アンコールの地にアンコール朝の王スーリヤヴァルマン2世はアンコール・ワットの建設を行い、続くジャヤーヴァルマン7世はアンコール・トムを築いた。画像はアンコール・トムのバイヨン四面像(観世菩薩像)。 12世紀(じゅうにせいき)とは、西暦1101年から西暦1200年までの100年間を指す世紀。.

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17世紀

ルイ14世の世紀。フランスの権勢と威信を示すために王の命で壮麗なヴェルサイユ宮殿が建てられた。画像は宮殿の「鏡の間」。 スペインの没落。国王フェリペ4世の時代に「スペイン黄金時代」は最盛期を過ぎ国勢は傾いた。画像は国王夫妻とマルガリータ王女を取り巻く宮廷の女官たちを描いたディエゴ・ベラスケスの「ラス・メニーナス」。 ルネ・デカルト。「我思う故に我あり」で知られる『方法序説』が述べた合理主義哲学は世界の見方を大きく変えた。画像はデカルトとその庇護者であったスウェーデン女王クリスティナ。 プリンキピア』で万有引力と絶対空間・絶対時間を基盤とするニュートン力学を構築した。 オランダの黄金時代であり数多くの画家を輩出した。またこの絵にみられる実験や観察は医学に大きな発展をもたらした。 チューリップ・バブル。オスマン帝国からもたらされたチューリップはオランダで愛好され、その商取引はいつしか過熱し世界初のバブル経済を生み出した。画像は画家であり園芸家でもあったエマヌエル・スウェールツ『花譜(初版は1612年刊行)』の挿絵。 三十年戦争の終結のために開かれたミュンスターでの会議の様子。以後ヨーロッパの国際関係はヴェストファーレン体制と呼ばれる主権国家を軸とする体制へと移行する。 チャールズ1世の三面肖像画」。 ベルニーニの「聖テレジアの法悦」。 第二次ウィーン包囲。オスマン帝国と神聖ローマ帝国・ポーランド王国が激突する大規模な戦争となった。この敗北に続いてオスマン帝国はハンガリーを喪失し中央ヨーロッパでの優位は揺らぐことになる。 モスクワ総主教ニーコンの改革。この改革で奉神礼や祈祷の多くが変更され、反対した人々は「古儀式派」と呼ばれ弾圧された。画像はワシーリー・スリコフの歴史画「貴族夫人モローゾヴァ」で古儀式派の信仰を守り致命者(殉教者)となる貴族夫人を描いている。 スチェパン・ラージン。ロシアではロマノフ朝の成立とともに農民に対する統制が強化されたが、それに抵抗したドン・コサックの反乱を率いたのがスチェパン・ラージンである。画像はカスピ海を渡るラージンと一行を描いたワシーリー・スリコフの歴史画。 エスファハーンの栄華。サファヴィー朝のシャー・アッバース1世が造営したこの都市は「世界の半分(エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン・アスト)」と讃えられた。画像はエスファハーンに建てられたシェイク・ロトフォラー・モスクの内部。 タージ・マハル。ムガル皇帝シャー・ジャハーンが絶世の美女と称えられた愛妃ムムターズ・マハルを偲んでアーグラに建てた白亜の霊廟。 アユタヤ朝の最盛期。タイでは中国・日本のみならずイギリスやオランダの貿易船も来訪し活況を呈した。画像はナーラーイ王のもとで交渉をするフランス人使節団(ロッブリーのプラ・ナーライ・ラーチャニーウエート宮殿遺跡記念碑)。 イエズス会の中国宣教。イエズス会宣教師は異文化に対する順応主義を採用し、中国の古典教養を尊重する漢人士大夫の支持を得た。画像は『幾何原本』に描かれたマテオ・リッチ(利瑪竇)と徐光啓。 ブーヴェの『康熙帝伝』でもその様子は窺える。画像は1699年に描かれた読書する40代の康熙帝の肖像。 紫禁城太和殿。明清交代の戦火で紫禁城の多くが焼亡したが、康熙帝の時代に再建がなされ現在もその姿をとどめている。 台湾の鄭成功。北京失陥後も「反清復明」を唱え、オランダ人を駆逐した台湾を根拠地に独立政権を打ち立てた。その母が日本人だったこともあり近松門左衛門の「国姓爺合戦」などを通じて日本人にも広く知られた。 江戸幕府の成立。徳川家康は関ヶ原の戦いで勝利して征夷大将軍となり、以後260年余にわたる幕府の基礎を固めた。画像は狩野探幽による「徳川家康像」(大阪城天守閣蔵)。 日光東照宮。徳川家康は死後に東照大権現の称号を贈られ日光に葬られた。続く三代将軍徳川家光の時代までに豪奢で絢爛な社殿が造営された。画像は「日暮御門」とも通称される東照宮の陽明門。 歌舞伎の誕生。1603年に京都北野社の勧進興業で行われた出雲阿国の「かぶき踊り」が端緒となり、男装の女性による奇抜な演目が一世を風靡した。画像は『歌舞伎図巻』下巻(名古屋徳川美術館蔵)に描かれた女歌舞伎の役者采女。 新興都市江戸。17世紀半ばには江戸は大坂や京都を凌ぐ人口を擁するまでとなった。画像は明暦の大火で焼失するまで威容を誇った江戸城天守閣が描かれた「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)。 海を渡る日本の陶磁器。明清交代で疲弊した中国の陶磁器産業に代わり、オランダ東インド会社を通じて日本から陶磁器が数多く輸出された。画像は1699年に着工されたベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の「磁器の間」。 海賊の黄金時代。西インド諸島での貿易の高まりはカリブ海周辺に多くの海賊を生み出した。画像はハワード・パイルが描いた「カリブ海のバッカニーア」。 スペイン副王支配のリマ。リマはこの当時スペインの南米支配の拠点であり、カトリック教会によるウルトラバロックとも呼ばれる壮麗な教会建築が並んだ。画像は1656年の大地震で大破したのちに再建されたリマのサン・フランシスコ教会・修道院。 17世紀(じゅうしちせいき、じゅうななせいき)は、西暦1601年から西暦1700年までの100年間を指す世紀。.

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