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大麻と大麻 (神道)

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大麻と大麻 (神道)の違い

大麻 vs. 大麻 (神道)

アサ(ノーザンライト種)の花冠 大麻(大蔴、たいま、cannabis)は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。マリファナとも。花から製造されたものをガンジャ、樹脂をハシシ, チャラスと呼ぶ。含有される約60種類のカンナビノイド、特にテトラヒドロカンナビノール (THC) には薬理作用があり、紀元前から用いられてきた。嗜好品、また医薬品として用いられ近年では医療大麻とも呼ばれる。喫煙、気化、飲食により成分を摂取することで用いられる。 大麻(麻)の繊維は、日本では古くからしめ縄、神事のお祓いの大麻(おおぬさ)などに用いられてきた。1912年の万国阿片条約を1925年に補足した際に、大麻が精神等に害毒を起こすことを理由に国際法上、流通や使用が制限された。1961年、麻薬に関する単一条約により輸出入だけでなく国内流通・生産、所持にも規制を求めるに至った。万国阿片条約の制定時より大麻の有害性は議論され続け、現在に至るまで様々な形で議論されてきた。21世紀に入り大麻の有害性の再評価を求める動きが強まっている。日本では大麻取締法により、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)の花や葉の許可のない所持、輸入は医療目的であっても禁止されており、医学的評価を行えない状況にある。 国連世界保健機関 (WHO) の2016年の報告書は、大麻常用と、精神病や知能低下との関係について妥当性があるとすると指摘している。一方で癌、後天性免疫不全症候群(AIDS)、緑内障の治療や抗うつ薬、食欲覚醒剤、抗けいれん剤、疼痛疾患対策など様々な分野での治療効果が実証されていることから、さらなる研究の必要性についても推進している。. 伊勢神宮の外宮豊受大神宮にて。資料によって大麻(おおぬさ)とはこのような榊の枝が使われたものを指し、木串のものは小麻(こぬさ)である。麻だけをつけたものも伊勢神宮で用いられている。 大麻(おおぬさ、たいま、太麻)、神道の祭祀において修祓(しゅはつ、祓い)に使う道具の一つで、木綿(ゆう)や麻、後世には布帛や紙が用いられる。「ぬさ」は麻の古名で、幣あるいは麻、奴佐と当て字される「ぬさ」の美称が「おおぬさ」である。大幣(おおぬさ)とも。白木の棒で作ったものは祓串(はらえぐし)とも言う。 元来、ヌサとは、神に捧げる布であり、その多くが麻布(まふ)であったからして、文字に麻を当てた。幣の字は神への供物のうち食物以外のものである。大麻は、天照大神の天岩戸(あまのいわど)の説話で奉斎された五百津真賢木(いほつまさかき)に由来し、『古事記』(712年)では下枝に白丹寸手(しろにぎて)と青丹寸手(あおにぎて)をつけたとされ、『古語拾遺』(807年)では麻によって青和幣(あおにぎて)を、穀によって白和幣(しろにぎて)を作ったと記される。804年(延暦23年)の『皇太神宮儀式帳』では、年3度の重要な祭儀の前に祓う様子で奴佐麻(ぬさのあさ)を用い、太玉串の説明にある眞榊に眞麻木綿(まそゆう)を付けたものが太玉串の起源とされ、古くは麻を用いたためその字を当てヌサと称したことから、オオヌサを大麻と表記したと考えられる。大は、立派なといった意味の美称である。祓い具の大麻はそうしたことを形式化したものである。大麻を、大幣とも表記するのは神のはたらきに対し捧げられた供え物、ねぐ(祈る)ために奉献される布帛(ふはく)であることに由来する。 今日一般的なものは、榊の枝または白木の棒の先に紙垂(しで)または麻苧をつけたものである。紙垂だけのものは、略されたものである。式部寮『神社祭式』(1875年)の大麻には榊の枝が使われ、八束清貫の『神社有職故実』(1951年)では、榊の枝に麻のみや、加えて紙垂をつけたものが大麻であると説明され、小麻(こぬさ)と呼ばれるものが木串、細い木、竹を用いたものである。伊勢神宮では枝葉がついたままの榊の枝、幹榊(みきさかき)に麻をつけたものも用いられ、榊の枝に、木綿(ゆう)として麻の緒をつけたものである。賀茂御祖神社(下鴨神社)のように、『古事記』の神話にならい桃の木の枝を用いる場合もある。 大麻の使い方も異なり、現今では塵を祓うように音を立てて振るが、春日大社のような古くからの祭式では撫でるように行われる。伊勢神宮でもそうであり、音を立てて祓うことは禁じられている。現今では祓う対象となる人や物に向かって、大麻を左・右・左と振って使用し、これによって大麻に穢が移ると考えられている。昔は左右中であった。吉田神道では陰の月には右左右と降る記述もみられる。それだけでなく、古来からの宮中での祭祀では、一撫一吻、撫でた後に息を吹くことがある。 次に、修祓としての全体像になるが、大麻で祓った後に、小さな榊で塩湯を撒く。海にて禊ぐという意味である。大麻自体を塩湯が煮え立った釜に入れて振り、無病息災を祈る祭事もある。 祓いの初出としては『古事記』に詳細は書かれていないが国之大祓をしたとあり、『日本書紀』(720年)にて、天武天皇5年(676年)には大解除(大祓)があり、様々なものを国々に作らせたが、各家ごとには麻を一条を祓料として差し出すことになったと記されている。そして中臣が祝詞を奏上し、ト部が解除を行い、これらは祭祀と同じ構造である。平安中期(10世紀)『西宮記』では祓いを受ける者が差し出した大麻を、祓いを行う者が引いた。また、天皇が体をすり、罪穢れを移したことも記され、新たな祓の形式が現れてきた。11世紀には、これが逆に祓いを受ける者が大麻を引くようになり、『古今和歌集』でも振るのではなく、引くことがうかがえる。後に、祓いを受ける者に対して振るうようになる。『大神宮儀式解』以来、ひくのが本義、振るのは略儀とされ、人を祓う場合にはそうだが、物を祓う場合には古来から振るものである。 ファイル:Oonusa kasugataisha.jpg|大麻。麻苧のみがついている。春日大社の本殿入口で参拝者が自分を祓う。 ファイル:Shinto Priest blessing car.jpg|神職が車に大麻を振る。 ファイル:Un prêtre danseur d'Ise.jpg|神職が持っているのは、榊の枝を用いた大麻のようである(詳細不明).

大麻と大麻 (神道)間の類似点

大麻と大麻 (神道)は(ユニオンペディアに)共通で3ものを持っています: アサ神道紙垂

アサ

和名アサ(麻、英名Cannabis)は、学名カンナビス・サティバ (Cannabis sativa)といい、中央アジア原産とされるアサ科アサ属で大麻草(たいまそう)とも呼ばれる、一年生の草本である。雌雄異株。ことわざ、麻の中の蓬(よもぎ)が凡人を感化する善人に麻をたとえているように、高くまっすぐ生育する。人類が栽培してきた最も古い植物のひとつとして1万年を超えるつきあいがある。茎の皮の植物繊維は、麻繊維として麻紙や麻布、神道における具など様々に、実(種子)は食用や生薬の麻子仁(マシニン)として、麻の実油は食用や燃料など、成分を酩酊や医療大麻にと様々な形で用いられてきた。実は大豆に匹敵する高い栄養価がある。伊勢神宮の神札の大麻と呼ぶ由来となった植物であり、三草のひとにつ数えられ、米と並んで主要作物として盛んに栽培されてきた。第二次世界大戦中に農林省が日本原麻を設立した日本でも、終戦後にGHQの指令により規制したが、繊維用の麻まで強く規制され伝統継承の問題が生じている。20世紀半ばより国際的に薬用の大麻が規制されたが、21世紀初頭には医療大麻、違法かつ非犯罪化という緩い規制への変化、米国首都での嗜好大麻の合法化など例外も増えてきた。 大麻(たいま)として、1961年の麻薬に関する単一条約で国際統制されるのは、繊維や種子や園芸「以外」を目的とした花や果実のついた枝端である。一方、日本では大麻取締法の大麻として、カンナビス・サティバ・エルの繊維型の品種「も」葉と花穂が規制されており、種子や茎を除外している。葉や花には向精神性のテトラヒドロカンナビノール (THC) が多く摂取すると陶酔する。薬用型あるいは「マリファナ」と呼ばれる。薬用型の代表的な品種ではTHCの含有量は15%を超える。一方、神道における大麻(おおぬさ、あるいは、たいま)は、神に捧げられた布(ヌサ)の多くが麻であったことから麻の字が当てられ、これを形式化した祓い具である。 ヘンプ (hemp) は、繊維型とされ、繊維利用のために品種改良した麻の呼称で、繊維利用の研究が進んだ欧米諸国でそう呼ばれ、規制法で表記される植物名のカンナビスと区別している。ディーゼルエンジンなどに使用できる化石燃料よりも低公害の油をとることもでき、近年その茎から採れる丈夫な麻繊維はエコロジーの観点から再認識されている。産業用へンプのTHC含有量は0.3%未満であり、摂取しても陶酔作用はない。 広義には、アサは麻繊維を採る植物の総称であり、亜麻や苧麻(カラムシ)、黄麻(ジュート)、マニラ麻、サイザル麻を指すことがあるが、本項目とは別の植物である。.

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神道

道(しんとう)は、日本の宗教。教典や具体的な教えはなく、開祖もおらず、神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとずく多神教。自然と神とは一体として認識され、神と人間を結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた。 天照大御神の孫であるニニギノミコトが降臨した高千穂河原 樹齢約3000年の武雄神社の御神木.

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紙垂

紙垂(しで)とは、注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である。単に垂とも表記し、四手とも書く。 文献での紙垂の例として、古事記の天の岩戸伝承のなかで書かれている、岩戸の前で賢木の枝に下げた「白丹寸手(しらにきて)」「青丹寸手(あをにきて)」がその初出と言われている。 「しで」という言葉は動詞「垂づ(しづ)」の連用形で、「しだれる」と同根である。古くは木綿(ゆう)を用いていたが、現在では紙(通常は奉書紙・美濃紙・半紙)を用いるのが一般的である。 断ち方・折り方にはいくつかの流派・形式があり、主なものに吉田流・白川流・伊勢流がある。ほかにも二垂・八垂にするものなどがある。また、注連縄作りの伝承の中で、旧字「絲」の象形に見えるように「いと、いと、いと」と発声しながら折るという口伝もある。 落雷があると稲が育ち豊作なので、紙垂は、雷光・稲妻をイメージし、邪悪なものを追い払う。 玉串・祓串・御幣につけた場合は祓具としての意味だが、注連縄に垂らして神域・祭場に用いた場合は聖域を表す印となる。また、相撲の横綱は、横綱土俵入りの際に紙垂を垂らした綱をつける。.

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上記のリストは以下の質問に答えます

大麻と大麻 (神道)の間の比較

大麻 (神道)が22を有している大麻は、374の関係を有しています。 彼らは一般的な3で持っているように、ジャカード指数は0.76%です = 3 / (374 + 22)。

参考文献

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