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オペアンプ

索引 オペアンプ

ペアンプ(operational amplifier,オペレーショナル・アンプリファイア)は、非反転入力端子(+)と反転入力端子(-)と、一つの出力端子を備えた増幅器の電子回路モジュールである。日本語では演算増幅器という藤原修 pp.11。OPアンプなどと書かれることもある。増幅回路、コンパレータ、積分回路、発振回路など様々な用途に応用可能である。 オペアンプICの例.

44 関係: 加法同相信号除去比増幅回路増幅器差動増幅回路位相微分ナショナル セミコンダクターノイズバイポーラトランジスタモトローラレイセオンボブ・ワイドラートランジスタフェムトフェアチャイルドセミコンダクター利得 (電気工学)分圧回路アナログ・デバイセズアナログコンピュータアナログスイッチアンペアオープンループ利得コンパレータコンデンサスルー・レート入力インピーダンス入力オフセット電圧積分回路積分法真空管熱電対発振回路音響機器超短波電子回路電界効果トランジスタ電荷電離箱集積回路GB積MOSFETNXPセミコンダクターズ新日本無線

加法

加法(かほう、addition, summation)とは、数を合わせることを意味する二項演算あるいは多項演算で、四則演算のひとつ。足し算(たしざん)、加算(かさん)、あるいは寄せ算(よせざん)とも呼ばれる。また、加法の演算結果を和(わ、)という。記号は「+」。 自然数の加法は、しばしば物の個数を加え合わせることに喩えられる。また数概念の拡張にしたがって、別の意味を持つ加法を考えることができる。たとえば実数の加法は、もはや自然数の加法のように物の個数を喩えに出すことはできないが、曲線の長さなど別の対象物を見出すことができる。 減法とは互いに逆の関係にあり、また例えば、負の数の加法として減法が捉えられるなど、加法と減法の関連は深い。これは代数学において加法群の概念として抽象化される。 無限個の数を加えること(総和法)については総和、級数、極限、ε–δ 論法などを参照。.

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同相信号除去比

同相信号除去比(どうそうしんごうじょきょひ、英: Common-Mode Rejection Ratio、CMRR)とは、差動増幅回路などでの2つの入力に共通する入力信号を除去する傾向の尺度である。CMRRが高い増幅器は、(高い)電圧オフセット上の小さな電圧変動で表される信号を抽出したり、2つの信号の電圧の差が情報となる場合などに利用される。例えば、音響機器における平衡接続がある。 理想的な差動増幅回路は2つの入力電圧 V_+ と V_- をとり、V_\mathrm.

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増幅回路

増幅回路(ぞうふくかいろ)とは、増幅機能を持った電子回路であり、電源から電力を供給され、入力信号により能動素子の動作を制御して電源電力を基に入力信号より大きなエネルギーの出力信号を得るものである。信号のエネルギーを増幅する目的のほか、増幅作用を利用する発振回路、演算回路などの構成要素でもある。電気的(電子的)なものの他に、磁気増幅器や光増幅器などもあるが、この記事では以下電子回路のみについて説明する。 前述のようにエネルギーを大きくした信号を取り出すものを指すので、トランスのみによって電圧(あるいは電流)を大きくするような場合は、一般に電力(=電圧×電流)としては大きくはならないので含まれない。また例えば、素子の特性から、アンプの内部では中間段で信号の電圧振幅を大きくしてから、出力段でスピーカー等を駆動するために必要な電流を伴わせた、電力を持った信号とする、というような構成になるが、そのような場合の前者を電圧増幅、後者を電力増幅などということもある。 なお、普通増幅回路といえばアナログな(殊にリニア的な)ものを指すが、拡張的に考えれば、スイッチング回路は最も単純な増幅回路であり、例えば電圧がしきい値より低いか高いかということのみを増幅する事に特化している。電子工学以前の電磁機械動作の時代からある増幅回路(→リレー)でもあり、リレーにより信号を中継することを「アンプする」という語があるが、この記事では以下、アナログ的なものを扱う。.

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増幅器

増幅器(ぞうふくき、 アンプリファイアー) 増幅器とは信号を増幅するもの(機器、装置 等々)のことである。信号の波の形や特性は、おおむねそのままに、その大きさを大きくする。.

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差動増幅回路

図1: オペアンプは差動増幅回路の一例である。Vs+:正電源Vs-:負電源V+:正極入力V-:負極入力Vout:出力 差動増幅回路(さどうぞうふくかいろ、英: Differential amplifier)とは、2つの入力信号の差分を一定係数(差動利得)で増幅する増幅回路である。差動増幅回路はオペアンプ、コンパレータやエミッタ結合論理(ECL)ゲートの入力段として使われる。.

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位相

位相(いそう、)は、波動などの周期的な現象において、ひとつの周期中の位置を示す無次元量で、通常は角度(単位は「度」または「ラジアン」)で表される。 たとえば、時間領域における正弦波を とすると、(ωt + &alpha) のことを位相と言う。特に t.

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微分

数学におけるの微分(びぶん)、微分係数、微分商または導函数(どうかんすう、derivative)は、別の量(独立変数)に依存して決まるある量(函数の値あるいは従属変数)の変化の感度を測るものである。微分は微分積分学の基本的な道具である。例えば、動く物体の位置の時間に関する導函数はその物体の速度であり、これは時間が進んだときその物体の位置がどれほど早く変わるかを測る。 一変数函数の適当に選んだ入力値における微分係数は、その点における函数のグラフの接線の傾きである。これは導函数がその入力値の近くでその函数の最適線型近似を記述するものであることを意味する。そのような理由で、微分係数はしばしば「瞬間の変化率」として記述される。瞬間の変化率は独立変数に依存する従属変数である。 微分はにも拡張できる。この一般化において、導函数はそのグラフが(適当な変換の後)もとの函数のグラフを最適線型近似する線型変換と解釈しなおされる。ヤコビ行列はこの線型変換を独立および従属変数を選ぶことで与えられる基底に関して表現する行列であり、独立変数に関する偏微分を用いて計算することができる。多変数実数値函数に対して、ヤコビ行列は勾配に簡約される。 導函数を求める過程を微分あるいは微分法、微分演算 (differentiation) と言い、その逆の過程(原始函数を求めること)をという。微分積分学の基本定理は反微分が積分と同じであることを主張する。一変数の微分積分学において微分と積分は基本的な操作の二本柱である。.

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ナショナル セミコンダクター

ナショナル セミコンダクター(National Semiconductor Corporation、NSまたはNSCと略記)はアメリカ合衆国のアナログ半導体製品を製造していた企業。かつての本社はカリフォルニア州サンタクララにあった。日本ではナショセミと略称されることがある。電源回路用部品、ディスプレイ・ドライバ、オペアンプ、通信インタフェース部品、データ変換用部品などを得意としていた。主な市場は携帯電話、ディスプレイ、各種組み込みシステムなどだった。 2011年9月23日、米TI社に買収され、同社のシリコンバレー部門となった。.

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ノイズ

ノイズ (noise) とは、処理対象となる情報以外の不要な情報のことである。歴史的理由から雑音(ざつおん)に代表されるため、しばしば工学分野の文章などでは(あるいは日常的な慣用表現としても)音以外に関しても「雑音」と訳したり表現したりして、音以外の信号等におけるノイズの意味で扱っていることがある。西洋音楽では噪音(そうおん)と訳し、「騒音」や「雑音」と区別している。.

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バイポーラトランジスタ

代表的な小信号用バイポーラトランジスタ2SC1815 バイポーラトランジスタ(Bipolar transistor)、またはバイポーラジャンクショントランジスタ(英: Bipolar junction transistor; BJT)は、トランジスタの一種である。N型とP型の半導体がP-N-PまたはN-P-Nの接合構造を持つ3端子の半導体で、電流増幅・スイッチング機能を持つ。電界効果トランジスタなどのユニポーラトランジスタと異なり、正・負両極のキャリアをもつためバイポーラと呼ばれる。 バイポーラトランジスタという呼び名(区分名称)は後に電界効果トランジスタが登場したことによるレトロニムであるが、その経緯通り最初に広く使われたトランジスタであったため、単にトランジスタと言えばバイポーラトランジスタを指すことが多い。.

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モトローラ

モトローラ(Motorola, Inc., NYSE:)は、かつて存在したアメリカ合衆国の電子・通信機器メーカーである。 2011年1月4日をもって、二つの独立した公開会社であるモトローラ・モビリティ及びモトローラ・ソリューションズに分割された。本社所在地はシカゴ近郊のイリノイ州シャンバーグであり、分割以降はモトローラ・ソリューションズが引き継いでいる。.

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レイセオン

レイセオン(英語:Raytheon Company、NYSE:RTN)とはアメリカ合衆国の軍需製品メーカーである。本社をマサチューセッツ州ウォルサムに位置する世界第1位のミサイルメーカーで、年2兆円超の売上のほとんどは軍やアメリカ合衆国政府向けの製品であり、従業員数7万人強のうち4万人近くが技術者である。.

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ボブ・ワイドラー

バート・J・ワイドラー(英: Robert J. Widlar、1937年11月 - 1991年2月27日)は、アメリカ合衆国の技術者。 集積回路設計の先駆者の1人。1960年代のフェアチャイルドセミコンダクターでの業績で知られている。様々な世界初の設計を行っており、それが後の業界標準となったものも多い。例えば、世界初のICオペアンプ μA702、電圧レギュレータ μA723 などである。汎用オペアンプとして広く使われている μA741 の元となった LM101 もワイドラーの設計である。 回路の発明もしており、ワイドラー電流源やバンドギャップ・リファレンスは実際のアナログICでよく使われている。.

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トランジスタ

1947年12月23日に発明された最初のトランジスタ(複製品) パッケージのトランジスタ トランジスタ(transistor)は、増幅、またはスイッチ動作をさせる半導体素子で、近代の電子工学における主力素子である。transfer(伝達)とresistor(抵抗)を組み合わせたかばん語である。によって1948年に名づけられた。「変化する抵抗を通じての信号変換器transfer of a signal through a varister または transit resistor」からの造語との説もある。 通称として「石」がある(真空管を「球」と通称したことに呼応する)。たとえばトランジスタラジオなどでは、使用しているトランジスタの数を数えて、6石ラジオ(6つのトランジスタを使ったラジオ)のように言う場合がある。 デジタル回路ではトランジスタが電子的なスイッチとして使われ、半導体メモリ・マイクロプロセッサ・その他の論理回路で利用されている。ただ、集積回路の普及に伴い、単体のトランジスタがデジタル回路における論理素子として利用されることはほとんどなくなった。一方、アナログ回路中では、トランジスタは基本的に増幅器として使われている。 トランジスタは、ゲルマニウムまたはシリコンの結晶を利用して作られることが一般的である。そのほか、ヒ化ガリウム (GaAs) などの化合物を材料としたものは化合物半導体トランジスタと呼ばれ、特に超高周波用デバイスとして広く利用されている(衛星放送チューナーなど)。.

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フェムト

フェムト(femto, 記号:f)は国際単位系 (SI) における接頭辞の一つで、以下のように、基礎となる単位の 10−15 倍(.

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フェアチャイルドセミコンダクター

フェアチャイルドセミコンダクター (Fairchild Semiconductor International, Inc.) は、かつて存在したアメリカ合衆国の半導体メーカー。世界で初めて半導体集積回路の商業生産を開始した企業である。後に同社からは様々な人材が独立、幾つかはインテルを始めとする世界的な半導体メーカーへと成長していった。2016年にオン・セミコンダクターによって買収された。.

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利得 (電気工学)

利得(りとく、)とは、電気回路における入力と出力の比のことである。英語のままゲインとも呼ばれる。 一般的な利得という言葉と異なり、出力の方が入力よりも小さい場合も利得と呼ぶ。その場合、利得を1より小さい値で表す。デシベルならば0dB以下となる。.

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分圧回路

分圧回路(ぶんあつかいろ)または分圧器(ぶんあつき、Voltage divider)とは、電子工学において、ある電圧 (Vin) に比例した電圧 (Vout) を発生させるよう設計された単純な回路または機器である。また、低周波数の信号減衰器をそのように呼ぶこともある。分圧回路は抵抗分割回路(resistor divider)あるいは電位分割回路(potential divider)とも呼ばれる。.

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アナログ・デバイセズ

アナログ・デバイセズ(Analog Devices、)は、半導体デバイスを製造するアメリカの多国籍企業。特にADC、DAC、MEMS、DSPを主力としている。.

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アナログコンピュータ

アナログコンピュータとは、広義には、電子式アナログ計算機(アナログ電子式計算機)の総称である日本において、「世界初のコンピュータ」「日本初のコンピュータ」として言及される機械に関し(前者はENIAC(かABC)、後者はFUJIC)電子的であるか否かのみを「コンピュータ」の基準にしている明確な傾向がある(ENIACはノイマン型でなく、FUJICよりも先行しているリレー式計算機が存在する)。。この記事ではそのうちの「演算関数型」などと分類される加算や微積分といった演算を行う電子回路要素により微分方程式の解を求めるタイプの、真空管式の演算増幅器オペアンプのことだが、この記事の主たる編集者はそう表現されるのが嫌だったようなので、ここでは注にこう書くにとどめる。を使った微分方程式解析装置について解説する。以下では特段の記述のある場合を除き「アナログコンピュータ」はそのようなもののみを指す。「直接相似型」など例えば、2017年のノーベル文学賞受賞で話題となったイギリス人カズオ・イシグロの父、石黒鎮雄が、まず長崎湾の、次いで渡英後に北海のモデルを電子的に構築し、潮位を研究したという例があり( http://d.hatena.ne.jp/masudako/20121014/1350215515, https://beta.sciencemuseum.org.uk/stories/2016/11/4/modelling-the-oceans )、それを指して analogue computer という表現が見られることがあるが、そういったものについてはこの記事では扱わない。、その他についてはアナログ計算機の記事も参照のこと。.

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アナログスイッチ

アナログスイッチは、入力された信号の状態に応じて回路のオン/オフの切り換えを行う電子部品の一つである。 応用としては、計数(カウンタ)回路、マルチプレクサ、デジタル-アナログ変換回路、CCDイメージセンサ、加算器のキャリー伝搬、等に用いられる。 一般的な構成としては、VDDに近い電圧での導通のためのPMOSと、VSSに近い電圧での導通のためのNMOSの、両方の極性のMOSFETを使う一種のCMOSによるもの(CMOSアナログスイッチ)がある。これは単独のパッケージに組み込んだ汎用ロジックICのシリーズ中の製品もある。これを特に指してトランスミッションゲート(:en:Transmission gate)と呼ぶこともある。名前の通り任意の電圧・電流を通すアナログ素子と言えるが、ディジタル論理回路としては、制御入力に従って「ハイインピーダンスになるか、あるいは、双方向的に素通しする」という、トライステートゲートの特殊なものとも言え、これを利用する論理方式としてはpass transistor logic(:en:Pass transistor logic)という語もある。 CMOSによる構成以外のものとしては、バイポーラトランジスタ、フォトカプラ、サイリスタ、ソリッドステートリレーなどによるものがある。 Category:半導体素子 Category:スイッチ.

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アンペア

アンペア(ampere 、記号: A)、は電流(量の記号、直流:I, 交流:i )の単位であり、国際単位系(SI)の7つの基本単位の一つである。 アンペアという名称は、電流と磁界との関係を示した「アンペールの法則」に名を残すフランスの物理学者、アンドレ=マリ・アンペール(André-Marie Ampère)に因んでいる共立化学大辞典第 26 版 (1981)。。 SIで定められた単位記号は"A"であるが、英語圏ではampと略記されることがあるSI supports only the use of symbols and deprecates the use of abbreviations for units.

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オープンループ利得

ープンループ利得(-りとく、英: open loop gain)とは、帰還増幅器において帰還をかけない場合の利得のこと。.

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コンパレータ

電子工学における コンパレータ (comparator) とは、二つの電圧または電流を比較し、どちらが大きいかで出力が切り替わる素子である。より一般に、二つのデータを比較する装置にも使われる用語である。 次の図のように、負帰還をかけていない標準的なオペアンプをコンパレータとして使うことができる。 非反転入力 (V+) の電圧が反転入力 (V&minus) よりも高ければ、(オペアンプは高利得なので)出力は正の最大電圧に達する。非反転入力 (V+) が反転入力 (V-) よりも低くなれば、出力は負の最大電圧に達する。出力電圧は供給電圧で制限されるので、バランスの取れている正負電源(±VS)がオペアンプに供給されている場合は、次のような動作になる。 ここで sgn(x) は符号関数である。一般的には、正負の供給電圧 VS の絶対値は異なっていることが多い。 入力値を同じにするのは、実際には非常に難しい。入力が変化してから出力が変化するまでの速度(オペアンプではスルー・レートと呼ばれる)は、通常は 10ns から 100ns 程度だが、数十μs まで遅くなることもある。 専用の電圧コンパレータチップ、たとえば LM393 は、TTL や CMOS のデジタルロジックに直接接続できるように設計されている。出力は2値で、現実世界の信号をデジタル回路に接続するのにも使われる(A/Dコンバータを参照)。LM393 ではオープンコレクタ出力で実現している。反転入力が高いとき、コンパレータの出力は負電源に接続される。非反転入力が高いときは、出力は浮いている(グランドからはハイ・インピーダンス)。電源に 0 と +5V を供給してプルアップ抵抗を使うと出力は 0 か +5V となり、TTL と接続できる。 専用の電圧コンパレータは、汎用オペアンプをコンパレータとして使ったものよりも一般に高速である。また、正確な内部基準電圧や調整可能なヒステリシスなどの機能が付加されていることもある。 現実のコンパレータの入力が絶縁されていないことからわかるように、コンパレータを「差動(バイポーラ)入力とロジック(0/Vcc)出力を持つ素子である」と考えるのは間違っている。これは、電圧の差が出力に影響するだけでなく、それぞれの電圧が電源電圧の範囲を超えてはならないことを意味している(VS− ≤ V+,V− ≤ VS+)。TTL/CMOS 論理出力のコンパレータの場合は、負電圧の入力は許されない(0 ≤ V+,V− ≤ Vcc)。 ノイズの多い信号をしきい値と比較する場合、信号がしきい値をまたぐ時にコンパレータの状態が激しく変化することもある。これが望ましくなければ、入出力にヒステリシスを持たせたヒステリシスコンパレータ(シュミットトリガとも呼ばれる)を構成することにより、きれいな出力信号を得られる。 ---- この記事は w:Federal Standard 1037C(en) に基づく。 こんはれた こんはれた こんはれた.

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コンデンサ

ンデンサの形状例。この写真の中での分類としては、足のあるものが「リード形」、長方体のものが「チップ形」である 典型的なリード形電解コンデンサ コンデンサ(Kondensator、capacitor)とは、電荷(静電エネルギー)を蓄えたり、放出したりする受動素子である。キャパシタとも呼ばれる。(日本の)漢語では蓄電器(ちくでんき)などとも。 この素子のスペックの値としては、基本的な値は静電容量である。その他の特性としては印加できる電圧(耐圧)、理想的な特性からどの程度外れているかを示す、等価回路における、直列の誘導性を示す値と直列並列それぞれの抵抗値などがある。一般に国際単位系(SI)における静電容量の単位であるファラド(記号: F)で表すが、一般的な程度の容量としてはそのままのファラドは過大であり、マイクロファラド(μF.

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スルー・レート

ルー・レートあるいはスリューレート(Slew Rate)とは、オペアンプなどにおいて、最大応答速度を表す指標のひとつである。 入力波形に立ち上がり時間の速いパルスのような波形を入れて増幅すると、出力波形の立ち上がり部分が傾きを持ってしまう。その傾き(変化の割合)を表した指標をスルー・レートと言う。スルー・レートは、出力電圧を立ち上がりに要した時間で除したものである。 たとえば、矩形波を入力波としてオペアンプを使って増幅した場合、出力波形は変化速度が追いつかず、矩形波の立ち上がりおよび立下りの部分において時間軸に対して直角に立ち上がらず、傾きを持って出力される。このとき、立ち上がりに要した時間を2.5、出力電圧を28とした場合、 となる。 なお、立ち上がりと立ち下がりのスルー・レートは、一般的には異なることが多い。 Category:電気工学.

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入力インピーダンス

単純な電源と負荷の回路図 入力インピーダンス(にゅうりょくインピーダンス、Input Impedance)とは、ある電気回路や電子機器の、入力側から見たインピーダンスである。負荷インピーダンス(ふかインピーダンス、Load Impedance)、外部インピーダンス(がいぶインピーダンス、External Impedance)とも。.

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入力オフセット電圧

入力オフセット電圧(にゅうりょくオフセットでんあつ、Input Offset Voltage,V_とも)は、オペアンプの+端子と-端子の間の電圧差が0vのときに出力される電圧。 Category:電気工学.

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積分回路

積分回路は、電気回路の一種で、入力電圧の波形の時間積分に等しい波形の電圧を出力する回路である。コンデンサ両端の電圧は、流れ込んだ電流の積分(電荷の総量)に比例するという事実を利用している。.

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積分法

積分法(せきぶんほう、integral calculus)は、微分法と共に微分積分学で対を成す主要な分野である。 実数直線上の区間 [a, b] 上で定義される実変数 x の関数 f の定積分 (独: bestimmte Integral, 英: definite integral, 仏: intégrale définie) は、略式的に言えば f のグラフと x-軸、および x.

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真空管

5球スーパーラジオに使われる代表的な真空管(mT管) 左から6BE6、6BA6、6AV6、6AR5、5MK9 ここでは真空管(しんくうかん、vacuum tube、vacuum valve)電子管あるいは熱電子管などと呼ばれるものについて解説する。.

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熱電対

熱電対(ねつでんつい、thermocouple)は、2種類の金属線の先端同士を接触させて回路を作り、接合点に発生する熱起電力を通じて温度差を測定する温度計。あるいは、その2種類の金属線のことを指す。 異なる2種の金属を接合すると、それぞれの熱電能の違いから、2つの接合点の間の異なる温度に応じた起電力が発生する原理(ゼーベック効果)を応用するものである。寿命の長さ・耐熱性・機械的強度などの利点があり、中高温領域の温度センサーとして工業的に最も広く用いられる。.

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発振回路

振回路(はっしんかいろ、electronic oscillator)は、持続した交流を作る電気回路である。その原理により、帰還型(きかんがた)と弛張型(しちょうがた)に分類できる。電波の放射や、ディジタル回路におけるクロックパルス(コンピュータ(またはデジタル回路)が動作する時に、タイミングを取る(同期を取る)ための周期的な信号)の発生が代表的な用途であるが、それ以外にも、電子回路の動作の基準となる重要な回路である。.

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音響機器

音響機器(おんきょうきき)とは、音を録音再生したり変換したりするための機器のことをいう。また、オーディオ機器、単にオーディオという場合もある。 この項目は、音響機器に関連する項目の一覧である。あわせて音響技術および音響機器メーカーについても収録する。.

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超短波

超短波(ちょうたんぱ、VHF.

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電子回路

I/Oが1つのチップに集積されている。 プリント基板を使った電子回路 電子回路(でんしかいろ、electronic circuit)は、電気回路の一種であるが、その対象が専ら電子工学的(弱電)であるものを特に指して言う。構成要素は良導体による配線の他、主として電子部品である。組み合わせにより、単純なものから複雑なものまで様々な動作が可能である。信号を増幅したり、計算したり、データを転送したりといったことができる。回路は個々の電子部品を電気伝導体のワイヤで相互接続することで構築できるが、近年では一般にプリント基板にフォトリソグラフィで配線を作り、そこにはんだで電子部品を固定することで回路を構築する。 集積回路では、ケイ素などの半導体でできた基板上に素子と配線を形成する。集積回路も電子回路の一種だが、この記事ではもっぱら集積回路は不可分な一個部品として扱う。集積回路の内部の電子回路については集積回路の記事を参照のこと。 プリント基板は試作には向いていないため、新規設計の評価にはブレッドボード、ユニバーサル基板などを一般に使用する。それらは開発途中で素早く回路に変更を加えることができる。 プリント基板が多用されるようになる以前は、ワイヤラッピング配線や、ラグ板などを利用した空中配線により、電子回路は作られていた。 大きくアナログ回路・デジタル回路(論理回路)・アナログとデジタルの混合信号回路(アナログ-デジタル変換回路、デジタル-アナログ変換回路など)に分けられる。取り扱う周波数により、低周波回路・高周波回路という分け方をする場合もある。.

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電界効果トランジスタ

回路基板上に実装された状態の高出力N型チャネルMOSFET 電界効果トランジスタ(でんかいこうかトランジスタ、, FET)は、ゲート電極に電圧をかけることでチャネル領域に生じる電界によって電子または正孔の濃度を制御し、ソース・ドレイン電極間の電流を制御するトランジスタである。電子と正孔の2種類のキャリアの働きによるバイポーラトランジスタに対し、いずれか1種類のキャリアだけを用いるユニポーラトランジスタである。FETの動作原理は電界を使って電流を制御する点で真空管に類似している。 FETは主に接合型FET(ジャンクションFET, JFET)とMOSFETに大別される。他にも、MESFETなどの種類がある。また、それぞれの種別でチャネルの種類によりさらにn型のものとp型のものに分類される。 このページでは主にSiなどの無機半導体について述べる。有機半導体を用いたものについては有機電界効果トランジスタを参照。.

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電荷

電荷(でんか、electric charge)は、素粒子が持つ性質の一つである。電気量とも呼ぶ。電荷の量を電荷量という。電荷量のことを単に電荷と呼んだり、電荷を持つ粒子のことを電荷と呼んだりすることもある。.

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電離箱

電離箱は、主に電離放射線の検知または測定のために使用される装置である。 電離箱は、2枚の導体の金属板(あるいは2つの電極とも言える)で挟まれた、ガスで満たされた容器である。これらの電極の形は、平行な板であったり、あるいは共軸の円筒形をしている。電極のうちの片方が容器自体の壁をなしているものもある。2つの電極の間には電圧が印加されているが、普段は電流は流れていない。 電離放射線(アルファ粒子、ベータ粒子、ミュー粒子などの荷電粒子線やX線、ガンマ線など)がこの円筒に入ると、その放射線の通った軌跡に沿って電極間のガスが電離され、正電荷をもつイオンと負電荷をもつ電子に分離する。この円筒には電圧がかかっているので、正イオンはマイナスの電極に、電子はプラスの電極に向かって動き、短時間だけ電極間に通電するので、短いパルス電流が発生する。この電流を検流計で測定すれば電離反応の数が分かる。 しかし、電離で生じた電子一個分による電流はごく微量なので、実際には回路に抵抗器をかませてその両側の電圧を測定するか、コンデンサをかませて電流の積分を測定する。 電離箱には様々なタイプの放射線計数器および検知器がある;異なるガスを充填するもの、液体で満たされているもの、あるいは空気に開放されているものもある。また、装置の入射窓の材質の違いよってさまざまな測定が可能である。アルファ粒子はガラスの窓を透過しないが雲母の窓は透過するので、端窓の材質をガラスにすればベータ線のみの測定が、雲母にすればアルファ線とベータ線の合計が測定できる。 なお、印加する電圧を高くすると、電離で生じた電子は電場により加速されてエネルギーが高くなり、さらに別の電離を起こすことができるようになる(二次電子が生じる)。こうなると電離一回につき電子一個が生じると言う関係性が失われ、複数個の電子が回収されることになる。この作用を利用した検知器は比例計数管と呼ばれる。さらに電圧を上げると、二次電子による電離作用があまりに多数になるため、電離放射線のエネルギーに関わり無く電離放射線一本あたりの電離の数は一定となる。これがガイガー=ミュラー計数管である。.

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集積回路

SOPパッケージに封入された標準ロジックICの例 集積回路(しゅうせきかいろ、integrated circuit, IC)は、主としてシリコン単結晶などによる「半導体チップ」の表面および内部に、不純物の拡散による半導体トランジスタとして動作する構造や、アルミ蒸着とエッチングによる配線などで、複雑な機能を果たす電子回路の多数の素子が作り込まれている電子部品である。多くの場合、複数の端子を持つ比較的小型のパッケージに封入され、内部で端子からチップに配線されモールドされた状態で、部品・製品となっている。.

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GB積

GB積(ジービーせき、Gain Band width product、利得帯域幅積)とは、増幅器の特性をあらわす指標のひとつ。増幅器の開ループ利得Aと、利得が半減 (3 dB 減衰) する周波数fcの積であり、単位にはヘルツ を用いる。 たとえば、利得が10倍で低域遮断周波数が2 MHzのオペアンプならば となる。 GB積の大きなオペアンプは、より高い周波数帯域まで安定して増幅することができる。 Category:アナログ回路.

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MOSFET

MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)は、電界効果トランジスタ (FET) の一種で、LSIの中では最も一般的に使用されている構造である。材質としては、シリコンを使用するものが一般である。「モス・エフイーティー」と呼ばれたり、「MOS-FET」と記述されることもあり、IGFETやMISFETがMOSFETとほぼ同義で用いられることがある。ユリウス・エドガー・リリエンフェルトが考案した。.

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NXPセミコンダクターズ

NXPセミコンダクターズN.V.(NXP Semiconductors N.V.、)は世界的な半導体サプライヤで、エネルギー効率、コネクテッド・デバイス、セキュリティ、ヘルスケアの4つの世界的なメガトレンドに対応し、高性能ミックスドシグナルICのほか、ディスクリートなどの汎用製品をグローバルに提供している。 「Secure Connections for a Smarter World:よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクション」の提供を目標に積極的な研究・開発投資を行い、革新的な製品開発に取り組んでいる。今後のさらなる成長を視野に、コネクテッド・カー、セキュリティ、携帯/ウェアラブル機器、IoTの4つの重点分野での技術革新に注力している。こうした分野での積極的な研究開発により、自動車、セキュリティ、コネクテッド・デバイス、照明、産業機器、インフラなどの広範な業界の顧客企業の製品開発をサポートしている。このため、25か国強の世界的な拠点網を有している。 日本法人はNXPジャパン株式会社で、NXPが提供する各種半導体、関連ソリューションの輸入、販売を行っている。本社は東京で、大阪に支社、名古屋に営業所を持ち、代理店との緊密な連携により、営業活動にあたっている。2016年10月、アメリカの半導体大手のクアルコムに買収されることが発表され、2017年末までの買収完了が予定されている。.

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新日本無線

新日本無線株式会社(しんにほんむせん)は、東京都中央区に本社を置く日清紡ホールディングスのグループ会社で、マイクロ波電子管や半導体などを製造するメーカである。.

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OP-AMPOPアンプ加算回路演算増幅器

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