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XLR10

索引 XLR10

ヴァイキングロケット XLR10 — アメリカ海軍分類XLR10 — はリアクション・モーターズで開発されたエチルアルコールと液体酸素をガス発生器サイクルで燃焼するポンプ供給式液体燃料ロケットエンジンである。当時アメリカで開発中の最も先進的で大きい液体燃料ロケットだったヴァイキングと初期型のヴァンガードの1段目の動力に使用された。.

25 関係: リアクション・モーターズロケットエンジンヴァンガード (ロケット)ヴァンガード計画ヴァイキング (ロケット)ヘルメス計画アメリカロケット協会アメリカ海軍エタノールガス発生器サイクルグレン・L・マーティンジンバルゼネラル・エレクトリックターボポンプ再生冷却国立航空宇宙博物館過酸化水素V2ロケットX-15 (航空機)XLR11XLR50XLR99推力偏向液体燃料ロケット液体酸素

リアクション・モーターズ

リアクション・モーターズReaction Motors Inc.(RMI) はアメリカ合衆国のニュージャージー州を拠点としていた初期の液体燃料ロケットエンジンの製造会社である。 事業としては大きな成功を収めなかったものの、再生冷却と管の集合による燃焼室の開発はその後の標準的な仕様となり、ロケット工学の分野に貢献した。.

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ロケットエンジン

ットエンジンとは推進剤を噴射する事によってその反動で推力を得るエンジンである。ニュートンの第3法則に基づく。 同義語としてロケットモータがある。こちらは固体燃料ロケットエンジンの場合に用いられるのが一般的である。.

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ヴァンガード (ロケット)

ヴァンガード (Vanguard) はアメリカ合衆国の海軍が開発した、初期のロケットである。アメリカ初の人工衛星打ち上げを試みた。しかし初回の打ち上げが失敗に終わったため、アメリカ陸軍弾道ミサイル局に先を越され、結果的にアメリカで2番目の人工衛星打ち上げ成功となった。.

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ヴァンガード計画

ヴァンガード1号 ヴァンガードロケット ヴァンガードロケットの爆発(1957年12月6日) ヴァンガード計画(Project Vanguard)とは、アメリカ合衆国の海軍の初期の宇宙計画である。アメリカ初の人工衛星打ち上げを試みたが初回の打ち上げが失敗に終わったため、アメリカ陸軍弾道ミサイル局(ABMA)に先を越され、結果的にアメリカで2番目の人工衛星を打ち上げた。.

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ヴァイキング (ロケット)

ヴァイキング・ロケットはグレン・L・マーティン社(現在のロッキード・マーティン)によってアメリカ海軍研究所(NRL)の監督下で設計、製造された一連の観測ロケットである。12機のヴァイキングロケットが1949年から1955年にかけて打ち上げられた。 冷戦初期の頃のロケットしては珍しく、海軍の主導で開発されたが、兵器としてではなく、科学観測用として開発され、多くの高層大気等に関する科学的、工学的知見をもたらした。ドイツから接収されたV2号を元に開発されたが、様々な新機軸が導入され、現在にまで続く、後のロケットの標準的な様式がこのロケットの開発を通じて確立された。.

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ヘルメス計画

ヘルメス計画(Hermes project)は1944年11月20日から1954年12月31日まで行われたアメリカ陸軍武器科のロケット計画。主契約者はゼネラル・エレクトリック。 第二次世界大戦終結後、計画は燃焼試験やナチス・ドイツの開発したV2ロケットの発展開発を含むよう拡張された。1946年4月16日、当計画における初のV2ロケットの打上げがホワイトサンズ・ミサイル実験場のLC-33で行われた。到達高度は3.4マイル(約5.47km)だった。.

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アメリカロケット協会

アメリカロケット協会(アメリカロケットきょうかい英称:American Rocket Society、略称:ARS)は、1930年4月4日に設立されたアメリカ惑星協会を母体として設立されたアメリカ航空宇宙学会の前身団体の一つ。アメリカの宇宙開発の黎明期において先駆的な役割を果たし、メンバーの中には後にNASAで活躍したものも少なからずいてアメリカ合衆国の宇宙開発史に偉大な足跡を残した。.

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アメリカ海軍

アメリカ海軍(アメリカかいぐん、United States Navy、略称:USN)は、アメリカ合衆国が保有する海軍である。.

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エタノール

タノール(ethanol)は、示性式 CHOH、又は、CHCHOH で表される、第一級アルコールに分類されるアルコール類の1種である。別名としてエチルアルコール(ethyl alcohol)やエチルハイドレート、また酒類の主成分であるため「酒精」とも呼ばれる。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つである。殺菌・消毒のほか、食品添加物、また揮発性が強く燃料としても用いられる。.

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ガス発生器サイクル

生器サイクル (ガスはっせいきサイクル)またはガスジェネレータサイクル、オープンサイクルは、2液推進系ロケットエンジンの動作サイクルの1つである。 燃料と酸化剤の一部を主燃焼室とは別のガス発生器(副燃焼室)で燃焼させ、その燃焼ガスで燃料・酸化剤を供給するターボポンプを駆動させる。ターボポンプを駆動した後のガスはそのまま排出される。 ガス発生器サイクルには、同様に副燃焼室を用いる二段燃焼サイクルに比べいくつかの有利な点がある。ガス発生器に燃料・酸化剤を送る場合には、二段燃焼サイクルの高圧のプレバーナーへ推進剤を供給する場合のように高い圧力を加える必要がない。そのためにターボポンプの開発や製造はより容易になる。二段燃焼サイクルに比べて比推力でやや劣り推力も下がるものの、開発や製造にかかるコストを抑える事が出来る。なお、ガス発生器用に用いられている燃料・酸化剤が直接出力に寄与しないため、推進剤効率の面では劣る部分がある。 ガス発生器サイクルを採用している主なロケットエンジンとしては、サターンVの第1段エンジンF-1や、その上段エンジンのJ-2、アリアン5のヴァルカンなどがある。日本においては、H-IロケットのLE-5がこの形式である。 ファルコン1第1段のマーリンは最新式のガス発生器式エンジンの一例である。.

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グレン・L・マーティン

レン・L・マーティン・カンパニー(The Glenn L. Martin Company、単にマーティンとも)は、1912年8月に設立されたアメリカの航空機メーカーである。設立者はグレン・マーティン(Glenn L. Martin)。1961年にアメリカン・マリエッタと合併してマーティン・マリエッタになり、2006年現在はロッキードと合併して、ロッキード・マーティンとなっている。 有名な機体は、第二次世界大戦中のB-26 マローダーである。 マーチン社は後にそれぞれの会社を設立するドナルド・ダグラス(Donald Douglas)、ローレンス・ベル(Lawrence Bell)、ジェームス・マクドネル(James S. McDonnell)らの技術者が属していた。 後にボーイングを設立する ウィリアム・ボーイング(William Boeing)も飛行機事業にのりだすのにマーティン社の飛行機を購入することからはじめている。.

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ジンバル

2軸(自由度2)のジンバルの図解 ジンバル()は、1つの軸を中心として物体を回転させる回転台の一種である。軸が直交するようにジンバルを設置すると、内側のジンバルに載せられたロータの向きを常に一定に保つことができる。例えば船舶や航空機に搭載された、ジャイロスコープ、羅針盤、焜炉、ドリンクホルダーなどが一般にジンバルを使って地平線に対して常に垂直を向くようになっている。.

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ゼネラル・エレクトリック

ネラル・エレクトリック(General Electric Company、略称: GE)は、アメリカ合衆国コネチカット州に本社を置く、多国籍コングロマリット企業である。.

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ターボポンプ

V2ロケットのターボポンプ ターボポンプ.

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再生冷却

再生冷却とは気化潜熱を利用して冷却する方法。ロケットエンジンや冷凍機や冷房装置に使用されている。.

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国立航空宇宙博物館

国立航空宇宙博物館(こくりつこうくううちゅうはくぶつかん、英:National Air and Space Museum)は、アメリカ合衆国・ワシントンD.C.に所在する、航空機・宇宙船に関連した収集物を展示する博物館。名称の頭文字からNASMの略称が用いられる。.

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過酸化水素

過酸化水素(かさんかすいそ、Hydrogen peroxide)は、化学式 HO で表される化合物。しばしば過水(かすい)と略称される。主に水溶液で扱われる。対象により強力な酸化剤にも還元剤にもなり、殺菌剤、漂白剤として利用される。発見者はフランスのルイ・テナール。.

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V2ロケット

V2ロケットは、第二次世界大戦中にドイツが開発した世界初の軍事用液体燃料ミサイルであり、弾道ミサイルである。宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスが命名した報復兵器第2号(Vergeltungswaffe 2)を指す。この兵器は大戦末期、主にイギリスとベルギーの目標に対し発射された(→発射映像)。以前より開発されていたアグリガット(Aggregat)シリーズのA4ロケットを転用・実用兵器化したものである。後にアメリカ合衆国でアポロ計画を主導したヴェルナー・フォン・ブラウンが計画に参加し設計を行ったことで知られる。.

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X-15 (航空機)

X-15は、アメリカで開発された高高度極超音速実験機。ノースアメリカン社によって3機が製作された。ジェットエンジンではなくロケットエンジンにより高高度まで上昇出来る能力を持つロケットプレーンであり、この機体で得られた極超音速下での空力特性や熱力学的影響などの研究結果は、やがてはスペースシャトルの開発にまで貢献した。.

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XLR11

XLR11エンジン XLR11エンジン XLR11はリアクション・モーターズ社によって1944年に開発が始まったロケットエンジン。 4基の燃焼室を持ち、推力1500lbf(重量ポンド)(6.7 kN,680 kgf)を発生する。エンジンの出力は加減できないが、4基の燃焼室のいくつかの燃焼を止める事によって加減する。 XLR11はX-1やドライデン飛行研究センターのリフティングボディや他の実験機にも使用された。 初期のX-15でも2基のXLR11が使用されている。各燃焼室の推力が2000lbf(8.9 kN,910 kgf)に増強され、全体では1万6000lbf(71 kN,7300 kgf)に達した。.

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XLR50

GE X-405 — アメリカ海軍分類XLR50-GE-2 — はゼネラル・エレクトリックで開発されたRP-1と液体酸素をガス発生器サイクルで燃焼するポンプ供給式液体燃料ロケットエンジンである。 ヴァンガードの1段目の動力に使用された。エンジンはV-2の経験を基にして開発されたのでタービンはH2O2を触媒で分解する事によって生成した蒸気によって駆動され、燃焼室は再生冷却だった。 エンジンは推力偏向のためにジンバル式に装架された。同様にタービンの排気ガスはダクトでノズルに送られてロケットのロール軸の制御のためのバーニア推進器として機能した。 ヴァンガードロケットが最初のアメリカの人工衛星の打上げに選択された時にマーティン社が主契約社として契約を締結した。必要な水準の推力を与えるためにヴァイキング推進器(リアクション・モーターズ XLR10)が不十分と判断され、ヘルメス計画を基にしたゼネラル・エレクトリックの提案の方がリアクション モーターズの次の計画よりも相応しく、リスクが少ない選択であると考えられた。 そのため、1955年10月1日に55-3516-CPを受注したマーティンはゼネラルエレクトリックと推力構造体、ジンバルリング、エンジン部品、エンジン始動器具を含む自己完結型のX-405エンジンの契約を交わした。 最初の2機のヴァンガードの飛行はヴァイキングの1段目を使用したものの、12基のX-405が生産されて11基がヴァンガードに搭載されて飛行した。.

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XLR99

XLR99エンジンはリアクション・モーターズが1950年代にX-15搭載用に開発した最初の出力可変、再着火可能型液体燃料ロケットエンジンである。出力は57000ポンド(254kN)、比推力は279秒である。出力は50~100%の間で可変でき、いつでも必要な時に停止、再着火できる。 燃料は液体酸素と非水アンモニアである。ターボポンプで毎分4500kg供給される。他の液体燃料エンジンと同様に再生冷却を採用する。エンジンの重量は413 kgである。 最大出力で83秒作動する。オーバーホールの間隔は20から40飛行である。.

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推力偏向

戦闘機用の推力偏向ノズル。ノズル口の向きを変えることで推力偏向を行う。 推力偏向(すいりょくへんこう)とは、ロケットエンジンやジェットエンジン、スクリュープロペラなど、噴流ないしその反作用によって推力を得るメカニズムにおいて、噴流の向きを変えることで、推力の向きを偏向させることである。 航空機では、固定翼のジェット機で、ジェットエンジンの噴流の向きをノズルで変えることで行われる。これにより推進力の一部で機体を持ち上げたり、補助翼や方向舵などの動翼だけに頼らずに機体の姿勢制御を行うことができ、フライ・バイ・ワイヤによる制御と組み合わせれば運動の幅を増すことが可能になる。そのためS/VTOL性能やドッグファイト時の機動性が求められる軍用機に実装されることが多い。スラスト・ベクタリング (thrust vectoring, TV) またはベクタード・スラスト (vectored thrust, VT) と呼ばれることもある。.

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液体燃料ロケット

液体燃料ロケット(えきたいねんりょうロケット)は、液体の燃料と酸化剤をタンクに貯蔵し、それをエンジンの燃焼室で適宜混合して燃焼させ推力を発生させるロケットである。単に液体ロケットとも呼ばれる。人工衛星の姿勢制御エンジンなど一部には過酸化水素やヒドラジンのように自己分解を起こす推進剤を触媒等で分解して噴射する、簡単な構造の一液式のものもある。 液体燃料は一般的に燃焼ガスの平均分子量が小さく、固体燃料に比べて比推力に優れているうえ、推力可変機能、燃焼停止や再着火などの燃焼制御機能を持つことができる。また、エンジン以外のタンク部分は単に燃料を貯蔵しているだけなので、特に大型のロケットでは構造効率の良いロケットが製作できる。一方、燃焼室や噴射器、ポンプなどの機構は複雑で小型化が困難なので、小型のロケットでは同規模の固体ロケットに比べて構造効率は悪化する。また、推進剤の種別によっては、腐食性や毒性を持ち貯蔵が困難であったり、極低温なため断熱や蒸発したガスの管理、蒸発した燃料の補充などで取り扱いに難があるものもある。.

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液体酸素

液体酸素(えきたいさんそ)とは、液化した酸素のこと。酸素の沸点は−183℃、凝固点は−219℃である。製鉄や医療現場の酸素源やロケットの酸化剤として利用され、LOX (Liquid OXygen)、LO2のように略称される。有機化合物に触れると爆発的に反応することがある。.

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