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T1強調画像

索引 T1強調画像

T1強調画像(T1きょうちょうがぞう、T1 weighted image, T1WI)は核磁気共鳴画像法 (MRI) で用いられるスピンエコー法(SE法)で得られる画像の一種である。 スピンエコー法ではTR (、ラジオ波パルスを与える間隔)、TE (、ラジオ波パルスを検出するまでの時間)が信号強度と関係しており、TRが組織のT1値よりも短ければ、各組織のT1の違いが画像に反映される。さらにTEがT2値よりも非常に短ければ、各組織のT2の影響が少ない画像が得られる。このようにTR、TEともに短い条件では、各組織のT1の差が強くでる画像が得られ、これをT1強調画像とよぶ。.

4 関係: スピンエコー法高周波T2強調画像核磁気共鳴画像法

スピンエコー法

ピンエコーのアニメーション。青で示されているブロッホ球中のスピン(赤矢印)の緑で示されているパルスシークエンスに対する応答を示している。 磁気共鳴におけるスピンエコー法(スピンエコーほう、spin echo、SE)は、歳差スピン磁化の共鳴放射パルスによるリフォーカスである。現代の核磁気共鳴 (NMR) ならびに核磁気共鳴画像法 (MRI) は、この効果に依存するところが大きい。 励起パルスの後に観測されるNMRシグナルは、スピン-スピン緩和ならびに異なるスピンが異なる速度で歳差運動する原因となる全ての「不均一」効果(例えば化学シフトの分布あるいは磁場勾配)によって時間とともに減衰する。緩和の結果として不可逆適な磁化の損失(デコヒーレンス)が起こるが、不均一な離調は磁化ベクトルを反転させる180°パルスあるいは「反転」パルスを適用することにより逆転させることができる。 現在最も一般的に用いられるパルス系列であり、90°パルス-180°パルスの組み合わせを一定間隔 (1TR) で連続的に印加する。均一静磁場中の核スピンに対して、まず90°パルスを印加し、巨視的磁化ベクトルをx-y平面上に倒す。90°パルス印加直後から、核スピンが定常状態に戻る緩和の過程で、巨視的磁化ベクトルはT2*の時定数で消失する自由誘導減衰 (FID) 信号を放出するが、この途中で、90°パルス印加からτ(TE/2)時間後に180°パルスを印加すると、各核スピンの角速度がキャンセルされ、τ時間後に、T2の時定数で求められる信号強度に該当するエコー信号が観測される。これがスピンエコーである。Short-TR&TEでT1強調画像を、Long-TR&TEでT2強調画像を得ることができる。スピン-格子緩和(spin-lattice relaxation)ともいう。 エコー現象は、レーザー分光法 やなどの磁気共鳴以外の分野での使用されるコヒーレント分光法の重要な要素である。エコーは最初1950年にによって核磁気共鳴において検出され 、スピンエコーは「ハーンエコー」と呼ばれることがある。核磁気共鳴や核磁気共鳴画像法の分野では、高周波照射が最も一般的に使用される。.

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高周波

周波(こうしゅうは)とは、電波、音波など、波形を構成するスペクトラムのうち比較的周波数の高いものを指す。音波の場合は、超音波と呼ばれることが多い。 「高周波」あるいは「低周波」は周波数に関する事項ではあるが、慣習上、「周波」と言い換えている。.

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T2強調画像

T2強調画像(T2きょうちょうがぞう、T2 weighted image, T2WI)は核磁気共鳴画像法 (MRI) で用いられるスピンエコー法(SE法)で得られる画像の一種である。 スピンエコー法において、TRをすべての組織のスピンが元に戻るほど長く設定すれば、各組のT1の違いは画像に反映されない。逆にTEを長く設定すると、各組織のT2の違いが画像に反映されるようになる。したがってTR、TEともに長い条件では、各組織のT2の差が強くでる画像が得られ、これをT2強調画像とよぶ。.

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核磁気共鳴画像法

頭部のMRI(T1)画像 頭の頂部から下へ向けて連続撮影し、動画化したもの 核磁気共鳴画像法(かくじききょうめいがぞうほう、, MRI)とは、核磁気共鳴(, NMR)現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法である。磁気共鳴映像法とも。.

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