ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

S5.98M

索引 S5.98M

S5.98Mは、ロシア製のロケットエンジンで現在はブリーズ上段の動力である。14D30としても知られる。ロケット設計局KB KhIMMASHとロケット科学技術者アレクセイ・イザエフによって設計されたUDMHと四酸化二窒素を燃焼する二段燃焼サイクルのエンジンである。.

9 関係: 二段燃焼サイクルロケットエンジンロコットロシアブリーズ (ロケット)プロトン-Mクルニチェフ国家研究生産宇宙センター四酸化二窒素非対称ジメチルヒドラジン

二段燃焼サイクル

二段燃焼サイクル(にだんねんしょうサイクル)とは2液推進系ロケットエンジンの動作サイクルの1つである。推進剤の一部をプレバーナー(予燃焼室)であらかじめ燃焼させ、その燃焼ガスでターボポンプを駆動させる。その時の燃焼ガスはターボポンプで加圧された推進剤とともに主燃焼室に送られ燃焼する。 酸化剤と酸化される燃料という構成の場合、予燃における混合比について燃料リッチと酸化剤リッチの2つの場合がある。スペースシャトルのエンジンSSMEなどは燃料の比率が高い燃料リッチ(SSMEの場合は水素リッチ)であり、エネルギアのブースターに用いられたエンジンRD-170などは酸化剤の比率が高い酸化剤リッチ(この場合は酸素リッチ)である。酸素リッチの方が高出力を得られるが、高温の酸化性ガスにエンジン内面が晒されるという難しさがあり、旧ソビエト連邦~ロシアおよび中国以外では実用化された例がない。 二段燃焼サイクルの優位な点は、すべての推進剤が主燃焼室での燃焼に利用されエンジン全体としての比推力が高いこと、また高圧で燃焼できるため大気圧下においても効率の良い高膨張比のノズルを用いることが出来ることである。一方、部品点数が多くなり開発や製造はより困難になる。プレバーナーで発生させるガスはターボポンプを駆動した後においてもなお主燃焼室よりも高い圧力を保っていなくてはならないから、プレバーナーは極めて高圧で動作しなくてはならない。したがってプレバーナーに供給される推進剤を加圧するターボポンプはさらなる高圧で動作する必要が生じる。このようにシステム全体できわめて高い圧力での動作を要求することが二段燃焼サイクルエンジンの開発が困難な大きな理由である。.

新しい!!: S5.98Mと二段燃焼サイクル · 続きを見る »

ロケットエンジン

ットエンジンとは推進剤を噴射する事によってその反動で推力を得るエンジンである。ニュートンの第3法則に基づく。 同義語としてロケットモータがある。こちらは固体燃料ロケットエンジンの場合に用いられるのが一般的である。.

新しい!!: S5.98Mとロケットエンジン · 続きを見る »

ロコット

ット(ロシア語:Ро́котローカト;英語:RockotまたはRokot)は、ユニバーサル・ロケットを元に製造され、不要になった大陸間弾道ミサイルUR-100N(NATOコードネーム:SS-19)を衛星打ち上げに転用し、軌道傾斜角65度、高度200kmの軌道に1,950kgの貨物を投入できるロシアのロケットである。合弁事業ユーロコットにより提供・運用される。1990年代にミサイル・サイロ以外から初めて、バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた。後の商業打上では、プレセツク宇宙基地にて、コスモス3Mロケット向けに建設された発射台より打ち上げられている。打ち上げ費用は1999年時点で凡そ1500万ドル、2013年時点で3,600万ドルである。名称は、ロシア語で「轟き」といった意味。.

新しい!!: S5.98Mとロコット · 続きを見る »

ロシア

ア連邦(ロシアれんぽう、Российская Федерация)、またはロシア (Россия) は、ユーラシア大陸北部にある共和制及び連邦制国家。.

新しい!!: S5.98Mとロシア · 続きを見る »

ブリーズ (ロケット)

ブリーズ(露:Бриз, ローマ字表記:Briz, 日本語でそよ風の意)はロシアで開発された上段ロケットである。クルニチェフ国家研究生産宇宙センターで生産され、ロコット、プロトン、アンガラ・ロケットに搭載されて使用する。ブリーズ・シリーズはこれまでにブリーズ-Kを基本とし、ブリーズ-M、ブリーズ-KMの各派生形が開発されている。推進剤はN2O4とUDMHというハイパーゴリック推進剤を使用している。ブリーズ-Mにおいて、1基のRD-2000エンジンを使用し、推力、比推力326秒を得ており、一回の飛行で3,000秒間燃焼することが出来る。.

新しい!!: S5.98Mとブリーズ (ロケット) · 続きを見る »

プロトン-M

プロトン-M(Протон-М)はソ連時代のプロトンロケットを下に開発されたロシアの大型打ち上げロケット。GRAUインデックスでは8K82Mやとあらわされる。クルニチェフで製造されており、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地81番射点や200番射点から打ち上げられる。商業打ち上げはインターナショナル・ローンチ・サービシーズによって通常バイコヌール宇宙基地200/39射点で行われる。初飛行は2001年4月7日に行われた。.

新しい!!: S5.98Mとプロトン-M · 続きを見る »

クルニチェフ国家研究生産宇宙センター

ルニチェフ国家研究生産宇宙センター(露:、英: Khrunichev State Research and Production Space Center)はモスクワを拠点とした宇宙打ち上げシステムの製造会社。名称はソ連航空工業大臣、副首相のに因む。.

新しい!!: S5.98Mとクルニチェフ国家研究生産宇宙センター · 続きを見る »

四酸化二窒素

四酸化二窒素(しさんかにちっそ、dinitrogen tetroxide or nitrogen peroxide)は化学式 N2O4で表される窒素酸化物の一種である。窒素の酸化数は+4。強い酸化剤で高い毒性と腐食性を有する。四酸化二窒素はロケットエンジンの推進剤で酸化剤として注目されてきた。また化学合成においても有用な試薬である。固体では無色であるが、液体、気体では平衡副生成物の為、呈色している場合が多い(構造と特性に詳しい)。.

新しい!!: S5.98Mと四酸化二窒素 · 続きを見る »

非対称ジメチルヒドラジン

非対称ジメチルヒドラジン(Unsymmetrical dimethylhydrazine、UDMH、または1,1-ジメチルヒドラジン)はヒドラジンの誘導体の有機化合物である。示性式は (CH3)2-N-NH2である。異性体には1,2-ジメチルヒドラジン(CH3-NH-NH-CH3)があり、こちらは「対称型ジメチルヒドラジン」と呼ばれる。 アンモニア様の臭気を持つ無色透明の液体で、吸湿性を持ち、水に非常に溶けやすい。空気に触れると黄色に変色する。常温で気化しやすく、引火点が-10度のため引火しやすい。.

新しい!!: S5.98Mと非対称ジメチルヒドラジン · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »