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ネットワーク中心の戦い

索引 ネットワーク中心の戦い

ネットワーク中心の戦い(Network-Centric Warfare, NCW)は、アーサー・セブロウスキーおよびジョン・ガルストカ (John J. Garstka) によって創案された革新的軍事コンセプト 。高次の情報ネットワークによって情報を伝達・共有することで、意思決定を迅速化するとともに戦力運用を効率的に行うことを目的としており、つまるところ、ネットワーク中心コンピューティング(NCC)のコンセプトを軍事に応用したものである。イギリス軍においてもネットワークを駆使できる能力(NEC)の名称で同等のものが検討されている。.

28 関係: 大熊康之射撃管制装置交戦規定ミサイル巡洋艦ミサイル駆逐艦ネットワーク・コンピューティングパラダイムシフトフューチャー・コンバット・システムドナルド・ラムズフェルドアメリカ合衆国国防長官アーサー・セブロウスキーグリッド・コンピューティングコンセプトズムウォルト級ミサイル駆逐艦センサ共同交戦能力共通状況図C4IシステムCG(X)部分集合OODAループ東京電機大学機動戦沿海域戦闘艦情報システム戦術情報処理装置日本海海戦意思決定

大熊康之

大熊 康之(おおくま やすちか、1938年(昭和13年) - )は、海上自衛官、システムエンジニア。 岐阜県生まれ。防衛大学校では電気工学を専攻し、1958年(昭和33年)に第6期生として卒業した。 1971年(昭和46年)度計画で開発された海上自衛隊初のシステム艦である「たちかぜ」が搭載するOYQ-1 WESの導入のため、アメリカ海軍ミサイル・スクール(NAVGMSCOL)に留学。以後、護衛艦艦長、護衛隊司令を歴任し、イージス艦導入時には海上幕僚監部装備体系課においてイージスシステム導入を担当したほか、P-3の要員教育にも従事した。その後、プログラム業務隊司令を経て、1993年(平成5年)に海将補として退官。 退官後は、軍事システムエンジニアリングの研究・講演などを通じて活動している。主な著作として『軍事システム エンジニアリング』があるが、これは、日本防衛装備工業会の月刊JADIにおいて、2005年5月号から2006年2月号まで連載したものをもとに大幅加筆したものである。.

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射撃管制装置

射撃管制装置(しゃげきかんせいそうち、fire control system, FCS、射撃統制装置(しゃげきとうせいそうち)、火器管制装置(かきかんせいそうち)、射撃指揮装置(しゃげきしきそうち))は、兵器が目標物を正確に射撃するために火器を制御するための、装置及び装置以外のシステム(英語での表現 fire control system のどこにも、「装置」に相当する equipment といったような語は無い)。.

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交戦規定

交戦規定(こうせんきてい、Rules of Engagement、以下ROEと表記)とは、軍隊や警察がいつ、どこで、いかなる相手に、どのような武器を使用するかを定めた基準のこと。 このような規定は時代や各組織ごとに大きく異なるものの、多くの組織が用いており、詳細にわたって定められているのが一般的。通常、敵に手の内を見せるのを防ぐため、公表されることは少ない。.

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ミサイル巡洋艦

ミサイル巡洋艦(ミサイルじゅんようかん)とは軍艦の艦種の一つで、ミサイルを搭載している巡洋艦の事である。主にアメリカ合衆国とロシア連邦で開発・運用されているが、両国においてその性格は異なっている。.

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ミサイル駆逐艦

ミサイル駆逐艦(ミサイルくちくかん、Guided missile Destroyer)は、軍艦の艦種の一つであり、広義にはミサイルを搭載している駆逐艦の事である。ミサイル艦の一種。日本の海上自衛隊においてはミサイル護衛艦(DDG)という名称が用いられている。 狭義においては、アメリカ海軍における艦種記号でDDGの艦の事であり、テリア、ターター、スタンダードのような艦隊防空用の艦対空ミサイルを搭載した駆逐艦の事である。アーレイ・バーク級、キッド級などがある。スプルーアンス級駆逐艦(艦種記号DD)の様に艦隊防空用のミサイルを搭載していない駆逐艦はミサイルを搭載していてもミサイル駆逐艦とは類別されないが、何故か艦隊防空用のミサイルを搭載していないズムウォルト級(DDG-1000)はミサイル駆逐艦扱いである。 アメリカ海軍以外には冷戦時代にスペイン海軍及びイギリス海軍、海上自衛隊や韓国海軍なども防空ミサイル駆逐艦を導入した他、1980年代までには世界各国海軍で必須の装備(水上戦闘艦)として開発が進んだ艦種である。 ソ連やロシアにおいてはミサイル艦とは艦対艦ミサイルを搭載した艦のことであり、アメリカ海軍でいうような艦隊防空用のミサイルを搭載した駆逐艦をミサイル艦とは呼ばない。むしろ、1950年代後半ないし1960年代以降においてたんに「駆逐艦」といえばアメリカ海軍で言うようなミサイル駆逐艦に相当すると考えた方が適切である。ソビエト連邦海軍やロシア海軍においても「ミサイル駆逐艦」という艦種名称は存在せず、単に「駆逐艦」と呼ばれる艦種や「大型対潜艦」と呼ばれる艦種がアメリカ海軍でいうところのミサイル駆逐艦と同様の任務を負う同規模の艦となっている。.

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ネットワーク・コンピューティング

ネットワーク・コンピューティング(英: network computing、NC)とは、ネットワークを中心としたコンピュータの利用形態のこと。ネットワーク・セントリック・コンピューティング(ネットワーク中心コンピューティング、network-centric computing、NCC)ともいう。.

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パラダイムシフト

パラダイムシフト()とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。 科学史家トーマス・クーンが科学革命で提唱したパラダイム概念の説明で用いられたものが拡大解釈されて一般化したものである。 パラダイムシフトは、狭義では科学革命と同義である。.

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フューチャー・コンバット・システム

フューチャー・コンバット・システム(Future Combat System、FCS)は、アメリカ国防総省と陸軍が、イラクやアフガニスタンでの対テロ戦争など非正規軍も対象とする「21世紀型戦闘」への対応に向けて進めている、総額1,600億ドル規模の兵力近代化構想「未来戦闘システム」(将来戦闘システムとも)のことである。 同システムは、戦闘車両や無人偵察機、戦闘ロボット、電子装備を身につけた兵士などを情報通信ネットワークで統合、運用するもので、地上部隊の戦闘能力を飛躍的に向上させるものと期待されている。.

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ドナルド・ラムズフェルド

ドナルド・ヘンリー・ラムズフェルド(、1932年7月9日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。大統領首席補佐官、国防長官、ランド研究所会長を歴任した。 第38代大統領ジェラルド・R・フォードのもとで第13代国防長官(1975年 - 1977年)を、第43代大統領ジョージ・W・ブッシュのもとで第21代国防長官(2001年 - 2006年)をそれぞれ務めた。アメリカ新世紀プロジェクトのメンバーでもあり、イラク戦争ではブッシュ政権内で終始強硬な攻撃論を主張した。 アメリカ合衆国の軍産複合体を体現した人物とも評される。また、7年あまりの下院議員生活の経験に基づいた、議員としての心得、いわゆる「ラムズフェルドのルール」は、現在でもワシントンD.C.の関係者の間では広く知れ渡っている。一方で、他者に対する配慮を欠いた発言スタイルで、数々の物議を醸す発言をして軋轢を生んだ。 1954年に妻のジョイスと結婚しており、夫妻には3人の子供(Valerie J. Rumsfeld Richard、Marcy K. Rumsfeld Walczak、Donald Nicholas Rumsfeld)および5人の孫がいる。.

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アメリカ合衆国国防長官

アメリカ合衆国国防長官(アメリカがっしゅうこくこくぼうちょうかん、Secretary of Defense of the United States)は、アメリカ合衆国の連邦政府において国防政策を担当し、国防総省の長としてアメリカ軍(陸・海・空軍・海兵隊)及び州兵を統括する行政府の長官である。日本における防衛大臣に相当する。.

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アーサー・セブロウスキー

アーサー・セブロウスキー()は、アメリカ海軍の軍人。当初は艦上機パイロットとして活動したのち、システムエンジニアとして活躍した。最終階級は中将。.

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グリッド・コンピューティング

リッド・コンピューティングは、インターネットなどの広域のネットワーク上にある計算資源(CPUなどの計算能力や、ハードディスクなどの情報格納領域)を結びつけ、ひとつの複合したコンピュータシステムとしてサービスを提供する仕組みである。提供されるサービスは主に計算処理とデータの保存・利用に大別される。一箇所の計算センターや、一組のスーパーコンピュータでは足りないほどの大規模な計算処理や大量のデータを保存・利用するための手段として開発されている。.

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コンセプト

ンセプト (concept).

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ズムウォルト級ミサイル駆逐艦

ムウォルト級ミサイル駆逐艦()は、アメリカ海軍が取得を進めている新型ミサイル駆逐艦の艦級。 高度なステルス性などの先進的な設計と強力な対地射撃能力を備えており、当初は30隻以上の大量建造が計画されていたが、のちにコスト増などのためにナン・マッカーディー制度によってアメリカ合衆国議会にその旨を報告され24隻に、次いで7隻に、最終的には3隻にまで削減された。.

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センサ

ンサまたはセンサー(sensor)は、自然現象や人工物の機械的・電磁気的・熱的・音響的・化学的性質あるいはそれらで示される空間情報・時間情報を、何らかの科学的原理を応用して、人間や機械が扱い易い別媒体の信号に置き換える装置のことをいい、センサを利用した計測・判別を行うことを「センシング」という。検知器(detector)とも呼ばれる。.

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共同交戦能力

共同交戦能力(きょうどうこうせんのうりょく、Cooperative Engagement Capability; CEC)とは、NCWコンセプトのもと、アメリカ海軍が策定した戦闘コンセプト。.

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共通状況図

共通状況図は、軍隊において各種の情勢を表示して作成される図面である。情勢認識を適切に共有し、各級指揮官の意思決定を支援する。作戦指導(OPS)系列においては、作戦術レベルにおいてCOP、戦術レベルにおいてCTPの2種が、情報資料(INTEL)系列においてはCIPが作成される。また、作戦指導系列の交戦レベルで、各ユニットが生成していたFCPを、SIAPとして共通状況図化することも試みられている。.

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C4Iシステム

C4Iシステム(C Quadruple I system シー・クォドルプル・アイ・システム、Command Control Communication Computer Intelligence system)は、軍隊における情報処理システム。指揮官の意思決定を支援して、作戦を計画・指揮・統制するための情報資料を提供し、またこれによって決定された命令を隷下の部隊に伝達する。すなわち、動物における神経系に相当するものであり、部隊の統制や火力の効率的な発揮に必要不可欠である。.

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CG(X)

CG(X)はアメリカ海軍が開発していた新型ミサイル巡洋艦。タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の更新用として、2011年ごろより発注する計画であったが、2010年度のQDRにおいて計画はキャンセルされた。本計画の代替として、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の改良型が建造される予定である。.

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部分集合

集合 A が集合 B の部分集合(ぶぶんしゅうごう、subset; 下位集合)であるとは、A が B の一部(あるいは全部)の要素だけからなることである。A が B の一部分であるという意味で部分集合という。二つの集合の一方が他方の部分集合であるとき、この二つの集合の間に包含関係があるという。.

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OODAループ

OODAループによる意思決定手順http://www.chetrichards.com/modern_business_strategy/boyd/essence/eowl_frameset.htm, Boyd (1995) OODAループ(; ウゥーダ・ループ)は、アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐によって提唱された判断の理論。.

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東京電機大学

記載なし。

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機動戦

機動戦(きどうせん Maneuver warfare)は、火力ではなく主に機動により遂行される戦闘の形態である。 一般に攻撃力は、自らの移動能力と敵への物理的加害力の合算、または乗算だと考えられており、機動戦は移動能力の発揮を主眼においた戦闘であるといえる。 また、機動の速度のみならず、意思決定の速度においても敵に優越することで、敵に不利な態勢を強要して主導性を獲得するという戦術については、とくに機略戦(Maneuver warfare)と称される。.

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沿海域戦闘艦

沿海域戦闘艦(えんかいいきせんとうかん LCS, Littoral combat ship)はアメリカ海軍が現在開発中の新型戦闘艦。沿岸戦闘艦(えんがんせんとうかん)または沿岸海域戦闘艦(えんがんかいいきせんとうかん)と翻訳される場合もある。搭載モジュールの交換によって多彩な任務に対応できるのが新しい大きな特徴である。.

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情報システム

情報システム(じょうほうしすてむ)は、情報の処理や伝達などを行うシステム。コンピュータやネットワークなどを使用する、いわゆるコンピュータシステムを指すことも多い。.

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戦術情報処理装置

戦術情報処理装置は、軍隊が戦術的階梯で使用する情報処理システム。.

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日本海海戦

東郷平八郎(1907年〈明治40年〉) ロジェストヴェンスキー 日本海海戦(にほんかいかいせん、1905年5月27日 - 28日)は、日露戦争中に行われた海戦である。日本以外ではこれを主力決戦の場所に因み対馬沖海戦(つしまおきかいせん、 (Tsusimskoye srazheniye)、英語:Battle of Tsushima)と呼ぶ。 この海戦は日本海軍の連合艦隊と、ロシア海軍の第2・第3太平洋艦隊との間で戦われた。連合艦隊はロシア海軍両艦隊を撃滅し戦力のほとんどを失わせたが、連合艦隊の損失は軽微という海戦史上稀な一方的勝利となった。これにより両国間のポーツマス講和会議への道を開いた。なお日本では上記のロシア海軍両艦隊を指して「バルチック艦隊」と呼ぶことが定着しており本稿でもこの呼び名を用いる。.

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意思決定

意思決定(いしけってい、decision making)は、人や団体が特定の目標を達成するために、ある状況において複数の代替案から、最善の解を求めようとする人間の認知的行為である。.

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