ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

Load-Link/Store-Conditional

索引 Load-Link/Store-Conditional

load-link(ロード・リンク、LL、他に load-linked(ロードリンクト) または load and reserve(ロード・アンド・リザーヴ))と store-conditional(ストア・コンディショナル) (SC) は組み合わせて使用されるコンピュータの命令。これによりロックなしのアトミックなリード・モディファイ・ライト操作が可能となる。(リード・モディファイ・ライトとは、あるメモリ位置の内容を読み取って、変更を加えて、書き戻す一連の操作を意味する) load-link 命令は指定されたメモリ位置の現在の内容を返す。その後の store-conditional 命令は同じメモリ位置へ新たな値を書き込むが、前回の load-link 命令以降にそのメモリ位置の内容が書き換えられていないときだけ書き込みが行われる。何らかの更新がなされていたら、たとえ load-link 命令で読み取った値と同じ内容が書かれていたとしても store-conditional 命令は失敗する。従って、LL/SC命令はコンペア・アンド・スワップ (CAS) 命令のような false positive(フォールス・ポジティヴ)(偽陽性)問題を発生しない。.

9 関係: ARMアーキテクチャ不可分操作コンペア・アンド・スワップコンピュータコンテキストスイッチDEC AlphaLock-freeとWait-freeアルゴリズムMIPSアーキテクチャPowerPC

ARMアーキテクチャ

ARMアーキテクチャ とは、ARMホールディングスの事業部門であるARM Ltdにより設計・ライセンスされている、組み込み機器や低電力アプリケーション向けに広く用いられている、プロセッサコアのアーキテクチャである。.

新しい!!: Load-Link/Store-ConditionalとARMアーキテクチャ · 続きを見る »

不可分操作

不可分操作(ふかぶんそうさ)あるいはアトミック操作 (atomic operation) とは、情報工学においていくつかの操作を組み合わせたもので、システムの他の部分から見てそれらがひとつの操作に見えるものをいう。.

新しい!!: Load-Link/Store-Conditionalと不可分操作 · 続きを見る »

コンペア・アンド・スワップ

ンペア・アンド・スワップ(Compare-and-Swap、CAS)とは、アトミックに、あるメモリ位置の内容と指定された値を比較し、等しければそのメモリ位置に別の指定された値を格納するCPUの特別な命令の一種である。この操作の結果、置換が行われたかどうかを示す必要があり、単純な真理値を返すか、そのメモリ位置から読み込んだ内容(書き込んだ内容ではない)を返す。 CAS命令はマルチプロセッサシステムでセマフォなどを実装するのに使われる。 また、マルチプロセッサシステムでLock-freeとWait-freeアルゴリズムを実装するのにも使われる。Maurice Herlihy(1993年)はこれが単なるリード、ライトやテスト・アンド・セットでは実装できないことを示した。 CAS命令を利用したアルゴリズムは、一般にあるキーとなるメモリ位置を読み取り、その古い値を記憶しておく。その古い値に基づいて、新しい値を計算する。その後、CAS命令でそのメモリ位置に新しい値を格納するが、そのときにCAS命令の比較によって計算に用いた古い値が置換時にもそのまま入っていることを確認する。CAS命令が比較に失敗した場合、最初から処理をやり直す。メモリ位置を再度読み取って、値を計算し、CAS命令を再実行するのである。 このようなアルゴリズムは False Positive(偽陽性)という問題(あるいは ABA問題)に対処しなければならない。古い値を読み取った後、CAS命令を実行するまでの間に、そのメモリ位置の内容が複数回書き換えられて偶然もとの古い値と同じビットパターンになっている可能性がある。CAS命令だけではこの事実を検出できない。その値はパターンは同じでも全く異なった意味かもしれない。 CAS命令はシングルプロセッサのシステムには不要である。その場合、単に割り込みを不可にすることでアトミック性が達成される。しかし、マルチプロセッサシステムでは同時に全てのプロセッサで割り込みを不可とすることは困難だし、不十分でもある。他のプロセッサでも同じメモリ位置にアクセスしようとしているかもしれない。CAS命令はそのようなプロセッサ間の衝突を防ぎ、アトミックにメモリ位置をチェックして変更することを可能にする。.

新しい!!: Load-Link/Store-Conditionalとコンペア・アンド・スワップ · 続きを見る »

コンピュータ

ンピュータ(Computer)とは、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。実際の対象は文字の置き換えなど数値計算に限らず、情報処理やコンピューティングと呼ばれる幅広い分野で応用される。現代ではプログラム内蔵方式のディジタルコンピュータを指す場合が多く、特にパーソナルコンピュータやメインフレーム、スーパーコンピュータなどを含めた汎用的なシステムを指すことが多いが、ディジタルコンピュータは特定の機能を実現するために機械や装置等に組み込まれる組み込みシステムとしても広く用いられる。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照。.

新しい!!: Load-Link/Store-Conditionalとコンピュータ · 続きを見る »

コンテキストスイッチ

ンテキストスイッチ (context switch) とは、複数のプロセスが1つのCPUを共有できるように、CPUの状態(コンテキスト (情報工学))を保存したり復元したりする過程のことである。コンテキストスイッチはマルチタスクオペレーティングシステムに不可欠な機能である。通常コンテキストスイッチは多くの計算機処理を必要とするため、オペレーティングシステムの設計においてはコンテキストスイッチを最適化することが重要である。.

新しい!!: Load-Link/Store-Conditionalとコンテキストスイッチ · 続きを見る »

DEC Alpha

DEC Alpha AXP 21064 のダイ DEC Alpha AXP 21064 のパッケージ Alpha AXP 21064 のダイを埋め込んだ名刺 Compaq Alpha 21264C Alphaを複数のチップで実装した初期のマルチチップモジュール DEC AlphaはAlpha AXPとしても知られ、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) の64ビットRISC命令セットアーキテクチャ (ISA) であり、32ビットVAX CISC ISA とその実装を置換すべく設計された。AlphaはDECがマイクロプロセッサとして実装し生産した。Alphaマイクロプロセッサは特にDECのワークステーションやサーバに使用され、ミッドレンジ以上のあらゆるコンピュータで採用された。サードパーティもAlphaを使ったシステムを製造しており、PCのフォームファクタのマザーボードなども作られた。 オペレーティングシステム (OS) としてはDEC版UNIX (Tru64 UNIX) やVMSをサポートした。後に、Linux (Debian GNU/Linux, Gentoo Linux, Red Hat Linux) や一部のBSD (NetBSD, OpenBSD, FreeBSD) のようなオープンソースのOSもAlpha上で動作するようになった。マイクロソフトもWindows NT 4.0 SP6までAlphaをサポートしたが、Windows 2000 beta 3以降、サポートは打ち切られた。 1998年、DECがコンパックに買収されると、Alphaアーキテクチャもコンパックのものとなった。コンパックはインテルの顧客でもあり、予定されていたHP/インテルのItaniumアーキテクチャを採用するためAlphaを徐々にフェーズアウトさせることにし、Alpha関連の知的財産権を2001年にインテルに売却し、実質的に製品として見切りをつけた。2002年HPがコンパックを買収し、2004年まで既存製品の開発を継続し、既存顧客向けに2006年10月までAlphaベースのシステムの販売継続を約束した(その後2007年4月に延長)。.

新しい!!: Load-Link/Store-ConditionalとDEC Alpha · 続きを見る »

Lock-freeとWait-freeアルゴリズム

Lock-freeとWait-freeアルゴリズムとは、共有データにロックをかけてアクセスを防ぐアルゴリズムとは違い、複数のスレッドが同時並行的に、ある対象データを壊すことなしに読み書きすることを可能にするアルゴリズムである。Lock-free とはスレッドがロックしないことを意味しており、全てのステップにおいてシステムが必ず進行する。これはLock-free ではミューテックスやセマフォといった、排他制御のためのプリミティブを使ってはならないことを意味する。なぜならロックを持っているスレッドの実行が中断した場合、全体の進行を阻止しうるからである。Wait-free とは、他のスレッドの動作に関係なく、スレッドがいかなる操作も有限のステップで操作を完了させられることを指す。あるアルゴリズムがLock-freeであるがWait-freeでないことはありうる。Wait-free なアルゴリズムは Lock-free である。.

新しい!!: Load-Link/Store-ConditionalとLock-freeとWait-freeアルゴリズム · 続きを見る »

MIPSアーキテクチャ

MIPSアーキテクチャは、ミップス・コンピュータシステムズ(現ミップス・テクノロジーズ)が開発したRISCマイクロプロセッサの命令セット・アーキテクチャ (ISA) である。.

新しい!!: Load-Link/Store-ConditionalとMIPSアーキテクチャ · 続きを見る »

PowerPC

IBM PowerPC 601 マイクロプロセッサ PPC601FD-080-2 IBM PowerPC 601+ マイクロプロセッサ PPCA601v5FE1002 IBM PowerPC 601 マイクロプロセッサ PPC601FF-090a-2 PowerPC(パワーピーシー、Performance optimization with enhanced RISC - Performance Computing)は1991年にアップルコンピュータ、IBM、モトローラの提携(AIM連合)によって開発された、RISCタイプのマイクロプロセッサである。 PowerPCはIBMのPOWERアーキテクチャをベースに開発され、アップルコンピュータのMacintoshやIBMのRS/6000などで採用された。現在ではゲーム機をはじめとした組み込みシステム、スーパーコンピュータで広く使われている。なお、POWER3以降は、POWERファミリ自体がPowerPCアーキテクチャに準拠している。.

新しい!!: Load-Link/Store-ConditionalとPowerPC · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »