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GIOP

索引 GIOP

GIOP(General Inter-ORB Protocol)とは、分散コンピューティングにおけるObject Request Broker(ORB)間の抽象プロトコルである。このプロトコルに関する標準規格はObject Management Group(OMG)が管理している。 IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)とは、TCP/IP上の GIOP の実装である。つまり、抽象プロトコルである GIOP の実体化である。.

9 関係: 分散コンピューティングインターネット・プロトコル・スイートエンディアンCommon Object Request Broker Architecture通信プロトコルInteroperable Object ReferenceObject Management GroupObject Request Broker最下位ビット

分散コンピューティング

分散コンピューティング(ぶんさんコンピューティング、英: Distributed computing)とは、プログラムの個々の部分が同時並行的に複数のコンピュータ上で実行され、各々がネットワークを介して互いに通信を行いながら全体として処理が進行する計算手法のことである。複雑な計算などをネットワークを介して複数のコンピュータを利用して行うことで、一台のコンピュータで計算するよりスループットを上げようとする取り組み、またはそれを実現する為の仕組みである。分散処理(ぶんさんしょり)ともいう。並列コンピューティングの一形態に分類されるが、一般に並列コンピューティングと言えば、同時並行に実行する主体は同じコンピュータシステム内のCPU群である。ただし、どちらもプログラムの分割(同時に実行できる部分にプログラムを分けること)が必須である。分散コンピューティングではさらに、それぞれの部分が異なる環境でも動作できるようにしなければならない。例えば、2台の異なるハードウェアを使ったコンピュータで、それぞれ異なるファイルシステム構成であっても動作するよう配慮する必要がある。 問題を複数の部分問題に分けて各コンピュータに実行させるのが基本であり、素数探索や数多く試してみる以外に解決できない問題の対処として用いられているものが多い。分散コンピューティングの例としてBOINCがある。これは、大きな問題を多数の小さな問題に分割し、多数のコンピュータに分配するフレームワークである。その後、それぞれの結果を集めて大きな解を得る。一般的に処理を分散すると一台のコンピュータで計算する場合と比べ、問題データの分配、収集、集計するためのネットワークの負荷が増加し、問題解決の為のボトルネックとなるため、部分問題間の依存関係を減らすことが重要な課題となる。 分散コンピューティングは、コンピュータ同士をネットワーク接続し、効率的に通信できるよう努力した結果として自然に生まれた。しかし、分散コンピューティングはコンピュータネットワークと同義ではない。単にコンピュータネットワークと言った場合、複数のコンピュータが互いにやり取りするが、単一のプログラムの処理を共有することはない。World Wide Web はコンピュータネットワークの例であるが、分散コンピューティングの例ではない。 分散処理を構築するための様々な技術や標準が存在し、一部はその目的に特化して設計されている。例えば、遠隔手続き呼出し (RPC)、Java Remote Method Invocation (Java RMI)、.NET Remoting などがある。.

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インターネット・プロトコル・スイート

インターネット・プロトコル・スイート(Internet protocol suite)は、インターネットおよびインターネットに接続する大多数の商用ネットワークで利用できる通信規約(通信プロトコル)一式である。インターネット・プロトコル・スイートは、インターネットの黎明期に定義され、現在でも標準的に用いられている2つのプロトコル、Transmission Control Protocol (TCP) とInternet Protocol (IP) にちなんで、TCP/IPプロトコル・スイートとも呼ばれる。今日のIPネットワーキングは、1960年代と1970年代に発展し始めたLocal Area Network (LAN) とインターネットの開発が統合されたものである。それは1989年のティム・バーナーズ=リーによるWorld Wide Webの発明と共にコンピュータ及びコンピュータネットワークに革命をもたらした。 インターネット・プロトコル・スイート(類似した多くのプロトコル群)は、階層の一式として見ることができる。各層はデータ転送に伴い生じる一連の問題を解決し、下位層プロトコルのサービスを使用する上位層プロトコルに明確なサービスを提供する。上位層は利用者と論理的に近く、より理論的なデータを処理する。また最終的に物理的に転送できる形式へデータを変換するため、下位層プロトコルに依存する。そのデータ通信モデルは、TCP/IPモデル(TCP/IP参照モデル・DARPAモデル)と呼ばれ、4つの階層で構成している。この階層的な通信規約の設計をプロトコルスタックと呼ぶことがある。.

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エンディアン

ンディアン(endianness)は、複数のバイトなどを並べる順序の種類である。一般的な用語による表現ではバイトオーダ(byte order)、ないしそれを一部訳して日本語ではバイト順とも言う。 英語の「endian」という単語自体には元々は「配置方式」「並び順」といった意味はなかった(#語源を参照)。日本では総称として「エンディアン」と呼ぶことが多いが、英語でそれに相当する語はendianness(エンディアンネス)である。.

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Common Object Request Broker Architecture

Common Object Request Broker Architecture(コモン オブジェクト リクエスト ブローカー アーキテクチャー、略称CORBA)とは、Object Management Group(OMG)が定義した標準規格であり、様々なコンピュータ上で様々なプログラミング言語で書かれたソフトウェアコンポーネントの相互利用を可能にする(分散オブジェクト技術)ものである。.

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通信プロトコル

通信プロトコル(つうしんプロトコル、Communications protocol)、あるいはネットワーク・プロトコルは、ネットワーク上での通信に関する規約を定めたものである。「通信規約」や「通信手順」と訳す場合もある。.

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Interoperable Object Reference

Interoperable Object Reference(IOR)とは、分散コンピューティングにおける CORBAやRMI-IIOPオブジェクトへの参照の一種である。 CORBA 以外の機構(HTTP、FTP、電子メールなど)でオブジェクト参照の共有を容易にするため、IOR は印字可能な文字列で表現される。文字列化された IOR は、接頭辞 IOR: の後に16進数の文字列が並ぶ。 IOR の内部構造はいくつかの部分に分かれる。各部分は整数コードになっている。コードはObject Management Groupが管理し割り当てている。典型的な IOR には、リモートホストのインターネットアドレス、CORBAサーバが対応しているリモートポート番号、呼び出されるメソッドを持つリモートオブジェクトのクラスを定義する文字列、個々のオブジェクトを識別するキー(ビット列)から構成される。 特定のORBが生成する IOR に、必要な特定のコンポーネントを追加できる特殊なオブジェクト(IOR interceptor)を登録することが可能である。 IOR はビッグエンディアンにもリトルエンディアンにも符号化可能である。IOR にはサポートされている文字コードセットなどといった各種情報を含めることもできる。文字列化された参照よりもDNSサーバを使うことが推奨されるが、DNSサーバ自体を探す必要もあるし、単純な場合には文字列化した方が簡単な場合もある。 文字列化されていない IOR は GIOP 経由でオブジェクトの参照を転送するのに使われる。 Category:オブジェクト指向 Category:通信プロトコル.

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Object Management Group

Object Management Group (オブジェクト・マネージメント・グループ、OMG) は、コンピュータ業界の非営利の標準化コンソーシアムであり、国際的で誰でも会員になれる。様々な技術および広範囲の業種について企業統合標準を開発している。OMGのモデリング標準は、ソフトウェアや他のプロセスの強力な視覚的設計・実行・保守を可能にする。当初はオブジェクト指向システムの標準化を目的としいていたが、後に(プログラム、システム、ビジネスプロセスなどの)モデリングとモデルベースの標準策定に注力している。.

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Object Request Broker

Object Request Broker(オブジェクトリクエストブローカー、ORB、分散オブジェクト間通信機構)とは分散コンピューティングにおいて、 ネットワークを介してコンピュータ間でのプログラムの呼び出しを可能とするミドルウェアのことである。 ORBのもっとも重要な機能は、プロセス内データ構造をバイト列に変換し転送すること、およびバイト列からもとのデータ構造を復元すること、すなわちシリアライズである。 ある種のORBは、例えばCORBAベースのものは、インタフェース記述言語を用いて転送データを記述する。オブジェクト指向プログラミングが主流になる前は、遠隔手続き呼出し (RPC) が一般的だった。 ORBにはデータのシリアライズの他にも、分散トランザクション、ディレクトリ・サービス、リアルタイムスケジューリングといった機能が付加されていることがある。 オブジェクト指向言語においては、ORBもオブジェクトであり、転送を仲介するオブジェクトに接続するためのメソッドがある。そのようなオブジェクトとORBが接続されると、オブジェクトのメソッドは遠隔呼び出しが可能となる。ORBは何らかの手段でオブジェクトのネットワークアドレスを取得できなければならない。典型的なORBは他にも多くのメソッドを持っている。 Windowsなどで用いられるCOM / DCOMや、Java RMI、前述のCORBAなどの実装が存在する。 Category:プロセス間通信 Category:分散処理 Category:システムソフトウェア.

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最下位ビット

最下位ビット(さいかいビット、least significant bit、LSBと略記)は、コンピュータにおいて二進数で最も小さな値を意味するビット位置のことである。LSBは右端ビットとも言われる。十進数に当てはめれば、「一の位」に相当する。 二進数の特定のビットを示すために、各ビットにはゼロからn(その数値のビット数に依存)までのビット番号が割り当てられる。 従来、エンディアンによってゼロ番のビットがMSBに対応していたり、LSBに対応していたりしていたが、最近ではゼロ番はLSBとされていることが多い。(訳注:これが関係してくるのはビット番号を指定する形式のビット操作命令が存在する命令セットだけである。) これを拡張すると、LSBs(複数)はLSB側のいくつかのビットを意味する。 LSBs は変化が激しい。例えば、1 (二進数では 00000001) に 3 (二進数では 00000011) を足すと、結果は 4 (二進数では 00000100)であり、3桁のLSBsが変化している(011→100)。 対照的に3桁のMSBsは全く変化していない(000)。 この性質を利用して LSBsはしばしば擬似乱数、ハッシュ関数、チェックサムなどで使用される。 LSBが最下位バイトを意味する場合もある。この曖昧さを回避するため、LSBit、LSByteと表記されることもある。.

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IIOPInternet Inter-ORB Protocol

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