ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

Dd (UNIX)

索引 Dd (UNIX)

ddはUnix系のシステムにあるプログラム(コマンド)で、データのコピーや変換をブロックデバイスを直接読み書きして行うことが特徴である。dataset definitionの略であるが、IBMのメインフレームのJob Control Language(ジョブ制御言語、JCL)の「DD文」(DD statement)に由来するため、引数の構文が、Unixの一般的なコマンドの引数のそれとは激しく異なっている(datasetというのはメインフレーム用語)。 ddの主な機能は指定されたバイト数もしくはブロック数のデータのコピーであり、この機能は、ハードディスク(全体もしくはパーティション単位、またはブートセクター等)のバックアップや、/dev/zeroや/dev/randomを用いて指定された領域を完全消去するために利用される。同様にディスクの(可能な限り)全状態をそのままクローンしたい、コンピュータ・フォレンジックスなどの場合にも使われる。 ddコマンドが行うようなディスクの直接の読み書きには、通常は管理者権限が必要であり、従って危険なコマンドであっても簡単に実行できてしまう状態で作業していることが多い。そしてddは、例えば、入力と出力の指定をうっかり逆にしただけで(具体的には "of" と "if" の、QWERTYキーボードでは隣の1文字の違いである)、大事なデータをバックアップする代わりに、まっさらなディスクの内容をそれに上書きして消してしまう、という恐ろしいことを起こし得る。そのためしばしばベテランは、data destroyer(あるいはdisk destroyer、destroyer.

15 関係: /dev/random/dev/zeroマスターブートレコードハードディスクドライブメインフレームブートセクタパーティションデータの完全消去コンピュータ・フォレンジクスセクターDdrescueIBMISO 9660Job Control LanguageUnix系

/dev/random

/dev/random はUnix系オペレーティングシステム (OS) における擬似デバイスの一種であり、乱数生成器として機能する。デバイスドライバその他の情報源から集めた環境ノイズを利用して、真の乱数性を得るのが目的である。全てのUnix系OSが /dev/random およびそれに類する機能を実装しているわけではない。また、それぞれの実装が、同じように振舞うわけでもない。このような擬似デバイスを実装した最初のOSはLinuxであった。.

新しい!!: Dd (UNIX)と/dev/random · 続きを見る »

/dev/zero

/dev/zero は、Unix系オペレーティングシステムにおけるスペシャルファイルの1つで、全てヌル文字(ASCII の NUL、0x00)の内容を読み出すことができる。典型的利用例として、何らかの情報を上書きするキャラクタストリームとして使う。あるいは、特定サイズの内容が何もないファイルを作成するのにも使われる。BSD では、/dev/zero を mmap で仮想アドレス空間にマッピングすることで共有メモリを実装している。 あるパーティションの全データを破壊するという使い方もある。(政府・業界規格の一部において、この手法がデータの完全消去に認められない場合があるので注意すること) 1MiB のヌルキャラクタで埋め尽くされたファイル 'foobar' を作成するには、以下のようにする。 /dev/null と同じように、出力先としても使うことができる。/dev/zero への書き込みは全く何の効果ももたらさない(/dev/null と同じだが、/dev/null の方がこの用途にはよく使われる)。.

新しい!!: Dd (UNIX)と/dev/zero · 続きを見る »

マスターブートレコード

マスターブートレコード(Master Boot Record、略称MBR)とは、PC/AT互換機に於いて、単数または複数のパーティションに分けられたディスクのパーティション外に存在する先頭セクタでブートセクタの一種である。 PC/AT互換機では、BIOSがセクタ長が512バイトで先頭1セクタのみのロードしか保証しないため、サイズは512バイトである。0(先頭)~445(446バイト)にブートストラップローダ、440~444(4バイト)にDisk MBR signature、446~509(64バイト)にパーティションテーブル、510~511(2バイト)にブートシグニチャがある。.

新しい!!: Dd (UNIX)とマスターブートレコード · 続きを見る »

ハードディスクドライブ

AT互換機用内蔵3.5インチHDD(シーゲイト・テクノロジー製) ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)とは、磁性体を塗布した円盤を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。.

新しい!!: Dd (UNIX)とハードディスクドライブ · 続きを見る »

メインフレーム

IBM 704 メインフレーム メインフレーム(mainframe)は、主に企業など巨大な組織の基幹業務用などに使用される、大型コンピュータを指す用語。汎用コンピュータ、汎用機、汎用大型コンピュータ、大型汎用コンピュータ、ホストコンピュータ、大型汎用計算機 などとも呼ばれる。対比語は時代にもより専用機、分散コンピュータ(オープン系システム)など。.

新しい!!: Dd (UNIX)とメインフレーム · 続きを見る »

ブートセクタ

ブートセクタ(Boot sector)は、ハードディスクドライブやフロッピーディスクなどの補助記憶装置のディスクセクタの一種で、ブートプログラムのコードなどを格納している部分である。ブートブロック(Boot block)とも。一般に、PC/AT互換機ではブートセクタと呼び、他のコンピュータではブートブロックと呼ぶことが多い。 BIOSがブートデバイスを選択すると、そのデバイスの第一セクタ(後述するMBRまたはPBR)をコピーし、0x7C00 番地に配置して実行する。.

新しい!!: Dd (UNIX)とブートセクタ · 続きを見る »

パーティション

ンピュータのハードディスクのパーティション (Partition) とは、ハードディスクの記憶領域を論理的に分割すること、あるいは分割された個々の領域を指す。パーティションを作成することをパーティショニング (Partitioning) とも言う。 ディスクパーティショニングは基本的な技術であり、論理ボリュームマネージャに発展したと見ることもできる。.

新しい!!: Dd (UNIX)とパーティション · 続きを見る »

データの完全消去

データの完全消去(データのかんぜんしょうきょ、英語:Data erasure、データの完全削除とも)とはハードディスク等の電子媒体内のデータを電子的にデータが残留しないように、特殊なハードウェアやソフトウェア等を用いた上書き処理で完全に削除する、コンピューターセキュリティ上の手法の一つ。 民生用向けでは、ハードディスク、フラッシュメモリの完全消去のための各種ツールが有名である。一方、電子媒体でも、光ディスク(CD/DVD/BD等)、光磁気ディスク(MO)の完全消去に関しては、必要性にもかかわらず、ハードディスク、フラッシュメモリほどには強調されていない。.

新しい!!: Dd (UNIX)とデータの完全消去 · 続きを見る »

コンピュータ・フォレンジクス

ンピュータ・フォレンジクス()は、コンピュータやデジタル記録媒体の中に残された法的証拠に関わるデジタル的な法科学の一分野である。 コンピュータ・フォレンジクスの目的は、コンピュータ・システム自身やハードディスクドライブまたはCD-ROMのような記録媒体、電子文書中のメッセージやJPEG画像のような、デジタル製品の最新の状態を明らかにすることである。 法科学的な分析の範囲は単純な情報の修復から一連の事象の再構成までが含まれる。 コンピュータ法科学 とも呼ばれる。また、デジタル・フォレンジクス、デジタル法科学とも呼ばれる。.

新しい!!: Dd (UNIX)とコンピュータ・フォレンジクス · 続きを見る »

セクター

ター.

新しい!!: Dd (UNIX)とセクター · 続きを見る »

Ddrescue

GNU ddrescue(グヌー ディーディーレスキュー)は、主に不良セクタのあるハードディスクドライブ (HDD) からのデータの救出に使われる、UNIX上で動作するフリーソフトである。macOSでも動作する。開発者はAntonio Diaz(アントニオ・ディアス)。 ディスクの最初のセクタから順次コピーしていき、不良セクタに当たるとその箇所を飛ばして、最後に飛ばした箇所をまとめて読み出すため、不良セクタの再三の読み込みでディスクを傷める可能性が低く、また正常セクタを優先的に回収するために早期に多くのデータが回収できるという特徴がある。 回収ログはファイルに残るため、途中で中断しても前の場所から再開できる。ファイル情報を基にせずにセクタ単位でコピーするため、ファイルシステムに損傷が発生している場合などにも対応できる。また、回収元と保存先は(不良セクタ以外)まったく同一になるため、回収元を削除ファイル復元ソフトで検索して取り出せる削除済みファイルは、保存先でも同じ方法で取り出せる。そのため、回収元のハードディスクを動作させることが困難な場合、このコマンドはデータ回収のための選択肢の一つとなる。 保存先HDDは、回収元HDDの1.5倍の容量があると高速に処理できるが、同じサイズのものでも実行は可能である。.

新しい!!: Dd (UNIX)とDdrescue · 続きを見る »

IBM

IBM(アイビーエム、正式社名: International Business Machines Corporation)は、民間法人や公的機関を対象とするコンピュータ関連製品およびサービスを提供する企業である。本社はアメリカ合衆国ニューヨーク州アーモンクに所在する。世界170カ国以上で事業を展開している。.

新しい!!: Dd (UNIX)とIBM · 続きを見る »

ISO 9660

ISO 9660:1988は、1988年にISOで標準化されたCD-ROMのファイルシステムである。 (High Sierra Format, HSF) が元になっている。Ecma InternationalのECMA-119に対応する。JISではJIS X 0606に対応する。ISO 9660に準拠することで、様々なオペレーティングシステム (OS) で同じCD-ROMを読み込むことができる。 ファイル名に制限が多かったため、後に様々な拡張フォーマットが登場した。 もともとはCD-ROM用であるが、DVDやBDでも用いられることがある。.

新しい!!: Dd (UNIX)とISO 9660 · 続きを見る »

Job Control Language

Job Control Language(JCL、ジョブ制御言語)とは、メインフレームコンピュータで使われるジョブ制御用のスクリプト言語である。処理系によりJCS(Job Control Statement)、EXEC制御文とも呼ぶ。.

新しい!!: Dd (UNIX)とJob Control Language · 続きを見る »

Unix系

複数のUnix系システム間の関連図 Unix系(ユニックスけい、ユニックスライク)とは、Unixに類似した振る舞いをするオペレーティングシステム (OS) を指す用語である。その判断基準や範囲には複数の議論がある。.

新しい!!: Dd (UNIX)とUnix系 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »