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B57 (核爆弾)

索引 B57 (核爆弾)

B57はアメリカ合衆国が運用していた核爆弾。1963年より1993年まで運用された。 高速の航空機から投下する爆弾として開発された。超音速飛行にも耐えうる強度と形状を有している。全長は3m、胴体直径は37.5cm、基本重量は227kgである。 幾つかのオプションがあり、レイダウン投下用に直径3.8mの減速パラシュートを収納したタイプや水圧信管を備えた核爆雷タイプもあった。サブタイプによって核出力が異なり、Mod0:5kt、Mod1とMod2:10kt、Mod3とMod4:15kt、Mod5:20ktであった。アメリカ海軍向けの核爆雷タイプは10ktとなっていた。 プライマリー装置にはTsetseコアを用いており、これはB43核爆弾やW44核弾頭などと共通である。生産はMark57として1963年から1967年にかけて行われた。1968年にB57に改称している。 B57はアメリカ空軍の戦闘爆撃機のほか、アメリカ海軍の対潜哨戒機にも搭載可能であった。 Category:アメリカ合衆国の核爆弾.

16 関係: 対潜哨戒機信管レイダウン投下パラシュートツェツェ (核兵器プライマリ)アメリカ合衆国アメリカ空軍アメリカ海軍B43 (核爆弾)航空機W44 (核弾頭)核出力核爆弾核爆雷水圧戦闘爆撃機

対潜哨戒機

対潜哨戒機(たいせんしょうかいき)は対潜水艦戦を重視して設計・装備された航空機。海上哨戒機(MPA:Maritime patrol aircraft)や対潜戦機(ASW:Anti-Submarine Warfare aircraft )とも呼ばれる。 軍用機の命名規則 では哨戒(Patrol)からPが使われる。.

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信管

時限式弾頭信管、イギリスで開発された2.95インチ山砲用にアメリカで設計されたもの 信管(しんかん) とは弾薬を構成する部品の一つであり、弾薬の種類と用途に応じて所望の時期と場所で弾薬を作動させるための装置である。 現在、以下の4つの機能を持っていて、以下の機能が一つに結合された装置を信管と呼んでいる。.

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レイダウン投下

レイダウン投下(レイダウンとうか)は核爆弾の投下法の一。核爆弾を地上にゆっくりと降下させ、その後に地表にて、核爆発を生じさせる投下法。低高度からの投下法として用いられる。.

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パラシュート

アメリカの空挺歩兵 パラシュート降下の瞬間 陸上自衛隊の60式空挺傘手前の主傘を背負い、奥の予備傘を身体前部に装着する。 ドラッグシュートを用いたスペースシャトルの着陸 イタリアの無名人士による最古のパラシュート図版(1470年) パラシュート(Parachute)は、傘のような形状で空気の力を受けて速度を制御するもの。この言葉はイタリア語の「守る」 (parare) とフランス語の「落ちる」 (chute) を組み合わせた造語である。落下傘(らっかさん)という和訳語も存在する。.

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ツェツェ (核兵器プライマリ)

ツェツェ (英: Tsetse)は1950年代にアメリカで開発された熱核兵器においてプライマリとして利用された核分裂爆弾であり、単独でも核兵器として利用された。プライマリは核融合爆弾を起爆する(すなわち核融合反応を開始させる)ために使われる核分裂爆弾のことを表す術語である。 核兵器開発史研究家によれば、ツェツェ はB43核爆弾、W44核弾頭、W50核弾頭、B57核爆弾、W59核弾頭に搭載された。 過去の資料から、これらの核兵器には共通する信頼性の問題があったことが分かっており、ハンセンが三重水素の核融合反応断面積の計算誤りを指摘している。しかし、1963年に締結・発効した部分的核実験禁止条約によって1960年代半ば以降は核実験が一時行われなくなり(この時期は核実験モラトリアムとも呼ばれる)、実験での確認がされていなかったため、問題が見つかって修正されたのはモラトリアム以後のことであった。このため、 パイソンと同じ問題を抱えることになってしまった。 ツェツェを利用した兵器の諸元は以下の通りである。 ツェツェはこれらで共用されていることから、最小のW44に収まる寸法(直径 34.9 cm、全長 64 cm、重量 77 kg以内)であることが分かる。.

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アメリカ合衆国

アメリカ合衆国(アメリカがっしゅうこく、)、通称アメリカ、米国(べいこく)は、50の州および連邦区から成る連邦共和国である。アメリカ本土の48州およびワシントンD.C.は、カナダとメキシコの間の北アメリカ中央に位置する。アラスカ州は北アメリカ北西部の角に位置し、東ではカナダと、西ではベーリング海峡をはさんでロシアと国境を接している。ハワイ州は中部太平洋における島嶼群である。同国は、太平洋およびカリブに5つの有人の海外領土および9つの無人の海外領土を有する。985万平方キロメートル (km2) の総面積は世界第3位または第4位、3億1千7百万人の人口は世界第3位である。同国は世界で最も民族的に多様かつ多文化な国の1つであり、これは多くの国からの大規模な移住の産物とされているAdams, J.Q.;Strother-Adams, Pearlie (2001).

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アメリカ空軍

アメリカ空軍(アメリカくうぐん、United States Air Force, 略称:USAF(ユサフ))は、アメリカ軍の航空部門である。アメリカ合衆国空軍、あるいは単に合衆国空軍、ほかに米空軍とも呼ばれる。任務は「アメリカ合衆国を防衛し、航空宇宙戦力によってその国益を守ること」である。.

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アメリカ海軍

アメリカ海軍(アメリカかいぐん、United States Navy、略称:USN)は、アメリカ合衆国が保有する海軍である。.

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B43 (核爆弾)

B43はアメリカ合衆国が開発・運用していた核爆弾。アメリカ空軍および海軍の爆撃機や戦闘爆撃機など、幅広い機種に搭載可能であった。 B43はロスアラモス国立研究所で開発された。1961年より生産開始され、1965年までに1,000発が生産された。 サブタイプにより、大きさに相違があり、直径は45cm、全長は3.81から4.15m、重量は935から960kg。核出力は可変であり、70キロトンから1メガトンである。フルヒューズオプションであり、着発、レイダウン投下、空中爆発の選択が可能である。減速用パラシュートも有している。 1972年から段階的に退役が進められ、1980年代には保管状態となった。完全退役したのは1991年のことである。 1965年に1発が事故で紛失している。これは日本の南方海上を航行中の空母タイコンデロガ上よりB43を搭載したA-4攻撃機が海上に転落したものである。 Category:アメリカ合衆国の核爆弾.

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航空機

航空機(こうくうき、aircraftブリタニカ百科事典「航空機」)は、大気中を飛行する機械の総称である広辞苑 第五版 p.889「航空機」。.

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W44 (核弾頭)

W44はアメリカ合衆国が開発した核弾頭。アスロック対潜ミサイル用の弾頭であり、対潜水艦攻撃用の核爆雷として用いるものである。1961年から1989年までアメリカ海軍で配備に付けられていた。 ロスアラモス国立研究所で開発され、1961年から1968年にかけて575発が生産された。サイズは直径13.75インチ、長さ25.3インチであり、重量は170ポンド。爆雷のため、水圧信管を用いている。インプロージョン方式の核分裂弾頭であり、核出力は10ktであった。弾頭としてはB43核爆弾などと同じくツェツェ・プライマリーと同等のものが用いられていたと推測されている。 Category:アメリカ合衆国の核兵器.

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核出力

核出力(かくしゅつりょく、Nuclear (weapon) yield)は、核兵器の爆発の威力を示す尺度である。核兵器が爆発する際に放出するエネルギー量を示すものであり、通常これに等しいエネルギーを得るために必要なトリニトロトルエン (TNT) の質量で表される。.

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核爆弾

核爆弾(かくばくだん、nuclear bomb)は、核兵器の一種で、核分裂連鎖反応や核融合反応を利用した爆弾。現在では、特に航空機から投下される自由落下型核兵器を指して核爆弾の用語が使用される。.

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核爆雷

核爆雷(かくばくらい Nuclear depth charge)は核弾頭を使用した爆雷である。 核兵器の一種であり、対潜兵器として潜航中の潜水艦攻撃に用いる。通常爆薬を使用した爆雷よりもはるかに威力が大きく、至近距離の炸裂でなくとも潜水艦にダメージを与えることができる。詳細な敵潜水艦位置の測定や精密な誘導を必要としないという特徴を持つ。 核爆弾の実用化とともに核爆雷も実用化の研究が進められ、1950年代には実用化が行われた。核出力は可変であり、炸裂深度も目的・目標に応じ変更させることができた。核爆雷の運搬手段としては、対潜哨戒機からの投下のほか、対潜ミサイルの弾頭部として用いられた。爆発威力が大きすぎるために、巻き添え防止のため、艦船から直下への投下は行われない。また、初弾で敵艦を撃破できなかった場合、爆発による海水擾乱が大きすぎ、再探知が非常に困難という短所を有している。 アメリカ合衆国・イギリス・ソ連で核爆雷の配備が行われたが、誘導魚雷の発達や核兵器の使用可能性の問題により、退役した。.

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水圧

水圧(すいあつ)は、水により生じる水自体または物体に及ぼす圧力のこと。水を伝達媒体とした圧力のことも水圧と呼ぶことが多い。.

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戦闘爆撃機

戦闘爆撃機(せんとうばくげきき)は、爆弾などを搭載し対地攻撃を行う武装搭載量が多い戦闘機。戦闘攻撃機(せんとうこうげきき)も同項で扱う。 戦闘爆撃機は、戦闘機と爆撃機の能力を兼ね備えた機体。戦闘攻撃機は、戦闘機用の兵装と攻撃機用の兵装の双方を搭載でき、また状況に応じて戦闘機としても攻撃機としても活動できる機体。戦闘機としても攻撃機としても能力を兼ね備えた多用途機である。戦闘機に爆弾などを搭載することはできるが、対地攻撃用システムを積んでいないものは、精度が低いものになるので戦闘攻撃機とは言わない。攻撃機の搭載量が高まった面から見れば、戦闘爆撃機と戦闘攻撃機は同じものとなった。 また、対地攻撃をメインとして爆弾を投下した後に空中戦もこなせる航空機を戦闘爆撃機、対地攻撃と空中戦の両方を十分にこなせる機体を戦闘攻撃機とする書籍もある。爆装を施した戦闘機の全てを戦闘爆撃機とするもの、ジェットエンジンのマルチロール機と同義とするものなど、様々な基準がある。マルチロール機が発展してからは、爆撃機(攻撃機)の能力を持つ戦闘機が一般的となり、単に戦闘機と呼ばれることが多い。.

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