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Application-Layer Protocol Negotiation

索引 Application-Layer Protocol Negotiation

Application-Layer Protocol Negotiation (ALPN) は、Transport Layer Security (TLS) の拡張の一つである。アプリケーション層でのプロトコルネゴシエーションに関する拡張であり、セキュア通信においてアプリケーション層がどの通信プロトコルを使用するのかを決定する際に、余分なラウンドトリップタイムの発生を避け、アプリケーション層のプロトコルに依らずにネゴシエーションを行うことを可能とする。ALPNはSPDYおよびHTTP/2で利用されている。 TLSの高速化を目的としてGoogle Chromeで従来有効化されていたTLS False Startにはバージョンロールバック攻撃が可能であるなどセキュリティ上の問題があることから、Googleは新たにNext Protocol Negotiation (NPN) を提唱し、Chrome 20以降ではNPNに対応しているサイトを除いてはTLS False Startを無効化した。 NPNは後にALPNによって置き換えられた。2014年7月11日、ALPNは RFC 7301 として標準化された。.

13 関係: ラウンドトリップタイムアプリケーション層セキュア通信通信プロトコルGnuTLSGoogle ChromeHTTP/2LibreSSLNetwork Security ServicesOpenSSLSecurity Support Provider InterfaceSPDYTransport Layer Security

ラウンドトリップタイム

通信の分野において、ラウンドトリップディレイタイム(Round-Trip delay Time)、ラウンドトリップタイム(Round-Trip Time:RTT)は下記のような意味を持つ。.

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アプリケーション層

アプリケーション層とは、通信ネットワークにおいてホストが用いる共用のプロトコルとインターフェースメソッドを示す抽象化レイヤーである。「アプリケーション層」という抽象概念はコンピュータネットワークの標準的なモデルであるインターネット・プロトコル・スイート(TCP/IP参照モデル)および開放型システム間相互接続モデル(OSI参照モデル)の両方で使われている。 いずれのモデルでも「アプリケーション層」という用語を、それぞれにおける最高レベルのレイヤの名前として用いているが、詳細な定義やレイヤの役割は異なっている。 TCP/IP参照モデルにおいては、アプリケーション層は4階層ある内の第4層にあたり、IPのコンピュータネットワークを介したプロセス間通信に使われる通信プロトコルとインターフェースメソッドを含んでいる。アプリケーション層は通信だけを標準化しており、ホスト間のデータ通信チャネルの確立と、クライアントーサーバ間またはピアツーピアのネットワーキング・モデルにおけるデータ交換の管理は、下位のトランスポート層のプロトコルに依存している。TCP/IPのアプリケーション層は、通信の際にアプリケーションが考慮せねばならない特定のルールあるいはデータ形式を定めていないが、元々の仕様(RFC 1123)はソフトウェア設計における堅牢性原則(robustness principle) に依拠し、またそれを勧告している TCP/IP参照モデルでのアプリケーション層は、OSI参照モデルのアプリケーション層、プレゼンテーション層、およびセッション層の三階層に対応する。従ってOSI参照モデルの「アプリケーション層」の定義が意味する範囲はTCP/IPの「アプリケーション層」よりも狭い。 OSIモデルにおけるアプリケーション層は、7階層ある内の第7層にあたり、受信した情報をユーザーに表示するユーザー・インターフェイスと定義している。一方、IPモデルでは、その部分にOSIモデルほどの詳細さで関心を寄せてはいない。OSIモデルでは、トランスポート層の上にも二つの追加的なレベルがある:すなわちセッション層とプレゼンテーション層である。OSIはこれらのレベルの機能を厳格にモジュール分離し、各層にOSIプロトコルの実装を提供すべきことを規定している。 OSIモデルのアプリケーション層は、アプリケーションプロセスのための共通アプリケーションサービスへ直接接続して実行する。またプレゼンテーション層に対して要求も行う。共通アプリケーション層サービスは、関連するアプリケーションプロセス間の意味的な変換を提供する。注意: 一般的に興味が有る共通アプリケーションサービスの一例としては、仮想ファイル、仮想端末、ジョブの転送及び操作プロトコルを含む。.

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セキュア通信

2つの主体が互いと通信する時に、第三者にその通信が聞かれることを望まなければ、その主体は他の誰もその通信内容が理解できない手段によって内容を渡すことを望むが、これは安全な手段による通信、あるいはセキュア通信(セキュアつうしん)として知られるジェームズ・F・クロセ、キース・W・ロス『インターネット技術のすべて』(岡田博美監訳他、ピアソン・エデュケーション、2003年)538-540頁 ISBN 4-89471-494-9。 セキュア通信の主要要素はとして求められる性質は、.

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通信プロトコル

通信プロトコル(つうしんプロトコル、Communications protocol)、あるいはネットワーク・プロトコルは、ネットワーク上での通信に関する規約を定めたものである。「通信規約」や「通信手順」と訳す場合もある。.

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GnuTLS

GnuTLS(GNU Transport Layer Security; グヌーティーエルエス)はSSL/TLSとDTLSプロトコルのフリーなライブラリー実装のひとつである。アプリケーションがネットワーク通信層を越えて安全な通信プロトコルを利用できるようAPIを提供することを目的とする。GnuTLSには以下の機能がある 。.

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Google Chrome

Google Chrome(グーグル・クローム)は、HTMLレンダリングエンジンにBlinkを採用し、Googleが開発しているウェブブラウザである。.

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HTTP/2

HTTP/2 (Hypertext Transfer Protocol version 2) は、World Wide Webで用いられているHypertext Transfer Protocolのバージョンの一つである。HTTP/2はIETFのHypertext Transfer Protocol Bis (httpbis)ワーキンググループにおいて制定され、2015年2月17日に正式な仕様として承認され、2015年5月に RFC 7540 として文書化された。HTTP/2は1999年6月に RFC 2616 としてHTTP/1.1が規定されて以来16年ぶりのバージョンアップである。.

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LibreSSL

LibreSSLは、TLS/SSLプロトコルのオープンソースによる実装である。TLSの実装にOpenSSLを利用していたOpenBSDの開発者が、2014年4月に明らかとなったOpenSSLのハートブリード脆弱性を受けて独自にフォークしたものである。OpenSSLのコードを見直し、よりセキュアな実装とすることを目的としている。 LibreSSLはOpenSSL 1.0.1ブランチからフォークしたものであり、OpenBSDプロジェクトの標準TLSライブラリとして利用されている。.

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Network Security Services

Network Security Services (以下NSS)は、セキュア通信を用いるソフトウェアの開発のためのクロスプラットフォームライブラリである。NSSは、クライアントサイド、サーバサイドの双方においてTransport Layer Security (TLS)、Secure Sockets Layer (SSL)およびS/MIMEを提供し、クライアントサイドではスマートカード、サーバサイドではSSLアクセラレータに対応している。NSSはオープンソース実装であり、AOL、レッドハット、サン・マイクロシステムズ、オラクル、Googleやその他の複数の企業、個々の貢献者が共同でNSSを開発している。Mozillaはソースコードレポジトリ、バグトラッキングシステム、メーリングリストなどを提供している。当初はMozilla Public License (MPL) 1.1、GNU General Public License (GPL)、GNU Lesser General Public License (LGPL)のトリプルライセンスで提供されていたが、他のMozillaプロジェクトと同様、現在ではMPL 2.0単独でライセンスされている。.

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OpenSSL

OpenSSL(オープン・エスエスエル)は、SSLプロトコル・TLSプロトコルの、オープンソースで開発・提供されるソフトウェアである。中心となっているライブラリ(C言語で書かれている)は基本的な暗号化関数と様々なユーティリティ関数を実装している。様々なコンピュータ言語でOpenSSLライブラリを利用できるようにするラッパーもある。OpenSSLはEric A. YoungとTim HudsonによるSSLeay(1998年12月に開発者がRSA Securityに異動したため開発は終了されている)を基にしている。 OpenSSLが利用可能なプラットフォームは、ほぼ全てのUnix系(SolarisやLinux、macOS、BSDを含む)、OpenVMS、そしてWindowsである。IBMによってSystem i (iSeries/AS400) に移植されたバージョンもある。.

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Security Support Provider Interface

Security Support Provider Interface (SSPI) は、Microsoft Windowsにおいてセキュリティに関する様々な機能を提供するAPIである。 WindowsではSecurity Support Provider (SSP) と呼ばれるアプリケーションにセキュリティ機能を提供するダイナミックリンクライブラリ (DLL) が実装されており、SSPIはこれらSecurity Support Providerの共通インターフェイスとして機能する。.

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SPDY

SPDY(スピーディー)は、Google が提唱している World Wide Web の通信プロトコル。HTTP/2 の起草となった。最後のバージョンはSPDY Protocol - Draft 3.1。SPDY は 3.1 が最後のバージョンとなり、SPDY/4 は HTTP/2 に吸収された。.

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Transport Layer Security

Transport Layer Security(トランスポート・レイヤー・セキュリティ、TLS)は、インターネットなどのコンピュータネットワークにおいてセキュリティを要求される通信を行うためのプロトコルである。主な機能として、通信相手の認証、通信内容の暗号化、改竄の検出を提供する。TLSはIETFによって策定された。 当プロトコルは(特に区別する場合を除いて)SSL (Secure Sockets Layer) と呼ばれることも多い。これは、TLSの元になったプロトコルがSSLであり、そのSSLという名称が広く普及していることによる。 2016年現在の最新版はTLS 1.2である。ただしTLSがネゴシエーション時に使うバージョン番号はSSL時代からの通し番号なので「3.3」である。.

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