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5分前精神

索引 5分前精神

5分前精神(ごふんまえせいしん)とは、旧大日本帝国海軍の伝統で、定刻の5分前には準備を終えておき、定刻と同時に作業を始められる状態にしようとする精神のこと。もともとは、出港時刻(係留を解く時刻)の5分前に、軍艦に乗り込むためのタラップが離岸するので、出港時刻の5分前には必ず帰艦するよう乗組員は躾けられていたことによる。5分前に帰艦しなかった場合(後発航期)は海軍刑法第73条-第77条により、敵前逃亡と同等とされ死刑が規定されていた。 挙手の礼や帽振れ、5分前精神と共に海上自衛隊へ受け継がれている。なお航空自衛隊では、滞空時間に制限がある航空機の性質から「定時・定点・必達」すなわち、「定められた時間に定められた場所に必ず到達する」を基本精神としている。 海上保安庁でも5分前精神の徹底が海上保安大学校で訓練される。 民間では社員教育においてケアレスミスをもう一度点検し、不測の事態が起こった際にも余裕を持って対応できるために使われる言葉である。.

13 関係: 大日本帝国海軍後発航期タラップようそろ出船精神航空自衛隊海上保安大学校海上保安庁海上自衛隊海上自衛隊の礼式敬礼敵前逃亡

大日本帝国海軍

大日本帝国海軍(だいにっぽんていこくかいぐん、旧字体:大日本帝國海軍、英:Imperial Japanese Navy)は、1872年(明治5年) - 1945年(昭和20年)まで日本(大日本帝国)に存在していた軍隊(海軍)組織である。通常は、単に日本海軍や帝国海軍と呼ばれた。戦後からは、別組織であるもののその伝統を重んじる傾向にある海上自衛隊との区別などのため、旧日本海軍もしくは旧帝国海軍とも呼ばれる。.

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後発航期

後発航期(こうはつこうき)とは、上陸中の艦艇乗員が乗艦の出港に遅刻して乗り遅れることである。遅刻した乗員は軍刑法に基づく刑罰や懲戒処分の対象とされる。 大日本帝国海軍においては、作戦出動の際の後発航期は敵前逃亡と同様にみなされる重罪であり(海軍刑法第73条-第77条)、法定刑は死刑が規定されていた。 海上自衛隊では平時は懲戒処分(減給)、重大任務の場合は停職処分となる。なおスケジュールにない緊急出港では乗員の3分の1が揃った時点で出港してしまうため処分はなく、間に合わなかった者はヘリコプターで移送される。.

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タラップ

A320からタラップで降りる乗客 タラップ(trap)は、船や飛行機の乗り降りのために、一時的に架設される構造物で梯子、階段、スロープなどの形態をとる。パッセンジャーステップ、舷梯(げんてい)ともいう。オランダ語の「trap」は階段という意味がある。.

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ようそろ

ようそろは、航海用語で船を直進させることを意味する操舵号令である。転舵(または転舵命令)のあと、今向いている方向でよしというときに発することが多い。幕府海軍からの名残であり、日本海軍および海上自衛隊では、転じて「了解」「問題なし」の意味で復唱される。 漢字では「宜候」または稀に「好候」とも書き、「よーそろー」と発声する。これは「宜しく候(よろしくそうろう)」が変化したものである。 英語では、(船の進路をそのまま保て)に相当する。 船を左右に進める号令は瀬戸内水軍の航海術の伝承を受け継いでいる。進行方向から子丑寅卯の順で右回りに12等分に方位を区分し、右に舵をとる場合は「面舵」。これは「卯舵」(うかじ)→うむかじ→おもかじ、と訛ったものが由来 - 海上保安庁伏木海上保安部。左も同様に申酉戌の酉の方向に見立てて、号令は「取舵」である。 元々は、船首に立ち水路を見極める船頭が、後部に居る舵手に対して、直進か左右への転舵かを指示する際にそれぞれ「宜候」「取舵」「面舵」と呼んだ。 なお、バックに相当する特別な号令はなく、そのまま「後進」である("後退"は敗北につながるので後進)。.

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出船精神

出船精神(でふねせいしん)とは、旧日本海軍の伝統で、いつでも確実、迅速に行動できるよう準備を怠らないようにしようとする精神のこと。船舶の桟橋への係留方向についての用語からきている。 艦船を係留する際、舳先(船首)を港の出入り口(海側)に向けることを出船、陸側に向けることを入船(いりふね)という。港によっては港外で向きを変え、後進で入港するなど手間がかかるが逆に出港は短時間であたるめ、急な出港の多い軍艦には有利となる。以後の動きをスムーズにするべく事前に用意し、常に使用可能な状態にすることを徹底する精神は多くの海軍で受け継がれており、日本海軍の創設時に大英帝国海軍から教授された。船を直ちに前進させて出港できることから「ようそろの精神」ということもある。 海軍に限らず、消防署において車両の前方を外に向けて駐車する、救急隊が現場に到着した際、運転員が救急車の前を必ず出口に向けて駐車するなど、急を要する職業において広まっている。 海上自衛隊では『出船の精神』と呼ばれ、人員や機材が即使える状態にする心構えが教育されている。なお艦船の入港は発足当初から出船で行われてきたが、エンジンの騒音問題やタグボートの高性能化を踏まえ、近年は入船で入港し港内で向きを変えて出船で係留するのが中心である。.

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航空自衛隊

航空自衛隊(こうくうじえいたい)は日本の自衛隊のうちの航空部門にあたる組織である。また、官公庁の一つであり、防衛省の特別の機関である。 略称空自(くうじ)、英称 Japan Air Self-Defense Force (JASDF)。諸外国からは Japanese Air Force(日本空軍の意)に相当する語で表現されることがある。.

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''アメリゴ・ヴェスプッチ'' 船(ふね、舟、舩)とは、人や物をのせて水上を渡航(移動)する目的で作られた乗り物の総称である広辞苑 第五版 p.2354「ふね【船・舟・槽】」。 基本的には海、湖、川などの水上を移動する乗り物を指しているが、広い意味では水中を移動する潜水艇や潜水艦も含まれる。動力は人力・帆・原動機などにより得る。 大和言葉、つまりひらがなやカタカナの「ふね」「フネ」は広範囲のものを指しており、規模や用途の違いに応じて「船・舟・槽・艦」などの漢字が使い分けられている。よりかしこまった総称では船舶(せんぱく)あるいは船艇(せんてい)などとも呼ばれる(→#呼称参照)。 水上を移動するための乗り物には、ホバークラフトのようにエアクッションや表面効果を利用した船に近いものも存在する。また、水上機や飛行艇のように飛行機の機能と船の機能を組み合わせた乗り物も存在し、水上機のフロートや飛行艇の艇体は「浮舟」(うきぶね)と表現される。 なお、宇宙船や飛行船などの水上以外を航行する比較的大型の乗り物も「ふね」「船」「シップ」などと呼ばれる。これらについては宇宙船、飛行船などの各記事を参照のこと。また舟に形状が似ているもの、例えば刺身を盛る浅めの容器、セメントを混ぜるための容器(プラ舟)等々も、その形状から「舟」と呼ばれる。これらについても容器など、各記事を参照のこと。.

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海上保安大学校

海上保安大学校(かいじょうほあんだいがっこう、英語:Japan Coast Guard Academy)は、広島県呉市若葉町5-1に本部を置く、国土交通省所管の省庁大学校である。1951年に設置された。大学校の略称は海保大または保大海上保安庁の教育システム,立花敬忠,海上保安庁のすべて,海人社,世界の艦船2009年11月号増刊,P158-163,JANコード 4910056041192。日本国海上保安庁の幹部職員(幹部海上保安官(2008年4月))の養成を目的に設置されている同庁の施設等機関である。設置根拠は国土交通省組織令第二百五十四条。.

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海上保安庁

海上保安庁(かいじょうほあんちょう、略称:海保(かいほ)・海保庁(かいほちょう)・保安庁(ほあんちょう)、英語:Japan Coast Guard、略称:JCG「広く国民の皆様に海上保安庁の業務を分かりやすく理解していただくため、海上保安庁のロゴ、ロゴマーク及びキャッチコピーを定めた。」)は、国土交通省の外局であり、海上の安全及び治安の確保を図ることを任務としている海上保安庁法第2条。 創設時の旧組織は、第二次世界大戦後、連合国軍占領下の1948年(昭和23年)に、アメリカ沿岸警備隊をモデルに設立された。 モットーは「正義仁愛」である。.

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海上自衛隊

海上自衛隊(かいじょうじえいたい)は日本の自衛隊のうちの海上部門にあたる組織である。また、官公庁の一つであり、防衛省の特別の機関の集合体である。 略称海自(かいじ)、英称 Japan Maritime Self-Defense Force (JMSDF)海上自衛隊公式HP。諸外国からは Japanese Navy(日本海軍の意)に相当する語で表現されることがある。.

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海上自衛隊の礼式

海上自衛隊の礼式(かいじょうじえいたいのれいしき)とは、海上自衛隊において実施されている礼式である。 「自衛隊の礼式に関する訓令」(昭和39年5月8日防衛庁訓令第14号)及び「海上自衛隊礼式規則」(昭和40年5月24日海上自衛隊達第33号)等によって規定されている。概ね一般的な海軍の礼式に同じである。なお、以下の記述は、平成16年4月8日庁訓第49号及び平成16年4月6日海上自衛隊達第11号による改正時のものを原則として基準としている。 本記事は、原則として、自衛隊の中で海上自衛隊に特有の礼式を記述しているので、自衛隊の礼式一般及び警衛隊及び警衛の敬礼については自衛隊の礼式を参照。.

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敬礼

敬礼(けいれい)とは、相手に敬意を表すこと(礼)。一般的には下位の者が上位の者に対して行う動作を指し、受礼者たる上位の者はこの「敬礼」に対し「答礼(とうれい)」で応え、また同位の者でも相互に「敬礼」は交換しあう。 日常の動作では握手・お辞儀などが含まれ単に「礼」と言うことが一般的であるため、「敬礼」と称す場合には特に近代以降の軍隊などで行われている挙手の敬礼(挙手注目の敬礼)を指すことが多い(軍隊礼式)。 本記事では主に日本の軍隊礼式について記述する。.

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敵前逃亡

敵前逃亡(てきぜんとうぼう)とは、兵士などが軍事遂行命令を受け、戦闘継続可能な状態にもかかわらず、戦わずに逃亡すること。この行為は重大な軍規違反であり、重刑になる可能性がある。 多くの国の軍隊では、戦闘を放棄し、逃げ出した部下を上官がその場で射殺する即決銃殺刑を、部隊の規律と秩序を維持するために認めている。他の者が続いて逃げ出したらその戦線は総崩れとなり、敵に突破されるためである。ただし、認められている国でも実際に即決刑が適用されるかどうかは国や部隊によって大きな差がある。 部隊から逃亡した軍人を、一般的には「脱走兵」と呼ぶ。脱走兵は平時では軍法会議にかけられ、懲役刑などを科せられて再教育を受けることが多い。戦時下、戦線後方で部隊を逃亡した軍人は、懲罰部隊に転属させられることが多い。人命を軽視する傾向が強い国の軍隊や敗色が濃厚な軍隊では、死刑に処せられる場合がある。.

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