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3C 179

索引 3C 179

3C 179とは、クエーサーである。 3C 179は、地球から95億6000万光年離れたところにある。超長基線電波干渉法による観測で、このクエーサーから生じているジェットは、見かけの速度が光速の7.6倍で運動しているように見える。このようなクエーサーは超光速クエーサーと呼ばれており、この種の天体としては5番目に発見されたものである。また、このクエーサーは秒単位の大きさの二重ローブ構造を持っており、二重ローブ構造を持つ最初の超光速クエーサーの発見である。 ジェットの速度が超光速運動に見えるのは、あくまでも見かけの上であり、本当に超光速運動をしているわけではない。ジェットそのものの運動と、クエーサーの後退速度の組み合わせによる結果である。この性質により、3C 179の物理的性質の多くが観測困難である。.

11 関係: 宇宙ジェット地球クエーサーセイファート銀河光年光速超長基線電波干渉法速さの比較J2000.03C 2733C 279

宇宙ジェット

ブラックホールからの宇宙ジェット(M87銀河) 宇宙ジェット(うちゅうジェット、Relativistic jet)とは、重力天体を中心として細く絞られたプラズマガスなどが一方向又は双方向に噴出する現象をいう。 重力天体周辺の激しい天体活動がジェットを高速に加速すると考えられる。 宇宙ジェットの中心となる重力天体には、原始星、コンパクト星、大質量ブラックホールなどの場合がある。 また、この現象は、ブラックホール近傍で特徴的に見られるため、ブラックホールが存在する証拠としてしばしば用いられる。写真(1) それに比べ、原始星の形成期に見られる宇宙ジェットは比較的小規模である。.

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地球

地球(ちきゅう、Terra、Earth)とは、人類など多くの生命体が生存する天体である広辞苑 第五版 p. 1706.。太陽系にある惑星の1つ。太陽から3番目に近く、表面に水、空気中に酸素を大量に蓄え、多様な生物が生存することを特徴とする惑星である。.

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クエーサー

ーサーのイメージ クエーサー(Quasar)は、非常に離れた距離に存在し極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体のこと。クエーサーという語は準恒星状(quasi-stellar)の短縮形である。 強い電波源であるQSS(準恒星状電波源) (quasi-stellar radio source)と、比較的静かなQSO(準恒星状天体) (quasi-stellar object)がある。最初に発見されたのはQSSだが、QSOの方が多く発見されている。 日本語ではかつて準星などと呼ばれていた。.

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セイファート銀河

イファート銀河(セイファートぎんが、Seyfert galaxy)は活動銀河の一種である。カール・セイファートが1940年代に初めて分類したことからこの名が付けられている。銀河の形態は渦巻銀河または不規則銀河で、極端に明るい中心核を持つのが特徴である。中心核の輝度は銀河本体よりも明るい場合もある。この中心核の活動性は中心に存在する大質量ブラックホールによるものと考えられている。中心核から放射される光は1年以下の時間尺度で変光することから、この光を放出している領域は直径1光年以下の非常に小さな範囲であることが示唆されている。.

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光年

光年(こうねん、light-year、Lichtjahr、記号 ly)は、主として天文学で用いられる距離(長さ)の単位であり、正確に 、約9.5兆キロメートルである。1981年まではSI併用単位であった。.

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光速

光速(こうそく、speed of light)、あるいは光速度(こうそくど)とは、光が伝播する速さのことであるニュートン (2011-12)、pp. 24–25.。真空中における光速の値は (≒30万キロメートル毎秒)と定義されている。つまり、太陽から地球まで約8分20秒(8分19秒とする場合もある)、月から地球は、2秒もかからない。俗に「1秒間に地球を7回半回ることができる速さ」とも表現される。 光速は宇宙における最大速度であり、物理学において時間と空間の基準となる特別な意味を持つ値でもある。 現代の国際単位系では長さの単位メートルは光速と秒により定義されている。光速度は電磁波の伝播速度でもあり、マクスウェルの方程式で媒質を真空にすると光速が一定となるということが相対性理論の根本原理になっている。 重力作用も光速で伝播することが相対性理論で予言され、2002年に観測により確認された。.

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超長基線電波干渉法

VLBIを構成する電波望遠鏡群の一部(ポーランドPiwnice) 超長基線電波干渉法(ちょうちょうきせんでんぱかんしょうほう、、)は、電波天文学における天文干渉法の一種である。離れたアンテナで観測したデータを、原子時計などで計測したタイミング情報とセットにして磁気テープなどに保存し、郵送などにより1か所に集約して相関させることで像を得る手法である。 解像度は、アレイを構成するアンテナのうち、最も離れた二つの間の距離に比例する。VLBIではこの距離を、ケーブルでアンテナ同士を物理的に接続できないような長さにまで拡大することを可能にする。大きく隔たったアンテナによるVLBIで高解像度の像を得ることができるのは、1950年代にが開発したclosure phase解像技術による。VLBIは通常、ラジオ波の波長域で用いられるが、可視光領域にも応用されつつある。.

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速さの比較

本項では、速さの比較(はやさのひかく)ができるよう、昇順に表にする。 速さはスカラー量であり、「ベクトル量である速度の大きさ」と定義される。速さと速度の違いについては、速度#速度と速さをも参照のこと。.

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J2000.0

J2000.0またはJ2000とは、天文学または測量学でいう元期のひとつであり、地球時の西暦2000年1月1.5日(1月1日12:00、正午)を指す。この時刻は、協定世界時では2000年1月1日11:58:55.816 UTC、日本標準時では、2000年1月1日20:58:55.816 に当たる。なお、地球時(TT)は、過去の暦表時と連続していて、閏秒のない時刻系で、世界時(UT)より約1分進んでいる。 J2000.0元期を使う状況では、以前にはB1950.0元期が使われていた。 特に、J2000.0分点の赤道座標を指す。1992年1月1日から、B1950.0分点のものに代わり使用されている。.

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3C 273

3C 273 は、おとめ座に位置するクエーサーである。初めて確認されたクエーサーでもある。 クエーサーの中では可視光では全天一明るく(見かけの等級 12.9等)、最も近くにある(赤方偏移0.158 )。赤方偏移から計算した光度距離はDL.

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3C 279

3C 279とは、おとめ座にあるクエーサーである。地球から見かけの距離は53億光年、実際には65億光年離れており、クエーサーとしては比較的近い距離にある。 3C 279のジェットは、ジェットそのものの運動速度と、3C 279の後退速度の組み合わせで、光速の4倍の速度で運動して見える。1973年に見つかったこの現象は、初めて発見された見かけ上の超光速運動である。このようなクエーサーは超光速クエーサーと呼ばれている。 1991年、突然3C 279がガンマ線領域で明るくなった。一時それはガンマ線において全天で最も明るい天体となった。これは、3C 279の中心にあるブラックホールが物質を通常より多く吸い込んだことによって発生したバーストであると考えられている。このとき撮影された画像では、見かけの上ではすぐ近くにある、実際には3C 279の半分以下の距離であるクエーサーの3C 273より明るく見えた。 2012年、超長基線電波干渉法によって、1.3mmのミリ波で撮影された3C 279のジェットに、今まで知られていた南西方向のほかに、3C 279のブラックホールの根元に近い位置に、これまで知られていない北北西方向への流れが観測された。これは、ジェットの噴出する方向が、過去のある時点と現在で大きく変わっていることを示している。ジェットの方向が大きく変わる現象の観測例は少なく、珍しい例となっている。この観測によって、今まで見てきたジェットは、方向が変わる前の古い時代のジェットであることもわかった。.

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3C1794C 67.144C67.14

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