3 関係: ホスミドマイシン、非メバロン酸経路、1-デオキシ-D-キシルロース-5-リン酸レダクトイソメラーゼ。
ホスミドマイシン
ホスミドマイシン (fosmidomycin) は、ストレプトミケス属バクテリアの培養液から単離された抗生物質の一つである。イソプレノイド生合成の非メバロン酸経路の鍵酵素であるDXPレダクトイソメラーゼを特異的に阻害する。Ki値はE. coli酵素に対して38 nM、結核菌酵素に対して80 nM、フランシセラ属 (Francisella) 酵素に対して99 nMである。 マラリア原虫における非メバロン酸経路の発見はホスミドマイシンやその他の阻害剤が抗マラリア剤として使用できることを示している。実際に、ホスミドマイシンはマラリア治療のためのクリンダマイシンとの併用療法が試験され、好ましい結果を収めた。 (Plasmodium falciparum) において、標的酵素(DXPレダクトイソメラーゼ)のコピー数の増加がin vitroにおけるホスミドマイシン耐性と相関することが示されている。.
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非メバロン酸経路
非メバロン酸経路(ひメバロンさんけいろ、non-mevalonate pathway)は、イソペンテニル二リン酸(IPP)とジメチルアリル二リン酸(DMAPP)の生合成経路である。 代謝中間体として2-C-メチル-D-エリトリトール-4-リン酸(MEP)および1-デオキシ-D-キシルロース-5-リン酸(DXPまたはDOXP)を生合成することから、MEP経路、DXP経路、DOXP経路、MEP/DOXP経路とも呼ばれる。多くの細菌や植物の葉緑体は非メバロン酸経路によりIPPとDMAPPを生合成する。一方で真核生物や植物の細胞質などは非メバロン酸経路ではなくメバロン酸経路によってIPPが生合成される。.
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1-デオキシ-D-キシルロース-5-リン酸レダクトイソメラーゼ
1-デオキシ-D-キシルロース-5-リン酸レダクトイソメラーゼ(1-deoxy-D-xylulose-5-phosphate reductoisomerase)は、2-C-メチルエリトリトール-4-リン酸と1-デオキシ-D-キシルロース-5-リン酸とを相互変換する酸化還元酵素である。 組織名は2-C-methyl-D-erythritol-4-phosphate:NADP+ oxidoreductase(isomerizing)で、別名にDXP-reductoisomerase, 1-deoxy-D-xylulose-5-phosphate isomeroreductase, 2-C-methyl-D-erythritol 4-phosphate (MEP) synthaseがある。.
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