30 関係: 堂島、大坂三郷、大阪、寛政の改革、専売制、両替商、七分積金、庄屋、会所 (中世)、御用達、商人、勘定所、猿屋町御貸付金会所、組合、町役人、町触、諸色、近世、開国、藩、蔵屋敷、長崎市、長崎会所、長崎貿易、株仲間、棄捐令、江戸、札差、惣会所、日本。
堂島
堂島アバンザ(旧毎日新聞大阪本社社屋跡に建設された複合ビル) 堂島(どうじま)は、大阪府大阪市北区・福島区の地域名。または、北区の町名。現行行政地名は堂島一丁目から三丁目まで。2010年10月1日現在の人口は202人、世帯数は103世帯。郵便番号は530-0003。.
新しい!!: 会所 (近世)と堂島 · 続きを見る »
大坂三郷
大坂三郷(おおさかさんごう)は、江戸時代の大坂城下における3つの町組の総称。北組、南組、天満組の3組から成る。 江戸時代の「大坂町」とはこの3地域を指し、現在の大阪市北区の南半分くらいから中央区全体に西区の東半分くらいを足した範囲に当たり、天満より北や、難波・天王寺あたりの地域は含まれない近江晴子、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター、2005年12月31日。現在の大阪府大阪市中央区の大半・西区の東部・北区の南部を中心に広がり、浪速区・大正区・此花区・福島区・都島区の各一部にも及んでいた。大坂城代・京橋口定番・玉造口定番・大坂町奉行・大坂代官などの役人の居住地や寺院・神社の土地などは大坂三郷には含まれず、大坂三郷はあくまで町人の住んでいる地域を指した。 おおむね本町通を境に北組と南組に分かれ、大川・古川以北が天満組となる。ただし、堀江は3組錯綜、玉造や下船場の阿波堀川以南は北・南2組錯綜、南端の難波新地や日本橋が北組といったように、新地開発で後に拡張された地域などはこの通りではない。初期には伏見組の存在が確認されるが、次第に北組と南組に編入されて消滅したと思われる。城下の拡張が落ち着きを見せる18世紀後半の天明年間における町数は、北組250町・南組261町・天満組109町。 三郷各組から長にあたる惣年寄が選出され、惣会所とその配下となる惣代などが置かれた。各町では町年寄が選出され、町会所とその配下となる町代などが置かれており、組は町と大坂町奉行との中間組織となっていた。惣会所の所在地は、北組が平野町3丁目、南組が南農人町1丁目(現・農人橋1丁目)、天満組が天満7丁目(現・天満4丁目)。また、毎年各組毎に宗門人別改帳を寺社役与力に提出する「巻納め」という行事があり、北組は本願寺津村別院(北御堂)、南組は真宗大谷派難波別院(南御堂)、天満組は真宗大谷派天満別院(佛照寺)で行われた。 1869年(明治2年)に東大組・南大組・西大組・北大組の4地域に再編され、のちに東区・南区・西区・北区となった。.
新しい!!: 会所 (近世)と大坂三郷 · 続きを見る »
大阪
大阪(おおさか、Ōsaka)は、日本の近畿地方(関西地方)の地名である。日本第二の都市・西日本最大の都市である大阪市(狭義の大阪)と、大阪市を府庁所在地とする大阪府を指す地域名称であり、広い意味では大阪市を中心とする京阪神(近畿地方、大阪都市圏、近畿圏)を漠然と総称することにも使われる。近畿の経済・文化の中心地で、古くは大坂と表記し、古都・副都としての歴史を持つ。.
新しい!!: 会所 (近世)と大阪 · 続きを見る »
寛政の改革
寛政の改革(かんせいのかいかく)は、江戸時代に松平定信が老中在任期間中の1787年から1793年に主導して行われた幕政改革である。享保の改革、天保の改革とあわせて三大改革と並称される。.
新しい!!: 会所 (近世)と寛政の改革 · 続きを見る »
専売制
専売制(せんばいせい, Government monopoly)とは、国家などが財政収入を増加させるために、特定物資の生産・流通・販売などを全面的に管理下に置いて、そこから発生する利益を独占する制度。品質保証、安全管理、公衆衛生上の意味合いもある。 専売制を導入するためには対象となる消費物資の生産・流通が集中的である必要がある。例えば、特定の地域でしか生産が出来ず生産地域及び生産者が限定的であることが重要である(生産地も全国的に拡散しているよりも産地が限定されていた方が生産・流通の把握の面で望ましい)。また、消費物資に対する需要が恒常的・普遍的に高いことも重要であり、「生活必需品」であればなお望ましいと言える。専売制の対象となるケースになりやすい塩や酒、煙草などはその条件に近い場合が多く、逆に耕作地が全国的に広がっており大量生産されている穀物類の専売は実例はあるものの多くはない。 また、専売の対象が域内であるか域外であるかも、重要な要素となる。域内の人民に対して租税の代わりとして専売を行う方法と域外の市場に対して独占的に販売する専売が考えられる。生産に対する姿勢は両者の場合で異なり、前者においては生産も統制される場合があるが、後者においてはやや緩やかで生産奨励策が合わせて行われる場合もある。.
新しい!!: 会所 (近世)と専売制 · 続きを見る »
両替商
両替商(りょうがえしょう)とは、両替および金融を主な業務とする商店あるいは商人のことである。 古くから国境を越えた貿易は盛んであり、外貨両替、金融などを扱う両替商が多く存在した。現代では主に、空港などで外貨の両替を行う店舗および窓口を指す。.
新しい!!: 会所 (近世)と両替商 · 続きを見る »
七分積金
七分積金(しちぶつみきん)とは、寛政改革の際に江戸町方に命じた積立制度。町入用の節減分の7分(70%)を積立させた。.
新しい!!: 会所 (近世)と七分積金 · 続きを見る »
庄屋
庄屋(しょうや)・名主(なぬし)・肝煎(きもいり)は、江戸時代の村役人である地方三役の一つ、郡代・代官のもとで村政を担当した村の首長 三省堂 2013年12月18日閲覧。身分は百姓(薩摩藩以外) 新村出編「広辞苑」1983年 岩波書店。.
新しい!!: 会所 (近世)と庄屋 · 続きを見る »
会所 (中世)
会所(かいしょ)とは、文字通り解釈すれば、なんらかの会、催し物、寄合・会合が行われるところであるが、日本の中世期に発展して、ある特定の区画、さらには独立した建物が「会所」と名づけられることもあった。特に、会所が最も発達した室町時代については、節を設けて詳しく解説する。また、江戸時代における会所については会所 (近世)を参照のこと。.
新しい!!: 会所 (近世)と会所 (中世) · 続きを見る »
御用達
御用達(ごようたつ、ごようたし、ごようだち)とは、江戸時代に、幕府、大名、旗本、公家、寺社などに立入あるいは出入する特権的な御用商人の格式のひとつ。また、近代以降においては、皇室や王室等からの取引指定を受けて物品等を納めること。「御用達」の指定を受けることは、皇室や王室が間接的に企業の信頼性や製品の品質を保証することを意味し、指定を受けた企業や製品は高いステータスを持つことになる。.
新しい!!: 会所 (近世)と御用達 · 続きを見る »
商人
商人(しょうにん、しょうひと、あきびと、あきんど、あきゅうど).
新しい!!: 会所 (近世)と商人 · 続きを見る »
勘定所
勘定所(かんじょうしょ)は、江戸幕府や諸藩・旗本などにおいて、財政や民政を担当する役所・支配機構の名称。勘定奉行を長官とする場合が多い。職掌・組織・設置年代などはそれぞれ異なる。 一般的に職務内容は、.
新しい!!: 会所 (近世)と勘定所 · 続きを見る »
猿屋町御貸付金会所
猿屋町御貸付金会所(さるやちょうおかしつけきんかいしょ)は、寛政改革の棄捐令の際に札差救済のために浅草猿屋町(現在の台東区浅草橋3丁目付近)に設置された機関。後に札差に対する監督機関としての機能も有した。.
新しい!!: 会所 (近世)と猿屋町御貸付金会所 · 続きを見る »
組合
組合(くみあい)とは、一般的な意味では、何らかの目的で設立された団体。民法上は、複数の当事者が出資をして共同事業を営む契約をいい、また、その共同事業体のことをいう。その他、「組合」の語を含む制度がさまざまな特別法によって設けられている。.
新しい!!: 会所 (近世)と組合 · 続きを見る »
町役人
役人(ちょうやくにん・まちやくにん)とは、江戸時代都市部における行政的な組織である。 町役人の名称や組織については地域によって異なり、江戸では江戸町年寄以下町名主などが置かれ、大坂では惣年寄以下町年寄などが置かれた。そのほか、地域によって町の代表者を町代、検断などと呼ぶこともあった。また、人数や任期についても地域やその都市によって異なり、特に任期については、数年で交代するところから世襲によるところもあった。町役人の職務については、奉行所からの触書を町民に知らせたり、町民からの訴えを奉行所に取り次いだりすることなどであった。なお、身分については士分ではなく、町人の身分であった。.
新しい!!: 会所 (近世)と町役人 · 続きを見る »
町触
触(まちぶれ)は、江戸時代に町人に対して出された法令「町触」『国史大辞典』第13巻 吉川弘文館、85頁。。その内容は多岐にわたった。.
新しい!!: 会所 (近世)と町触 · 続きを見る »
諸色
諸色(しょしき)とは、江戸時代において物価を指した言葉。一般的には米を除いた日常品の価格を指す場合が多い。 物価の高騰を諸色高直(しょしきこうじき)、低落を諸色下直(しょしきげじき)と呼んだ。江戸時代においては米価と諸色は連動すると考えられていたが、米の増産による価格低迷が享保年間には「米価安の諸色高直」の現象を招いた。 米価と諸色のバランスの調整は、いわゆる「三大改革」の一環として必ず取り上げられた問題であった。享保の改革では、米価が下がっているのに諸色が下がらないのは商人たちが不当に利益を得ているからだとして価格引下げを命じている。寛政の改革の際には価格監視を目的として江戸町奉行所の与力・同心と町役人による諸色掛(しょしきがかり)が結成されて幕末まで継続されている。天保の改革においては物価吊り上げの元凶とされた株仲間の解散を行ったが、株仲間がこうした行為を組織ぐるみで行っていたという証拠は無く、却って流通の混乱を生じさせて更なる諸色高直を招いた。なお、当時の大坂町奉行阿部正蔵は幕府に対して「諸藩の専売制」「一部商人の不正取引」「抜売買の横行(正規外の流通ルート)」を諸色高直の原因として対策を上申したが、採用されなかった。更に幕末の開国後の貿易は更なる価格高騰を招いた。そこで慶応年間には生活物資の流通機構を半国営化する「諸色会所」構想が唱えられたが、江戸幕府の滅亡によって実現しなかった。.
新しい!!: 会所 (近世)と諸色 · 続きを見る »
近世
近世(きんせい、英語:early modern period)とは、歴史学における時代区分のひとつ。中世よりも後で、近代よりも前の時期を指す。.
新しい!!: 会所 (近世)と近世 · 続きを見る »
開国
開国(かいこく)とは、「鎖国」という言葉の対義語として、すなわち外国との交流を行うことを表す意味でよく用いられる。大日本帝国では、開国進取が国是とされていた。 この言葉には歴史的な用例として同時に〈建国〉、〈開拓〉などの意味もあった。また、この言葉には「鎖国」と同様に文明的に〈進んでいる/遅れている〉ことに対する眼差しも内包されており、日本が歴史書の中で、中国や朝鮮の歴史を「鎖国」/「開国」と刻印していった営為の背景には、そのような眼差しが潜んでいるという説がある。(大島明秀『「鎖国」という言説―ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史―』ミネルヴァ書房、2009年。大島明秀「「開国」概念の検討―言説論の視座から―」(『國文研究』第55号、2010年).
新しい!!: 会所 (近世)と開国 · 続きを見る »
藩
藩(はん)は、諸侯が治める領地、およびその統治組織のことである。.
蔵屋敷
蔵屋敷(くらやしき)とは、江戸時代に大名(藩)が年貢米や領内の特産物を販売するために設置した倉庫兼邸第の事である。一般的に大阪にあったものが著名であるが、江戸・敦賀・大津・堺・長崎など、交通の要所である商業都市に設置される場合もある。また、大名のみならず有力な旗本・公家・寺社の中には自前の蔵屋敷を持つものもいた.
新しい!!: 会所 (近世)と蔵屋敷 · 続きを見る »
長崎市
佐山から望む長崎市街地。長崎市の夜景は世界新三大夜景・日本三大夜景にも数えられている。 長崎市(ながさきし)は、九州の北西部に位置する都市で、長崎県の県庁所在地である。国から中核市に指定されている。 古くから、外国への玄関口として発展してきた港湾都市である。江戸時代は国内唯一の貿易港出島を持ち、ヨーロッパ(主にオランダ)から多くの文化が入ってきた。外国からの文化流入の影響や、坂の多い街並みなどから、日本国内の他都市とは違った景観を保持している。 人口は長崎県で最大である。市域面積の13.1%である市街地に人口の約78%が住み、市街地の人口密度は7,900人/km2となっている。人口密度が高いため山間部にも建物が密集する。.
新しい!!: 会所 (近世)と長崎市 · 続きを見る »
長崎会所
長崎会所(ながさきかいしょ)は、江戸時代に天領であった長崎に設けられた貿易機関。現在の長崎税関の前身にあたる。.
新しい!!: 会所 (近世)と長崎会所 · 続きを見る »
長崎貿易
江戸に向かうオランダ人たちの行列を描いたイラスト(17世紀) 江戸に向かうオランダ人たちの行列を描いた浮世絵(19世紀) 長崎貿易(ながさきぼうえき)は、日本の安土桃山時代から江戸時代に長崎において行われた貿易である。.
新しい!!: 会所 (近世)と長崎貿易 · 続きを見る »
株仲間
株仲間(かぶなかま)とは、問屋などが一種の座を作り、カルテルを形成することである。株式を所有することで、構成員として認められた。.
新しい!!: 会所 (近世)と株仲間 · 続きを見る »
棄捐令
棄捐令(きえんれい)は、江戸時代幕府が財政難に陥った旗本・御家人を救済するために、債権者である札差に対し債権放棄・債務繰延べをさせた武士救済法令である。 なお、松江藩・加賀藩・佐賀藩など諸藩でも行われた。.
新しい!!: 会所 (近世)と棄捐令 · 続きを見る »
江戸
江戸図屏風に見る、初期の江戸 弘化年間(1844年-1848年)改訂江戸図 江戸(えど) は、東京の旧称であり、1603年から1867年まで江戸幕府が置かれていた都市である。 現在の東京都区部に位置し、その前身及び原型に当たる。.
新しい!!: 会所 (近世)と江戸 · 続きを見る »
札差
札差(ふださし)は、江戸時代に幕府から旗本・御家人に支給される米の仲介を業とした者。 浅草の蔵前に店を出し、米の受け取り・運搬・売却による手数料を取るほか、蔵米を担保に高利貸しを行い大きな利益を得た。札差の「札」とは米の支給手形のことで、蔵米が支給される際にそれを竹串に挟んで御蔵役所の入口にある藁束に差して順番待ちをしていたことから、札差と呼ばれるようになった。.
新しい!!: 会所 (近世)と札差 · 続きを見る »
惣会所
惣会所(そうかいしょ)は、江戸時代の大阪における惣年寄の会所(事務所)である。.
新しい!!: 会所 (近世)と惣会所 · 続きを見る »
日本
日本国(にっぽんこく、にほんこく、ひのもとのくに)、または日本(にっぽん、にほん、ひのもと)は、東アジアに位置する日本列島(北海道・本州・四国・九州の主要四島およびそれに付随する島々)及び、南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などから成る島国広辞苑第5版。.
新しい!!: 会所 (近世)と日本 · 続きを見る »