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ラン科

索引 ラン科

ラン科(ランか、蘭科、Orchidaceae)は、単子葉植物の科のひとつで、その多くが美しく、独特の形の花を咲かせる。世界に700属以上15000種、日本に75属230種がある。鑑賞価値の高いものが多く、昔から栽培や品種改良が進められている。他方、採取のために絶滅に瀕している種も少なくない。ラン科の種はラン(蘭)と総称される。

目次

  1. 222 関係: APG III偽鱗茎単子葉植物双子葉植物子葉小学館小葉植物小林義雄 (菌類学者)属 (分類学)山野草中国交配ナリヤランナンカクランナツエビネミヤマモジズリミヤマフタバランミヤマウズラミズチドリミズトンボミズトンボ属ミズゴケ属マメヅタランマメヅタラン属マヤランノビネチドリノビネチドリ属マツバランノギランマスデバリアネジバナハナヤスリ科ハラン (植物)ハクウンランハクウンラン属ハクサンチドリハクサンチドリ属バンダバニラバニラ属ムヨウランムヨウラン属ムギランヤマトキソウヤマサギソウヤブランヤエヤマヒトツボクロヤクシマラン亜科ユリ科ユッカ... インデックスを展開 (172 もっと) »

APG III

APG III は、APG体系の、2009年に公表された第3版である。

見る ラン科とAPG III

偽鱗茎

Prosthechea fragrans の偽鱗茎 偽鱗茎 (ぎりんけい、) は、ラン科において地上茎の一部が肥大化して貯蔵器官となったものである。特に着生性の種の多くに見られる。偽球茎 (ぎきゅうけい、pseudocorm)、擬球茎 (ぎきゅうけい)、偽球 (ぎきゅう)、仮鱗茎 (かりんけい) ということもあるが、園芸分野ではふつうバルブとよばれる。ただし、バルブの原語である bulb (日本語では鱗茎) は地下茎の周囲に肉質の葉 (鱗茎葉) が多数密生したものであり (例: タマネギ)、偽鱗茎とは由来や主な構成要素が異なる。

見る ラン科と偽鱗茎

単子葉植物

単子葉植物(たんしようしょくぶつ)とは、被子植物のうち、1枚の子葉を持つことで特徴づけられている植物の一群のことであり、双子葉植物としばしば対比される。

見る ラン科と単子葉植物

双子葉植物

双子葉植物(そうしようしょくぶつ)、双子葉植物綱(そうしようしょくぶつこう)とは、2枚の初期葉もしくは子葉をもつ植物のことである。

見る ラン科と双子葉植物

子葉

種子から発芽したブナの対生する子葉(下)と本葉(上) 子葉(しよう)とは、種子植物で種子の中の胚にすでにできている、個体として最初の葉である。形は成体の葉とは大きく異なることが多い。単子葉類では1枚、双子葉類では2枚が多い。2枚が対生する双子葉類の子葉はとくに目だつため、俗に双葉(ふたば、二葉)という。

見る ラン科と子葉

小学館

株式会社小学館(しょうがくかん)は、東京都千代田区一ツ橋にある日本の総合出版社。系列会社グループの通称「一ツ橋グループ」の中核的存在である。 社名は創設時に小学生向けの教育図書出版を主たる業務としていたことに由来する。特に学年別学習雑誌は長らく小学館の顔的存在として刊行され続けてきたが、「出版不況」や児童の減少と嗜好の多様化のあおりを受け、2000年代から2010年代にかけて相次いで休刊され、2017年以降、月1回発売されているのは『小学一年生』のみとなっている。1926年に娯楽誌出版部門を集英社として独立させたが、太平洋戦争後は娯楽図書出版に再進出し、総合出版社へ発展した。

見る ラン科と小学館

小葉植物

小葉植物(しょうようしょくぶつ、subdivision 、lycophytes)は、小葉を持ち、胞子による生殖を行う維管束植物の一群である。分類階級は亜門に置かれ、ヒカゲノカズラ亜門や小葉植物亜門(, )などとも呼ばれる。現生の小葉植物はヒカゲノカズラ目、ミズニラ目、イワヒバ目の大きく3群に分かれ、その全てがヒカゲノカズラ綱に含まれる小型から中程度の大きさの草本性植物である。しかし、ミズニラ類に近縁な絶滅したリンボクなどの化石小葉植物は、二次組織を形成し木本になっており、石炭はこれらの植物の化石が大半を占めている。 小葉類(しょうようるい、)やヒカゲノカズラ植物 、ヒカゲノカズラ類 (lycopods)、鱗葉植物(りんようしょくぶつ、)と呼ばれることもある。但しヒカゲノカズラ類という用語はヒカゲノカズラ目を指すことも多い。かつてはヒカゲノカズラ門 やヒカゲノカズラ植物門と、門の階級に置かれることもあった。

見る ラン科と小葉植物

小林義雄 (菌類学者)

小林 義雄(こばやし よしお、1907年5月17日 - 1993年1月6日)は日本の菌類学者。理学博士(東京帝国大学、1940年)。 熊本市生まれ。1931年に東京帝国大学を卒業し、東京文理科大学の助手、講師を務めた後、1941年から1945年まで満州国立中央博物館の薦任官を務め、1946年から2年間、長春大学の教授を務めた。1948年から国立科学博物館の植物研究部員として働き、後に研究部長となった。 菌類の分類学的研究の他に、南方熊楠が残した菌類図譜稿本を整理し、1987年に「南方熊楠菌誌」を出版した。1970年に南方熊楠賞の第1回の受賞者となった。

見る ラン科と小林義雄 (菌類学者)

属 (分類学)

属(ぞく、genus, pl.:genera)は、生物分類のリンネ式階級分類における基本的階級の1つ、および、その階級に属するタクソンである。属は科の下・種の上に位置する。属の下に亜属(subgenus、pl.: subgenera)をもうけることがある。

見る ラン科と属 (分類学)

山野草

山野草(さんやそう)または山草(さんそう)・野草(やそう)とは、国内外の平地から高山に至る野外に自生する観賞価値のある草本、低木及び小低木の一部を含む幅広い意味を持つ言葉であるが、日本国内における近代的な山野草栽培の歴史は100年程度と浅く明確な定義はなされていない。 一般的には野生植物のみを指すと思わがちであるが、近年では国内外で品種改良されたものが「山野草」と称して流通している事例も多く、取扱業者が便宜的につけた不適当な名称で取り引きされている場合もある。

見る ラン科と山野草

中国

中国(ちゅうごく、中國)は、ユーラシア大陸(アジア大陸)の東部を占める地域、及びそこで成立した国家をさす用語。日本では、1972年の日中国交正常化以降、中華人民共和国の略称としても使用されている。 中国統一問題を参照)。 本記事では、「中国」という用語の「意味」の変遷と「呼称」の変遷について記述する。中国に存在した歴史上の国家群については、当該記事および「中国の歴史」を参照。

見る ラン科と中国

交配

交配(こうはい)とは、生物の個体間の受粉や受精のこと、特に繁殖や品種改良・育種などのため、人為的にこれを行うことである。両親が同じ系統、同じ品種などの場合には同系交配、異なる場合には異系交配、異種交配、品種間交配などといい、単に交雑ともいう。また、血縁関係の近い個体同士の交配を近親交配という。 交配という用語は、細菌、古細菌、ウイルスの関連プロセスにも適用されます。 これらの場合の交配には、相同染色体の対形成を伴う個体の対形成が含まれ、その後、ゲノム情報の交換が行われ、組換え子孫の形成につながります(交配システムを参照)。

見る ラン科と交配

ナリヤラン

ナリヤラン(成屋蘭、学名:Arundina graminifolia)は、常緑性の地生ランのひとつ。 熱帯アジアに広く分布し、日本では八重山諸島(石垣島及び西表島)に自生する。沖縄島中部でも見つかるが、栽培逸出の個体である。和名のナリヤラン(成屋蘭)の「成屋」は、西表島の内湾にある小島、内離島にあった成屋集落(現在は廃村)に由来すると言われる。

見る ラン科とナリヤラン

ナンカクラン

ナンカクラン Huperzia fordii (Baker) Dixitは、ヒカゲノカズラ科のシダ植物。岩や樹幹から垂れ下がる着生植物で、胞子嚢穂のまとまりがはっきりしない。

見る ラン科とナンカクラン

ナツエビネ

ナツエビネ(夏海老根、学名: )は、ラン科エビネ属の多年草『日本の野生植物 草本I単子葉類』p.225『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.582。

見る ラン科とナツエビネ

ミヤマモジズリ

ミヤマモジズリ(深山文字摺、学名:)は、ラン科 属の地生または着生の多年草『新分類牧野日本植物図鑑』p.247遊川知久 (2015)「ラン科」『改訂新版 日本の野生植物1』p.216中島睦子 (2012)『ラン科植物図譜』p.70, p.316。 2015年に、Ying Tang らによる、東アジアのラン科チドリソウ亜科の系統と分類の研究の成果により、本種はミヤマモジズリ属 から、 属に組み替えられた。

見る ラン科とミヤマモジズリ

ミヤマフタバラン

ミヤマフタバラン(深山二葉蘭、学名:Neottia nipponica、シノニム:Listera nipponica )は、ラン科サカネラン属の地生の多年草 『日本の野生植物 草本I 単子葉類』p.209『新牧野日本植物圖鑑』p.1076『日本ラン科植物図譜』p.150, p.341。

見る ラン科とミヤマフタバラン

ミヤマウズラ

ミヤマウズラ(深山鶉、学名:)はラン科シュスラン属の常緑の多年草。日本の地生のラン。

見る ラン科とミヤマウズラ

ミズチドリ

ミズチドリ (水千鳥、学名:Platanthera hologlottis ) は、ラン科ツレサギソウ属の多年草。別名、ジャコウチドリ(麝香千鳥)。

見る ラン科とミズチドリ

ミズトンボ

ミズトンボ(水蜻蛉、Habenaria sagittifera)とは、ラン科ミズトンボ属(Habenaria)に属する球根性の多年草。北海道南端から九州の日当たりの良い湿地に生える。和名は「水気のある場所に生え、花の形状がトンボを連想させる草」の意であろうが、命名の由来については詳細不明。

見る ラン科とミズトンボ

ミズトンボ属

ミズトンボ属 Habenaria は、ラン科植物の1群。地上生で、地下に球形に近い形の根茎を持つ。花が美しくてよく栽培される種を含む。

見る ラン科とミズトンボ属

ミズゴケ属

ミズゴケ属(みずごけぞく、学名:Sphagnum)は、ミズゴケ綱ミズゴケ科に分類されるコケ植物の1属。多孔質の植物体を形成し、多量の水を含むことができる。世界では約150種、日本では47種が分類されている。

見る ラン科とミズゴケ属

マメヅタラン

マメヅタランは着生植物になるラン科植物である。その姿がシダ植物のマメヅタにとてもよく似ているのが名の由来である。

見る ラン科とマメヅタラン

マメヅタラン属

マメヅタラン属(Bulbophyllum)は、ラン科の着生植物の群である。世界に1000種以上もある、極めて大きな属である。

見る ラン科とマメヅタラン属

マヤラン

マヤラン(摩耶蘭、学名:Cymbidium macrorhizon)は、ラン科シュンラン属の植物である。和名はこの種が初めて発見された神戸市の摩耶山にちなむ。関東から九州までの常緑広葉樹林や古い二次林に生える菌従属栄養植物(腐生植物)である。

見る ラン科とマヤラン

ノビネチドリ

ノビネチドリ(延根千鳥、学名:Neolindleya camtschatica )は、ラン科ノビネチドリ属の多年草。

見る ラン科とノビネチドリ

ノビネチドリ属

ノビネチドリ属(ノビネチドリぞく、学名:Neolindleya、和名漢字表記:延根千鳥属)は、ラン科に属する属 『改訂新版 日本の野生植物1』p.214。

見る ラン科とノビネチドリ属

マツバラン

マツバラン(松葉蘭、Psilotum nudum)は、マツバラン科のシダ植物。マツバラン科では日本唯一の種である。日本中部以南に分布する。

見る ラン科とマツバラン

ノギラン

ノギラン(芒蘭、学名:)はキンコウカ科ノギラン属の多年草『改訂新版 日本の野生植物1』pp.141-142。古い分類体系の新エングラー体系、クロンキスト体系では、ユリ科に分類された。

見る ラン科とノギラン

マスデバリア

マスデバリア(Masdevallia)は、ラン科植物の分類群の一つ。南アメリカの山岳地帯に分布し、萼片のみが発達した特異な花を咲かせる。洋ランとして栽培されるが、日本では栽培の難しいものの一つである。

見る ラン科とマスデバリア

ネジバナ

ネジバナ(捩花、学名:Spiranthes sinensis var. amoena)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草。別名がモジズリ(綟摺、盤龍参)。

見る ラン科とネジバナ

ハナヤスリ科

ハナヤスリ科(ハナヤスリか、)は、ハナヤスリ亜綱に属する大葉シダ植物の一群で、本科のみを含む単型目、ハナヤスリ目 に分類される。11属115種を含む。 栄養葉(担栄養体)と胞子葉(担胞子体)が立体的に、1本の共通柄(担葉体)につく独特のボディプランを持っている。

見る ラン科とハナヤスリ科

ハラン (植物)

ハラン(葉蘭、学名: Blume, 1834)とは、スズラン亜科 キジカクシ科(クサスギカズラ''科)'' ハラン属の常緑多年草で、巨大な葉を地表に立てる植物である。古名は馬蘭(バラン)湯浅浩史「ハラン:文化史」(小学館『日本大百科全書』、1984年)。

見る ラン科とハラン (植物)

ハクウンラン

ハクウンラン(白雲蘭、学名:)は、ラン科ハクウンラン属の地生の多年草『日本の野生植物 草本I 単子葉類』p.214『改訂新版 日本の野生植物 1』p.209。別名、ムライラン、イセラン。

見る ラン科とハクウンラン

ハクウンラン属

ハクウンラン属(ハクウンランぞく、学名:、和名漢字表記:白雲蘭属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とハクウンラン属

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ(白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó)は、ラン科ハクサンチドリ属の多年草の高山植物。和名は白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられた。北海道~中部地方以北の高山帯の湿り気のある場所に生える。

見る ラン科とハクサンチドリ

ハクサンチドリ属

ハクサンチドリ属(ハクサンチドリぞく、学名:Dactylorhiza、和名漢字表記:白山千鳥属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とハクサンチドリ属

バンダ

バンダ(Banda)。

見る ラン科とバンダ

バニラ

バニラ(華尼拉、、学名: Vanilla planifolia)は、ラン科バニラ属の常緑の蔓性植物。または、その植物から抽出された香料などのこと。種小名はラテン語で「扁平な葉」を意味する。

見る ラン科とバニラ

バニラ属

バニラ属 (学名:Vanilla) は、ラン科に属する植物の分類である。 約110種あるが、香料の原料になるバニラ・プラニフォリア Vanilla planifolia が知られる。 Category:ラン科 Category:バニラ。

見る ラン科とバニラ属

ムヨウラン

ムヨウラン(無葉蘭、学名:)は、ラン科ムヨウラン属の地生の多年草。光合成をしない菌従属栄養植物『改訂新版 日本の野生植物 1』pp.209-210。別名、スケロクラン。

見る ラン科とムヨウラン

ムヨウラン属

ムヨウラン属(学名:)はラン科の属の1つ『改訂新版 日本の野生植物 1』pp.209-210。

見る ラン科とムヨウラン属

ムギラン

ムギラン(麦蘭、)は、小型の着生ランである。日本産の着生ランではもっとも普通な種の一つである。

見る ラン科とムギラン

ヤマトキソウ

ヤマトキソウ(山朱鷺草、学名:Pogonia minor )は、ラン科トキソウ属の地生の多年草 『日本の野生植物 草本I 単子葉類』p.205『日本ラン科植物図譜』p.146, pp.339-340。

見る ラン科とヤマトキソウ

ヤマサギソウ

ヤマサギソウ(山鷺草、学名: subsp. var. )は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草『日本ラン科植物図譜』p.53, p.311『改訂新版 日本の野生植物1』p.224『日本のランハンドブック1 低地・低山編』pp.29-32。

見る ラン科とヤマサギソウ

ヤブラン

ヤブラン(藪蘭、薮蘭、学名:)は、キジカクシ科ヤブラン属に属する多年草。別名リリオペ、サマームスカリ、広義でプラティフィルラともよばれる。中国植物名は、禾葉土麦冬(かようどばくとう)。

見る ラン科とヤブラン

ヤエヤマヒトツボクロ

ヤエヤマヒトツボクロ(八重山一黒子、学名: Nervilia aragoana )は、ラン科ムカゴサイシン属の地生の多年草。沖縄島以南の琉球列島から熱帯アジア、オーストラリア北部およびサモア諸島にかけて広く分布し、常緑広葉樹林の林床に自生する。 別名、アオイボクロ、ヤエヤマクマガイソウ、ヤエヤマヒトツバラン。

見る ラン科とヤエヤマヒトツボクロ

ヤクシマラン亜科

ヤクシマラン亜科 Apostasioideae は、ラン科植物に含まれる分類群の一つ。ラン科としては、花の形の特殊性が少なく、外見的にはほぼ放射相称の形を取る。

見る ラン科とヤクシマラン亜科

ユリ科

ユリ科(ユリか、Liliaceae)とは、被子植物の分類の一つ。単子葉植物に属する。 ユリやチューリップなど、地下に鱗茎・球根が発達するものが多い。1998年に発表されたAPG体系の分類の研究が進むまでは、ネギ属やヤマノイモ属といったAPG体系上ではクサスギカズラ目やヤマノイモ目に分類される種を含む広範で多種多様な科であった。 チューリップなど園芸植物として親しまれている種も多い。イヌサフランなど毒を持つものがある。

見る ラン科とユリ科

ユッカ

ユッカ(学名:)は、リュウゼツラン科イトラン属(ユッカ属)の植物の総称。英語ではyucca(ヤッカ)。ユッカという名前は、初期にカリブ諸島でユカ(Yuca)と呼ばれるキャッサバと混同したために付けられた名前である京都けえ園芸企画舎・ヤサシイエンゲイ 閲覧2012-8-16。日本の園芸種としては青年の木(せいねんのき)の名前でも知られる。

見る ラン科とユッカ

ユウシュンラン

ユウシュンラン(祐舜蘭、学名:)は、ラン科キンラン属の地生の多年草。

見る ラン科とユウシュンラン

ヨウラクラン

ヨウラクラン Oberonia japonica (Maxim.) Makino は小型のラン科植物。ぶら下がるように着生し、穂状の花序を垂らす。

見る ラン科とヨウラクラン

ヨシ

ヨシ(葦、芦、蘆、葭、学名: )は、イネ科ヨシ属の多年草。河川および湖沼の水際に背の高い群落を形成する。別名、アシ、キタヨシ。日本ではセイコノヨシ()およびツルヨシ()を別種とする扱いが主流である。 英語では一般的にリード と称されるが、湿地に生える背の高い草の全般も同じスペリングで と総称される。本種のみを示す場合は、 と称される。

見る ラン科とヨシ

ラン科の属一覧

以下にラン科(Orchidaceae)植物の属を挙げる。これは - L. Watson and M. J. Dallwitzによるものである. このリストはキューガーデンによって年に2回出版されるOrchid Research Newsletterの変更の基礎とされる。 この分類学的扱いは常に変更を受ける。これは主として分子系統的な研究によってもたらされるものである。 これまでの分類は、主として(花の構造やその他の部分の)形態的な類似性に基づいてきた。さらに、毎年ほぼ150の新種が発見されている。 分岐分類学的な見地から見ると、ラン科は単系統であり、言い換えれば、この科を構成する群のすべてが単一の祖先に由来する。

見る ラン科とラン科の属一覧

リュウキュウサギソウ

リュウキュウサギソウ (琉球鷺草、学名:Habenaria longitentaculata Hayata) は、ラン科ミズトンボ属の多年草。別名のナメラサギソウ(滑ら鷺草)は植物体が無毛でなめらかなことによる。また、イトヒキサギソウ(糸引鷺草)とも呼ばれるが、この名称は台湾産の裂弁玉鳳蘭(Habenaria polytricha Rolfe)の和名として使われる場合がある。両種は形態的に明確な差異が認められるが、文献上では学名や分布域も含めて混同がみられる。フィリピン、タイ、ベトナムなどにも類似種が分布するが、これらが同種であるか否か類縁関係は十分に研究されていない。

見る ラン科とリュウキュウサギソウ

リュウゼツラン属

リュウゼツラン属(竜舌蘭、学名: Agave、アガヴェ〈あるいはアガベ、アガーベと表記〉)は、リュウゼツラン科の単子葉植物の分類群。100種以上が知られている。学名 Agave はカール・フォン・リンネがギリシャ神話のアガウエーから名付けたもので、メキシコではマゲイ(maguey。)とも呼ばれているメキシコではリュウゼツランをナワトル語で「metl」、サポテク語で「doba」、オトミ族は「uadá」、タラスコ族は「akamba」、他にも「pita」、「cabuya」、「fique」、「mezcal」と地域・種族により様々な名称で呼ばれていたが、スペイン人がカリブ海の島で使われていた名称「マゲイ (maguey)」を持ち込み、今では広くマゲイやアガベが使われている。

見る ラン科とリュウゼツラン属

リュウゼツラン科

リュウゼツラン科(リュウゼツランか、Agavaceae)は単子葉植物に属する科で、木本または大型の常緑多年草からなる。リュウゼツラン、ユッカ、ドラセナなどを含む。古くはユリ科(子房上位のユッカ、ドラセナなど)とヒガンバナ科(子房下位のリュウゼツランなど)に分けられていたが、その他の形態的類似性を重視して1つにまとめられた。おおむね下記の属をリュウゼツラン科としている。しかし科をさらに細かくDoryanthaceae、Dracaenaceae(リュウケツジュ科)、Phormiaceae、Asteliaceae、Nolinaceae(トックリラン科)などに細分する意見もある。APG植物分類体系では、ユリ科とともに分類が再編成されている(新しい分類参照)。

見る ラン科とリュウゼツラン科

リカステ

リカステ Lycaste は、ラン科植物の一つ。大きな偽球茎に大きな葉をつけ、多くはシュンランに似た大きな花をつける。

見る ラン科とリカステ

レブンアツモリソウ

レブンアツモリソウ(礼文敦盛草、学名:Cypripedium marcanthum var. rebunense)は、北海道の礼文島(礼文町)にのみ生息する野生のランである。

見る ラン科とレブンアツモリソウ

トンボソウ

トンボソウ(蜻蛉草、蜻草、学名:Platanthera ussuriensis、シノニム:Tulotis ussuriensis )は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草 『日本ラン科植物図譜』p.69, p.316『改訂新版 日本の野生植物1』pp.220-221。

見る ラン科とトンボソウ

トキソウ

トキソウ(朱鷺草、鴇草、学名:Pogonia japonica ) は、ラン科トキソウ属の多年草豊国秀夫 (1988)、538-539頁。

見る ラン科とトキソウ

トキソウ属

トキソウ属(トキソウぞく、学名:Pogonia、和名漢字表記:朱鷺草属)はラン科の属の一つ『日本ラン科植物図譜』pp.339-340『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』pp.116-117。

見る ラン科とトキソウ属

ヘゴ

ヘゴ(桫欏、杪欏、学名Cyathea spinulosa)とは、ヘゴ科の常緑性大形の木生シダである。

見る ラン科とヘゴ

ブラッシア

ベルコーサ・図版 ベルコーサ・図版花の拡大図 ブラッシア属 Brassia は、ラン科の属の一つ。オンシジウムに近縁なもので、萼片と側花弁が細長く伸びるものが多いので、その形からスパイダーオーキッド(蜘蛛のラン)と呼ばれる。

見る ラン科とブラッシア

パフィオペディルム

パフィオペディルム(パフィオペディラム Paphiopedilum)は、袋状の唇弁が特徴的なラン科植物で、洋ランの一属として知られる。洋ランとしての略称はPaph.である。

見る ラン科とパフィオペディルム

ヒメフタバラン

ヒメフタバラン(姫二葉蘭、学名:、シノニム:)は、ラン科サカネラン属の地生の多年草『新牧野日本植物圖鑑』p.1076『日本ラン科植物図譜』p.148, p.340『改訂新版 日本の野生植物 1』p.215。別名、オオフタバラン、ムラサキフタバラン。

見る ラン科とヒメフタバラン

ヒトツボクロ

ヒトツボクロ(一黒子、学名:)は、ラン科ヒトツボクロ属の地生の多年草『日本の野生植物 草本 I 単子葉類』p.217『日本ラン科植物図譜』p.269, p.375『改訂新版 日本の野生植物 1』p.191。

見る ラン科とヒトツボクロ

ヒトツボクロ属

ヒトツボクロ属(ヒトツボクロぞく、学名:、和名漢字表記:一黒子属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とヒトツボクロ属

ヒガンバナ科

ヒガンバナ科(ヒガンバナか、Amaryllidaceae)は、単子葉植物の科の1つ。 ヒガンバナ科は多くの分類体系(新エングラー体系、APG植物分類体系など)で認められており、一般に使われる分類群名であるが、クロンキスト体系ではユリ科の中に含められている。 新エングラーではユリ目に含める。形態的にはユリ科に類似するが、新エングラーでは子房下位である点(ユリ科は子房上位または中位)で分けていた。 APGでは新エングラー体系のヒガンバナ科から数属(アルストロメリア属 Alstroemeria 等)を除いたものをキジカクシ目ヒガンバナ科としている。 さらに第3版(APG III)では、それをヒガンバナ亜科、新エングラーではユリ科に含まれていたネギ属及び近縁属(AGPIIではキジカクシ目ネギ科)をネギ亜科、 同じくユリ科のアガパンサス属(AGPIIではキジカクシ目アガパンサス科)をアガパンサス亜科とし、ヒガンバナ科に含めている。

見る ラン科とヒガンバナ科

ヒスイラン属

ヒスイラン属(翡翠蘭属、学名:Vanda)は、東南アジア原産のラン科の属。学名からバンダ属とも呼ぶ。

見る ラン科とヒスイラン属

ツチアケビ

ツチアケビ(土木通、学名:)は、森林内に生育するラン科植物である。ラン科植物としても腐生植物(菌従属栄養植物)としても非常に草たけが高く、大きく赤い果実がつくことから人目を引く。日本固有種。別名はヤマシャクジョウ(山錫杖)等。 日本(琉球諸島を含む)、韓国、中国(安徽省、河南省、湖南省、浙江省)で見られるマイコヘテロ栄養種。 アケビとは無関係。

見る ラン科とツチアケビ

ツレサギソウ属

ツレサギソウ属(ツレサギソウぞく、学名:)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とツレサギソウ属

テガタチドリ

テガタチドリ(手形千鳥、学名:Gymnadenia conopsea )は、ラン科テガタチドリ属の多年草である。別名チドリソウともいう。

見る ラン科とテガタチドリ

テガタチドリ属

テガタチドリ属(テガタチドリぞく、学名: Gymnadenia、和名漢字表記:手形千鳥属)は、ラン科に属する属 『改訂新版 日本の野生植物1』pp.205-206, p.214, p.216。

見る ラン科とテガタチドリ属

デンドロビウム

デンドロビウム、デンドロビューム(学名:)は、ラン科セッコク属の学名カナ読みで、セッコク属に分類される植物の総称である。日本においては、セッコクなど数種が知られているが、通常、デンドロビウムと呼ばれるものは、園芸種の洋ランとして栽培されているものに限られる。ここではこれについて述べる。 なお、セッコクも交配親として使われた例がある。セッコクそのものは伝統的な古典園芸植物としても利用され、これについては長生蘭を参照のこと。

見る ラン科とデンドロビウム

デンドロキラム属

デンドロキラム属 Dendrochilum は、ラン科植物の一群で、偽球茎に葉を一枚だけつけ、細長い穂状に花を着け、花序は垂れ下がる。

見る ラン科とデンドロキラム属

フウラン

フウラン(風蘭、富貴蘭、学名:Vanda falcata(旧属名:))は、日本原産のラン科植物のひとつで、着生植物である。 ※2013年の属名変更に伴い、Neofinetia属からVanda属に変更された。

見る ラン科とフウラン

フジバカマ

フジバカマ(藤袴、Eupatorium japonicum)とはキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。秋の七草の1つ。

見る ラン科とフジバカマ

ニョホウチドリ

ニョホウチドリ(女峰千鳥、学名:Ponerorchis joo-iokiana )は、ラン科ウチョウラン属に分類される多年草の1種豊国 (1988)、529頁。和名の「ニョホウ」は、最初に女峰山で採集されたことに由来する佐竹ほか (1982)、199-200頁。種小名の「joo-iokiana」は、採集者の城数馬と五百城文哉の名前を組み合わせたことに由来する。

見る ラン科とニョホウチドリ

ニラバラン

ニラバランは、ラン科植物の一つ。ネギのような細長い葉を一枚だけもつ。

見る ラン科とニラバラン

ホテイラン

ホテイラン(布袋蘭、学名: var. )は、ラン科ホテイラン属の地生の多年草。別名、ツリフネラン(釣舟蘭)『新牧野日本植物圖鑑』p.1082, p.1286, p.1320, p.1348。 ヒメホテイラン(姫布袋蘭、学名:)を分類上の基本種とする変種である『改訂新版 日本の野生植物1』p.188。

見る ラン科とホテイラン

ホソバノキソチドリ

ホソバノキソチドリ(細葉の木曽千鳥、学名:Platanthera tipuloides)は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草『日本の野生植物 草本 I 単子葉類』p.198『日本ラン科植物図譜』p.68, pp.315-316『改訂新版 日本の野生植物1』p.224。別名、ツブラトンボソウ。

見る ラン科とホソバノキソチドリ

ダイサギソウ

ダイサギソウ(大鷺草、学名:Habenaria dentata)は、ラン科ミズトンボ属の多年草で、地生ランの一種。和名は花がサギソウに似て、草丈が大きいことから。

見る ラン科とダイサギソウ

ベニシュスラン

ベニシュスラン Goodyera biflora (Lindl.) Hook.f. はシュスラン属のラン科植物。日本のこの類では特に大きな花をごく少数だけつける。

見る ラン科とベニシュスラン

切り花

切り花(きりばな、切花とも表記)は、咲き始めやつぼみの状態にある植物の花を、枝・茎または葉をつけて切り取ったもの。姿を整えて水を張った花器(花瓶など)に挿し、玄関や居室に飾り、あるいは仏壇や墓前に供えられる。またはそのために用いられる花のことである。

見る ラン科と切り花

アマミエビネ

アマミエビネ(奄美海老根、学名:Calanthe amamiana)は、ラン科エビネ属の多年草。地生ランである。 琉球列島(奄美大島、請島)に分布する。発見時には独立種として新種記載されたが、その後はエビネの変種とされたり、またはキリシマエビネの変種とされたりしている。2023年時点では、YListでは独立種、Plants of the World Online, Kew Scienceではエビネの変種とされている。 春先に新葉とともに高さ30cmほどの花茎を伸ばし、3月中〜下旬にかけて10〜20数個の花を総状花序につける。花色は白や淡紫色、淡紅色、あるいは唇弁だけ赤紫色などと個体により様々。自生地では、受粉をオキナワヒゲナガハナバチ1種に大きく依存しているとの研究がある。

見る ラン科とアマミエビネ

アリドオシラン

アリドオシラン(蟻通し蘭豊国 (1988)、544頁、学名:Myrmechis japonica )は、ラン科アリドオシラン属に分類される多年草の1種。和名は葉がアカネ科のアリドオシに似ていることに由来する牧野 (1982)、786頁。属名の「Myrmechis」は、アリを意味し、種小名の「japonica」はギリシア語で日本を意味する。

見る ラン科とアリドオシラン

アリドオシラン属

アリドオシラン属 Myrmechis は、ラン科植物の1群。ごく小型のものが多い。

見る ラン科とアリドオシラン属

アングレカム属

アングレカム属 (学名:) は、ラン科植物の群の一つ。白く香りのよい花をつける。

見る ラン科とアングレカム属

アツモリソウ

アツモリソウ(敦盛草、学名:Cypripedium macranthos var. speciosum、シノニムCypripedium macranthum var. speciosum)は、ラン科アツモリソウ属の多年草。

見る ラン科とアツモリソウ

アツモリソウ属

アツモリソウ属 Cypripedium は、ラン科植物に含まれる分類群の一つ。温帯性で、大きな袋状の唇弁を持つ。

見る ラン科とアツモリソウ属

アツモリソウ亜科

アツモリソウ亜科(Cypripedioideae)は、ラン科植物の分類群の一つ。いずれも袋状の唇弁を持つ点が目立つが、それ以外にも独特の構造がある。

見る ラン科とアツモリソウ亜科

アオチドリ

アオチドリ(青千鳥、学名:)は、ラン科ハクサンチドリ属の地生の多年草『改訂新版 日本の野生植物 1』p.195。別名、ネムロチドリ(根室千鳥)という『新牧野日本植物圖鑑』p.1066, p.1353。

見る ラン科とアオチドリ

アオフタバラン

アオフタバラン(青二葉蘭、学名:、シノニム:)は、ラン科サカネラン属の地生の多年草『日本ラン科植物図譜』p.149, pp.340-341『改訂新版 日本の野生植物 1』p.215。

見る ラン科とアオフタバラン

イチヨウラン

イチヨウラン(一葉蘭、学名: )は、ラン科イチヨウラン属の地生の多年草。別名、ヒトハラン、ヒメヒトハラン「朝日百科『世界の植物』8」p.1991『日本の野生植物 草本I 単子葉類』p.228『新牧野日本植物圖鑑』p.1085,p.1290,p.1345『日本ラン科植物図譜』p.275, p.377。

見る ラン科とイチヨウラン

イチイ

イチイ(一位、学名: )は、イチイ科イチイ属の植物。またはイチイ属の植物の総称。常緑針葉樹。寒冷地や深山に生え、植栽にもされる。英語では Japanese Yew と呼ばれ、同属のヨーロッパイチイ は単に Yew あるいは European Yew と呼ばれる。秋に実る赤い実(仮種皮)は、食用にできる。生長が遅く年輪が詰まった良材となり、弓の材としてもよく知られる。

見る ラン科とイチイ

イヨトンボ

イヨトンボ(伊予蜻蛉、学名:Habenaria iyoensis Ohwi) は、ラン科ミズトンボ属の多年草。環境省レッドデータでは絶滅危惧IA。野生下では比較的短命な植物で消長が激しく、植生の遷移などにより容易に消滅する。目立たない植物のため情報に乏しく、環境省調査では現存を把握できた自生地は1箇所の数個体のみである。和名は基準標本の産地愛媛県の旧名、伊予国にちなむ。

見る ラン科とイヨトンボ

イワチドリ

イワチドリ(岩千鳥、学名:Ponerorchis keiskei、シノニム:Amitostigma keiskei)は、ラン科の植物。別名は「八千代」。日本の固有種である。

見る ラン科とイワチドリ

イワタバコ科

イワタバコ科(イワタバコか、Gesneriaceae)は、シソ目に属する双子葉植物の科のひとつ。クロンキスト体系ではゴマノハグサ目に含められていた。世界の熱帯から亜熱帯を中心に、一部は温帯域にかけて、約150-160属2000-3200種ほどが属する大きな科である。日本にもイワタバコなどの自生種がある。

見る ラン科とイワタバコ科

ウチョウラン

ウチョウラン(学名:Ponerorchis graminifolia、シノニム Orchis graminifoliaは、着生ランの一種で、小柄な多年草。紫の花が美しいため、山野草として栽培されるが、そのため野生では非常に希少になっている。 漢字では羽蝶蘭と書かれる場合が多いが、これは最近になって使われるようになった当て字で、和名の語源は明確でない。

見る ラン科とウチョウラン

ウラボシ科

ウラボシ科(Polypodiaceae)は、シダ植物門に含まれる科のひとつである。和名の「裏星」という名は葉の裏の胞子のう群が円形で、それが多数並んでいるのを星に見立てたものである。かつてはほとんどのシダがこれに含まれていた。現在では単葉を持つ着生植物が多い。

見る ラン科とウラボシ科

エビネ

エビネ(海老根、学名:Calanthe discolor)は、ラン科エビネ属の多年草。地上性のランである。ジエビネ、ヤブエビネと呼ばれることもある。

見る ラン科とエビネ

エビネ属

エビネ属(エビネぞく、Calanthe、海老根、蝦根)は、ラン科の1属。

見る ラン科とエビネ属

エダウチヤガラ

エダウチヤガラ (Eulophia graminea Lindl.) は、ラン科イモネヤガラ属の単子葉植物。小笠原諸島、沖縄島以南の熱帯アジア地域に自生する多年草。

見る ラン科とエダウチヤガラ

エゾスズラン

エゾスズラン(蝦夷鈴蘭、学名:Epipactis papillosa )は、ラン科カキラン属の多年草。別名、アオスズラン(青鈴蘭)『日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類』p208『新牧野日本植物圖鑑』p.1072『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.111。

見る ラン科とエゾスズラン

オノエラン

オノエラン(尾上蘭、学名:Galearis fauriei )はラン科カモメラン属の多年草。

見る ラン科とオノエラン

オリヅルラン

オリヅルラン(折鶴蘭、Chlorophytum comosum (Thunb.) Jacques, 1862)は、キジカクシ科オリヅルラン属に属する常緑多年草。観葉植物としてよく栽培される。 オリヅルランは、ある程度成長すると細長い花茎を高くのばし花穂(かすい)をつける。白い花がその複数箇所でまばらに咲く。花穂(かすい)の先端にはクローン苗として、不定芽ができ、花柄は栄養繁殖を行うランナー(匍匐茎)になり、新しい株を作る。この株の様子が折り鶴に似ていることからオリヅルランと名付けられた(海外では、蜘蛛の巣を思わせる事からSpider Plantと呼ばれている。)。ランナー及び花は環境さえ整えば周年発生する。

見る ラン科とオリヅルラン

オルキス・イタリカ

オルキス・イタリカ(学名:Orchis italica)は、ラン科の植物の一種。地中海地方原産。 「オルキス・イタリカ」は、ラテン語で「イタリアの蘭」の意である。 成長すると50cmほどの高さになり、群落を作ることも多い。 独特の形をした花弁は、帽子(僧帽)をかぶった人の姿をしていると見立てられることがよくある。英語では Naked Man Orchid(「裸の男の蘭」の意)とも通称される。

見る ラン科とオルキス・イタリカ

オンシジューム

オンシジューム(Oncidium)あるいはオンシジウムは中南米を中心に分布する、約400種を含むラン科の大属。樹上で着生生活を営む。洋ランとしても広く親しまれる。

見る ラン科とオンシジューム

オドントグロッサム

オドントグロッサム Odontoglossum は、ラン科の植物の一群。オンシジウムに近縁で、萼片と側花弁が大きく、斑紋が入って美しいものが多い。洋ランとしても多く栽培されているが、近縁属との属間雑種が多い。

見る ラン科とオドントグロッサム

オニノヤガラ

オニノヤガラ(鬼の矢柄、学名:Gastrodia elata )は、ラン科オニノヤガラ属の多年草。腐生植物。

見る ラン科とオニノヤガラ

オニノヤガラ属

オニノヤガラ属(オニノヤガラぞく、学名:Gastrodia、和名漢字表記:鬼の矢柄属)はラン科の属の一つ。

見る ラン科とオニノヤガラ属

オオバノトンボソウ

オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草、学名:、シノニム:)は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草 『新牧野日本植物圖鑑』p.1068, p.1336『日本ラン科植物図譜』p.55, p.312『改訂新版 日本の野生植物1』p.223。別名、ノヤマトンボ、ノヤマトンボソウ。

見る ラン科とオオバノトンボソウ

オオヤマサギソウ

オオヤマサギソウ(大山鷺草、学名: Platanthera sachalinensis )は、ラン科ツレサギソウ属の多年草。

見る ラン科とオオヤマサギソウ

オオキソチドリ

オオキソチドリ(大木曽千鳥、学名:Platanthera ophrydioides )は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草。別名、ミチノクチドリ。本種には、下記の「下位分類」のとおり地理的な変異が多い『日本の野生植物 草本 I 単子葉類』p.198『日本ラン科植物図譜』p.59, p.313『改訂新版 日本の野生植物1』p.224。

見る ラン科とオオキソチドリ

オサラン属

オサラン属 (学名:) は、ラン科の分類群の一つ。着生植物で、偽球茎を連続して並べる。栽培されることもあるが、それほど重視されない。洋ランとしても扱われ、そちらでは学名カナ読みのエリアで通用する。

見る ラン科とオサラン属

カモメラン

カモメラン(鴎蘭、学名:)は、ラン科カモメラン属の地生の多年草『日本ラン科植物図譜』p.35, p.306『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』pp.126-127『改訂新版 日本の野生植物 1』p.201。別名、カモメソウ、イチヨウチドリ。

見る ラン科とカモメラン

カモメラン属

カモメラン属(カモメランぞく、学名:、和名漢字表記:鴎蘭属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とカモメラン属

カヤラン

カヤラン(榧蘭)は、ラン科カヤラン属の多年草で、小柄な着生植物である。樹木の幹や枝から垂れ下がるように生育し、気根で付着する。名前の由来は、細長い葉が並んでいる様子がカヤに似るためと言われる。

見る ラン科とカヤラン

カヤツリグサ科

カヤツリグサ科(カヤツリグサか)は、単子葉植物の一つの科である。全世界で約70属3700種がある。 APG植物分類体系では、イネ目 に属する。

見る ラン科とカヤツリグサ科

カンラン

カンラン(寒蘭、学名:)は、単子葉植物ラン科シュンラン属の1種。本州南部以南の森林内に自生する。東洋ランとして栽培され、野生個体はほとんど見られないほど減少している。

見る ラン科とカンラン

カトレヤ

カトレヤ(カトレアとも。Cattleya)とは、中南米原産のラン科植物の1つの属、あるいはその近縁属との交配品種を含む1群の植物である。美しい花を咲かせることからよく栽培され、最も有名な洋ランである。洋ランの女王とも言われる。

見る ラン科とカトレヤ

カキラン

カキラン(柿蘭、学名:Epipactis thunbergii )は、ラン科カキラン属の多年草里見信生 (1982)、208頁。別名がスズラン。

見る ラン科とカキラン

カキラン属

カキラン属(カキランぞく、学名:Epipactis、和名漢字表記:柿蘭属)はラン科の属の一つ『日本の野生植物 草本I 単子葉類』p.208。

見る ラン科とカキラン属

ガンコウラン

ガンコウラン(岩高蘭、Empetrum nigrum var. japonicum)は、ツツジ科の常緑小低木。雌雄異株。 かつては他の数種とともにガンコウラン科とされたが、新しいAPG植物分類体系ではツツジ科ツツジ亜科に含められている。

見る ラン科とガンコウラン

ガンゼキラン

ガンゼキラン(Phaius flavus (Blume) Lindl.)は、単子葉植物ラン科に属する多年草である。形の上ではエビネによく似ているが、花の形はかなり異なっている。観賞用に栽培されることも多い。

見る ラン科とガンゼキラン

ガガイモ科

ガガイモ科 (Asclepiadaceae) は双子葉植物の科で、草本または低木でつる性のものが多い。特に熱帯から亜熱帯に多く分布し、温帯にも草本がある。約250属2700種。日本にはよく見られるつる草のガガイモなど、6属が自生する。乾燥地に生育する多肉植物もあり、サボテンのように葉が退化し柱状の茎だけのものもある。 葉は単葉で対生。花は両性、放射相称で、総状または集散花序をなすものが多い。花弁は筒状に合生し、先が5裂して星形になるものが多い。香りはよいものもあるが、悪臭を出してハエに送粉させる種もある。雄蕊は花筒の内側につくか、互いに融合して筒状になり、葯にはラン科植物に似た花粉塊が形成されて、花粉を媒介する昆虫によって塊のまま運ばれる。

見る ラン科とガガイモ科

キョウチクトウ科

キョウチクトウ科(キョウチクトウか、, 夾竹桃科)は、真性双子葉植物の科である。 高木から草本まで含み、つる性のものも多い。大部分は熱帯から亜熱帯に分布し、特に熱帯雨林に分布する高木が多いが、乾燥地に生育し茎が太くなった多肉植物もある。温帯にも主に多年草が分布する。猛毒性がある。 旧来(Brown 1810 など)のガガイモ科 を含む。

見る ラン科とキョウチクトウ科

キンラン

キンラン(金蘭、Cephalanthera falcata)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種。和名は黄色(黄金色)の花をつけることに由来する。

見る ラン科とキンラン

キンラン属

キンラン属(キンランぞく、学名:Cephalanthera、和名漢字表記:金蘭属)はラン科の属の一つ。

見る ラン科とキンラン属

キンリョウヘン

キンリョウヘン(金稜辺、学名:)は、ラン科シュンラン属の1種である。中国原産で、日本には文明年間(1469〜1486年)には渡来していたとされる。明治時代にブームが起こり個体選別が行なわれ、様々な品種が選別増殖され現在に至っている。

見る ラン科とキンリョウヘン

キンギンソウ

キンギンソウ(金銀草、学名:Goodyera procera )は、ラン科シュスラン属の地生の多年草『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.575『新牧野日本植物圖鑑』p.1077『日本ラン科植物図譜』p.118, p.331。

見る ラン科とキンギンソウ

キンコウカ科

キンコウカ科(キンコウカか、学名:)は、単子葉植物の科で、APG植物分類体系による分類。東・東南アジア、ヨーロッパ、北アメリカに4-5属41種が隔離分布する。日本にはキンコウカ、ノギラン、ソクシンランなどがある。 従来はユリ科などに含められたが、APG植物分類体系ではヤマノイモ目に置いている。

見る ラン科とキンコウカ科

キキョウラン

キキョウラン は、キキョウラン属の多年草。紫の花を付け、紫の果実を付ける。

見る ラン科とキキョウラン

キク科

イワニガナ(ジシバリ) クリサンセマム(青はネモフィラ) キク科(キクか、学名:、保留名:)は、被子植物真正双子葉類に属する1分類群である。最も進化し、最も分化している植物とされている。

見る ラン科とキク科

キジョラン

キジョラン(鬼女蘭、学名:Marsdenia tomentosa et )は、キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)キジョラン属に属するつる性の多年草の1種。有毒。

見る ラン科とキジョラン

キジカクシ科

キジカクシ科(キジカクシか、学名:)はキジカクシ目に属する単子葉植物の科の1つ。クサスギカズラ科ともいう。

見る ラン科とキジカクシ科

キジカクシ目

キジカクシ目(キジカクシもく、学名:)は、単子葉植物の目の1つ。クサスギカズラ目とも。

見る ラン科とキジカクシ目

ギリシア語

(Ελληνικά、または Ελληνική γλώσσα)は、インド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。 単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。 ギリシャ共和国やキプロス共和国、イスタンブールの居住区などで使用されており、話者は約1200万人。 また、ラテン語とともに学名や各分野の専門用語にも使用されている。 漢字に転写し希臘語、さらにそれを省略し希語などと記される なお、ヘブライ語(希伯来語)も希語と省略しうるが、現状、希語は、もっぱらギリシア語の意味で使われる。。 諸地域における共通言語の一つとして3000年以上もの間、日常言語、あるいは文学作品や公式記録、外交文書の言語として重要な役割を果たしている。

見る ラン科とギリシア語

ギンラン

ギンラン(銀蘭、学名:Cephalanthera erecta )は、ラン科キンラン属の地生の多年草『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.207-208『新牧野日本植物圖鑑』p.1071, p.1287, p.1326『日本ラン科植物図譜』pp.157-159, p.343。

見る ラン科とギンラン

ギボウシラン

ギボウシラン(擬宝株蘭、学名:)は、ラン科クモキリソウ属の地生の多年草『日本ラン科植物図譜』p.229, p.364『改訂新版 日本の野生植物 1』p.212。別名、キンポクラン。

見る ラン科とギボウシラン

クマガイソウ

クマガイソウ(熊谷草、学名:Cypripedium japonicum )は、ラン科アツモリソウ属に分類される多年草の1種。大きな花をつけ、扇型の特徴的な葉をつける。 和名の由来は、アツモリソウともに、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、一ノ谷の戦いで彼に討たれた平敦盛(たいら の あつもり)にあてたものである。

見る ラン科とクマガイソウ

クマタケラン

クマタケラン(熊竹蘭、高良薑、学名:Alpinia × formosana)はショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年生草本。 ゲットウとアオノクマタケランの中間的な形態を示し、両種の雑種と推測されている。

見る ラン科とクマタケラン

クモラン

クモラン(蜘蛛蘭、学名:Taeniophyllum glandulosum Bl.)は、ラン科クモラン属の多年草。樹木の枝に着生する着生植物。葉がないことで知られている。

見る ラン科とクモラン

クモキリソウ

クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草、学名:Liparis kumokiri ) は、ラン科 クモキリソウ属の多年草。

見る ラン科とクモキリソウ

クモキリソウ属

クモキリソウ属(クモキリソウぞく、学名:)は、ラン科に属する属『改訂新版 日本の野生植物 1』pp.210-212。

見る ラン科とクモキリソウ属

クリハラン

クリハラン (水石韋、Neocheiropteris ensata) は、シダ植物門ウラボシ科クリハラン属の植物である。大柄な単葉の葉をつける。

見る ラン科とクリハラン

クロロフィル

配位した テトラピロール環(クロリン)に、長鎖アルコール(フィトール)がエステル結合している。 クロロフィル(Chlorophyll)は、光合成の明反応で光エネルギーを吸収する役割をもつ化学物質。葉緑素(ようりょくそ)ともいう。 4つのピロールが環を巻いた構造であるテトラピロールに、フィトール (phytol) と呼ばれる長鎖アルコールがエステル結合した基本構造をもつ。環構造や置換基が異なる数種類が知られ、ひとつの生物が複数種類をもつことも珍しくない。植物では葉緑体のチラコイドに多く存在する。 天然に存在するものは一般にマグネシウムがテトラピロール環中心に配位した構造をもつ。マグネシウム以外では、亜鉛が配位した例が紅色光合成細菌 Acidiphilium rubrum において報告されている。金属がはずれ、2つの水素で置換された物質はフェオフィチンと呼ばれる。抽出されたクロロフィルでは、化学反応によって中心元素を人工的に置換することができる。特に銅が配位したものはマグネシウムのものよりも光や酸に対して安定であり、化粧品や食品への添加物として利用される。

見る ラン科とクロロフィル

クンシラン属

クンシラン(君子蘭)属 Clivia は南アフリカ共和国とスワジランドに産するヒガンバナ科の属のひとつで、クリビアミラビリス Clivia mirabilis を除き森林の薄暗い場所に自生する。「ラン」とつくが「ラン科」ではない。クロンキスト体系ではユリ科に含める。 他のヒガンバナ亜科の植物の多くは地中に鱗茎を形成するが、本属と近縁のクリプトステファヌス属 Cryptostephanus では太い根を張るのみで鱗茎はない、根の様子だけみれば遠縁ではあるがムラサキクンシラン属 Agapanthus のものによく似ている。 ウケザキクンシラン(受咲き君子蘭)Clivia miniata の園芸品種が日本国内ではよく知られている。

見る ラン科とクンシラン属

グロムス門

グロムス門(グロムスもん、グロムス菌門、学名: )は、菌界に属する門の1つである。グロムス類は隔壁を欠く無隔菌糸をもち、特徴的な大きな厚壁胞子による無性生殖を行うが、有性生殖は知られていない。ほとんどの種は陸上植物に共生してアーバスキュラー菌根を形成する(図1)。維管束植物のおよそ80%の種はアーバスキュラー菌根をもち、グロムス類は植物細胞内で細かく分枝した樹枝状体を形成し(図1)、水や無機栄養分(特にリン)を植物に供給し、糖や脂質を受け取る。例外的に、ゲオシフォン では菌根形成が知られておらず、細胞内にシアノバクテリア(藍藻)のネンジュモ属を細胞内共生させ、その光合成から栄養を得ている。いずれにせよ既知のグロムス類は、すべて生きた生物から栄養を得なければ生きられない絶対共生性生物である。

見る ラン科とグロムス門

コチョウラン

コチョウラン(学名:、漢字表記:胡蝶蘭)は、ラン科植物の一つ。東南アジアに分布し、白い花をつける。この名は他の意味にも使われるが、ここではこの種のみについて記す。

見る ラン科とコチョウラン

コチョウラン属

コチョウラン属()は、熱帯域に分布するラン科植物の一群で、幅広い葉を折り重なるように着ける。洋ランとして広く栽培されるが、それには属間交配種が混じっている。この項ではその両方について述べる。

見る ラン科とコチョウラン属

コバノトンボソウ

コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草、学名:Platanthera tipuloides subsp. nipponica )は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草『日本の野生植物 草本 I 単子葉類』p.198『日本ラン科植物図譜』p.56, p.312『改訂新版 日本の野生植物1』p.224。

見る ラン科とコバノトンボソウ

コブラン

コブラン Ophioglossum pendulum L. は特異な姿のシダ植物。着生して細長い栄養葉をだらりと垂らし、その中肋沿いに小さな胞子葉を分岐させる。旧世界の熱帯に広く分布するが、日本では絶滅を危惧されている。

見る ラン科とコブラン

コフタバラン

コフタバラン(小二葉蘭、学名:Neottia cordata、シノニム:Listera cordata var. japonica )は、ラン科サカネラン属の地生の多年草。別名、フタバラン(二葉蘭)『新牧野日本植物圖鑑』p.1075『日本ラン科植物図譜』p.147, p.340『改訂新版 日本の野生植物1』pp.214-216。

見る ラン科とコフタバラン

コアニチドリ

コアニチドリ(小阿仁千鳥、学名:Amitostigma kinoshitae )は、ラン科ヒナラン属の多年草『日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類』p.201『新牧野日本植物圖鑑』p.1063『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』pp.124-125。

見る ラン科とコアニチドリ

コイチヨウラン

コイチヨウラン(小一葉蘭、学名: )は、ラン科コイチヨウラン属の地生の多年草『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.220-221『新牧野日本植物圖鑑』p.1082『日本ラン科植物図譜』p.277, p.378。

見る ラン科とコイチヨウラン

コイチヨウラン属

コイチヨウラン属(コイチヨウランぞく、学名:Ephippianthus 、和名漢字表記:小一葉蘭属)は、ラン科の属の一つ。

見る ラン科とコイチヨウラン属

コウトウシラン

コウトウシラン(学名:)はラン科コウトウシラン属の、アジアの熱帯地域に広く分布する常緑性のラン(地生ラン)。ハワイなど各地で栽培品が野生化(栽培逸出)したものがみられ、本来の分布域はわかりにくくなっている。日本国内では八重山諸島に自生。沖縄本島でも見つかっているが、栽培逸出の可能性が高いと言われている。 和名の紅頭紫蘭は、紅頭嶼(こうとうしょ。現在の台湾紅頭(ほんとう)嶼あるいは蘭嶼島(らんしゅいとう))に産し、シランに似ていることから。

見る ラン科とコウトウシラン

コウトウシラン属

コウトウシラン属 Spathoglottis Blume はラン科植物の1属。シランにやや似た地上性のランである。アジアの熱帯域を中心に分布し、日本にはコウトウシラン1種のみを産する。

見る ラン科とコウトウシラン属

コカゲラン

コカゲラン(木陰蘭、Didymoplexis siamensis (Rolfe ex Downie) Suetsugu & T.C.Hsu)は、ヒメヤツシロラン属に属する高さ10〜30cmの腐生ランである。

見る ラン科とコカゲラン

コクラン (植物)

コクランは、小型の地生ランのひとつ。細長い棒状の偽球茎の先から紫色の地味な花を咲かせる。

見る ラン科とコクラン (植物)

コケイラン

コケイラン(小蕙蘭、学名:Oreorchis patens )は、ラン科コケイラン属の多年草。別名、ササエビネ(笹海老根)『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.93『日本の野生植物 草本Ⅰ 単子葉類』p.228『新牧野日本植物圖鑑』p.1083。

見る ラン科とコケイラン

コケイラン属

コケイラン属(コケイランぞく、学名: 、和名漢字表記:小蕙蘭属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とコケイラン属

ゴマノハグサ科

ゴマノハグサ科(ゴマノハグサか、Scrophulariaceae)は、双子葉植物のシソ目に属する科のひとつ。草本または低木からなる。世界的に分布し特に温帯や熱帯の高山に多い。花は左右相称、花弁は合着して4-5裂し、シソ科に似た唇状、あるいは筒状になるものもある。果実は2つに裂ける。

見る ラン科とゴマノハグサ科

シュンラン

シュンラン(春蘭、学名: )は、単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭で、土壌中に根を広げる地生蘭の代表的なものでもある。名称の由来は「春蘭」で、春に咲くことから。

見る ラン科とシュンラン

シュンラン属

シュンラン属(Cymbidium)は、単子葉植物ラン科の植物の属である。多くの観賞用の種を含む。日本産のものはヘツカランを例外として他は地生ラン、つまり土壌に根を下ろして生活している。熱帯地方には着生植物になるものも多い。

見る ラン科とシュンラン属

シュスラン属

シュスラン属 (Goodyera) は、ラン科に属する植物の属の一つ。ランとしては比較的普通な草の形をしている方で、ツユクサなどを思わせる姿である。

見る ラン科とシュスラン属

ショウガ科

ショウガ科(ショウガか、学名: Zingiberaceae)は、およそ50の属と総計およそ1600の既知種から成る被子植物の科である。ショウガ科植物は芳香のある多年生草本であり、塊茎状の匍匐根茎を持つ。花の形は見かけ上はラン科の花にやや似る。熱帯アフリカ、アジア、アメリカ州の至るところに分布している。 ショウガ科の多くの種は重要な観賞植物、香辛料、薬用植物である。観賞植物となる属にはキフゲットウ(ハナミョウガ属 Alpinia)、クルクマ・シャローム(Curcuma alismatifolia)、グロッバ属 Globba、( Hedychium)、(Kaempferia)、トーチジンジャー Etlingera elatior、(Renealmia)、ショウガ( Zingiber)が含まれる。香辛料には、ショウガ(ショウガ属)、ガランガル(タイショウガ、''Alpinia galanga''やその他の種)、ギニアショウガ(Aframomum melegueta)、ミョウガ(Zingiber mioga)、(Aframomum corrorima)、ウコン(ウコン属 Curcuma)、カルダモン(アモムム属 Amomum、ショウズク属 Elettaria)がある。

見る ラン科とショウガ科

ショウキラン

ショウキラン(鍾馗蘭、学名:Yoania japonica)はラン科ショウキラン属の多年草。葉緑体を持たず菌類に寄生する腐生植物。なお、ヒガンバナ属のショウキズイセンの別名でもある。ここではラン科植物の方について述べる。

見る ラン科とショウキラン

ショウキラン属

ショウキラン属(ショウキランぞく、学名:Yoania、和名漢字表記:鍾馗蘭属)は、ラン科に属する属。 この属名 Yoania は、江戸時代末期の蘭学者である宇田川 榕菴(うだがわ ようあん)の名前にちなむ。

見る ラン科とショウキラン属

シラン (植物)

シラン(紫蘭、学名: Reichb. fil.)は、ラン科シラン属の宿根草。地生ランで、日向の草原などに自生する。

見る ラン科とシラン (植物)

シンビジウム

シンビジウム(Cymbidium)はラン科の植物。シンビデュームとも表記される。日本語では単に「シンビジウム」というときは、東南アジアに自生しているものを品種改良した洋ランに限定されるが、原義ではシュンラン属に分類される種の総称である。この項では洋ランとしてのこの類について述べる。属全体については該当項を参照のこと。

見る ラン科とシンビジウム

シテンクモキリ

シテンクモキリ(紫点蜘蛛切、学名:)は、ラン科クモキリソウ属の地生の多年草, Acta Phytotaxonomica et Geobotanica, Vol.59, pp.73-77, 2008,.『日本の固有植物』p.190『日本ラン科植物図譜』p.244, p.368『改訂新版 日本の野生植物 1』pp.211-212。

見る ラン科とシテンクモキリ

シシラン

シシラン(獅子蘭、学名:Vittaria flexuosa)は、シダ植物門シシラン科シシラン属の植物である。細い葉を多数つける熱帯系のシダ植物である。

見る ラン科とシシラン

ジンバイソウ

ジンバイソウ(学名:)は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草『新牧野日本植物圖鑑』p.1068, p.1327『日本ラン科植物図譜』p.42, p.308『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.120『改訂新版 日本の野生植物1』p.223。別名、ミズモラン。

見る ラン科とジンバイソウ

ジガバチソウ

ジガバチソウ(似我蜂草、学名:)は、ラン科クモキリソウ属の地生または着生の多年草『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.218-219『日本ラン科植物図譜』p.237, p.366『改訂新版 日本の野生植物 1』p.211。

見る ラン科とジガバチソウ

ジゴペタルム属

ジゴペタルム属(ジゴペタルムぞく、学名: Zygopetalum)は、ラン科植物の属の1つ。立ち上がる花茎に紫の強い花を付けるものが多い。洋ランとして改良もされている。

見る ラン科とジゴペタルム属

スズムシソウ

スズムシソウ(鈴虫草、紫雲菜、学名:Liparis suzumushi)はラン科の植物。和名は花の唇弁がスズムシの雄の羽に似ていることから。 山野草として人気が高いため盗掘が激しく、野生個体は著しく減少している。環境省レッドデータの記載は無いが、地域版レッドデータでは多くの県で絶滅危惧I類になっている。自然公園条例などで採集禁止植物に指定されている地区もあるが、実効性のある盗掘防止策がとられている例はないようである。 なお、キツネノマゴ科イセハナビ属にスズムシバナが有り、これがかつてスズムシソウと呼ばれたことがあるので、注意を要する。イセハナビ属自体もスズムシソウ属と呼ばれたことがあり、現在でもオキナワスズムシソウやセイタカスズムシソウなど、この属にはその名を持つものが実在する。

見る ラン科とスズムシソウ

スズラン

スズラン(鈴蘭、学名: Convallaria majalis var. manshurica)は、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種。狭義にはその中の一変種Convallaria majalis var. keiskeiを指す。学名のConvallariaはラテン語の谷(Convallis)に由来する。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もある。 本種は「ラン」と付いているがラン科ではなくキジカクシ科(旧科名ユリ科)に分類される。スズランの別名を持つ植物にラン科のカキランがあり、『日本草木植物総検索誌』(1979年)の和名索引ではともに「スズラン」とされ科名で区別されている。他にイチヤクソウやベンケイソウもスズランと呼ばれていたことがある。

見る ラン科とスズラン

セロジネ

セロジネ属 Coelogyne は、ラン科植物の分類群の一つ。多くは白っぽい花を穂状に着ける。洋ランの一つとして古くから栽培される。

見る ラン科とセロジネ

セッコク

セッコク(石斛、学名:)は、単子葉植物ラン科の植物。日本の中部以南に分布する。岩の上や大木に着生する着生植物である。

見る ラン科とセッコク

セッコク属

セッコク属 (学名:) は、ラン科に含まれる分類群の一つ。非常に種類が多く、形態も変異に富む。栽培されているものも多く、東洋ランとしては長生蘭、洋ランとしてはデンドロビウムの名で流通している。

見る ラン科とセッコク属

ソブラリア属

ソブラリア属 Sobralia は、ラン科植物の1属。細長い茎に幅広い葉を持つユリのような草姿で、カトレアのような花をつける。ただし花の寿命はごく短い。

見る ラン科とソブラリア属

ソクシンラン

ソクシンラン(束心蘭、学名:Aletris spicata )は、キンコウカ科ソクシンラン属に分類される多年草の1種林 (2009)、641頁佐竹ほか (1982)、34頁牧野 (1982)、755頁。中国名は粉条儿菜。

見る ラン科とソクシンラン

タヌキラン

タヌキラン Carex podogyna Franch. et Sav. 1878, はカヤツリグサ科スゲ属の植物。大柄な草で水気の多い崖などに大きな集団を作り、ぶら下がるふさふさした太い穂を付ける。

見る ラン科とタヌキラン

タカネトンボ (植物)

タカネトンボ(高嶺蜻蛉、学名:)は、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草『改訂新版 日本の野生植物1』p.223『新分類 牧野日本植物図鑑』p.251。

見る ラン科とタカネトンボ (植物)

タカネサギソウ

タカネサギソウ(高嶺鷺草、学名: Platanthera maximowicziana )は、ラン科ツレサギソウ属の多年草。高山植物。

見る ラン科とタカネサギソウ

タケシマラン

タケシマラン(竹縞蘭、学名:Streptopus streptopoides subsp. japonicus)は、ユリ科タケシマラン属の多年草。

見る ラン科とタケシマラン

サルメンエビネ

サルメンエビネ(猿面海老根、学名:Calanthe tricarinata 1832)は、ラン科エビネ属の多年草。和名の「サルメン」は唇弁が赤みを帯びてしわが寄っているのをサルの顔に見立てたことに由来し里見 (1982)、225頁、「エビネ」は同属のエビネが偽球茎の形をエビの背中に見立てたことに由来する。種小名のtricarinataは、「3背稜がある」を意味する。

見る ラン科とサルメンエビネ

サワラン

サワラン(沢蘭、学名:Eleorchis japonica )は、ラン科サワラン属の多年草。別名、アサヒラン(朝日蘭)。

見る ラン科とサワラン

サイハイラン

サイハイラン(采配蘭、学名:Cremastra appendiculata var. variabilis)は、ラン科サイハイラン属の多年草。

見る ラン科とサイハイラン

サイハイラン属

サイハイラン属(サイハイランぞく、学名:Cremastra 、和名漢字表記:采配蘭属)は、ラン科に属する属。

見る ラン科とサイハイラン属

サギソウ

サギソウ(鷺草、学名:Pecteilis radiata )は、ラン科サギソウ属(Pecteilis)の湿地性の多年草の1種。ミズトンボ属(Habenaria)に分類されることもある(シノニムがHabenaria radiata (Thunb.) )。別名が「サギラン」高村忠彦 (2005)、224頁。

見る ラン科とサギソウ

ササ

ササ(笹、篠、筱、筿、小竹)は、イネ科タケ亜科に属する植物のうち、その茎にあたる稈(かん)を包んでいる葉鞘が枯れる時まで残るものの総称。

見る ラン科とササ

ササバギンラン

ササバギンラン(笹葉銀蘭、学名:Cephalanthera longibracteata )は、ラン科キンラン属の多年草。

見る ラン科とササバギンラン

共生

共生(共棲、きょうせい、symbiosis)とは、複数種の生物が相互関係を持ちながら同所的に生活する現象である。

見る ラン科と共生

科 (分類学)

科(か、family、familia)は、生物分類のリンネ式階層分類における基本的階級の1つ、および、その階級にあるタクソンである。 科は、目の下・属の上にある。また科の上に上科(じょうか、superfamily)、下に亜科(あか、subfamily)をおく場合がある。上科は超科(ちょうか)と表記されることもある。

見る ラン科と科 (分類学)

種 (分類学)

種(しゅ、species)とは、生物分類上の基本単位である。2004年時点で命名済みの種だけで200万種あり、実際はその数倍から十数倍以上の種の存在が推定される。新しい種が形成される現象、メカニズムを種分化という。 ラテン語の species より、単数の場合は省略形 sp.

見る ラン科と種 (分類学)

精巣

とは、動物の雄がもつ生殖器の1つで雄性配偶子(精子)を産生する器官。哺乳類などの精巣はとも呼ばれ、女性の卵巣に相当する器官であるが、たいていは精巣にあてられることが多い。左右1対ある。また魚類の精巣はと呼ばれ魚の種類によっては食用にする。 脊椎動物の精巣は精子を作り出す他に、ホルモンであるアンドロゲンを基とするテストステロン等を分泌する内分泌器官でもある。

見る ラン科と精巣

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ぜつめつのおそれのあるやせいどうしょくぶつのしゅのこくさいとりひきにかんするじょうやく、)は、希少な野生動植物の国際的な取引を規制する条約である。 条約が採択された都市の名称をとって、ワシントン条約()、または英文表記の頭文字をとってCITES(サイテスサイテスは日本での慣用読みである。英語での一般的な発音は /ˈsʌɪtiːz/ でサイティーズに近い。参考: )とも呼ばれる。法令番号は昭和55年条約第25号。

見る ラン科と絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約

牧野富太郎

牧野 富太郎(まきの とみたろう、1862年5月22日〈文久2年4月24日〉 - 1957年〈昭和32年〉1月18日)は、日本の植物学者。高知県高岡郡佐川町出身。位階は従三位。 「日本の植物学の父」の呼び名で一般に広く知られ、日本各地に牧野の名前を冠した顕彰施設が存在する。多数の新種を発見し、命名も行った近代植物分類学の権威である。その研究成果は50万点もの標本や観察記録、そして『牧野日本植物図鑑』に代表される多数の著作として残っている。旧制小学校中退でありながら理学博士の学位を取得した。。 94歳で死去する直前まで、日本全国をまわって膨大な数の植物標本を作製した。個人的に所蔵していた分だけでも40万枚に及び、命名植物は1,500種類を超える。財団法人板垣会顧問。

見る ラン科と牧野富太郎

相賀徹夫

相賀 徹夫(おうが てつお、1925年6月15日 - 2008年12月21日)は、日本の実業家。小学館第2代社長、株式会社集英社初代会長、日本書籍出版協会理事長、日本雑誌協会理事長。昭和から平成までの54年間にわたって社長(1938年 - 1992年)を歴任した小学館中興の祖。

見る ラン科と相賀徹夫

草原

草原(そうげん、くさはら)は、草に覆われ、木がまったくない、又は、ほとんど存在しない大地である。

見る ラン科と草原

菌類

菌類(きんるい)とは、広義には細菌類、卵菌類、変形菌類及び真菌類を指し、狭義には真菌類を指す。本稿では主に狭義の菌類(真菌類)について扱う。真菌類は、キノコ・カビ、単細胞性の酵母、鞭毛を持った遊走子などの多様な形態を示す真核生物であり、菌界(学名:Regnum Fungi)に分類される生物群である。大部分の菌類は、外部に分解酵素を分泌して有機物を消化し、細胞表面から摂取する従属栄養生物である。 菌類に属する生物門の分類は後述するように、現在も活発に議論され、未だ定まった分類がない状態が続いており、教科書ではかつての古典的分類を用いて説明されている。

見る ラン科と菌類

菌根

菌根(きんこん、英: mycorrhiza)は、維管束植物の根に菌類が侵入し、定着、共生して形成された構造である(図1)。菌根を構成する菌類は、菌根菌とよばれる。ほとんどの維管束植物は菌根を形成し、また根をもたないコケ植物にもしばしば同様の共生関係が見られる。菌根は19世紀になって認識されるようになり、ドイツのアルバート・ベルンハルト・フランクによってギリシア語の菌(mykes)と根(rhiza)から菌根(ドイツ語: mykorrhiza)と名付けられた。また20世紀中頃には、この共生が植物に利益を与えるものであることが明らかとなった。 菌根は、その構造や宿主・菌根菌の分類群に応じてアーバスキュラー菌根や外生菌根、ツツジ型菌根、ラン型菌根などいくつかの型に類別されている(図1)。一般的に菌根において植物と菌根菌は相利共生関係にあり、植物から菌根菌へは光合成でつくられた有機物(糖など)が供給され、菌根菌から植物へは土壌から吸収した窒素やリンなどの無機栄養分や水が供給される。また、菌根菌によって、病原菌からの保護、重金属などのストレスに対する耐性が植物に付与されることもある。一方で植物が光合成をせず、炭素源を含むほとんどの栄養を菌根菌に依存していることもあり(植物が菌に寄生または片利共生)、このような植物は菌従属栄養植物(腐生植物)とよばれる。また、同一環境に生育する植物はしばしば菌根菌を介してつながっており(菌根菌ネットワーク)、さまざまな物質が輸送されている。

見る ラン科と菌根

被子植物

被子植物(ひししょくぶつ、学名:)とは、植物の分類の主要な1グループ名日本では被子植物門の名称が一般的であるが、クロンキスト体系の分類名 Magnoliophyta を直訳した「モクレン門」を使う研究者もいる。ただし、新しい分岐学の知見から考慮するとモクレン門の呼称は、このグループの呼称には相応しくない。。種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。

見る ラン科と被子植物

胚乳

胚乳 胚乳(はいにゅう)とは種子植物の種子を構成する組織の1つ。受精卵が発育した幼植物である胚自体とは別の組織であり、発芽に際して胚の成長に必要な養分を供給する働きを持つ。 胚乳には種子植物の雌性配偶体である胚嚢に起源を持つ内乳と、胚嚢を生じる胚珠の珠心組織など親である胞子体組織に起源する周乳がある。また、内乳は裸子植物と被子植物では胚嚢内の異なる部位が発達して胚乳を形成する。

見る ラン科と胚乳

赤道

赤道(せきどう、、、)とは、自転する天体の重心を通り、天体の自転軸に垂直な平面が天体表面を切断する理論上の線である。緯度の基準の1つであり、緯度0度を示す。緯線の中で唯一の大円である。天体の赤道より北を北半球、南を南半球と言う。また、天文学では赤道が作る面(赤道面)と天球が交わってできる円のことを赤道(天の赤道)と呼ぶ。天の赤道は恒星や惑星の天球上の位置(赤緯、赤経)を決める基準にされる。 以下、特に断らない限り地球の赤道について述べる。

見る ラン科と赤道

蓮(ハス)の蕾/蓮蕾れんらいともいう。 蕾(つぼみ、莟)とは、まだ開いていない状態の花のことである。転じて、前途有望な若者をいうこともある。

見る ラン科と蕾

雌蕊

雌蕊(雌蘂、しずい、Pistil)は、被子植物の花(両性花または雌花)に1個または複数ある雌性生殖器官で、一般には「めしべ」と呼ばれる。雌性配偶体である胚嚢をその内部に保護し、雄性配偶体である花粉を受け入れて、両者が形成する配偶子の間で受粉が成立するためのなかだちをする機能を持つ。また、その内部で種子が発育した後には、その周囲に形成される果実の原器となる。 花の中に1個または複数ある(複数ある場合は全体をまとめて雌器:Gynoeciumともいう)。雌蕊を構成している、葉に相同の単位を心皮(しんぴ,Carpel)といい、1個の雌蕊は1個(離生心皮)または複数の心皮(合生心皮:この場合は花には1個の雌蕊しかない)からなる。心皮はシダ植物や裸子植物の大胞子葉に相当する。

見る ラン科と雌蕊

雄蕊

雄蕊(雄蘂、雄ずい 、雄しべ; stamen)は、被子植物の花において花粉を形成する構造であり、ふつう花被(萼や花冠)の内側、雌蕊(雌しべ)の外側に存在する。雄蕊はふつう花粉を形成する葯(やく; anther)と、これを支える花糸(かし; filament)からなる(下図1)。ふつう葯は2個の半葯からなり、それぞれの半葯は2個の花粉嚢(小胞子嚢、葯室)を含む。花粉嚢内で形成された花粉は(別の花または同じ花の)雌蕊の柱頭に付着し(受粉)、花粉は花粉管を伸ばして雌蕊内の胚珠に精細胞を送り込み、胚珠内の卵細胞と受精する。1個の花の雄蕊は、まとめて、雄蕊群(雄ずい群、雄しべ群; androecium, pl.

見る ラン科と雄蕊

虫媒花

虫媒花(ちゅうばいか)とは、虫、主として昆虫を媒介して受粉を行う花のこと。花粉媒介の型としては動物媒のひとつ。

見る ラン科と虫媒花

東南アジア

東南アジア(とうなんアジア、Southeast Asia, Southeastern Asia)は、アジアのうち南シナ海周辺に位置している国々を指す地域区分である。インドシナ半島、マレー半島、インドネシア諸島、フィリピン諸島アジアと島嶼部東南アジアに分けられる。

見る ラン科と東南アジア

東洋ラン

東洋ラン(とうようラン)というのは、中国と日本で古来から珍重されたものに基づいた鑑賞基準の元で、栽培鑑賞されている数種のラン科植物に対する呼称である。古典園芸植物のうちでも重要な位置を占める。

見る ラン科と東洋ラン

根(ね、英: root)は、葉や茎とともに、維管束植物(広義のシダ植物と種子植物)の体を構成する器官の1つである。ふつう地中にあって植物体を基質に固定し、地上部を支えるとともに (図1a)、水や無機養分を吸収する役割を担っている(→#根の機能)。 根は先端成長を行い(基本的に先端部だけで細胞分裂を行う)、それを司る根端分裂組織は根冠とよばれる保護構造で覆われている(→#根端)。根は外側から表皮、皮層、中心柱からなり(→#内部構造)、先端付近の表皮からは根毛とよばれる細長い突起が生じ、吸水面積を広げ、根を土壌に密着させる(図1b)。中心柱内には吸収した水や無機栄養分を茎や葉に運ぶ木部と葉からの光合成産物が通る師部が放射状に配置しており(放射中心柱)、中心柱は外部との物質連絡を調節する内皮で囲まれている。多くの維管束植物では、内部で形成された新たな根が外側を突き破って伸びることで内生的に側方分枝するが(図1c)、小葉植物では外生的に二又分枝する(→#分枝)。

見る ラン科と根

植物

本記事では植物(しょくぶつ、)について解説する。 広辞苑の第5版によると「植物」は、草や木などのように、根があって場所が固定されて生きているような生物のことで、動物と対比させられた生物区分である。 なお、日本では近世まで、そもそも「動物」や「植物」という概念は無く、「植物」という用語ではなく草、竹、木、花などの言葉が使われていた。草木(そうもく、くさき)や竹木(ちくぼく)などと(列挙する形で)言うことで漠然と示した。 西洋の生物学にも歴史があり、古代ギリシアのアリストテレスは生物界を植物(phytōn)・動物(zōon)・人間(anthrōpos)に三大別した。古代ギリシア時代に知られていた生物は、(現代流に言えば)大型の後生動物、陸上植物や一部の大型藻類、菌類だけだったので、「動くか 動かないか」を基準にして動植物を区別することも可能だった改訂新版 世界大百科事典 【植物】。

見る ラン科と植物

洋ラン

洋ラン(ようラン)は、鑑賞目的で栽培される、主として熱帯起源のラン科植物及びその交配品種のこと。その趣味が欧米経由で日本に入ったことから、この名がある。おおむね、大輪で派手な花をもってよしとする。

見る ラン科と洋ラン

木生シダ

木生シダ(もくせいシダ)とは、樹木状になるシダ植物のことである。直立した丈夫な『幹』を持ち、とても背が高くなる種を含むが、その幹は肥大成長をせず、その意味では木本ではない。なお、広義のシダ植物では本当に木本であるものがかつては存在した。

見る ラン科と木生シダ

日本

日本国(にほんこく、にっぽんこく、Japan)、または日本(にほん、にっぽん)は、東アジアに位置する民主制国家。首都は東京都。 全長3500キロメートル以上にわたる国土は、主に日本列島北海道・本州・四国・九州の主要四島およびそれに付随する島々。および南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などの弧状列島により構成される。大部分が温帯に属するが、北部や島嶼部では亜寒帯や熱帯の地域がある。地形は起伏に富み、火山地・丘陵を含む山地の面積は国土の約75%を占め、人口は沿岸の平野部に集中している。国内には行政区分として47の都道府県があり、日本人(大和民族・琉球民族・アイヌ民族現代、アイヌにルーツをもつ日本国民のうち、アイヌ語を話す能力もしくはアイヌとしてのアイデンティティーを持っている者は少数である一方、近年は政策的にアイヌ文化の復興と発展のための活動が推進されている。

見る ラン科と日本

日本大百科全書

『日本大百科全書 ニッポニカ』(にほんだいひゃっかぜんしょ ニッポニカ)は、小学館から出版された書籍版の百科事典である。 「日本と日本人について徹底的に、かつ広範囲にわたって一層の記述をすること」を目的として、10年の準備期間を経て、13万を超える項目と50万を超える索引が五十音順で2万3000を超えるページに編成された。1984年に初版の頒布が開始され、5年の歳月をかけて1989年に全25巻の刊行が成された。最新版である1994年版では、独立した巻となっている索引と補巻を含めて26巻から構成される。現在は絶版である。

見る ラン科と日本大百科全書

担子菌門

担子菌門(たんしきんもん)とは、菌界に属するもので、いわゆるキノコとして知られている生物を含むグループである。菌界内では子嚢菌についで多く30%程度を占める。その体が多数の菌糸と呼ばれる管状の細胞から構成されており、多くのものが肉眼的な子実体を作る。

見る ラン科と担子菌門

Orchidaceae、らん 別名。

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