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甲虫類

索引 甲虫類

虫類(こうちゅうるい)は、昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目(しょうしもく)とも)に分類される昆虫の総称。カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、ホタル、テントウムシ、ゾウムシなど、非常に多様な昆虫が所属する。.

91 関係: 多食亜目外骨格変態山と溪谷社幼虫ナナホシテントウミヤマカミキリミイデラゴミムシミズスマシ科マメゾウムシマドボタルマイマイカブリノコギリクワガタ属ハナムグリハネカクシハムシハンミョウヤシオオオサゾウムシヘイケボタルヒメマルカツオブシムシヒメボタルヒメオオクワガタヒョウタンゴミムシツチハンミョウテントウムシドウガネブイブイニジュウヤホシテントウホソマグソクワガタ科ホタルダイコクコガネベニボタルアリモドキゾウムシアオバアリガタハネカクシアオドウガネウリハムシエンマムシオトシブミオオクワガタオオゾウムシオサムシカナブンカミキリムシカッコウムシカブトムシカツオブシムシガムシキマワリキクイムシクチクラ...クリシギゾウムシクロツヤムシクワガタムシクワガタムシ科ゲンゴロウ類ゲンジボタルコメツキムシコガネムシコガネムシ上科コガネムシ科コクワガタコクゾウムシゴミムシゴミムシダマシゴミムシダマシ科ゴマダラカミキリシバンムシシロスジカミキリシデムシジョウカイボン科ジンガサハムシスパニッシュフライセンチコガネ科ゾウムシタマムシタイショウオオキノコムシ動物種 (分類学)糞虫甲虫類目 (分類学)鞘翅過変態黒澤良彦退化栗林慧有翅亜綱成虫昆虫1758年 インデックスを展開 (41 もっと) »

卵(たまご、らん)とは、動物のメスが未受精の卵細胞や、受精し胚発生が進行した状態で体外(外環境)へ産み出される雌性の生殖細胞と付属物の総称である。このため、生殖を目的として外部に放出(産卵)される卵は、その多くが周辺環境と内部を隔てる構造を持ち、幾らかでも恒常性を保つ機能を持つ。この保護機構は種により異なる。なお、卵細胞そのものを卵という場合もある。 大きさとしては、直径約100μm のウニの卵から、長径約 11cm のダチョウの卵まで、様々な卵が存在する。なお、卵黄自体は一つの細胞である。このため2000年代現在、確認されている世界最大の細胞は、ダチョウの卵の卵黄である。 体外に産み出される卵は、卵細胞、あるいは多少発生の進んだ胚と、それを包む構造からなり、場合によっては発生を支持する構造を内部に持っていたり、外部に囲いがあったりするものもある。また発生に消費されるエネルギーとして脂肪が蓄えられているものも多く、このため卵自体は他の生物にとって大変優れた食料ともなる(後述)。.

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多食亜目

多食亜目 (Polyphaga) は、甲虫類に含まれる4亜目の内最大のものである。およそ144科に分けられ、多様な特殊化・適応を遂げている。30万種以上が記載されており、甲虫の約90%が含まれている。学名はギリシャ語の poly ("多")、phagein ("食") に由来する。 共有派生形質としては、第一腹節が後脚の基節 (coxa) によって分断されていないこと、また、前胸において側板 (pleuron) が背板 (notum) に覆われて cryptopleuron となるため、背板との間の縫合線 (notopleural suture) が不可視であることが挙げられる。.

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外骨格

外骨格(がいこっかく)は皮膚骨格とも呼ばれる骨格構造のこと。内骨格の対義語として使われ、皮膚に付属するように形成される骨格を指す。主に節足動物など、無脊椎動物に見られる。また、カメの甲羅のような骨格が露出したものや、魚類や爬虫類の鱗のような骨格ではないものも、内部骨格と対比して外骨格と呼ばれることもある。.

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変態

変態(へんたい、metamorphosis)とは、動物の正常な生育過程において形態を変えることを表す。昆虫類や甲殻類などの節足動物に典型的なものが見られる。.

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山と溪谷社

株式会社山と溪谷社(やまとけいこくしゃ)は、日本の出版社のひとつ。山岳雑誌『山と溪谷』を柱として、山・アウトドア・スキー・旅・自然などに関する雑誌・書籍を出版・販売している。「ヤマケイ私鉄ハンドブック」、「ヤマケイ・レイル・グラフィックス」、「日本の鉄道」のシリーズなど、鉄道関係の出版を手掛けていたこともある。インプレスグループ。.

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幼虫

幼虫(ようちゅう)は、昆虫、クモ類、多足類(ムカデ類は除く)など陸生節足動物の幼生の総称である『岩波生物学辞典』P.1426a「幼虫」。卵から産まれて成虫になるまで(蛹の期間がある場合はそれ以前)の間の成長過程のものを指す。昆虫においては、特に完全変態のものに限って幼虫といい、不完全変態の幼生を若虫(わかむし)といって区別することがある。そのなかでも、等翅目では、初期の翅原基が外部から認められないものを幼虫、後期の翅原基が外部から現れたものを若虫と区別し、総翅目ではさらに若虫の前に翅原基を生じるが、その段階を前若虫と呼ぶ『岩波生物学辞典』P.1507h-1508「若虫」。.

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ナナホシテントウ

ナナホシテントウ(七星瓢虫、七星天道、学名:Coccinella septempunctata )は、コウチュウ目テントウムシ科の昆虫の1種。和名のとおり、赤色の鞘翅に7つの黒い紋がある。最も普通に見られるテントウムシの一つ。.

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ミヤマカミキリ

ミヤマカミキリ(深山髪切、Massicus raddei)は、昆虫綱鞘翅目カミキリムシ科に分類されるカミキリムシ。.

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ミイデラゴミムシ

ミイデラゴミムシ(三井寺歩行虫、Pheropsophus jessoensis Morawitz, 1862)は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサムシ上科・ホソクビゴミムシ科の昆虫である。派手な体色をしたゴミムシ類の昆虫で、俗に言うヘッピリムシの代表的なものである。.

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ミズスマシ科

ミズスマシ科(ミズスマシか、水澄まし、鼓豆虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)にふくまれる甲虫の一群。水面をすばやく泳ぐ小型の水生昆虫で、水面での生活に特化した独特の体のつくりをしている。.

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マメゾウムシ

マメゾウムシ(豆象虫、英語:bean weevils, seed beetles)は、甲虫目ハムシ科マメゾウムシ亜科 Bruchinaeの昆虫の総称。 名前にゾウムシが入っているのにゾウムシ科でないのは、以前はゾウムシ科に近いものと考えられていたものが、近年になって見直されたためである。マメゾウムシ科としたこともある。 マメ科植物の種子を食べて育つため、このように命名されたといわれる害虫である(熱帯にはヤシ類の果実を食べる種類もいる)。 体長は5mm以下の種類が多く、全世界で約900種、日本では約30種が発見されている。.

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マドボタル

マドボタル(窓蛍)は、コウチュウ目ホタル科の昆虫で、マドボタル属(Pyrocoelia)に含まれるものの総称である。「マドボタル」という和名を持つ種はない。名前の由来は、成虫の前胸部の前端が頭を被うように薄く伸び、そこに透明な部分があるのを窓に見立てたものである。ゲンジボタルなどより扁平な形をしている。.

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マイマイカブリ

マイマイカブリ(蝸牛被、学名:Damaster blaptoides)は、コウチュウ目(鞘翅目)オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の1種。成虫の体、特に頭部が前後に細長い大型のオサムシである。日本の固有種で、地域変異が大きく、多くの亜種に分化している。.

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ノコギリクワガタ属

ノコギリクワガタ属 (Prosopocoilus) は、クワガタムシ科に属する約100属のうちの1属である。 ネブトクワガタ属に次いで、2番目に種類が多い「属」であり、アジアのほか、アフリカ、オセアニアにも生息する。 日本には4種が生息している。 学名(属名)のProsopocoilusとは 「 くぼんだ顔 」という意味である。 かつて、日本のノコギリクワガタが属していたPsalidoremus など、いくつかの属が統合されている。.

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ハナムグリ

ハナムグリ(花潜、Cetonia(Eucetonia)pilifera pilifera)は、コウチュウ目・コガネムシ上科・コガネムシ科・ハナムグリ族・ハナムグリ亜族・ハナムグリ属に属する昆虫の一種名(和名)である。春から秋にかけて各種の花に飛来し、背面は緑色で、体長は14-20mmほど。花の受粉に深く関わっている昆虫の一つでもある。和名の由来は成虫が花に潜り、花粉や蜜を後食することによる。 また同時にこの名は、コガネムシ科の内、ハナムグリ亜科、トラハナムグリ亜科、ヒラタハナムグリ亜科、ヒゲブトハナムグリ亜科に属する昆虫の総称としても使用される。以下は総称としてのハナムグリについて記す。.

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ハネカクシ

ハネカクシとは、コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科 (Staphylinidae) に属する昆虫の総称である。前翅が小さく、ここに大きな後翅を細かく折りたたんで隠しているように見えるものが多いことからこの名がついた。.

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ハムシ

ハムシ(葉虫、金花虫、英語:Leaf beetle)は、甲虫目ハムシ科 Chrysomelidaeの昆虫の総称。現在日本に約780種が知られる。6mm前後のものが多く、おおむね草食性である。なお、マメゾウムシ類はその形態からゾウムシに近いとの判断からこの名がついたが、現在ではハムシ科の一亜科として位置づけられている。なお、日常で「はむし」という場合、羽虫のことである場合も多い。これは、小さな羽のある虫全般を指し、特に分類群を定める語ではない。この項では上記の分類群を扱う。 形は多様だが、比較的簡単な形のものが多く、いわばコガネムシを小さくしたような虫である。しかしトゲハムシの仲間は背面に一面に棘状突起を持つものがあり、またジンガサハムシやカメノコハムシと呼ばれるものは体の縁が平板状に広がって陣笠状の特異な姿となる。また、ノミハムシの仲間は、後肢に跳躍器官を持ちノミのように跳躍する。 幼虫はイモムシ状かジムシ状。胸部に3対の脚をもつが腹部にはない。 多くは生きた植物を食べる。農作物を食うものも多く、ウリハムシやイチゴハムシなどはしばしば大量発生して農作物に被害をもたらすので、害虫とされている。マメゾウムシは貯蔵穀物を加害する。利用されることは少ないが、マメゾウムシ類は個体群生態学の分野でモデル生物とされるものがある。.

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ハンミョウ

ハンミョウ(斑猫、学名: )は、コウチュウ目オサムシ科(またはハンミョウ科)の昆虫。日本列島の一部の地域に生息する。ハンミョウ類でもっとも目にする機会が多い。ナミハンミョウともいう。.

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ヤシオオオサゾウムシ

ヤシオオオサゾウムシ 200px 分類 界:動物界 Animalia 門:節足動物門 Arthropoda 綱:昆虫綱 Insecta 目:コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera 亜目:カブトムシ亜目(多食亜目)Polyphaga 上科:ゾウムシ上科 Curculionoidea 科:オサゾウムシ科 Rhynchophoridae 亜科:オサゾウムシ亜科 Rhynchophorinae 族:Rhynchophorini 属:Rhynchophorus 種:ヤシオオオサゾウムシ R. ferrugineus 学名 Rhynchophorus ferrugineus(Olivier, 1790) 英名 Red Palm WeevilAsian Palm Weevil ヤシオオオサゾウムシ(椰子大長象虫、学名 Rhynchophorus ferrugineus)は、コウチュウ目(鞘翅目)ゾウムシ上科オサゾウムシ科に分類される昆虫の一種。 東南アジアとオセアニアの熱帯域に分布する大型のゾウムシで、ヤシ類を枯死に至らしめる害虫として知られる。20世紀末頃からは日本の西日本、中東、ヨーロッパ各国まで分布を広げており、外来種としても警戒されている。.

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ヘイケボタル

ヘイケボタル(平家蛍、学名: Luciola lateralis)は、コウチュウ目ホタル科に分類されるホタルの1種である。.

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ヒメマルカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシはカツオブシムシ科の昆虫。ごく普通種で乾物や毛織物などの害虫である。成虫は花にもよく集まる。.

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ヒメボタル

ヒメボタル(姫蛍、Luciola parvula)は、コウチュウ目ホタル科の昆虫の一つ。日本固有種で、日本本土において成虫がよく光るホタルの一つであるが、ゲンジボタル、ヘイケボタルに比べると知名度ははるかに低い。.

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ヒメオオクワガタ

ヒメオオクワガタ(姫大鍬形)は日本全域(千葉県・沖縄県を除く)に生息している高山性のクワガタムシである。.

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ヒョウタンゴミムシ

ヒョウタンゴミムシ(瓢箪塵虫)Scarites aterrimus Morawitz, 1863は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサムシ科・ヒョウタンゴミムシ亜科に分類される昆虫の一種。ときにヒョウタンゴミムシ亜科(Scaritinae)の昆虫を総称してヒョウタンゴミムシと言うこともあるが、その場合は「ヒョウタンゴミムシ類」の意である。.

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ツチハンミョウ

ツチハンミョウ(土斑猫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ツチハンミョウ科(Meloidae)に属する昆虫の総称である。有毒昆虫として、またハナバチ類の巣に寄生する特異な習性をもつ昆虫として知られている。 成虫の出現時期は種類にもよるが、春に山野に出現するマルクビツチハンミョウ Meloe corvinusなどが知られる。全身は紺色の金属光沢があり、腹部は大きくてやわらかく前翅からはみ出す。動きが鈍く、地面を歩き回る。 触ると死んだ振り(擬死)をして、この時に脚の関節から黄色い液体を分泌する。この体液には毒成分カンタリジンが含まれ、弱い皮膚につけば水膨れを生じる。昆虫体にもその成分が含まれる。同じ科のマメハンミョウもカンタリジンを持ち、その毒は忍者も利用した。中国では暗殺に用いられたともいわれる。一方で、微量を漢方薬としても用い、イボ取り・膿出しなどの外用薬や、利尿剤などの内服薬とされた。 「ハンミョウ」と名がついているが、ハンミョウとは別の科(Family)に属する。しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある。.

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テントウムシ

テントウムシ(天道虫・紅娘・瓢虫)は、コウチュウ目テントウムシ科(テントウムシか、学名: )に分類される昆虫の総称。鮮やかな体色の小型の甲虫である。和名の由来は太陽に向かって飛んで行くことから、太陽神の天道からとられた。.

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ドウガネブイブイ

ドウガネブイブイ(Anomala cuprea、銅鉦蚉蚉)は、甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。.

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ニジュウヤホシテントウ

ニジュウヤホシテントウ Epilachna vigintioctopunctata はテントウムシ科の昆虫の1種。テントウムシではあるが草食性で、ナス科の農作物の害虫として有名である。名前通り前翅の背面に左右合計28の黒斑がある。.

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ホソマグソクワガタ科

ホソマグソクワガタ科(-か)Diphyllostomatidae は昆虫綱・コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ上科に分類される科の一つ。北米の1属3種のみのからなる小さい科である。.

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ホタル

ホタル(蛍、螢)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 Lampyridae に分類される昆虫の総称。発光することで知られる昆虫である。.

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ダイコクコガネ

ダイコクコガネ(大黒黄金)Copris ochus は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される甲虫の一種。大型の糞虫で、オスの頭部に角がある。日本では北海道から口永良部島まで、日本以外では朝鮮半島と中国にも分布する。.

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ベニボタル

ベニボタル(紅蛍)は、コウチュウ目ホタル上科ベニボタル科に分類される甲虫 Lycostomus modestus の和名。ベニボタル科 Lycidae の甲虫の総称として使われることも多い。 和名に「ホタル」とある通り、ホタルと近縁ではあるが、発光はしない。形はややホタルに似ており、柔らかな体の甲虫である。成虫の体は細長くて腹背に平たく、和名のとおり前翅が赤い種類が多い。また、触角が大きく発達しており、種類やオスメスによって櫛状や鋸状になる。 おもに林の中にすみ、昼に活動する。翅が赤いので見かけた時はよく目立つ。多くの種類があるが、小型の昆虫なので同定がやや難しい。 幼虫もおおよそホタルのそれに似ている。動きは遅い。大抵は朽ち木等で見つかるが、食物の咀嚼にも、動物の捕食にも役に立ちそうにない脆弱な口器、根元まで裂けて2本ずつに分かれた特殊な大顎など非常に特異な食性を暗示させる形態を持つものの食性はよく分かっていない。粘菌の変形体を食べるらしいとの観察例がいくつか報告されている。.

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アリモドキゾウムシ

アリモドキゾウムシ (Cylas formicarius) は、コウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科・ミツギリゾウムシ科に分類されるゾウムシの一種。.

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アオバアリガタハネカクシ

アオバアリガタハネカクシ(青翅蟻形隠翅虫、Paederus fuscipes)とは、コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科アリガタハネカクシ亜科に属する昆虫。名称の由来は上翅が青色であることからである『世界大百科事典』平凡社。中根猛彦『日本大百科全書 ニッポニカ』小学館。。体長約7mmほどで細長く、頭部と腹部末端が黒く、その他の体節は橙赤色で、アメリカ大陸以外の世界各地に分布しており、主に温暖な湿地に生息する。 体液中に有毒物質ペデリンを含み、人間の皮膚に体液が付着すると、火ぶくれのような炎症・線状皮膚炎(ミミズ腫れ)を引き起こすことから、ヤケドムシとも呼ばれる。体液がついてから発症するまでに多少の時間がかかるため、患者はその原因が自分の肌から少し前に払い落とした小昆虫の体液にあることに気がつきにくく、突然生じるミミズ腫れに当惑することになる。そのため地方によっては家屋内を徘徊するヤモリの尿が付着したためとする俗信を生み、これを俗に「ヤモリのしょんべん」とも呼ぶ。.

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アオドウガネ

アオドウガネ(青銅鉦、Anomala albopilosa)は、甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。.

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ウリハムシ

ウリハムシ(瓜葉虫、Aulacophora femoralis)はハムシ科ウリハムシ属の甲虫の一種。英名は Cucurbit leaf beetle。俗にウリバエとも呼ばれる。.

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エンマムシ

ンマムシ(閻魔虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)エンマムシ上科(Histeroidea)に属する昆虫の総称。またはその中の1種 Merohister jekeliの和名である。 エンマムシ上科は、エンマムシダマシ科 Shaeritidae、エンマムシモドキ科 Synteliidae、エンマムシ科 Histeridae の3科に分けられる。このうちエンマムシ科が最大の科で、多くの亜科に分かれている。分類によってはこれらの亜科を独立した科として扱うこともある。またエンマムシ上科はガムシ上科との類縁性が強く、1990年代初頭からはガムシ上科に含めて扱うことが多くなっており、分類は未だ流動的である。 成虫でも体長数mm-1cm程度しかなく、小型の昆虫である。成虫はずんぐりとした丸い体形で、触角は短く、先が膨らむ。脚は短いが脛節に棘が発達し、小型の糞虫にも似る。 動物の死体等の腐敗動物質や糞便に飛来する種類がよく知られ、「閻魔虫」の名も死体に集まる習性に由来する。ただしエンマムシは腐肉や糞便などの腐敗有機物食ではなく、そこに発生するクロバエ科、ニクバエ科、イエバエ科といった蛆(ハエの幼虫)の捕食者が多い。小動物の腐敗した死体でハエの幼虫を盛んに捕食する様子は、ファーブルの『昆虫記』にも活写されている。ただし腐敗有機物に飛来しない種もおり、それらは種類によって様々な獲物を捕食する。.

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オトシブミ

トシブミはオトシブミ科(分類によってはオトシブミ亜科)の昆虫の総称である。ナミオトシブミ のことを特にオトシブミと言うこともあるが、ここではオトシブミ科について述べる。.

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オオクワガタ

ワガタ(大鍬形、Dorcus hopei binodulosus)は、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜属に属するホペイオオクワガタの亜種であり、日本では最大級のクワガタムシである。 飼育下においての繁殖法が確立されているものの、乱獲(特に材割り採集や生息木の洞の破壊)により多大な被害を受けた種である。その拡大した被害状況は新聞などの報道でも多数報じられている。これら乱獲や丘陵地の開発や森林伐採などにより野生個体の生息が危ぶまれており、2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧II類に引き上げられた。.

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オオゾウムシ

ゾウムシ(大象虫)Sipalinus gigas は、コウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科・オサゾウムシ科に分類されるゾウムシの一種。東南アジアから東アジアにかけて広く分布し、日本在来のゾウムシ類では最大種である。学名のシノニムとして Hyposipalus gigas がある。.

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オサムシ

ムシ(歩行虫、筬虫)は、コウチュウ目・オサムシ亜目・陸生オサムシ類 (Geadephaga) ・オサムシ科に属する甲虫類のうち、比較的大型の種が多いオサムシ亜科 (Carabinae) に属する昆虫の総称。主として地上を歩き回る肉食の甲虫で、美しい色のものも多い。地域ごとに種分化があり、昆虫採集の対象となることも多い。 世界中にほぼ750属25,000種が分布する。オサムシ科の昆虫のオサムシ亜科以外のものや、オサムシ亜目の陸生オサムシ類に属する科の昆虫の多くはゴミムシと呼ばれる。オサムシ亜目はピエール・アンドレ・ラトレイユにより、1802年に命名された。.

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カナブン

ナブン(金蚉、金蚊)は、コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫であり、やや大型のハナムグリの一種である。 ただし、近縁の種が数種あり、さらに、一般にはコガネムシ科全般、特に金属光沢のあるものを指す通称として「カナブン」と呼ぶ場合もあるためアオドウガネやドウガネブイブイなどと混合されることもある。.

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カミキリムシ

ミキリムシ(髪切虫、天牛)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科(Cerambycidae)に分類される甲虫の総称。ごく一部の種を除き草食で、成虫の体は前後に細長く、触角、脚、大顎が目立つ。 卵→幼虫→蛹→成虫という一生を送る完全変態の昆虫である。.

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カッコウムシ

ッコウムシ(郭公虫、郭公蟲)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カッコウムシ科 Cleroidea に分類される昆虫の総称。多くの種があり、日本では50種ほどが知られる。 成虫の体長は数mmから大きくても1cmに満たない程で、甲虫としては小型である。成虫の体型は前後に細長く、頭部・前胸部より後胸部・腹部の幅が広い。肉食性であるが大顎は目立たない。色彩は種類ごとに変異に富む。 幼虫は前後に細長い。頭部が小さく、尾部は頭部より太い。幼虫の多くは朽ち木内に穿孔して住み、朽ち木の中にいる他の甲虫の幼虫を捕食して成長する。 多くの種の成虫は朽ち木、花、キノコなどに集まり、他の昆虫を捕食する。朽ち木に集まる種ではキクイムシやカミキリムシ等も捕食する。ただし乾燥動物質を食べるものもいて、これらは標本や乾物に害を与える。 Thanasimus formicarius 2 bialowieza forest beentree.jpg|Thanasimus formicarius Tillus.elongatus.jpg|Tillus elongatus Trichodes alvearius MHNT.jpg|Trichodes alvearius Clerid beetle04.jpg|Trogodendron fasciculatum.

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カブトムシ

ブトムシ(甲虫、兜虫)とは、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫の種の標準和名。より広義にはカブトムシ亜科 (Dynastinae) に分類される昆虫の総称だが、この項では種としてのカブトムシを扱う。広義のカブトムシについては、カブトムシ亜科を参照されたい。 大型の甲虫で、成虫は夏に発生し、とりわけ子供達の人気の的となる。和名の由来は、頭部によく発達した大きな角を持つため、日本の兜のように見えることによる。.

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カツオブシムシ

ツオブシムシ(鰹節虫)は甲虫目カブトムシ亜目カツオブシムシ科(Dermestidae)の昆虫の総称。.

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ガムシ

''Hydrous piceus'' Hydrophilus sp. 化石種 ガムシ(牙虫)は、甲虫目ガムシ科(Hydrophilidae)の昆虫の総称。またはその中の大型種 Hydrophilus acuminatus Montschulsky, 1853 の和名。 ガムシ類は一般的に沼や池など小さな止水系に住む水生昆虫で、外観からゲンゴロウ類と混同されることがしばしばあるが、系統的には遠く、エンマムシ類と近縁のグループである。 ゲンゴロウ類同様、付属肢には水かきの役割をする細毛が発達するが、付属肢、特に後肢の形態はゲンゴロウ類ほど特殊化が進んでいないため、ゲンゴロウほど流麗な遊泳は行わず、どの種類もまるで水中で体を小刻みに震わせながら早く歩くといった感じの遊泳方法である。小型種では、遊泳毛を欠くものも少なくない。 ガムシ亜族(大型種)では胸部下に後方に向かって、1つの尖った突起があり、これを獣の牙に例えて、牙虫と呼ぶようになったと言われる。.

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キマワリ

マワリ(木廻、Plesiophthalmus nigrocyaneus)は、甲虫目ゴミムシダマシ科の昆虫の一種。ゴミムシダマシ類の中では比較的大な甲虫で、目につきやすい普通種である。しかし知名度が低い。.

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キクイムシ

イムシ(木食い虫)とは、甲虫目キクイムシ科(Scolytidae)に属する昆虫の総称。ゾウムシ科・キクイムシ亜科(Scolytinae)とする場合もある。.

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クチクラ

チクラ(ラテン語:Cuticula)は、表皮を構成する細胞がその外側に分泌することで生じる、丈夫な膜である。さまざまな生物において、体表を保護する役割を果たしている。人間を含む哺乳類の毛の表面にも存在する。英語でキューティクル、日本語で角皮ともいう。 昆虫(特に甲虫)をはじめとする節足動物の場合、クチクラは外骨格を構成するうえ、軟体動物の殻や卵の表面を覆う生体物質である。甲殻類ではキチン質という多糖類が主成分で蝋なども含有されている。 植物においては、表皮の外側を覆う透明な膜で、蝋を主成分とする。特に乾燥地や海岸の植物の葉ではよく発達する。また、いわゆる照葉樹林というのは、それを構成する樹木の葉でクチクラ層が発達し、表面が照って見えることに由来する。.

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クリシギゾウムシ

リシギゾウムシ Curculio sikkimensis (Heller) はゾウムシ科の昆虫の1つで、クリの種子に加害する。クリの実から出てくるジムシ型の虫は本種の幼虫で、日本のクリの害虫としては最も重要なものの1つである。.

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クロツヤムシ

ツヤムシは甲虫目に分類されるクロツヤムシ科の昆虫の総称である。集団で朽木の中に住まい、成虫が幼虫を養うという生態が知られこれはクワガタムシ科のチビクワガタ属に近いといわれている。 クロツヤムシ科の種は世界で約600種近く発見されている。熱帯地域に広く分布している。 日本国内では固有種ツノクロツヤムシが四国以西の山地で見られる。.

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クワガタムシ

ワガタムシ(鍬形虫)とは、コウチュウ目・クワガタムシ科に属する「大きな顎」を持つ昆虫のことである。世界では約1500種類が知られていて、最大の種類は体長120mmに達する。カブトムシと並んで、子供から大人まで人気の高い昆虫である。 クワガタムシの成虫は比較的飼育しやすいことから、古くからペットとしての扱いが一般化していたが、近年では、開拓による生息地域の減少や、オオクワガタなどの採集、飼育ブームの過熱、外国産クワガタムシの輸入解禁により様々な環境問題及び社会問題が発生している。.

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クワガタムシ科

ワガタムシ科(Lucanidae)は、コガネムシ上科を分類する科の1つである。 1819年にマックリーによって創設された分類群であり、 世界に約100属1500種が知られる。 Lucanidae(ルカニダエ)については、「森に住む虫」という意味であるが、かつて、イタリア南部のルカニア地方では、クワガタムシを魔除けにした風習があり、フィグルスが ルカニア地方に因んで、クワガタムシを「ルカニ」と呼んでいたことを、古代ローマの博物学者であるプリニウスが記している。 また、「ルカ」には森の意味もあり、紀元前から森の虫の象徴とされてきた歴史がうかがえる。.

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ゲンゴロウ類

ンゴロウ類(ゲンゴロウるい)は昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生の数科にまたがる水生昆虫の総称。 ゲンゴロウ(源五郎)はゲンゴロウ類ゲンゴロウ上科として一括する考え方もある。の総称だが、その中でもゲンゴロウ科 (Dytiscidae) のみを指したり、ゲンゴロウ科に属するナミゲンゴロウ (Cybister japonicus) の標準和名として用いられる。同じオサムシ上科の水生グループでも、幼虫が鰓呼吸をするコガシラミズムシ科やミズスマシ科はゲンゴロウ類には通常含めない。食用に用いられる地域もある。.

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ゲンジボタル

ンジボタル(源氏蛍・学名Luciola cruciata)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科に分類されるホタルの1種である。.

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コメツキムシ

擬死行動をとるコメツキムシ コメツキムシ(米搗虫)は、昆虫綱コウチュウ目に属するコメツキムシ科に属する昆虫の総称である。和名をコメツキムシとする種はない。 仰向けにすると、自ら跳ねて元に戻る能力がある小型甲虫。米をつく動作に似ていることからこの名前がある。.

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コガネムシ

ネムシ(黄金虫、Mimela splendens)は甲虫目コガネムシ科の昆虫。 成虫の体色は時に赤紫の混ざった光沢の鈍い赤色、赤紫・黒紫色のものもある。体長は17-23mm。食性は食葉性であり、サクラ等の広葉樹の葉を食害する。 幼虫は土中で植物の根を食べて成長する。 また、コガネムシ科の昆虫の総称または一部のグループを指して「コガネムシ」という場合もある。一般的にカブトムシやダイコクコガネなど形態に著しい特徴があるものを除き、ときにはハナムグリ亜科などのカナブン・ハナムグリの類を除いて草食のものだけをいうこともある。 狭義のコガネムシMimela splendensは、外見的には、前肢基節間に前胸突起が確認できることにより上記広義のコガネムシと区別できる。 本種には「ナミコガネ」の和名もあるが一般的とはいえず、広義コガネムシとの混乱に注意する必要もある。.

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コガネムシ上科

ネムシ上科(コガネムシじょうか、Scarabaeoidea)は甲虫目・多食亜目・コガネムシ下目に含まれる上科の一つ。この上科のみでコガネムシ下目(こがねむしかもく、Infraorder Scarabaeiformia)を構成する。.

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コガネムシ科

ネムシ科の幼虫。手前左側が頭部 コガネムシ科(-か、Scarabaeidae)は、コウチュウ目(鞘翅目)の分類群の一つ。カブトムシ、コガネムシ、カナブン、ハナムグリなどに加え、ダイコクコガネやマグソコガネなどの糞虫も多く含む。.

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コクワガタ

樹液に集まるコクワガタ♂45ミリ(撮影:東京 5月) コクワガタ(小鍬形 Dorcus rectus)は、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・コクワガタ亜属の1種で、5亜種に分類されている。 広く分布し、日本本土では最も普通に見られるクワガタムシの1つである。 種小名のrectus とは「真っすぐの」という意味である。.

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コクゾウムシ

ゾウムシ(穀象虫、学名 Sitophilus zeamais)は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサゾウムシ科のゾウムシの一種。世界各地に生息するイネ科穀物の有名な害虫で、和名もそれを表したものである。また、日本では縄文時代後期の土器圧痕からの検出例があるなど穀物栽培の開始と同時に見られるとして、稲作とともに渡来したとするのが定説であったが、これを覆すとされる発見がなされている。主食である稲(米)を食い荒らす事から「米食い虫」の異名が付けられている。「穀象(こくぞう)」は夏の季語。 体長は2.1–3.5mmとゾウムシ上科の中では小さい部類に入る。体は赤褐色や暗褐色で、やや細長い。背面には細かく密な点刻がある。発達した強固な後翅をもち、飛行能力も優れている。体も小さく、穀物の貯蔵庫などに容易に侵入する。 口吻で穀物に穴をあけて産卵し、孵化した幼虫は穀物を食い荒らす。気温が18以下であると活動が休止、23以上になると活発に活動する。1匹のメスが一生に産む卵は200個以上とされる。 米びつに紛れ込んだ場合、成虫は黒色なので気がつきやすいが、幼虫は白色なので気づきにくい。ただしどちらも水に浮くので慎重に米研ぎをすれば気づくことがある。もし万が一気づかずに炊いてしまったり、食べてしまっても害はない。 赤褐色のコクゾウムシは、農家の間では越冬コクゾウムシ(冬を越している)、暗褐色はその年に孵化したものと言われている。(確証は低いが大体の農家はそのように判別していることが多い) また、光に反応するため、米に虫が湧いたという状態になった場合は、ムシロに米を広げてコクゾウムシを排除する方法をとっている。.

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ゴミムシ

ミムシ(塵虫、芥虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)オサムシ科、あるいはこれに近縁な科の類の中から目立ったものを除いた、雑多なものをまとめて呼ぶ名称である。研究の進歩により、その多様性が明らかになりつつある。 狭義にはその中の一種、オサムシ科ゴモクムシ亜科に属する Anisodactylus signatus (Panzer, 1797) の和名である。.

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ゴミムシダマシ

ミムシダマシ(塵虫騙、芥虫騙)は、鞘翅目ゴミムシダマシ科の昆虫の総称としても使われるが、その一種ゴミムシダマシ(Neatus picipes)を指す。 体長は14-18mm、全身が褐色、全体として楕円形で、腹背にやや扁平な甲虫。背面はややつやのある褐色、腹面はより黒っぽい。触角は先端がややふくらみ、足はやや短め。前翅背面にはやや深い筋があり、密に点刻が並ぶ。 北海道から九州、それにシベリア、ヨーロッパ、北アメリカに分布。日本では夏期に朽ち木から発見される。 本科の昆虫は属によって体長に大きな違いがあるが、多くは鞘翅に条があり、全体的に細い楕円形である。菌食や樹木食のものが多い。人が触れると危険を感じて異臭を発する種類が多い。 動物飼料のミールワームは日本の場合かつてチャイロマメゴミムシダマシ(チャイロコメノゴミムシダマシ)の幼虫のことを指したが、現在はより大型の種類も含めそう呼ばれている。.

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ゴミムシダマシ科

ミムシダマシ科 Tenebrionidae は、コウチュウ目に含まれる分類群の一つ。成虫の知名度は高くないが、幼虫であるミールワームは知名度は高く、きわめて多様なものを含んだ大きな群である。.

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ゴマダラカミキリ

マダラカミキリ(胡麻斑髪切 Anoplophora malasiaca)は、コウチュウ目(鞘翅目)、カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。フトカミキリ亜科としては大型で姿が目立ち、また、食樹も広範であるため都市部の街路樹、庭木、公園樹木でもよくみられるため、国産カミキリムシ中で最もよく知られる種の一つである。 成虫の体長は2.5cm-3.5cmほどで、全身が黒い。特に前翅は光沢のある黒色に白い斑点が並んでいてよく目立ち、和名もこれに由来する。前翅以外の部分はあまり光沢がなく、腹側や脚は青白い細かい毛で覆われる。触角は体長の1.5倍ほどで、触角を形作る各節の根もとにも青白い毛があるため、黒と青のしま模様に見える。 日本全土に分布し、離島では佐渡島、伊豆諸島、対馬、屋久島に分布する。.

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シバンムシ

バンムシ(死番虫)は、シバンムシ科()に属する甲虫の総称である。.

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シロスジカミキリ

ミキリ(白筋髪切、学名: )は、コウチュウ目(鞘翅目)カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。日本に分布するフトカミキリ亜科の最大種であって、雑木林によく生息する南方系のカミキリムシである。.

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シデムシ

デムシは、コウチュウ目・ハネカクシ上科・シデムシ科(Silphidae)に属する昆虫の総称。.

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ジョウカイボン科

ョウカイボン科 Cantharidae は、コウチュウ目に属する昆虫の一群である。見かけはややカミキリムシに似るが、甲虫としては全体に柔らかな虫である。.

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ジンガサハムシ

ンガサハムシ(陣笠葉虫、Aspidomorpha indica Boheman)は、ハムシ科の昆虫の一つ。カメノコハムシ類の代表的なものの一つで、金色の美しい虫。ただし色彩に変異がある。.

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スパニッシュフライ

パニッシュフライ(学名Lytta vesicatoria)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ツチハンミョウ科に分類される甲虫の一種。転じて、それを成分とした催淫剤の呼称にも用いられる。 英名の和訳によりスペインバエ(西班牙蠅)の別名もあるが、ハエではない(英語の fly はハエだけでなく飛翔する昆虫一般に使われる)。和名としてスペインゲンセイ(西班牙芫青)、ヨーロッパミドリゲンセイ(欧羅巴緑芫青)などもある。.

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センチコガネ科

ンチコガネ(雪隠金亀子、雪隠黄金虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ上科・センチコガネ科(Geotrupidae)に分類される甲虫の総称。糞や腐肉を餌にするいわゆる糞虫の一群で、金属光沢のある鮮やかな体色をしたものが多い。 日本語ではその中の一種 Geotrupes laevistriatus Motschulsky,1857を指すが、他にも多くの種類がある。.

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ゾウムシ

綿花に付くワタミハナゾウムシ(英名Boll weevil) ''Anthonomus grandis'' ゾウムシ(象虫)は、甲虫類のグループの一つ。狭義のゾウムシはゾウムシ科やオサゾウムシ科などに分類される甲虫の総称だが、広義のゾウムシはコウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科(Curculionoidea)に分類される昆虫を指す。口部が伸びた形をゾウに見立てての名であるが、いわゆるゾウムシらしい体型をしていないオトシブミやキクイムシなども含まれる。 分類上はカミキリムシやハムシといったハムシ上科に近縁で、植物食によく適応した群である。種名のあるものだけで日本で1,000種以上、全世界では約6万種ともいわれ、多種多様な甲虫類の中でも特に大きなグループである。 アズキゾウムシなどのマメゾウムシ科は名前に「ゾウムシ」とあり、かつては近いものとされていたが、現在ではハムシ上科に分類されておりゾウムシ上科からは外れている。マメゾウムシ科はハムシ科・マメゾウムシ亜科とされることもある。.

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タマムシ

''Metaxymorpha gloriosa'' ''Crysochroa fulgidissima 背面'' ''Crysochroa fulgidissima 側面'' タマムシ(玉虫、吉丁虫)とは、コウチュウ目タマムシ上科(Buprestoidea)に属する昆虫の総称、または日本に於ける代表的な種Chrysochroa fulgidissimaの和名である。 カミキリムシやハムシの属するハムシ上科に比較的近縁なグループであり、その多くは幼虫が生木、または枯死木の材を食害する。上翅と下翅のサイズ、面積が大きく違わず、翅を閉じる際には下翅を折りたたむことなく上翅の下に収納する。また、下翅を展開する必要がない分だけ、翅を開いてから飛び立つまでに要する時間も短くて済む。.

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タイショウオオキノコムシ

タイショウオオキノコムシ(学名Episcapha morawitzi)は甲虫目(鞘翅目)オオキノコムシ科に分類される甲虫。長楕円形の虫で、全体が黒いが前翅の前端と後端の近くにそれぞれ赤い横帯を持つ。                             .

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動物

動物(どうぶつ、羅: Animalia、単数: Animal)とは、.

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種 (分類学)

(しゅ)とは、生物分類上の基本単位である。2004年現在、命名済みの種だけで200万種あり、実際はその数倍から十数倍以上の種の存在が推定される。新しい種が形成される現象、メカニズムを種分化という。 ラテン語の species より、単数の場合は省略形 sp.

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糞虫

糞虫(ふんちゅう、dung beetle)は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科、およびその近縁な科に属する昆虫のうち、おもに哺乳類の糞を餌とする(食糞)一群の昆虫を指す。食糞性コガネムシとも呼ばれる。.

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甲虫類

虫類(こうちゅうるい)は、昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目(しょうしもく)とも)に分類される昆虫の総称。カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、ホタル、テントウムシ、ゾウムシなど、非常に多様な昆虫が所属する。.

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目 (分類学)

(もく、order、ordo)は、生物分類学のリンネ式階級分類における基本的階級のひとつ、および、その階級に属するタクソンのことである。 目は、綱の下・科の上に位置する。さらに、目の上に上目(じょうもく、英: superorder、羅: supraordo)をおく場合もある。目の下に亜目(あもく、英: suborder、羅: subordo)、亜目の下に下目(かもく、英: infraorder、羅: infraordo)、下目の下に小目(しょうもく、英: parvorder、羅: parvordo)を置くことがある。.

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鞘翅

飛び立とうとするヨーロッパコフキコガネ ''Melolontha melolontha''。鞘翅とその下にある後翅を開いている 鞘翅(しょうし、さやばね)は、昆虫類の一部の分類群で見られる翅の型の一つで、前翅がキチン質化し、硬くなったもの。翅鞘(ししょう)ともいう。左右の鞘翅はそれぞれ背面の左右半分ずつを覆い、背面正中線で互いに接して、背面全体を覆う。 鞘翅をもつ分類群としては、甲虫類(甲虫目、鞘翅目)やハサミムシ目(革翅目)が挙げられる。甲虫の多くでは、通常の状態で鞘翅が後翅、後胸部、腹部を上から覆って保護している。ただし一部のものでは腹部末端、あるいは後半がはみ出している。特にハネカクシ類は腹部のほとんどがはみ出していて、翅が目立たない(羽根隠しと言われる所以)。ハサミムシ類の翅の形状はハネカクシ類のものに近い。前胸の後方背面中央の鞘翅の合わせ目に後ろにとがった三角形の隆起があることが多く、これを小楯板という。 また、飛翔時に鞘翅を開くことでハエ目(双翅目)昆虫の平均棍と同様バランスをとる役割もある。ただし中には鞘翅を閉じたまま飛ぶもの(コガネムシ科ハナムグリ亜科のカナブン、ハナムグリ類など)もいる。 飛ばないよう進化したものもいる。そういったものの場合、鞘翅が厚くなり、互いに癒合して背面全体を覆うようになっている例(マイマイカブリなど)もある。 なお、鞘翅ではないが、やはり前翅が厚くなり、後翅と腹部を覆うようになったものにカメムシ目のカメムシ亜目に属するものがいる。.

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過変態

過変態(かへんたい hypermetamorphosis)とは、昆虫の発育に見られる変態の型で、いわゆる完全変態であり、その上に幼虫の時期に形態や機能の異なる複数の段階があるものを指す。.

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黒澤良彦

黒澤 良彦(くろさわ よしひこ、1921年 - 2001年8月1日)は日本の昆虫学者。会津若松藩士が先祖。れ.

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蛹(さなぎ)は、昆虫の一部のものが、成虫になる寸前にとる、成虫に似た形で、ほとんど動かない一時期をさす。.

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退化

退化(たいか)とは、生物の個体発生もしくは系統発生の過程において、特定の器官、組織、細胞、あるいは個体全体が次第に縮小、単純化、時には消失することである生物学辞典「退化」。一般語としての退化は進化の対義語と位置づけられ得るが、生物学において退化は進化の一側面であり、対義語ではない。.

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栗林慧

栗林 慧(くりばやし さとし、1939年5月2日 - )は日本の写真家、映像作家。満州国奉天(現在の中華人民共和国瀋陽)生まれ、長崎県平戸市(旧田平町)出身。東京綜合写真専門学校中退。昆虫などの生物写真が専門。息子は現代美術家の栗林隆。 生物の撮影を元々の動機とした機材と技法の研究・開発は、生物写真の枠を超えて評価が高い。昆虫を大写しにするほどの接写であるにもかかわらず背景の無限遠までボケがわずかな、極端に被写界深度の深い「虫の目レンズ」や、飛び出す(ballistic dispersal)花粉等の 1/50000 秒を撮影するシステムの実現などがある。技術やノウハウはスチルにとどまらず動画でもその威力を発揮しており、これまでNHKの番組制作等に活用された。DVDや写真集も多数上梓。 栗林の郷里である長崎県田平町には1992年にたびら昆虫自然園がオープン、栗林もたびたび訪れ、撮影を行っているという。.

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有翅亜綱

有翅亜綱(ゆうしあこう、Pterygota)は、昆虫綱を大きく分けた分類群の一つ。シミ目・イシノミ目ほか5目を除いた大部分の目が含まれ、旧翅下綱と新翅下綱に分類される。 はねをもつ昆虫ばかりでなく、二次的にはねが退化したと思われる、ノミ目、シラミ目なども含まれる。 無翅亜綱と異なり、これらの昆虫は成長の間に多少とも明らかな形態の変化、すなわち変態がみられる。成虫は脱皮することがなく、腹部には後端の尾角などを除いて付属肢の痕跡がまったくない。 Category:昆虫.

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成虫

成虫(せいちゅう)とは、昆虫において十分に成長をし、これ以上の成長や変態をおこさない最終形態である。昆虫に類似した他の動物(蜘蛛類や多足類などの節足動物)に対しても使用する場合がある。より生物一般の用語としては、成体という。.

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昆虫

昆虫(こんちゅう)は、節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫綱(学名: )の総称である。昆虫類という言葉もあるが、多少意味が曖昧で、六脚類の意味で使うこともある。なお、かつては全ての六脚虫を昆虫綱に含めていたが、分類体系が見直され、現在はトビムシなど原始的な群のいくつかが除外されることが多い。この項ではこれらにも触れてある。 昆虫は、硬い外骨格をもった節足動物の中でも、特に陸上で進化したグループである。ほとんどの種は陸上で生活し、淡水中に棲息するものは若干、海中で棲息する種は例外的である。水中で生活する昆虫は水生昆虫(水棲昆虫)とよばれ、陸上で進化した祖先から二次的に水中生活に適応したものと考えられている。 世界の様々な気候、環境に適応しており、種多様性が非常に高い。現時点で昆虫綱全体で80万種以上が知られている。現在知られている生物種に限れば、半分以上は昆虫である。.

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1758年

記載なし。

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