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作品

索引 作品

『作品』(さくひん)は、1930年から1940年まで刊行された文芸同人誌。 横光利一、堀辰雄の『文学』と、『1930年』が合併してできた。ほかに小林秀雄・三好達治・井伏鱒二らが参与、作品社から刊行された。1930年5月が創刊号で、堀辰雄「ルウベンスの偽画」の改作版が掲載された。ほか牧野信一、河上徹太郎、今官一、今日出海、深田久弥、中村正常、梶井基次郎「交尾」、尾崎士郎、尾崎翠、中里恒子、寺崎浩、榊山潤、嘉村磯多、坂口安吾、上林暁、中山義秀、中谷孝雄、稲垣足穂、石塚友二、大岡昇平、木山捷平、那須辰造ら新進作家が作品を寄せた。振興芸術派に対抗する正統芸術派の雑誌で、横光の弟子が多く書いた。 出版社の作品社はこの雑誌から社名をとっている。.

36 関係: 同人誌坂口安吾堀辰雄大岡昇平寺崎浩小林秀雄 (批評家)尾崎士郎尾崎翠上林暁中山義秀中谷孝雄中里恒子中村正常三好達治平野謙 (評論家)交尾 (小説)井伏鱒二今官一今日出海作品社ルウベンスの偽画嘉村礒多石塚友二稲垣足穂牧野信一高見順那須辰造野口冨士男梶井基次郎榊山潤横光利一河上徹太郎深田久弥木山捷平1930年1940年

同人誌

同人誌(どうじんし)とは、同人(同好の士)が、資金を出し作成する同人雑誌(どうじんざっし)の略語。非営利色の強い少部数の商業誌を含めて、「リトルマガジン」と呼ぶこともあり、同人誌に用いる場合は文学・評論系に限られる。「ミニコミ誌」も参照。 漫画同人誌の場合、概して小冊子相当の少ないページ数のものが多い。 同人誌文化の盛んな国では愛好者が多くいる一方、権利(知的財産権)・表現(特に性的その他反社会的な表現)・流通などの問題も絡む(世界最大の同人誌即売会・コミックマーケット).

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坂口安吾

坂口 安吾(さかぐち あんご、1906年(明治39年)10月20日 - 1955年(昭和30年)2月17日)は、日本の小説家、評論家、随筆家。本名は坂口 炳五(さかぐち へいご)。昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する作家の一人である。新潟県新潟市出身。東洋大学印度哲学倫理学科卒業。アテネ・フランセでフランス語習得。純文学のみならず、歴史小説や推理小説も執筆し、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆など、多彩な活動をした。 戦前はファルス的ナンセンス作品『風博士』で文壇に注目され、一時低迷した後、終戦直後に発表した『堕落論』『白痴』により時代の寵児となり、太宰治、織田作之助、石川淳らと共に、無頼派・新戯作派と呼ばれ地歩を築いた奥野健男「坂口安吾――人と作品」(文庫版『白痴・二流の人』)(角川文庫、1970年。改版1989年、2008年、2012年)『新潮日本文学アルバム35 坂口安吾』(新潮社、1986年)。歴史小説では黒田如水を主人公とした『二流の人』、推理小説では『不連続殺人事件』が注目された都筑道夫「安吾流探偵術」(『日本探偵小説全集10 坂口安吾集』)(東京創元社、1985年)。 坂口安吾の文学作品には、途中で放棄された未完の長編や失敗作も多く、小説家としての技量や芸術性・完璧性の観点からは器用な作家とはいえないが、その作風には独特の不思議な魅力があり、狂気じみた爆発的性格と風が吹き通っている「がらんどう」のような風格の稀有な作家だといわれている三枝康高「作品解説」(文庫版『白痴・二流の人』)(角川文庫、1970年。改版1989年、2008年、2012年)三島由紀夫「内容見本」(『坂口安吾全集』推薦文)(冬樹社、1967年)。 晩年に生まれた一人息子の坂口綱男は写真家である。またアンコウを共食いと言い好んで食べた。坂口安吾『明日天気になれ』.

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堀辰雄

堀 辰雄(ほり たつお、1904年(明治37年)12月28日 - 1953年(昭和28年)5月28日)は、日本の小説家。 それまで私小説的となっていた日本の小説の流れの中に、意識的にフィクションによる「作りもの」としてのロマン(西洋流の小説)という文学形式を確立しようとした。フランス文学の心理主義を積極的に取り入れ、日本の古典や王朝女流文学にも新しい生命を見出し、それらを融合させることによって独自の文学世界を創造した『新潮日本文学アルバム17 堀辰雄』(新潮社、1984年)。肺結核を病み、軽井沢に療養することも度々あり、そこを舞台にした作品を多く残した。 戦時下の不安な時代に、時流に安易に迎合しない堀の作風は、後進の世代の立原道造、中村真一郎、福永武彦、丸岡明などから支持され、彼らは堀の弟子のような存在として知られている。戦争末期からは結核の症状が悪化し、戦後はほとんど作品の発表もできず、闘病生活を送ったが48歳で死去した。.

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大岡昇平

大岡 昇平(おおおか しょうへい、1909年(明治42年)3月6日 - 1988年(昭和63年)12月25日)は、日本の小説家・評論家・フランス文学の翻訳家・研究者。.

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寺崎浩

寺崎浩(てらざき ひろし、1904年3月22日―1980年12月10日)は、日本の作家。.

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小林秀雄 (批評家)

小林 秀雄(こばやし ひでお、1902年(明治35年)4月11日 - 1983年(昭和58年)3月1日)は、日本の文芸評論家、編集者、作家。.

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尾崎士郎

尾崎 士郎(おざき しろう、1898年(明治31年)2月5日 - 1964年(昭和39年)2月19日)は、日本の小説家。新聞連載小説『人生劇場』がヒットし、流行作家になったコトバンク。.

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尾崎翠

尾崎 翠(おさき みどり、1896年(明治29年)12月20日 - 1971年(昭和46年)7月8日)は小説家。 作家活動は短かったが、今なお斬新さを失わぬ彼女の作品は、近年になり再評価が進んでいる。.

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上林暁

上林 暁(かんばやし あかつき、1902年(明治35年)10月6日 - 1980年(昭和55年)8月28日)は、日本の小説家である。高知県西部の幡多郡出身。本名は、徳廣巌城(とくひろ いわき)。.

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中山義秀

中山 義秀(なかやま ぎしゅう、1900年10月5日 - 1969年8月19日)は、日本の小説家。本名、議秀(よしひで)。.

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中谷孝雄

中谷 孝雄(なかたに たかお、1901年(明治34年)10月1日 - 1995年(平成7年)9月7日)は、日本の小説家。妻は小説家の平林英子。.

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中里恒子

中里 恒子(なかざと つねこ、1909年12月23日 - 1987年4月5日)は、日本の小説家。 神奈川県藤沢市生れ。横浜紅蘭女学校(現・横浜雙葉学園)を経て、川崎実科高等女学校(現・川崎市立川崎高等学校)卒業。1928年結婚して佐藤姓となり主婦作家としてデビュー。1937-38年に『少女の友』に連載した川端康成『乙女の港』の下書きを書いた。39年「乗合馬車」で芥川賞受賞(女性で初)。受賞作は、兄たちの国際結婚を描いたもの。 出産の後結核で療養、離婚を経て、娘が米国人と結婚することになり、かつて国際結婚を冷静な目で見ていた中里自身が大きな動揺に襲われるという経験をした。 1974年、老境を描いた『歌枕』で読売文学賞、75年『わが庵』で日本芸術院恩賜賞、79年『誰袖草』で女流文学賞受賞。『時雨の記』は中年の恋を描いたものとして話題になり、歿後映画化されて再度読まれた。.

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中村正常

中村 正常(なかむら まさつね、1901年(明治34年)11月6日 - 1981年(昭和56年)11月6日)は、日本の劇作家、小説家。長女は女優の中村メイコ。孫は作家の神津カンナ、女優の神津はづき、画家の神津善之介。.

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三好達治

三好 達治(みよし たつじ、1900年(明治33年)8月23日 - 1964年(昭和39年)4月5日)は大阪府大阪市出身の詩人、翻訳家、文芸評論家。日蓮宗本山本満寺貫首を務めた三好龍紳は実弟。.

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平野謙 (評論家)

平野 謙(ひらの けん、男性、1907年(明治40年)10月30日 - 1978年(昭和53年)4月3日)は、日本の文芸評論家である。本名・平野朗(あきら)。.

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交尾 (小説)

『交尾』(こうび)は、梶井基次郎の短編小説。「その一」「その二」の2話から成る。夜の物干し台から見えた猫の抱擁や、渓の瀬で鳴く河鹿の可憐な求愛行動を題材にした随想的短編で、初出掲載当時に多くの作家から絶賛された作品である井伏鱒二「交尾」(作品 1931年3月号)。に所収「第十三章 地球の痕を――伊丹から千僧へ」()。猫の方は大阪阿倍野の実家、河鹿の方は伊豆湯ヶ島での体験である「第四部 第六章 昭和五年秋」()「第五部 第一章 『檸檬』」()「途絶」()。死が間近に迫り、幸福な結婚も望めなくなった基次郎の性(生)に対する郷愁が垣間見られる作品でもある「第九章 白日の闇――湯ヶ島その一」()。堺の水族館で目にしたすっぽんの交尾を題材にした「その三」も書かれたが、基次郎の死により未完の遺稿となった「交尾 その三」(1930年12月)。、に所収「第五章 退却と前進と死」()。.

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井伏鱒二

井伏 鱒二(いぶせ ますじ、1898年(明治31年)2月15日 - 1993年(平成5年)7月10日)は、日本の小説家。本名は井伏 滿壽二(いぶし ますじ)。広島県安那郡加茂村(現・福山市)生まれ。筆名は釣り好きだったことによる。.

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今官一

今 官一(こん かんいち、1909年(明治42年)12月8日 - 1983年(昭和58年)3月1日)は、日本の小説家。 青森県弘前市西茂森町に藤田三次郎(藤田匡の一族)の孫、今宮吾の三男として生まれる。東奥義塾の学生時代1926年(昭和2年)に中田重治より洗礼を受ける。 早稲田大学露文科中退。同郷出身の太宰治と親しく、桜桃忌の名は今によって名付けられた。1956年(昭和31年)、『壁の花』で第三十五回直木賞を受賞。.

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今日出海

今 日出海(こん ひでみ、1903年(明治36年)11月6日 - 1984年(昭和59年)7月30日)は日本の小説家、評論家、舞台演出家。初代文化庁長官を務めた。.

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作品社

作品社(さくひんしゃ)は、東京都千代田区にある人文社会科学系の出版社。 ヘーゲルの著作を長谷川宏の訳で多く出版。そのほか社会科学・哲学書を多数刊行。 『日本の名随筆』シリーズや、八切止夫の作品出版を続けた。傍ら『ペニスの文化史』などの、性にまつわる文化史(あるいはセクソロジー)の翻訳本を多数出版している。『ヴァギナの文化史』は1年間で12刷を数えるほどのヒットとなり、『体位の文化史』はタモリ倶楽部で取り上げられ話題を集めた。仲正昌樹の「入門講義」シリーズが好評を博している。 熊野純彦訳「判断力批判」「実践理性批判」「純粋理性批判」を刊行し、三批判書個人完訳を成し遂げた。海外文学では「金原瑞人選オールタイム・ベストYA」のシリーズがあり、八重樫克彦・八重樫由貴子訳でE・ロセーロ、M・バルガス=リョサ、M・アギニスが刊行されている。岸本佐知子訳のリディア・デイヴィス、佐川愛子訳のE・ダンティカでも知られる。ジョン・ウィリアムズ/東江一紀訳『ストーナー』は第一回日本翻訳大賞読者賞を受賞した。.

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ルウベンスの偽画

『ルウベンスの偽画』(るうべんすのぎが)は、堀辰雄の短編小説。堀辰雄が自ら処女作と呼んでいる作品で 堀辰雄「『ルウベンスの偽画』に」。『堀辰雄全集第4巻』(筑摩書房、1978年)に所収、21歳のときに過ごした軽井沢での美しい印象を主体にして、恋愛心理を分析的に描いた作品である 池田博昭「堀辰雄とアンドレ・ジッド: 『ルウベンスの偽画』と『不器用な天使』を中心にして」(千葉大学文学部日本文化学会、2006年)『新潮日本文学アルバム17 堀辰雄』(新潮社、1984年)。夏が終わりつつある高原の避暑地を舞台に、密かに「ルウベンスの偽画」と名付けて恋慕っている「彼女」と、「刺青をした蝶のように美しいお嬢さん」への交錯した青年の恋愛の心理を綴った物語。関係が思うように進まない「自分の目の前にいる少女」と、思い描く理想の「心像の少女」への恋愛心理の分析や意識の流れが、堀独特の特徴的な美しい文体で描かれている。 『ルウベンスの偽画』は、堀が初めて訪れた軽井沢の鮮烈な印象と、その2年後の夏に滞在した思い出を美化して作品化したものだが、堀は自作について、ボードレールの散文詩『スープと雲』の「雲」のようなものへの思いを凝縮させて成ったものが『ルウベンスの偽画』であるとしている。.

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嘉村礒多

嘉村 礒多(かむら いそた 1897年(明治30年)12月15日 - 1933年(昭和8年)11月30日)は、日本の私小説家。山口県吉敷郡仁保村(現在は山口市仁保)出身。.

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石塚友二

石塚 友二(いしづか ともじ、1906年9月20日 – 1986年2月8日)は、新潟県出身の俳人・小説家・編集者。俳誌「鶴」の二代目主宰。本名は友次。.

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稲垣足穂

垣 足穂(いながき たるほ、1900年12月26日 - 1977年10月25日)は、日本の小説家。 1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した。代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。.

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牧野信一

牧野 信一(まきの しんいち、1896年(明治29年)11月12日 - 1936年(昭和11年)3月24日)は、日本の小説家。神奈川県足柄下郡小田原町(現:小田原市)出身。自然主義的な私小説の傍流としてみなされることが多く、17年間の作家生活の中で珠玉の短編十数編を残して早逝したマイナー・ポエトといわれている千石英世「牧野信一・人と文学」『昭和文学全集7』(小学館、1989年)柳沢孝子「解説」(『日本文学研究資料新集25 宇野浩二と牧野信一 夢と語り』)(有精堂出版、1988年)。「ギリシャ牧野」とも呼ばれた中期の幻想的な作品で新境地を拓いたが、最後は小田原の生家で悲劇的な縊死自殺を遂げた。享年39歳柳沢孝子「ゼーロン 解説」(『短編の愉楽2―近代小説のなかの異空間』)(有精堂出版、1991年)。 決して大作家とはいえない一詩人的な作家ではあるが、その「内発的な自我破り、想像力の開放、分裂に処するパロディの方法の発見」などは文学史的には重要な意味があると磯貝英夫は考察し磯貝英夫「私小説の克服――昭和文学の一系統をめぐって」(文學 1960年1 - 2月号に連載)。『現代文學史論』(明治書院、1980年)に所収。、その後継者的な作家として、井伏鱒二、坂口安吾、石川淳、太宰治らの名を挙げている。また、「ときにデフォルメされた笑いに身をよじり、ときに救いも見えない焦燥に身をこがす」ような、一種の「動的な精神の燃焼の場」としての牧野の小説は、上記の作家の他、稲垣足穂、小島信夫、野坂昭如、後藤明生などの先駆者的なものがあると千石英世も指摘し、石川淳の他、島尾敏雄、吉行淳之介、安岡章太郎、種村季弘、池内紀ら、熱心な牧野信一ファンの作家が輩出されている堀切直人「荒武者マキノ」(文庫版『ゼーロン・淡雪』)(岩波文庫、1990年)。 なお、牧野信一は、坂口安吾の『風博士』をいち早く絶賛し、坂口が新進作家として世に出るきっかけを作った他、宇野浩二、井伏鱒二、青山二郎、小林秀雄、河上徹太郎らと交流を持ち、雑誌『文科』を創刊主宰して、これらの作家の作品発表の場を作った。牧野の代表作には、『地球儀』、『父を売る子』、『西瓜喰ふ人』、『村のストア派』、『ゼーロン』、『バランダ物語』『酒盗人』、『鬼涙村(きなだむら)』、『裸虫抄』などがある。.

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高見順

見 順(たかみ じゅん、本名・高間芳雄、1907年1月30日 - 1965年8月17日)は、日本の小説家、詩人。.

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那須辰造

那須 辰造(なす たつぞう、1904年7月30日 - 1975年4月5日)は、日本の小説家、児童文学者。 和歌山県生まれ。東京帝国大学仏文科卒。第十次『新思潮』同人で、福士幸次郎に師事し、小説、翻訳を発表。戦後は児童文学者となった。子供向けに外国文学の再話を多く行い、『ぞうさんババール』シリーズを訳した。福島正実、茂市久美子は弟子。1960年代、鳥越信の再話・抄訳批判に、福島とともに反論した。俳人でもあった。 SF作家・翻訳家の野田昌宏は甥。.

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野口冨士男

野口 冨士男(のぐち ふじお、1911年7月4日 - 1993年11月22日)は、日本の小説家。戸籍名は平井冨士男。.

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梶井基次郎

梶井 基次郎(かじい もとじろう、1901年(明治34年)2月17日 - 1932年(昭和7年)3月24日)は、日本の小説家。感覚的なものと知的なものが融合した簡潔な描写と詩情豊かな澄明な文体で20篇余りの小品を残し、文壇に認められてまもなく、31歳の若さで肺結核で没した「生い立ち」()「文章読本――短篇小説の文章」(婦人公論 1959年1月号付録)。、に所収高橋英夫「存在の一元性を凝視する」()。 死後次第に評価が高まり、今日では近代日本文学の古典のような位置を占めている平田次三郎「解説」(『現代文学代表作全集第1巻』万里閣、1948年6月)。「III 反響と残映――資料編」()。その作品群は心境小説に近く、散策で目にした風景や自らの身辺を題材にした作品が主であるが、日本的自然主義や私小説の影響を受けながらも、感覚的詩人的な側面の強い独自の作品を創り出している。 梶井基次郎は当時のごくふつうの文学青年の例に漏れず、夏目漱石や森鴎外、有島武郎や志賀直哉などの白樺派、大正期デカダンス、西欧の新しい芸術などの影響を受け、表立っては新しさを誇示するものではなかったが、それにもかかわらず、梶井の残した短編群は珠玉の名品と称され、世代や個性の違う数多くの作家たち(井伏鱒二、埴谷雄高、吉行淳之介、伊藤整、武田泰淳、中村光夫、川端康成、吉田健一、三島由紀夫、中村真一郎、福永武彦、安岡章太郎、小島信夫、庄野潤三、開高健など)から、その魅力を語られ賞讃されている。.

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榊山潤

榊山 潤(さかきやま じゅん、1900年11月21日 - 1980年9月9日)は、日本の作家。神奈川県出身、本名は源蔵。歴史小説を得意とし、代表作に『歴史』『毛利元就』。囲碁にも関心が深く、関連する著作も多い。.

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横光利一

横光 利一(よこみつ りいち、1898年(明治31年)3月17日 - 1947年(昭和22年)12月30日)は、日本の小説家・俳人・評論家である。本名は横光利一(としかず)。 菊池寛に師事し、川端康成と共に新感覚派として大正から昭和にかけて活躍した。『日輪』と『蝿』で鮮烈なデビューを果たし、『機械』は日本のモダニズム文学の頂点とも絶賛され、また形式主義文学論争を展開し『純粋小説論』を発表するなど評論活動も行い、長編『旅愁』では西洋と東洋の文明の対立について書くなど多彩な表現を行った。1935年(昭和10年)前後には「文学の神様」と呼ばれ、志賀直哉とともに「小説の神様」とも称された十重田裕一、早稲田大学、2010.。 戦後は戦中の戦争協力を非難されるなか、『夜の靴』などを発表した。死後、再評価が進んだ。.

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河上徹太郎

河上 徹太郎(かわかみ てつたろう、1902年(明治35年)1月8日 - 1980年(昭和55年)9月22日)は日本の文芸評論家、音楽評論家である。日本芸術院会員、文化功労者。ヴァレリーやジイドを翻訳紹介しフランス象徴主義の影響下に評論活動を展開、近代批評の先駆者となる。シェストフの紹介者としても知られた。 小林秀雄、中原中也、大岡昇平、青山二郎、諸井三郎、吉田健一、白洲次郎たちとの親交も有名。なお夫人アヤ(綾子)は男爵・大鳥圭介の孫にあたる。.

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深田久弥

深田久弥終焉の地(山梨県茅ヶ岳) 深田 久弥(深田 久彌、ふかた きゅうや、1903年3月11日 - 1971年3月21日)は、石川県大聖寺町(現在の加賀市)生まれの小説家(随筆家)及び登山家である。.

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木山捷平

木山 捷平(きやま しょうへい、1904年(明治37年)3月26日 - 1968年(昭和43年)8月23日)は、岡山県小田郡新山村(現在の笠岡市)出身の小説家、詩人。私小説の代表的作家の一人である。短編小説を得意とした。 長男の木山萬里は、元東京ガス常務取締役。.

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1930年

記載なし。

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1940年

記載なし。

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