ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

放出音

索引 放出音

放出音(ほうしゅつおん、英語: ejective)は、調音方法に基づいた自然言語の子音の分類のひとつ。入破音、吸着音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

29 関係: 口蓋垂放出音吸着音声帯声門子音両唇放出音北西コーカサス語族北東コーカサス語族ハウサ語アムハラ語アフロ・アジア語族カルトヴェリ語族グルジア語コイサン諸語入破音国際音声記号硬音無声音非肺臓気流機構調音部位調音方法軟口蓋放出音英語歯茎摩擦放出音歯茎放出音歯放出音朝鮮語

口(くち)は、消化管の最前端である。食物を取り入れる部分であり、食物を分断し、把持し、取り込むための構造が備わっていると同時に、鼻腔と並んで呼吸器の末端ともなっている。文脈により口腔(こうこう)ともいう。なお口腔の読みの例外として、日本医学界においては(こうくう)を正式とする。 生物学に限らず、一般に穴等の開口部を指して口と呼び、それを機軸として、慣用句として様々な意味合いを持つ言葉に発展してきた。.

新しい!!: 放出音と口 · 続きを見る »

口蓋垂放出音

口蓋垂放出音(こうがいすいほうしゅつおん)とは子音の類型の一つ。後舌と軟口蓋の後端で口腔を閉鎖すると同時に声門も閉鎖させた状態で、喉頭を上昇させて声道内に気流を生じさせ、同時に後舌と軟口蓋の後端を開放することによって起こる閉鎖音に酷似した破裂の音。国際音声字母でと記述される。.

新しい!!: 放出音と口蓋垂放出音 · 続きを見る »

吸着音

吸着音(きゅうちゃくおん、click)は、調音方法に基づいた自然言語の子音のグループである。放出音、入破音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

新しい!!: 放出音と吸着音 · 続きを見る »

声帯

声帯(せいたい)とは脊椎動物の喉頭の上部(前部)にある発声するための器官。 鳥類には声帯はなく、さらに肺に近い部位に位置する鳴管が発声器官となっている。 開閉する左右1対の襞(ひだ)の間の隙間に、肺から排出される空気を通過させ、振動を引き起こすことで音(声)を発する。 ヒトの場合、声帯の運動を支配するのは、第X脳神経である迷走神経の分枝、反回神経である。反回神経は、右側では右鎖骨下動脈の下、左側では大動脈の下で分枝し、迷走神経本幹とは逆に上行し(このために反回神経と呼ばれる)、喉頭に入る。.

新しい!!: 放出音と声帯 · 続きを見る »

声門

声門(せいもん、)とは、左右の声帯とそれらの間の空間(声門裂)とをまとめていう。.

新しい!!: 放出音と声門 · 続きを見る »

子音

子音(しいん、consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。 母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。 この記事では、音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。ただし、音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。 なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は、「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。.

新しい!!: 放出音と子音 · 続きを見る »

両唇放出音

両唇放出音(りょうしんほうしゅつおん)とは子音の類型の一つ。下唇と上唇で口腔を閉鎖すると同時に声門も閉鎖させた状態で、喉頭を上昇させて声道内に気流を生じさせ、同時に両唇を開放することによって起こる閉鎖音に酷似した破裂の音。国際音声字母でと記述される。.

新しい!!: 放出音と両唇放出音 · 続きを見る »

北西コーカサス語族

北西コーカサス語族(またはアブハズ・アディゲ語族)は、北コーカサス西部で話されているアディゲ語、アバザ語、カバルド語、ジョージア国内のアブハジア自治共和国で話されているアブハズ語、すでに死滅したウビフ語の5つの言語から成る。チェチェン語やアヴァル語などを含む北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)との系統関係が有力視されている。 3つの下位グループに分けられる。.

新しい!!: 放出音と北西コーカサス語族 · 続きを見る »

北東コーカサス語族

北東コーカサス語族(または、ナフ・ダゲスタン語族)は、言語分類の一つである。ロシアのダゲスタン共和国、チェチェン共和国、イングーシ共和国、およびアゼルバイジャン北部、ジョージア北東部で話される言語からなる語族である。話者は、ロシア、トルコ、中東の各地にも離散している。フルリ・ウラルトゥ語族と近縁と考えられており、また北西コーカサス語族(アブハズ・アディゲ語族)との系統関係が有力視されている。.

新しい!!: 放出音と北東コーカサス語族 · 続きを見る »

ハウサ語

ハウサ語(ハウサご)は、ハウサ人の言語。主にナイジェリア北部からニジェール南部にかけて用いられる。さらにナイジェリア各地や周辺諸国の共通語として2,000万人以上の話者を抱える。アフロ・アジア語族のチャド諸語に属する。.

新しい!!: 放出音とハウサ語 · 続きを見る »

アムハラ語

アムハラ語(アムハラご、አማርኛ アマリニャ)はエチオピアの事実上の公用語。アフロ・アジア語族セム語派に属する言語としては、アラビア語に次いで話者人口が多い。表記はゲエズ文字(アムハラ文字)。.

新しい!!: 放出音とアムハラ語 · 続きを見る »

アフロ・アジア語族

アフロ・アジア語族(アフロ・アジアごぞく)は、アラビア半島を中心とする西アジアで話されるセム語派と、それに近縁な、北アフリカを中心に分布するハム諸語(かつてのハム語派)の総称。 アフロとはアフリカという意味のラテン語接頭辞。.

新しい!!: 放出音とアフロ・アジア語族 · 続きを見る »

カルトヴェリ語族

ルトヴェリ語族 (ქართველური ენები) は、ジョージア国内で話されているグルジア語、メグレル語、スヴァン語、主にトルコ国内で話されているラズ語の4つの言語から成る。南コーカサス語族ともいう。チェチェン語などを含む北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)、アブハズ語などを含む北西コーカサス語族(アブハズ・アディゲ語族)とともに、しばしばコーカサス諸語とまとめられるが、南コーカサス語族と他の2つの語族とのあいだの系統関係は実証されていない。 メグレル語とラズ語は比較的近い関係にあり、両者をまとめてザン語派、あるいはザン語(Zan)と呼ぶ。4つの言語のうち、グルジア語だけが1500年以上の文字言語としての伝統を持ち、話者の数ももっとも多い。グルジア語は、ほぼすべてのメグレル語とスヴァン語の話者、一部のラズ語の話者にとっての文章語でもある。スヴァン語は約3万人の話者を持つが、消滅が危惧されている。 歴史的な分岐の順番とその時期について、次のような推定がなされている。紀元前1000年ごろまでにまずスヴァン語が祖語から分かれ出た。その後、グルジア語が、紀元前後ごろにザン語派(メグレル語・ラズ語)と分かれた。メグレル語とラズ語が分かれたのは約1200年前と考えられる。 4つの言語に共通する特徴として、放出音の存在、能格を含む10弱の格の区別、動詞が主語のみならず直接目的語や間接目的語の人称・数も標示することなどが挙げられる。子音や母音の組織はほぼ同じであるが、スヴァン語のいくつかの方言は多くの母音を区別する。現代のラズ語にはトルコ語の影響が強く認められる。.

新しい!!: 放出音とカルトヴェリ語族 · 続きを見る »

グルジア語

ルジア語(グルジアご)あるいは、ジョージア語(ジョージアご)は、南コーカサスにあるジョージア(グルジア)の公用語である。カルトリ語(ქართული ენა, kartuli ena)とも呼ばれる佐川年秀『改訂版 旅のアジア語 45ヶ国55言語会話集』(KADOKAWA、2015年11月19日第1刷発行)511頁「ジョージア語(カルトリ語)」。 20世紀前半の日本では、ジョルジア語とも呼ばれていた前田弘毅「グルジア(人)」『中央ユーラシアを知る事典』(2005)pp.178-179下宮忠雄の1968年の論文に「ジョルジア語の構造」(弘前大学『文経論叢 文学篇』第4集、)がある。。2015年に日本政府が国家の外名を変更(ジョージアの国名も参照)して以降はジョージア語という呼称を積極的に使用することもなされている柘植洋一 、小学館。。 グルジア語(ジョージア語)の総話者数は約410万人で、その内、ジョージア国内の母語話者数は多数派民族のカルトヴェリ人を中心に国民の約83%にあたる約390万人である。残りの話者はトルコ、ロシア、イラン、アゼルバイジャン、アルメニア、アメリカ合衆国、ヨーロッパに存在する。漢字による省略形は「具語」ないし「喬語」。.

新しい!!: 放出音とグルジア語 · 続きを見る »

コイサン諸語

イサン諸語(コイサンしょご)はアフリカの言語群。吸着音を共通の特徴として持つ。.

新しい!!: 放出音とコイサン諸語 · 続きを見る »

入破音

入破音(にゅうはおん、implosive)は子音のタイプのひとつで、発声可能な状態の喉頭の押し下げによる気流始動と声帯の振動、および閉鎖の開放と空気の流入によって特徴づけられる、有声声門気流吸気閉鎖音である(キャットフォード 2006:62f)。放出音、吸着音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

新しい!!: 放出音と入破音 · 続きを見る »

国際音声記号

国際音声記号 (こくさいおんせいきごう、Alphabet phonétique international (API), International Phonetic Alphabet (IPA)::aɪphiːeɪ:) は、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号である。国際音声字母(こくさいおんせいじぼ)、国際音標文字(こくさいおんぴょうもじ)とも言う。.

新しい!!: 放出音と国際音声記号 · 続きを見る »

硬音

音(こうおん、fortis)は、音声学において調音器官の筋肉の強い緊張をともなう子音のことをいう。これに対する緊張の弱い音は軟音(なんおん、lenis)という。この区別が音声学的に有効であるかどうか疑問視する学者もある。 1952年にロマーン・ヤーコブソンらは、母音のはり・ゆるみ(tense/lax)と子音の硬音・軟音の区別をひとつの弁別的素性にまとめた。日本語ではこの素性を緊張性と呼ぶ。.

新しい!!: 放出音と硬音 · 続きを見る »

無声音

無声音(むせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気が喉頭を通る時に喉頭上部にある声帯を震動させずそのまま通り抜けて出る音。国際音声記号では、 と表記する。 子音のうち、破裂音 p, p̪, t̪, t, ʈ, c, k, q 並びに摩擦音 ɸ, f, θ, s, ʃ, ʂ, ç, x, χ, ħ, h などが無声音である。.

新しい!!: 放出音と無声音 · 続きを見る »

非肺臓気流機構

非肺臓気流機構(ひはいぞうきりゅうきこう)または非肺気流機構(ひはいきりゅうきこう)とは、言語音を作るための気流を起こす方法のうち、肺以外の器官で気流を起こすものの総称。喉頭を動かして気流を起こす「喉頭気流機構」と、軟口蓋と舌で気流を起こす「軟口蓋気流機構」とがある。.

新しい!!: 放出音と非肺臓気流機構 · 続きを見る »

調音部位

調音部位(ちょうおんぶい、place of articulation)または調音位置(ちょうおんいち)とは、子音の調音に際して声道内で空気の流れを妨げる場所のことを言う。調音器官のうち固定されて動きの少ない上あごの部分を中心として名称が付けられる。ただし、「そり舌音」だけは舌の形によって分類される。 従来、調音点(ちょうおんてん、point of articulation)と呼ばれていたが、ある程度面積をもっているので、最近では調音部位、調音位置、調音の位置などが使われる。.

新しい!!: 放出音と調音部位 · 続きを見る »

調音方法

調音方法(ちょうおんほうほう、manner of articulation)は、調音に際して、喉頭以上の調音器官の形や動きによって発声器官内の空気の流れを制御したり、発声器官内で発生する音声の共鳴の仕方を変化させたり、新たな音を発生あるいは追加したりして、さまざまな母音や子音を発生させる方法を言う。調音方法の多くは多数の調音部位に共通して適用されるが、すべての調音方法がすべての調音部位に適用されるわけではない。各調音方法の日本語の名称は、「方法名+音」で表され、その方法によって生成される音声の総称名と同じであることが多い。調音法あるいは調音様式ともいう。.

新しい!!: 放出音と調音方法 · 続きを見る »

軟口蓋放出音

軟口蓋放出音(なんこうがいほうしゅつおん)とは子音の類型の一つ。軟口蓋と後舌面で口腔を閉鎖すると同時に声門も閉鎖させた状態で、喉頭を上昇させて声道内に気流を生じさせ、同時に軟口蓋と後舌面を開放することによって起こる閉鎖音に酷似した破裂の音。国際音声字母でと記述される。.

新しい!!: 放出音と軟口蓋放出音 · 続きを見る »

肺(はい、)は、脊椎動物の器官の1つである。肺臓とも呼ばれる。空気中から得た酸素を体内に取り込んだり、老廃物である二酸化炭素を空気中に排出する役割(呼吸)を持つ。これに対して水中から得た酸素を取り込み、水中に排出する器官が鰓(えら)である。 なお、無脊椎動物においても、体内に一定の腔所を持ち、その内側でガス交換を行う器官をこう呼ぶ。節足動物のクモ型綱、軟体動物の腹足綱にその例がある。 ヒトの肺(濃い灰色の臓器)は左右に一対備わる呼吸器の一つ。この図では中央下の心臓を露出するために肺の心臓よりの部分をめくりあげている。.

新しい!!: 放出音と肺 · 続きを見る »

英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

新しい!!: 放出音と英語 · 続きを見る »

歯茎摩擦放出音

歯茎摩擦放出音(はぐきまさつほうしゅつおん)とは子音の類型の一つ。国際音声字母でと記述される。.

新しい!!: 放出音と歯茎摩擦放出音 · 続きを見る »

歯茎放出音

歯茎放出音(はぐきほうしゅつおん)とは子音の類型の一つ。舌端と歯茎で口腔を閉鎖すると同時に声門も閉鎖させた状態で、喉頭を上昇させて声道内に気流を生じさせ、同時に舌端と歯茎を開放することによって起こる閉鎖音に酷似した破裂の音。国際音声字母でと記述される。.

新しい!!: 放出音と歯茎放出音 · 続きを見る »

歯放出音

記載なし。

新しい!!: 放出音と歯放出音 · 続きを見る »

朝鮮語

朝鮮語(ちょうせんご)または韓国語(かんこくご)は、主に朝鮮民族が使う言語で、朝鮮半島の大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県の公用語。 韓国での政府呼称は「韓国語」、北朝鮮での政府呼称は「朝鮮語」である。日本において「韓国語」は、専ら韓国の言語を指す呼称として用いられ、南北を区別しない呼称としては、言語学・音韻論など学術的にも、標準表記として「朝鮮語」が用いられるので、ここでは言語名を全て朝鮮語に統一して記述する。.

新しい!!: 放出音と朝鮮語 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »