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六書

索引 六書

六書(りくしょ)とは、漢字の造字および運用の原理を6種類に分類したもの。すなわち、象形・指事・形声・会意・転注・仮借。.

27 関係: 古文孔子仮借会意形声後漢周礼儒教班固経書芸文志荀悦表意文字許慎訓詁学説文解字象形転注鄭玄漢字漢書指事春秋左氏伝書体書経

古文

古文(こぶん)は、漢字の書体の一種。広い意味での篆書系統の文字である。 広義には秦の小篆以前に使われていた文字を指すが、狭義には後漢の許慎による字書『説文解字』や魏の「三体石経」に「古文」として使われている文字、さらに出土文物である六国の青銅器・陶器・貨幣・璽印や長沙仰天湖楚墓竹簡・信陽楚墓竹簡・楚帛書といった文書に使われている文字を指す。.

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孔子

孔夫子の像 孔子(こうし、くじ、、공자〈〉、蔵: ;、紀元前552年9月28日‐紀元前479年3月9日)は、春秋時代の中国の思想家、哲学者。儒家の始祖。氏は孔、諱は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。孔子とは尊称である(子は先生という意味)。ヨーロッパではラテン語化された"Confucius"(孔夫子の音訳、夫子は先生への尊称)の名で知られている。読みの「こうし」は漢音、「くじ」は呉音。 有力な諸侯国が領域国家の形成へと向かい、人口の流動化と実力主義が横行して旧来の都市国家の氏族共同体を基礎とする身分制秩序が解体されつつあった周末、魯国に生まれ、周初への復古を理想として身分制秩序の再編と仁道政治を掲げた。孔子の弟子たちは孔子の思想を奉じて教団を作り、戦国時代、儒家となって諸子百家の一家をなした。孔子と弟子たちの語録は『論語』にまとめられた。 3000人の弟子がおり、特に「身の六芸に通じる者」として七十子がいた。そのうち特に優れた高弟は孔門十哲と呼ばれ、その才能ごとに四科に分けられている。すなわち、徳行に顔回・閔子騫・冉伯牛・仲弓、言語に宰我・子貢、政事に冉有・子路、文学(学問のこと)に子游・子夏である。その他、孝の実践で知られ、『孝経』の作者とされる曾参(曾子)がおり、その弟子には孔子の孫で『中庸』の作者とされる子思がいる。 孔子の死後、儒家は八派に分かれた。その中で孟軻(孟子)は性善説を唱え、孔子が最高の徳目とした仁に加え、実践が可能とされる徳目義の思想を主張し、荀況(荀子)は性悪説を唱えて礼治主義を主張した。『詩』『書』『礼』『楽』『易』『春秋』といった周の書物を六経として儒家の経典とし、その儒家的な解釈学の立場から『礼記』や『易伝』『春秋左氏伝』『春秋公羊伝』『春秋穀梁伝』といった注釈書や論文集である伝が整理された(完成は漢代)。 孔子の死後、孟子・荀子といった後継者を出したが、戦国から漢初期にかけてはあまり勢力が振るわなかった。しかし前漢・後漢を通じた中で徐々に勢力を伸ばしていき、国教化された。以後、時代により高下はあるものの儒教は中国思想の根幹たる存在となった。 20世紀、1910年代の新文化運動では、民主主義と科学を普及させる観点から、孔子及び儒教への批判が雑誌『新青年』などで展開され、1949年に成立した中華人民共和国では、1960年代後半から1970年代前半の文化大革命において、毛沢東とその部下達は批林批孔運動という孔子と林彪を結びつけて批判する運動を展開。孔子は封建主義を広めた中国史の悪人とされ、林彪はその教えを現代に復古させようと言う現代の悪人であるとされた。近年、中国では、中国共産党が新儒教主義また儒教社会主義を提唱し(儒教参照)、また、「孔子」がブランド名として活用されている(孔子鳥、孔子学院を参照)。.

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仮借

仮借(かしゃ、かしゃく、假借)とは、漢字の造字法および用字法を説明する六書(りくしょ)の一つ。その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記することをいう。当て字の一種だが、特に一字で表記し、定着して後まで伝わったものを指す。.

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会意

会意(かいい、會意)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。既成の象形文字または指事文字を組み合わせること。会意によって作られた漢字を会意文字(かいいもじ)という。 例えば、「休」は「人」と「木」によって構成され、人が木に寄りかかって休むことから「やすむ」の意味を表す字として作られたとされる。 『説文解字』では会意の例として、「武」と「信」を挙げている。「武」は「戈(ほこ)」と「止(とめる)」から構成され、これは『春秋左氏伝』宣公12年の「戈を止めるを武と為す」にもとづいて解釈されている。しかし、「止」は「足」を表す字でもあるので、武器をもって行進することと考える方が無難である。このように会意文字の解釈は人それぞれ恣意的になされる場合が多いので注意が必要である。甲骨文字の発見以後、かなりのものが見直されつつある。 なお、日本の国字は会意で作られたものが多い。 Category:漢字 en:Chinese_character_classification#Ideogrammatic_compounds zh:會意.

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形声

形声(けいせい、形聲)とは、漢字の造字法を表す六書(りくしょ)の一つである。象声、諧声ともいう。.

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後漢

後漢(ごかん、東漢、、25年 - 220年)は、中国の王朝。漢王朝の皇族劉秀(光武帝)が、王莽に滅ぼされた漢を再興して立てた。都は洛陽(当時は雒陽と称した。ただし後漢最末期には長安・許昌へと遷都)。五代の後漢(こうかん)と区別するため、中国では東漢と言う(この場合、長安に都した前漢を西漢という)。.

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周(しゅう、、紀元前1046年頃 - 紀元前256年)は、中国古代の王朝。殷を倒して王朝を開いた。紀元前771年の洛邑遷都を境に、それ以前を西周、以後を東周と、2つの時期に区分される。国姓は姫(き)。周代において中国文明が成立したとみられる。.

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周礼

周礼(しゅらい)は、儒家が重視する経書で、十三経の一つ、『儀礼』『礼記』と共に三礼の一つである。 周公旦が書き残したものとされるが、実際には戦国時代以降に周王朝の理想的な制度について記したものと見られ、実際の金文資料や他の先秦の文献に見られる制度とは食い違いを見せている。 『十三経注疏』には、後漢の鄭玄注、唐の賈公彦疏が付けられた『周礼注疏』が収められている。.

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儒教

儒教の始祖、孔子 董仲舒 儒教(じゅきょう)は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系である。紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上にわたって強い影響力を持つ。その学問的側面から儒学、思想的側面からは名教・礼教ともいう。大成者の孔子から、孔教・孔子教とも呼ぶ。中国では、哲学・思想としては儒家思想という。.

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班固

班固 班 固(はん こ、32年 - 92年(建武八年 - 永元四年)は中国後漢初期の歴史家、文学者。字は孟堅。班超、班昭の兄。班勇(班超の三男)の伯父。「漢書」の編纂者として一般に知られるが、文学者としても「両都賦」などで名高い。.

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(しん、、紀元前778年 - 紀元前206年)は、中国の王朝。周代、春秋時代、戦国時代にわたって存在し、紀元前221年に中国を統一したが、紀元前206年に滅亡した。統一から滅亡までの期間(紀元前221年 - 紀元前206年)を秦朝、秦代と呼ぶ。国姓の本姓は、氏は趙。統一時の首都は咸陽。.

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経書

経書(けいしょ)は、儒教でとくに重視される文献の総称。経典(儒家経典)ともいう。 もともとは聖人の著作のみを指すが、後世には意味が拡大され、賢人の著作や言行録、一部の注釈類も経書として扱われるようになった。経書は中国の伝統的な図書分類法である四部分類において大分類の1番目に挙げられている。具体的には戦国以来の六経(楽経は早くに亡び、五経となった)、五経・四書(四書五経を参照)・十三経を指す。また経書の注釈を主とする研究を、経学と呼ぶ。 「経」には織物の「たていと」の意味があり、織布を織るとき、経を固定し、それを基幹として織り上げていくことから、古今を貫通して不動の基幹となる古典をも表すようになったという説が生まれた(『説文解字』に記載)。これにより漢代には、経に対応する緯(よこいと)の「緯書」という文献も作られた。.

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芸文志

芸文志(藝文志、げいもんし)は、中国の紀伝体歴史書において、主な構成書目「志」篇目名で、史書が叙述する時代の朝廷の蔵書目録である。名称は異なるが、内容的には『隋書』に始まる「経籍志」と一致する。.

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荀悦

荀 悦(じゅん えつ、148年 - 209年)は、中国後漢末の人。字は仲豫。潁川郡潁陰県(現・河南省許昌市)の人。前漢を扱った編年史『漢紀』の編者。荀彧の従兄。.

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表意文字

表意文字(ひょういもじ、ideogram)は、ひとつひとつの文字が意味を表している文字体系のこと。.

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許慎

許慎 許 慎(きょ しん、、58年? - 147年?)は、後漢時代の儒学者・文字学者。許沖の父。最古の部首別漢字字典『説文解字』の作者として知られる。.

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訓詁学

訓詁学(くんこがく)とは、中国の伝統的な言語学のうち、語の意味を研究する分野をいう。とりわけ漢以前の古書に見られる古代語を研究した。その著作は古代の書籍に注釈する形のものと、語を集めて分類し語義を分析したもの(義書)がある。.

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説文解字

説文解字(せつもんかいじ、)は、最古の部首別漢字字典。略して説文(せつもん、)ともいう。後漢の許慎(きょしん)の作で、和帝の永元12年(西暦100年)に成立し、建光元年(121年)に許慎の子の許沖が安帝に奉った。本文14篇・叙(序)1篇の15篇からなり、叙によれば小篆の見出し字9353字、重文(古文・籀文および他の異体字)1163字を収録する(現行本ではこれより少し字数が多い)。漢字を540の部首に分けて体系付け、その成り立ちを解説し、字の本義を記す。 現在から見ると俗説や五行説等に基づく牽強付会で解説している部分もあるが、新たな研究成果でその誤謬は修正されつつも、現在でもその価値は減じていない。.

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象形

象形(しょうけい)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。筆画を組み合わせて物の姿形をかたどることを言う。 「日」「月」「山」「川」など。 甲骨文字を見ると、そのほとんどが象形で作られており、歴史的に漢字の原型は象形文字にあると言える。 象形文字は物の姿形をかたどって作られた文字なので、これをさらに分解して分析することは可能ではあるが、字源分析の上ではあまり意味がない。たとえば、象形文字である「馬」の下の四点は四肢を表すが、「馬」を四肢、胴体、頭部などに分解して考えることはあまり意味がない。そのため、『説文解字』では、象形文字は漢字を構成する基本的な要素であるとして部首になっている。現在一般に使用されている『康熙字典』の部首では「象」や「兔」(うさぎ)など、部首とされない象形文字も多いが、「龍」「龜」(かめ)「鼠」(ねずみ)など、画数の多い部首は、ほとんどが象形文字である。.

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転注

転注(てんちゅう、轉注)とは、漢字の造字法および用字法を表す六書(りくしょ)の一つである。ただし、その内容については現在にいたるまで定説がなく、中国文字学2000年の謎である。仮借と同じく用字法であろうと言われている。.

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鄭玄

鄭 玄(てい げん、127年(永建2年) - 200年(建安5年))は、中国後漢末期の学者。青州北海郡高密県(山東省高密市)の出身。字は康成。祖父は鄭明。父は鄭謹。子は鄭益(字は益恩)。孫は鄭小同(字は子真)。.

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漢字

漢字(かんじ)は、中国古代の黄河文明で発祥した表語文字。四大文明で使用された古代文字のうち、現用される唯一の文字体系である。また史上最も文字数が多い文字体系であり、その数は10万字を超え、他の文字体系を圧倒する。古代から周辺諸国家や地域に伝播して漢字文化圏を形成し、言語のみならず文化上の大きな影響を与えた。 現代では中国語、日本語、朝鮮語の記述に使われる。20世紀に入り、漢字文化圏内でも日本語と中国語以外は漢字表記をほとんど廃止したが、なお約15億人が使用し、約50億人が使うラテン文字についで、世界で2番目に使用者数が多い。.

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漢書

天一閣に保管されている、明の時代の版である漢書 『漢書』(かんじょ)は、中国後漢の章帝の時に班固、班昭らによって編纂された前漢のことを記した歴史書。二十四史の一つ。「本紀」12巻、「列伝」70巻、「表」8巻、「志」10巻の計100巻から成る紀伝体で、前漢の成立から王莽政権までについて書かれた。後漢書との対比から前漢書ともいう。 『史記』が通史であるのに対して、漢書は初めて断代史(一つの王朝に区切っての歴史書)の形式をとった歴史書である。『漢書』の形式は、後の正史編纂の規範となった。 『史記』と並び、二十四史の中の双璧と称えられ、故に元号の出典に多く使われた。史記と重なる時期の記述が多いので、比較される事が多い。特徴として、あくまで歴史の記録に重点が多いので、史記に比べて物語の記述としては面白みに欠けるが、詔や上奏文をそのまま引用しているため、正確さでは史記に勝る。また思想的に、儒教的な観点により統一されている。.

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指事

指事(しじ)とは、漢字の造字法を表す六書(りくしょ)の一つ。指事によって作られた字を指事文字(しじもじ)という。指示文字、指字文字の表記は誤り。筆画の位置関係により抽象的概念を表すものを言う。 例えば、「上」と「下」は、横棒の上に点があることで「うえ」を、下は横棒よりも点が下にあることで「した」を表している。また、「未」は木の下の方を意味し、「末」は木の上の方を意味している。「本」は木の根本にあるものである。.

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春秋左氏伝

『春秋左氏伝』(しゅんじゅうさしでん、旧字:春秋左氏傳、)は、孔子の編纂と伝えられている歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、紀元前700年頃から約250年間の歴史が書かれている。通称『左伝』。『春秋左氏』『左氏伝』ということもある。現存する他の注釈書『春秋公羊伝』『春秋穀梁伝』とあわせて春秋三伝(略して三伝)と呼ばれている。.

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書体

書体(しょたい)とは、一定の文字体系のもとにある文字について、それぞれの字体が一貫した特徴と独自の様式を備えた字形として、表現されているものをいう。基礎となる字体の特徴、およびその字形の様式から導かれる、形態の差異によって分類される。例えば、漢字という文字体系のもとにある書体として、篆書・隷書・楷書・行書・草書の五体に加え、印刷用の書体(明朝体やゴシック体など)がある。これらはいずれも共通の文字集合から生まれながら、時代・地域・目的などにより、その形態を変化させていったものである。 英語の typeface の訳語としても用いられる。この場合は、広義における活字とその意匠についての概念として扱われる。 近年ではフォントと同義に用いられることがあり、フォントの使用ライセンスの単位として、1書体、2書体と数えることもある。しかし本来、書体は文字に通底する概念であって、金属活字の字面や写真植字の文字盤、またデジタルフォントのアウトラインデータそれ自体を指すものではない。 以下は字形から見た書体の類別(組版の視点から見た分類)に従って叙述する。.

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書経

『書経』(しょきょう)または『尚書』(しょうしょ)は、政治史・政教を記した中国最古の歴史書。堯舜から夏・殷・周の帝王の言行録を整理した演説集である。また一部、春秋時代の諸侯のものもあり、秦の穆公のものまで扱われている。甲骨文・金文と関連性が見られ、その原型は周初の史官の記録にあると考えられている。儒教では孔子が編纂したとし、重要な経典である五経のひとつに挙げられている。 古くは『書』とのみ、漢代以降は『尚書』と呼ばれた。『書経』の名が一般化するのは宋代以降である。 現行本『書経』58篇のテキストは「偽古文尚書」であり、その大半は偽作された偽書である。.

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